INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第7話、信頼

賊の撃退に成功した彩花の力に騒然とする城の人達。一方何としても問題を解決した

いロイは父親であるエリウッドに彩花の母エリについて尋ねる。そんなファイター達の元

に東の町付近で黒き炎の目撃情報が入り再び一同はフェレ城から出て行くのだった
____________________________________



「また喧嘩になった?」





フェレ城から離れ地面の上、火を囲むように各自が休んでいる中マルスは尋ねる


「・・・いや。でも相変わらず納得はしてないみたい」

「反論すらしなくなったっつーことは説得するのは諦めたってことか?」




ロイに続いてファルコが口を開く。すでにネスを始め数人は眠っており一部を除いた

ファイター達がこの場にいた。マリオ達にとって野外で寝るのは手慣れたものだが




「これなら不必要な危険は及ばないかしら?」


安心したように、やっと思いが通じたとサムスは安心したように言う


「なーんか、やけにあっさりしすぎてて気持ちわりいけどな」

「・・・未だに信じられません」




つづいて言葉を発したのはルキナ、続いてルフレが炎を見つめながら口を開く




「彩花が最初は戦えなかったなんて、本当の事なんだろうけど・・・信じられない」

「・・・・・・」

「皆が嘘をついているとは思えない。けど・・・僕たちの知る彩花とは全然違う」




その言葉に、数人が正面を向くと数秒間の沈黙が流れる




「・・・ねえ、ルフレとルキナのところにいた時の彩花ってどんな感じだった?」

「どんな感じ・・・とは?」

「君たちの仲間と・・・どう接していたのかなって」




ほとんどの者が気になり思わず耳を傾けるとルフレは静かに答えた




「誰とでも話していたよ。ただ・・・他の国の王と話しているところは見た事がない」

「そうなんですか?じゃあやっぱり・・・」

「やはり、また来ると思うか?」




スネークが尋ねると一同はそれぞれ思った事を口に出す




「・・・どうだろうな」

「来るんじゃないかな・・・」



日は昇り昼に差しかかった頃、目の前に現れた人物を見てピーチ達は驚いた




「彩花・・・!?その格好は・・・」




ピーチ、ゼルダが口をそろえて驚いた声を発する。同じくこの場にはパルテナもいた


「今のところ問題はなさそうだけど、いつ何があるか分からないからね」

「彩花、それは・・・?」

「戦闘服?いやなんか違うか・・・まあ、戦い用の服?」


全体が青くある人達から見れば魔道士のようにも見える服装へと変わっていた。ひ

らりと服の一片が揺れる中言動に対しピーチはハッとすると目の前に立ちはだかった


「まさか・・・行かせないわよ!」

「心配しなくても行ったりしない。終わりのない言い争いをするのはもうめんどくさいから」

「・・・・・・」




視線をきつくしたままピーチは広げていた手を僅かに降ろした




「スマブラにいるロイ様はどうですかな?」

「え?」




廊下を歩いていた時偶然出会ったマリナスさんに尋ねられると思わず声が出た




「何度尋ねても普通だよとしか言わないもので・・・」

「・・・・・・」


尋ねられると思わず黙り込んだ。普段のあの人と言えばゲームをしているか料理し

ている姿しか思い浮かばない。が日中ゲームをしているなどと貴族としてどうなのか

そこにやってきたのはこの間書物庫まで案内してくれた人物だった


「迷惑などかけてはいませんか?」

「いや、それは特に・・・あの赤いのがいると周りの人は楽しそうだし」

「そうですか?」

「そうですよ。ギャグのセンスでもあるのか芸人に向いてるのか・・・」




独り言をつぶやくと2人はきょとんとした様子で「?」を浮かべていた




「あっなんでもないです。こっちの話です」

「迷惑をかけていないのならなによりです。中々に頑固な所がありますから・・・」

「迷惑だなんてそんな。・・・私も・・・色々と・・・」





「魔道書を買いに行ってくるけど・・・信じられないのならついてきてもいいんだよ?」

「それは・・・」


その言葉にピーチは言葉を詰まらせた。かつて戦いに出るたびに彩花は戦えないからと

スマブラに残る事を強要された。彩花が戦えるようになってからもかつての姿から必要の

ない者が戦う必要はないと避けられてきた。故にある時とある問題が起きてしまった



「・・・いえ、私は彩花を信じます」



城から出ると次第に人通りが多くなり市場へとやってくる。目の前にずらりとなら

ぶ店が見えいざ足を踏み込もうとした時、背後から聞き覚えのある声が聞こえた


