INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第17話、兄来日

GWに神月家本家にやってきた彩花は祖父に会い学校及び新生活についての話に花を

咲かせる。一方祖父から聞くのは神月家の歴史とそれぞれの残した名声についての話

神月家について少しだけ知った一方、緋香琉達の元にある人物がやってくるのだった
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GWが始まり別の場、東京では


「おー兄ちゃん、もうすぐつく?わかったわー」


電話を切ると緋香琉はクロスにもうすぐ兄が東京に着く事を告げた


「ならいまのうちに宿題やっておいたほうがいいんじゃ・・・」

「まだ半分も過ぎてないから大丈夫だって」

「昨日、明日からやるっていってたよね・・・?」



そんなクロスの横でマンガを読み始めた緋香琉を見てクロスはため息をついた


「兄ちゃん!」

「よっ」


玄関が開くと明るめの茶髪の青年が片手を上げていた。青年はふとクロスの方を見ると


「は、初めまして」

「初めまして」

「クロス!こいつが私の兄ちゃんの赤井光輝だぞ!」

「緋香琉が世話になってるな」



リビングにやってくると緋香琉と光輝は互いの学校生活の話しをしていた。お茶を出す

と尚距離からか今日はここに泊まる予定のようで荷物らしきものが横に置かれている


「ええと・・・緋香琉のお兄さんは大阪?の学校に行ってるのよね?」

「そうや」

「兄弟なのに違う学校に?」


クロスからすると不思議だった。現にクラスに兄弟がいる人は大抵同じ学校だからだ



「しかも実家は大阪なのにわざわざ東京の学校に・・・」

「いやーほら、前に実習で海外に行ったじゃん?その関係でまたどこかに行け
 ないかなーって探したらここを見つけて・・・ここも留学実習あるみたいだからさ」

「というより、そもそも選択肢がなかったやんか」


光輝の話に首を傾げると苦笑いしながら緋香琉は告げた


「たはは・・・ほら、クロスも知っての通りウチ頭悪いから近くに行ける学校が
 なくてな。行けそーな所探してたんやけどこの際府外でもいいかなーって」

「それで探したら桜丘高校を見つけたと・・・」

「調べる限り他校と交流が深くて国際的にもそれなりに有利、挙句の果てに留学実習も
 あるとなると『ここや!』って思ってな。あ、ちなみに兄ちゃんは推薦で入ったんよね?」

