INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第8話、資格試験

部活動見学にて沙織よりどこからともなく手に入れた部の成績や先輩に対する情報を

聞く中ポケモン部と興味を引く部活を見かける。数日後先生から本来は選択授業内で

資格を得てからでなければ受けられない試験を提案により受ける事になるのだった
___________________________________




ため息をつきバトルフィールドから離れる先輩を見ていた一方、ギャラリーに紛れていた

沙織は横から聞こえた声に振り返るとカバンを持った緋香琉とクロスの姿に気づいた


「おーい沙織ー!」

「緋香琉!クロス!」

「凄い観客の数・・・」


2クラス分はあるのではないかという人数に圧巻されるものの生徒は男女バラバラだ


「うっひゃー・・・こりゃプレッシャー半端ないな」

「けど、リーグもテレビ放送するほど有名な大会なんでしょ?観客慣れはしてそうだけど」

「まあね。ま、私は見た事ないんだけどな」


頭の後ろで腕を組みながらぼやく緋香琉に対して、沙織は遠くである姿を見つけた


「あれ・・・」



「ただいまより、水嶋先生と1年A組神月彩花による試験を行います」

「マジで一年!?」

「形式は3体ずつのシングルバトル。入れ替えは両者とも自由。審判は私副顧問が行います」


「久々の挑戦者だ、アーボック!」


先生が投げたボールから現れたのは毒タイプのポケモンアーボック


「相手は毒・・・か。なら・・・エーフィ!」


彩花もまたボールを投げると現れたのはアーボックよりも遥かに小柄なポケモンだった


「バトル開始!」

「エーフィ、サイケこうせん!」


相図が出されてから真っ先に指示を出したのは彩花だった。額から紫を基調

としたビームが回転しながら向かうがアーボックは図体に対し素早く回避した


「な・・・なんか緊張してきた」

「緋香琉も彩花のポケモンバトルを見るのは初めて?」

「うん。優勝したってのは聞いた事あるんだけど・・・」

「どくタイプに対してエスパータイプは相性がいい・・・おじょ・・・神月さんの方が有利ですね」


沙織の横で解説したのは啓だった


「北条君ポケモンについて詳しいの?」

「主がポケモン使いだと聞いたので・・・ある程度の事はわかるはずです」

「うわあすごいなあ」


振り返るとフィールド上では2体のポケモンがめまぐるしく動き回っていた


「アーボック、どくばり!」

「エーフィ、避けろ!」


鳴き声を上げるとどこからどもなくどくばりがエーフィに向かって飛んでいくがエーフィは

見事にそれを避けて行く。全て避けきった時でんこうせっかの指示に従い駆け出した


「速い・・・!?」


驚くのは沙織たちだけでなく、トレーナーであり選択科目ポケモンを選んだ生徒達が告げる


「こんなバトル・・・初めて見る・・・!」


「(大体の事は分かった)・・・エーフィ、スピードスター!」


彩花の指示によりエーフィの身体から星が飛び交いアーボックに数発が直撃するがそこ

まで効いている様子はなく攻撃する際近づいたエーフィに向かって突如アーボックが迫る


「しめつける!」

「右に!」


長い胴体を使ってエーフィを締め上げようとした時エーフィは迷うことなく右に飛んだ

その差僅か数秒にも満たず一歩でも遅れていればあの中にエーフィは入っていただろう


「あれを避けるとは・・・アーボック、もう一度どくばり!」

「エーフィ、サイコキネシス!」


どくばりを飛ばすがエーフィのサイコキネシスによって勢いは止まり、逆方向へと向か

う。自分で放ったはずのどくばりを受けるとアーボックはどくをうけた用で動きが鈍った


「けど・・・アーボックの特性は・・・」


試合を見ていた青年は呟く。その直後少女は会場いっぱいに広がる大声を上げた



「今だ!サイケこうせん!」


額から再びこうせんが飛び出すとアーボックに命中、砂埃が上がる中うっすらとシルエット

が見えるとアーボックは数秒後鈍い音を立てその場に倒れ戦闘不能だと審判は判断した


「流石です。ですが・・・いくら数年前とは言え、私もまだまだ現役ですよ!」


次に現れたのは同じく毒タイプのドラピオン。その姿に生徒たちはざわついた


「ドラピオンじゃ・・・エスパー技は効かない」

「・・・効かない?どういうこと?」


ふと耳に入った言葉に尋ねるとまたしても啓の説明が入った


「確か・・・どく あくタイプ・・・あくタイプのポケモンにエスパータイプの技は効かないんですよ」

「え?じゃあ・・・」


緋香琉がフィールドを見直すと彩花はエーフィをモンスターボールに戻していた


「エーフィ、ありがとう」

「懸命な判断です。相性はしっかり押さえているようですね」

「当然です。・・・相手はどくとあく・・・ヌオー!」


モンスターボールを投げると中から現れたのは水色のポケモン。見る限り俊敏には見えない


「ヌオー、れいとうビーム!」

「ドラピオン、避けなさい!」


一秒も気の抜けない戦いに、生徒たちを始め沙織たちは息を呑む思いで見ていた。一瞬

一秒、トレーナーの選択一つで勝敗が分かれるまさしく寸分の戦い。バトルもついに佳境

となり互いのポケモンが一体ずつにまで減っており彩花のポケモンはデンリュウだ


「北条君。あのポケモンは?」

