FC2ブログ

INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第21話、意思の歯車

多大なリスクの中彩花はそれを実行し、そしてある存在達に魔物の討伐

を頼む。時間が経ち、戻って来た翔太達はその姿を目撃する。長い戦い

の果てに学校は守られたかと思いきや、啓は倒れた彩花を目撃する……
_________________________________

最後の魔物を倒し境地を乗り越えた翔太達は武器を手から消滅させると

互いに向き合い深く息を吐き安堵していた。やがて校内を覆うように下がっ

ていたシャッターが上がっていき一同も気づくと視線を向けた。その中から

生徒の姿も見え始め、警戒態勢が解かれたのだと改めて実感する

「あー、本当にどうなるかと思ったぜ」

「全くだ。でも何とかなってよかったな!」


翔太に続き緋香琉は安心したように校内を見上げながら言う

「生徒達も無事みたいだし」

「戦える人は一人しかいなかったはずなのに……。確かに彩花は強いけ
れど、一人で校舎を守り切ったというの?凄いとしか言いようがないわ」
ふと近くからクロスの声が聞こえると緋香琉は肩をすぼめながら

「まあまあ、北条もいただろ?」

「けど、二人でもこれだけの広さを……」

「実は私達が知らないだけで、実は他にも戦えた人がいたりして」
更に聞こえた沙織の言葉に緋香琉達は沙織の方を向く

「え……?」

「留学生もそこそこいる訳だし、いてもおかしくはないんじゃない?これまで
 そういう話は私も聞いた事はないけど、能力者はまだ珍しいから普段は隠
 してるのかもしれないしね。まあ今回は非常事態だったし可能性は……」

「十分にある、か」

「まあまあ、それに君達みたいな特別な力じゃなくても。私レベルの普通の
 魔法使いとかならボーダーも下がるし。案外物好きとかがいるかもよ?」


その時、校舎の玄関から人が出て来たことに翔太達は気づく。よく見れば

小走りで翔太達の元へ向かってくる姿は青空だった。そんな青空に叫ぶ

「伊藤!そっちは無事みたいだったな!」

しかし、帰って来た言葉は翔太達に衝撃を与えるものとなる

「見た所そこまで壊れてな……」

「上田!神月が!」

「……・」

全ては、彼の一言によってかき消された



慌ただしく廊下を駆け抜ける無数の足音。その一人翔太はただ目的地に向

かって駆けていた。勢いよく保健室の扉を開くと中には保健医と六本木、北条

の姿があった。そして青空の後をついて中に入ると翔太は彼らに詰め寄り

「一体どうしたんだ!?」

「……」

何も言わぬまま北条は隣に設置されたベッドを覆うカーテンを開く。その先を

見た瞬間、翔太は目を見開き立ち止まる。遅れて同じ場を見た彼女らも衝撃

を隠せぬように各々声を上げながら、ただ一点を見つめていた


「な……彩花!?」

「……」

ベッドの上で彼女は目を閉じ眠っていた。唐突に突きつけられた状況に脳内

の理解が追い付かず彼を始め四人は焦りと困惑の声を繰り返していた


「な、これ……」

「えっ彩花?一体何があったの?」

「北条、一体これはどういうことだ……!?」
緋香琉が問いかけると続けて沙織が、そしてクロスも北条に問いかけていく

「まさか、魔物にやられたのか!?」

「やっぱり、あれだけの数を相手にするのは……」

「まさか、そんな……。校舎が壊された様子がなかったから、てっきり無事守り
 きれたものだと思ったのに……。北条君、彩花は……どういう状態なの?」

「外傷はありません。よって命の危険もないものと思われます」

「え?」

「先生曰く、内部器官も問題はないそうです。念の為救急車も呼ぼうとしたも
 のの、なにせ魔物による被害は多大ですからね。どこも搬送で出払っていて
 通報に対し追いつかない状況だそうで、応援を呼ぶほどの不足状態だとか」