「推薦?」



一定の能力および成績を持つ人は、学校側から志望校へ希望する制度のことらしい

「ということは、お兄さんは頭がいいの?」

「そこそこやけどな」

「・・・そうだ!折角来たんだしどっか行こう!」

「どっか?どこへ?」

「折角東京来たんやし行かんとなあ?」


東京タワーから始まり東京のシンボル及び有名地と言われる場を回っていると


「二人って・・・変わった話し方するわよね」

「そうかな?」

「なんか・・・お兄さんが来てから変わったというか・・・」

「あぁ、関西弁が移ったんだ。時々こうなるんだよねー」


これも土地特有と言うか日本特有と言うか、場所によって口調に変わりがでるものがあり

緋香琉がたまに話したり光輝が話す変わった口調は西の方にある関西弁というらしい



「へえ、日本にはそんなものが」

「そういやクロス、日本らしいことなにもしてないよね?」

「日本らしい?既に日本の生活にはそれなりになれたつもりだけど・・・」

「そうだ!兄ちゃん、クロスを日本の文化に案内しよう!」




緋香琉が電話をかけるとかけた相手は沙織、電話の向こうから沙織の声が聞こえてくる



『電気屋さんとか連れていったら?日本らしいは置いといて珍しいと思うよ?』

「なるほど」


沙織の助言から3人は家電屋に向かうのだが沙織の言葉は正しく。ありとあらゆる場にあ

る電化製品を見てはクロスは興味深そうに店内を回っていた。その姿は緋香琉からすると


「そんなに面白いか?」

「ねえ緋香琉、これはなに?」

「んん?それは扇風機だな」


何をするものかと尋ねられるが涼むためのものと説明してもいまいち理解できていないよう

だそこで展示されているもののひとつのスイッチを押すと扇の部分が回転し風が巻き起こる


「ほらこうやって」

「凄い!」


それから昼食時はそば屋、沙織の助言により着物を見たり和風の小物店に行ったりと

クロスだけでなく緋香琉たちですら普段はあまり気を使って見る事のない場を回っていた



「なにこれ?小さいテレビで人が歌ってる」

「ここは・・・CDショップみたいだねえ」

「しー・・・でぃー・・・?」


「音楽を聞くための道具だよ。音楽くらいはクロスのところにもあったんじゃ?」

「ええ。あったわ」

「CDを知らないとなると・・・どうやって音楽を聞いてたんや?」



緋香琉と光輝が興味深そうに尋ねるとクロスは看板を指差していった



「あんな形の・・・あれより少し小さいくらいのもので」

「もしかして・・・レコードか?」

「そう、それ。けどレコード機を持ってるのは一部の大名とかばかりで・・・私たちは演奏
 家の演奏を聞いたりするのがほとんどだったわ。教会にも年に数回演奏会があって」

「ほー。逆にうちらはほとんどテレビやCD、ラジオでライブでもない限り聞く事はないなー」



繰り返し流れるミュージックビデオに興味を持っていたクロスを横目に


「よっぽど珍しいみたいやな」

「そうやな。うちらにとってはもう当たり前なんやけど・・・テレビにゲーム、その他もろもろ
 ないとなると不便でしゃーない気がするんやけど・・・それが普通なら普通なんかねえ?」