「彩花!」

「っ!?」




聞こえた声に振り返るとそこにいたのはリリーナだった




「城から出て行くのが見えたから。どこへ行くの?」

「・・・ねえ、君一応貴族だよね?・・・魔道書を買いに」

「そうなの?なら私、いいところ知ってるの」


自分を追い越し歩き出す少女に向かって止めようと声を発しかけるが人々の声でか

き消される。少しでも間が空けば見失いそうで何かあった時の責任を想像すると




「あぁもう・・・」



「リリーナ様だ!」

「リリーナ様ー!」



行く先行く先で人々が少女に向かって声をかける。老人から中には子供まで

誰が話しかけても少女は手を振ってはにこやかに人々と会話を弾ませていた


「城に戻ったほうがいいと思うよ。またいつ賊が現れるのか知らないし」

「そんなに滅多には現れないわよ」

「・・・確かに、自分が運悪かっただけだけどさ・・・」




自分と似た少女とはいえど貴族といるだけで自由な気分はどこかへ行き気が抜けなかった




「はあ・・・」




案内するといいつつ足は全然進まず。というのも行く人行くとに声をかけられているからである

それは土地の人から好かれているという証拠であり領地を治める者としてはいいことなのだが



「ところで、どの魔道書が欲しいの?」

「なんでもいいよ」

「え?なんでもいいって・・・」



きょとんとしながら首を傾げる少女に向かって最高難易度でなければ大抵は使えると話した



「まあ、無難な炎とか雷でいいよ」

「・・・そんなの初めて聞いた。全種が使えるなんて・・・」

「全種ってここの大陸にある種類の話だけど」



本来なら探し当て数十分で終わらせるはずがいつの間にか数時間が経っていた

とはいえ当初の目的は達成し無事炎と雷の魔道書を手に入れる事に成功した


「さて、用事は済んだし戻るか」

「そうね」


その時、どこからともなく強い風が2人を突き抜ける。あまりの強風に売り物らしき服が

たなびいたり行く先の人々は衣服や帽子を押さえている。2人も目を閉じ抑え込むのだが



「・・・!」




突如、彩花は閉じていた目を開いた。隣には衣服を抑えたままのリリーナの姿が


「・・・・・・」

「すごい風・・・どうしたの?」


風がおさまり目を空けたリリーナはある事に気づく。彩花の様子がおかしい事に


「・・・リリーナ、今すぐ城に戻って」

「え?」

「この近くに、例の『黒き炎』がいる」

「え!?ちょっと・・・」




突然の言葉に驚くも一言言い残した少女は駆け出していった。城に戻るか一瞬迷う

がこのままにもしておけずリリーナは駆け出して行った彩花の後を追うと追いつく




「!何で来たの」

「だって・・・放っておけないじゃない!」

「!」

「それに・・・ロイがいない今、私がここを守らないと・・・」




ただひたむきに、揺らぐことのない真っ直ぐな目に言い返せず彩花は正面を向いた




(数は・・・そこまで多くない・・・!)




しばらく走っているとちらりと目の前を何かが横切った。いかにも怪しいと言えるこの

地の人達と比べると目立つ黒い衣服。そして腕のところには黒い炎が描かれていた




「あれは・・・」




町はずれに差し掛かった時、目先に見えたのは商人らしき人が襲われている風景だった

瞬時に黒い衣服を纏った人数を目に捉えると走っていた途中彩花はリリーナの横から姿を

消した。そして男の頭上に現れるとすぐさま持っていた魔道書で魔法を唱えた



「っなんだ!?今なら城を落とすのは簡単だって・・・」

「させない!」



続けてサンダーを落下させると直撃はしないものの剣に当たった事により感電し

男の手から剣が離れた。手を押さえながらこちらを睨むと数人は背を向け走り出す


「すごい・・・」

「大丈夫ですか?」




少女は頭を抱えてうずくまっていた男性に向けて手を伸ばす




「あ・・・あぁ、ありがとう」

「ならよかった」




その時、ふわりと笑った一瞬の表情にリリーナはハッとする。しかし一瞬で表情は元に戻り倒

れた荷台を起きあがらせると少女は再び駆け出し後を追いかけるようにリリーナも駆け出した



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次回

『黒き炎』の一員を追い詰める彩花とリリーナ。一方東町付近で出入りしていると情報を

受けたファイター達はその姿を目撃する。2人に攻撃する男達だったが圧倒的彩花の魔

法と能力によって無謀にも敗れる。しかし直後新たなる『黒き炎』が現れるのだった


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