淡々と伝えらえた言葉に四人は焦りの中で拍子抜けした声を漏らす


「……なら、どうして倒れて?」

「わかりません。伊藤さんが廊下に倒れていた彼女を見つけたのです。す
ぐさま私達も同じ場に居合わせましたが、近くに魔物の姿はなく、特別激
 しい戦闘の痕も見られませんでした。ですので、明確には私達にも……」

一体何があったのかはこの場にいる誰にも知る由もなかった。間もなく夏目会長

の姿も現れると保健室の椅子に座りながら彼女は翔太達が戦い始めてから、そし

て翔太が敷地外へ離れていった後のそれぞれの行動を話していった


「そのまま私達も三階に避難して……しばらく経った時皆が戻ってきて減りつつ
 あった魔物の残りを倒した。完全に姿が見えなくなってから私達は生徒会室に
 戻り、警察からの警戒態勢解除を確認してから防衛シャッターを開いたの」

「……」

「私達が避難する前に彼女としたのが最後の会話よ。それから彼女が何を
 していたかは分からなくて、だから私達にもこの状況は説明つかないわ」

「変な事とかなかったんですか?」

ふと沙織が問いかけると会長は沙織の方を向き

「変な事?」

「突然何かが出たとか、状況が変わったとか……。おかしいと思った事とか」

「……彼女が止めるって姿を消した後かしら、見覚えのない人達が外に現
 れて魔物を倒し始めたの。姿は隠しててよく見えなかったんだけど……」

「それは……」


彼女が言っているのはおそらく翔太達も遭遇したアクア達の事だろう。

だがその話を聞いても翔太にはこの状況に結び付けられる理由は見つか

らない。腕を組んで考えていたものの、周りも同じようで声を漏らした

「何も分からず、かあ」

「クロス、何かわかったりしない?」

そんな隣では緋香琉がクロスに問いかける

「シスターって変な気とかに気づくの得意なんじゃないの?傷もないのに
 倒れてるって普通じゃないでしょ。あの杖の力でなんとか出来ない?」

「さっきから何となく探ってはいるのだけど、そんな変な気はないわ」


数歩彩花に近寄るとその手に杖を表し目を伏せる。クロスの意思に反応

するように掲げられた杖の先から光が発され、クロスは様子を伺いながら

「……手ごたえがない。やはり北条君の言う通り負傷ではないと思うの」

「……」

「脈も安定しているし、他も異常は見当たらない。気絶……とは違うよう
 な、ただ普通に眠ってるような……。私にはそんな風に見えるけど……」

「戦いの最中に頭を打って気絶でもしたのか?」

「うーん……状況的にはそれが可能性としては納得できるのでしょうけど、
 気絶にしても、少し違うような気がするの。上手く説明できないけど……」


結局彼らでは答えは分からず、多くの謎を残したまま時だけが過ぎた。

それから数日他校や他箇所も含め交通機関は機能せず、修復の兼ね合

いもあり多くの会社や学校が休校となる。その間に彩花は患者で埋まる

病院の中最新鋭の設備の中あらゆる検査を受けていた


「そう、北条君から聞いていたの」

「えぇ、まあ」

「患者が多くてね。魔物の襲撃で負傷者も少なくはなくて。病院が空くまではこ
 こで預かることになったの。どうしても外傷がない以上そういう人は優先順位
 が低くなるから。それに、他に彼女と同じ状況の人はいないみたいだし」

比較的機関が回復し、休みが明け翔太は再び保健室を訪れる

「鼓動や脈に異常はないのよね。病院でもいろんな検査をしてもらった
 けど病気とか、発作とかでもなくて。やはり身体的な問題はないようで」

「怪我でもないのにどうなってるんだ……」

「……でも」
ふと保健医は不思議そうに

「異常のない程度なんだけど、少しだけ脈が弱いみたいなの。中には元々
 弱い人もいるから特別な事ではないけれど、彼女はどうだったのかしら」

「さあ……」

「あまり計らなかったみたいだから比べようもないのよね」


放課後、保健医がいない中保健室に翔太を始め沙織、北条がやってくる

「体が弱いとか聞いたこともないし」

「私もです。過去に入院経験もないほど健康体だと……」

「身体に異常はなく、外傷もない。となると、内なるものが原因だったりして」

「鈴木さん、どういうことですか?」

「うーん……」

北条の問いかけに沙織は迷う声を上げながら

「何ていえばいいのかな。催眠術みたいな……内面的には異常なく計り切
 れないけど、実は異常な状態にあるみたいな……。でも、そんな魔物も見
 当たらなかったし、あの彩花がそう簡単に引っかかるとも思えないなあ」