「かもしれんなあ。昔やってそれが普通やったし」




こうしてゴールデンウィークは終わり再び学校が始まろうとしていた。GW明け、生徒達を始

め教師までもが最初の話題がGWの話である。どこどこへ旅行へ行っただのそんなものだ



「そしたらすごいのよ、一本の棒でくるくるーって」

「たこ焼きかーいいなあ」


ここでもまた、GWでの話で盛り上がっていた。緋香琉達の家に緋香琉の兄がやってきたのだ

がそこで緋香琉は日本の文化にそこまで詳しくないクロスに兄と共にたこ焼きを作ったという


「見る見るうちに液体だったのが丸くなって・・・あれ一体どうやってるの?」

「感覚なんだよなあ・・・」


「大阪と言えばお好み焼きにたこ焼きって感じがするよね」

「とはいえ皆が皆たこ焼きとかが好きってわけじゃないぞ」

「まあそれは、日本人だから日本食が好きって訳でもないしね」

「日本の文化かー・・・日本っていうとやっぱ京都・奈良が思い浮かぶよね」


そんな中、一同はぽつりとつぶやいた彩花の言葉に反応した



「そうか・・・東京タワー行ったのか・・・いいなあ」

「え?」

「中学の時の修学旅行で行ったけどさ、時間が短くてあんまり見れなかったし・・・」



「なら、今度の休みにでも行きますか!」


こうして休日に集まった一同は東京タワーに加えスカイツリーなど数々の名所を回

ると午後を過ぎた頃、沙織の頼みによって一同はとあるショップにやってきていた


「いやー予約してたんだけど今日取りに行こうと思って」

「何のゲーム?」


尋ねると一瞬沙織は説明に困ったような反応を示した


「どんなゲーム?」

「えーと、主人公が魔法使いになる話なんだけど」

「へえ、ファンタジー?」

「うーん・・・まあ・・・そうなるのかな?」


いつか夢見ていた。こうして誰かとたわいない話しをしながら学校帰りに遊ぶ事を


「え?」

「あーあぁいや。こうやって学校帰りとかに誰かと遊んだのは久しぶりだからさ」

「・・・私もずっと教会にいたから、こうして自由に色んな事が出来たのは初めてかも」

「クロス?」

「本当にこの国は素敵な国だと思う。こんなに賑やかで・・・」

「とはいえ、現に変な事だって起きてるしねぇ・・・」



ため息まじりに呟くと緋香琉も同意するように答えた


「そうだな。ならクロスも彩花も、今からうんと遊ぼう!」

『え?』

「折角なんだから遊びまくらなきゃ損だろ?」


空に向かって叫ぶ緋香琉に対し口を挟むクロス。そんな2人を見て僅かに笑っていた


「キャーーーーー!」



時々見るこの光景。それは廊下に学校で人気と言われる先輩が通ったりすると起きる

廊下に女生徒が出ては通り過ぎる先輩を見て叫び声を上げるのだ。それはまるで


「芸能人を見つけた人みたいに・・・」

「そんな説明せんでも」

「この学校どうなってんの?運動部の先輩がうんたらって話は割と良く聞くけどお嬢様が
 いたり挙句の果てには・・・モデルまでいるらしいじゃん。ここってそんな学校だったの」

「だから言ったじゃない。ここは色んな人が集まってるって」



再び黄色い声が聞こえ振り向くと噂をすればなんとやら、例の人が通り過ぎていく



「まーここは一般校の中じゃ色々充実してるしねえ」

「そうだ沙織知ってるか?最近クラスで流行ってんだけど・・・」



話を切り出した緋香琉は一同にとある『都市伝説』の話をし始めた



「最近ある『都市伝説』が流行ってるんだよねえ」

「都市伝説?迷信みたいなやつ?」

「そうそう。なんともうちのクラスに経験したって奴がいてさあ」

「それってもしかして、あれかな?」



会話していると横から沙織が心当たりがあるように言葉を発した


「おっやっぱり知ってるか」

「まあ、数多くある都市伝説の中でも割と経験談がある話題だしねえ・・・」

「一体何?」




「気がついたら知らない場所にいてそこにはすっごい美男美女がいるって話」

「・・・何それ」

「一般的には、『ミラクルレター』って言われてる都市伝説だよ」


日本を始め世界各地では宇宙人やら幽霊やら実体がなくかつ科学的に証明されていない

話はいくつもある。そして都市伝説もその名の通り都市を中心に起こる怪奇現象の事である


「ミラクルレター?」

「クロス同じクラスなのに知らないのか?悩みを持った人に手紙が届くとその悩みを解決
 してくれるっていうのだよ。しかも解決してくれるのはまさしくイケメンや美少女だって」

「日本は不思議な話がいっぱいあって面白いわね」

「あ、クロス信じてないだろ」




「何それ、ホラーじゃないの?」

「手紙が届く人はランダム、本当に運がいい人にだけ届くみたいだねえ。ミラクルレター
 ・・・奇跡の手紙が届くとその人は見た事もない不思議な場所に飛ばされるんだって」


「へえ、特に女子ってそういう話好きだよね」

「緋香琉も女子だよね?」




非科学なものほどそこには信じる人と信じない人が現れる。占いなどもそうだが言い

伝えのみで実証はなく、目に見えない者を信じると言う事に違和感を感じる人も現れる




「ま、それで話自体は割と前から流行ってたそうなんだけどさ?うちのクラスでこの間
 それを経験したって子がいたわけ。そっからうちのクラスで流行り出したんだよねえ」

「ということはその子は戻ってきたんだ」

「そりゃホラーってわけじゃないし。悩みを解決してくれるんならむしろ好印象じゃ?」



とはいえ映像に残っているわけでもなく、それを証明するものはどこにもない



「へえーやっぱそれって実在するのかな?」

「さあなあ、宇宙人だって見たーって人はいるけど未だに解明されてないじゃん?」

「なんだか、そういう未知のものってわくわくする・・・」



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次回

GWが明け学校生活が始まったある日学校内ではある『都市伝説』が流行っていた

ある日彩花は以前果たせなかったポケモンバトルが出来る施設へ向かおうとする

しかし不慣れな土地と方向音痴が相まって不安の中不可思議な現象は起きる・・・


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