「・・・すみません。僕にはわかりません。勉強不足ですね」

「あれはリザードンだ」

「上田君!?」


ふと聞こえた声に振り向くと離れた場にいたはずの人物が伊藤青空と共にいた


「2人も見に来てたのか!」

「そりゃバトルするってんなら見に来るだろ。・・・しかしあの先生強いな」


翔太の視線はすぐにバトルフィールドへ。興味深そうに、また真剣に様子を伺っていた


「上田、リザードンは何タイプなんだ?」

「ほのおと・・・ひこうも持っていたような気が・・・」



「10まんボルト!」

「避けてかえんほうしゃ!」


さっきから互いの攻撃はなかなか当たらず時々当たっては攻撃を指示するの繰り返しだった


「いわくだき!」

「デンリュウ!岩を伝ってかみなりパンチ!」


リザードンと呼ばれた赤い翼の生えたポケモンはするどい爪を地面に振り下ろし岩

が砕け散るすると飛びあがったデンリュウはその上を伝ってリザードンへと近づいた


「吹き飛ばしなさい!」

「デンリュウ!」


翼をはためかせるとバランスを崩し岩の上から落ちる。その瞬間


「もう一度岩砕き!」


再びリザードンの一撃に今度はデンリュウに命中。砂埃によって様子は見えない


「デンリュウ!」

「・・・・・・」


互いが様子を窺うように見ていると沙織達もまた言葉を止め見入っていた。数秒が経つも

砂埃は一向に晴れずうっすらと影が見えるが様子がわからないままでいた。その時、これ

まで指示以外あまり声を発さなかった彩花は僅かに笑い告げる


「うちのポケモンは・・・そこまでやわじゃないですよ!」

「!」

「デンリュウ、かみなり!」


叫んだ数秒後室内だと言うのに空に暗雲が立ち込めそこから巨大な雷が落ちた。それ

は真下にいたリザードンに直撃し、リザードンは静かに地面に倒れると同時砂埃は晴れた



「勝者、神月彩花!」



審判の声が響くとさっきまで声援に溢れていた会場は静けさに満ちていた。その数

秒後、一気に湧きあがり驚きの声と声援でバトルフィールドは怒涛の声が響いた



「神月って・・・あんなにすごい奴だったんだな」

「中学じゃポケモンの実践はなかったしな。・・・それに・・・リーグ優勝者だしな」




「これで校内への持ち込みが可能です。ですが・・・授業中などは出さないようにしてください」

「わかりました」

「それと・・・非常時を省いてフィールド以外でのポケモンバトルは禁止されています」



先生から証明書にサインを記された生徒手帳を受け取ると教室に戻った


「いやあー昨日はすごかったねえ」

「まあ・・・昨日バトルしたポケモンは皆リーグに出たうちの主力だし・・・」

「ポケモントレーナーかー・・・」






「え?アキバに連れて行って欲しい?」


ある日の事、彩花は沙織にある事を頼みに来たのだ


「あ、後新宿にポケモンバトルできる場所があるんだって?」

「あー確かそんなようなストリートバトル出来る場所があったような・・・いいよ」

「本当!?」


身を乗り出すと沙織は驚いたように告げた


「彩花って・・・ポケモンの事になると急に変わるよね」

「そう?」

「きらきらし出すというか・・・いつもは大抵話しても興味なさそうなのに」


こうして沙織の案内を元に新宿へと向かう事になった。久しぶりと言える電車だが沙織

の案内によって迷うことなく乗るとふと電話が鳴っている事に気づき焦ったように取り出した


「わ・・・わわっ・・・切っちゃった」

「どなたからですか?」

「・・・お父さんだ」

履歴を見るとそこには父の名が。念の為止まった駅で降りると電話をかけ直す


「なにか用?」

『あぁ彩花。学校は終わったか?』

「終わったけど?」


沙織から見れば不機嫌なようにも見えるがこれが彩花にとって普通なのだ


『実はな・・・』

「うん、うん。・・・それで?別にいいよ?どうせ行くつもりだったし」



「・・・なんて?」

「渡したい物があるから新宿駅に来てくれってさ」


元々向かう予定だったため構わないのだが、一度降りてしまったためもう一度乗らなけ

ればならない。再びやってきた電車に乗ると揺られながら彩花は目を細めて口を開いた



「なに・・・これ」

「新宿駅だよ?」

「え、なにこれ、お祭りでもあるの」

「いつもこんな感じだよ?」


ふるふると震えながら告げる彩花に対し沙織は動じるわけでもなく慣れた様子で答えた


「ところでお嬢様、父様はどこにいらっしゃるのですか?」

「なんか・・・アルタ?とかいう所にいるって言ってた・・・」


その時、再び電話が鳴ると携帯電話を取り出しボタンを押した瞬間、突発的な声が聞こえた


『彩花大変だ!』

「・・・どうしたのさ」


さっきとは打って変わって焦っている様子に尋ねると直後の言葉に彩花の驚く


『じ、実はだな・・・ポケモンが逃げ出したのだ!』


====================================

次回

父からかかってきた電話は『ダークポケモン』の脱走を告げる大事件。焦る彩花と共に

沙織はポケモンを探すため協力する。ダークポケモンとはある組織の手によって凶暴化

したポケモンの事だった。果たして被害が及ぶ前に2人は止める事が出来るのか・・・


NEXT 第9話、「脱走事件」


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