『俺が話そう』

「え…・・?」


その時、どこから声が聞こえ沙織は声と同時に顔を上げる。同じように翔太

と啓の耳にtも届き辺りを見渡せど自分達以外人の姿はない。しかし間もなく

三人の前に彼女は姿を現した。その姿は不愛想な表情で立っていた


「君は確か……」
沙織は記憶を辿らせると

「あの時戦ってた……」

「俺はアクア。彩花の……一部だ」

「……えっ、彩花の……一部?」

沙織が問い返すと彼女はそれ以上何も言わず空白の時間が流れた。

その間翔太は神妙な空気を感じている一方沙織は少女の全体を見渡すと


「確かに言われてみれば……。けど、彩花の一部ってどういうこと?」

「今はそんなことはどうでもいい」
問いに対し彼女は冷たく突き放す

「緊急性のない話で時間を無駄にするわけにはいかないだろう」

「……それもそうだね。君の事は後からでも聞ける」
そう沙織は自ら納得すると不愛想なままの少女を見ると問いかけた

「この状況を知っているのなら教えて」


アクアの表情を見た沙織と翔太は彼女が何を発するのか、真実を知ること

が出来るのかと胸を高鳴らせていた。彼女は目を伏せた後開き、一瞬眠った

少女を見ると視線を戻し、二人の表情を見た後口を開き言葉を発した


「……魔法『ネールの愛』を発動し、押し寄せる魔物からこの地を守った」

「ネールの、愛……」


こことは違う場で、かつて沙織は彼女の使うその魔法を目にしたことがある。

女神の力でもあり、あらゆる障害から身を守る力を持つ防御魔法。軽く説明

するとここに来てからも何度か目にしたため翔太もすぐに理解する


「あの青い壁か」

「そう。今のところ、どんな攻撃も防げるらしいよ」

「すげえ魔法だとは思ってたが、そんなどんでもないもんだったとはな」

「私も防御魔法はいくつか知ってるけど、女神の力とあれば格も違うだろうね」

「……」

「それで、それとこの状況に何の関係があるんだ?」

「……簡潔に言うならば、その魔法で『力を使い果たした』」

「「っ……!?」」


表情一つ変えず告げた彼女の言葉に二人は驚きの声を上げた

「力を使い果たしたって……」

「そのままの意味だ」

「んん、んんん?」

「……魔法はね、その源の魔力を使うことで使えるの。当然、魔力を使い
 果たせば魔法は使えなくなるの。まあ、元の器は人にもよるけど……」

「ゲームみたいなものか?」

「そう、大体合ってる。でも現実は少し違うの」


神妙な表情のまま沙織は翔太に説明し、それをアクアは無言で眺めていた

「ゲームは魔力……いわゆるMPとかSPがなくなるとただ魔法が使えなくなる
 だけ。ゲームと同じように現実でもなくなると使えなくなって、処置をとること
 で魔力は回復するの。方法も大体同じような感じで休んだりすることでね」

「で、ゲームと違う事ってのは?」

「現実での魔力がなくなった状態っていうのは、本当はまだ魔力は残ってるの。
 ただ器に見合った魔力を使い切ったってだけの話で。で、本当は残ってない
 のに無理矢理体に残っている魔力を使おうとすると心身に影響が出るんだ」

「……」

「魔力は言い換えれば『生命力』でもあるから」

「……つまり、こいつは魔力の使い過ぎで倒れたって事なのか?」
翔太は彩花の方を向くと

「なら、時間が経てば復活して……」

「現実とゲームを同じだと考えるな」


飛び込んだ棘のような言葉に翔太はアクアの方を向いた

「自然治癒力があれど、それは常識の中で使い果たしたものだけだ。器の
 魔力を使い切り、尚且つ無理矢理絞り出そうとするならば、それは『生命
 力』から削ることに値する。ここまで言えば貴様でも理解できるだろう?」

「な、それなら……」

その言葉に翔太の脳裏にある思考が過る。想像が正しければ、今の彼女

の言葉と自分の解釈が正しいものならば……やがて続きは言葉として出る

「今は、生命力がない状態……って事なのか……?」

「……そうだ」

「っ!」

微かに発せられた一言は翔太の耳は捉えた。そしてアクアを見れば彼女は

表情を変えぬまま壁にもたれ腕を組んでいる。普通の魔導士や魔術士なら

ば、身体が無意識のうちにそれ以上は命の危険を及ぼすボーダーラインを

引き、機能的にそこまでの魔力は使えないように出来ている。


「まあ、普通はそうなんだけど、やっぱり例外というか……使える人はいてね」
沙織の言葉に翔太は視線を移す

「いわゆる賢者とか、仙人とか。まあ極めた人を中心にリミッターを外す
 事も出来る訳。禁術とかも一部にしか使えないとかよく聞くでしょ?」

「……まあ」

「まあ、それだけ危険だから、使う人は限られるし理解していないと使えないも
 のなんだけど。強い力にはそれだけの代償があるのは現実でも変わらないし」

「そもそも俺のオリジナル……彩花は総魔力だけで言うならば世の誰にも勝る
 らしい。だがそれらを全て駆使しようものなら器である身体が持たず崩壊する」

「だから魔法の才のある子でも身体が耐えられるまでは上位の魔法を教えら
 れない事もあるの。身体みたいに、鍛えれば使える魔力も増えていくからね」

「身体が耐えられないほどの魔力を使い、その反動で倒れたって事か……」


沙織とアクアの説明の前で翔太はでも、と続け

「でも、それならおかしくないか?ネールの力は今まで何度も使ってただろ?」

「言われてみれば、確かに」

「その時異常なんてなかっただろ。なんで今回に限って?」

「普段使うネールは、せいぜい自身を覆うくらいの規模のものだ」
視線は合わぬままアクアは告げた

「そもそも、『ネールの愛』という魔法は全世界で片手で数えられるほどの者
 しか使えない高度な魔法だ。人一人を包むほどの規模でも消費魔力は他の
 魔法の非じゃない。一般的な人間なら一度発動し総魔力の7割を消費する」

「なっそんなに?それって、一回しか唱えられないじゃない」

「けど、あいつは一回の戦いで何度も使ってたよな。2、3回くらい」

「それだけ彩花の使える魔力が多いって事だよ」

「マジかよ……」

もともと普通は使えないはずの魔法だ。国家の王族と、一部にしか使えない

とアクアは話す。当たり前のように見ていたあの魔法が尋常ではない規模の

ものとしり、部屋の中は奇妙な雰囲気になっている


「そんな魔法を校舎を包むほどの規模で発動しようものなら……」

更に長時間続けようものなら、下手な魔法使いなら致死レベル。そうでなくと

も命を落とす可能性は遥かに高い。その話を聞いた三人は衝撃を隠せず各々

驚きと、絶望の声を発していた。アクアはそんな一同を見つめながら


「なんで、そんなことを……」

「今更どうこう嘆いたところで仕方ないが、神と関わったことも関係して
 いるだろう。神の影響を受け、元々備わっていた魔力が増幅された」

「……」

「不幸か幸いか、その神の影響でこれだけの魔法を使おうとも命に及ぶ危険
 性はない。だが、それでも過大な魔力の消費は大きな負担になる事に変わ
 りもない。命は落とさずとも、このままいけば……二度と目覚める事はない」

「「……!!」」


部屋の中は絶望の底に突き落とされ、誰も声を発することはなかった。その

まま数十秒が経ち、各々の表情を見て呆れのため息を吐いたアクアは告げる


「俺達はこのことを伝えるために残っていたが、俺以外は奴の中に戻ることで
 僅かながら状況を緩和している。本当に微々たる程の魔力しか補えないがな」

「ひとつ聞いていいかな」

絶望に満ちた部屋の中、沙織は顔を上げアクアを見上げると問いかける

「君が彩花の一部だって言うなら繋がりがあるはずだよね」

「……」

「力を使い続けたらこうなることを知ってたってことだよね。そして、彩花
 がこうなる可能性を知りながら君は黙視した事になる。……どうして?」

「……ただ、俺はこいつの意思に従ったまでだ」
アクアの一言に沙織は眉をピクリと動かす

「俺はこいつであり、こいつの意思は自ずと俺達の意思となる」

「……っ……」


どこにもやるせない悔しさを滲ませると沙織は俯き噛んだ。それを察したア

クアは沙織を眺めていた数秒後口を開く。こんな状況でも尚、彼女は淡々

とした言葉を並べ続けるが、その時二人は顔を上げ声を発した


「……こいつはこの世に存在できなくなるかもしれないと知りながら、そんな
 リスクを負ってでもネールの力を使い続けた。この場を守ることを選んだ」

「え……?」


この状況は現代の医療技術ではどうにもならない。生命を繋ぐ程度には

自然治癒で回復するだろうが、それ以上の回復は見込めないと告げた。

誰もこの話を受け流したり、簡単に受け入れられる規模の話ではない。


「……何か、方法はないのか?」

「……なに?」


呟いた言葉に沙織とアクアは翔太の方を向く。彼は俯いたまま

「……枯渇した魔力に対して自然治癒力が間に合わないのなら、自然治
 癒力で間に合うまで回復させたりできないのか?それが出来れば……」

「馬鹿を言うな、そんな都合のいい話ある訳が……」

「あるかもしれないわ」

その時、違う方向から声が聞こえた。ふと振り向けば扉に女性が立っている。

それはこの学校の保健医の姿で、三人が向く中アクアは眉をしかめる。保健医

はそのまま翔太達の元へ歩いてくると翔太は食いつくように問いかける


「何か方法が!?」

「方法、というか魔力を供給する薬を投与して、枯渇した魔力の泉を潤わせら
 れれば……。安全レベルまで魔力を回復させられれば、あとは自然治癒力
 で時間をかけて回復させていけるばずよ。少なくとも最悪の事態は免れるわ」

ふとアクアが女性の方を向くと

「貴様、何故そんなことを知っている?」

「ちょ、お前……」

「ただの保健医にそんな知識あるものか。貴様は一体……」

「……」


翔太はアクアを見て女性を見ると、女性は笑みを浮かべ笑った


「ふふ、少しだけ知識があるの。まあ、この話はまた機会があった
 時にでも話しましょ?今最優先すべき事は私ではないでしょう?」

「……」

「それで先生、その薬ってどこに?」
黙り込んだアクアに変わり沙織が問いかけると

「日本はまだ魔法に精通した人は貴重だからあまり医療でも出回ってな
 いの。主にそういうものが発展した国で流通しているのだけれど……」

流通している国まで取りに行く余裕もなく、場所も定かではない。

この場にいる人々のほとんどが負の感情で埋め尽くされていた


「……探そうよ」


そんな静まり返った部屋の中、一人の少女の声が響いた

=========================================

次回

諦めきれない沙織は彩花を助け出す方法を探し始める。そんな中保健室

に向かっていた翔太は啓と誰かが会話している姿を目にする。やがて翔太

の問いに答えたのは思いもよらぬ人物だった。その時、彼は気づくのだった


NEXT 第22話、「多彩な想い」


第22話へ

目次へ

スポンサーサイト
別窓 | INFINITEⅡ | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<第22話、多彩な想い | INFINITE | 男性絵強化中>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |