INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

Special Episode3、絆永久に

トパックらラグズ解放軍と協力し反対派からラグズを救出する事に成功した彩花達

あの日本来あるべき姿に戻り眠りについたはずのアスタルテとユンヌは自分らの創造主である

創造神に出会い理由を知る。それからさらに月日は経ち、少女は再びテリウス大陸に来ていた
_______________________________________


緑色の生物に乗っていた少女は空中を飛んでいた。海を越え山を越え、見えてきたのは街

門が見えてくるまでの距離に近づくと次第に高度を落としいずれ地に足がついた


「エリンシア様、ご来客です」


兵士がやってきた人物の名前を告げると緑色の髪の女性の表情が固まった。しばらく後、扉が開く

と兵士に連れられとある人物が姿を現す。兵士が部屋から出て行くとエリンシアは言葉を発した


「彩花・・・彩花なのですか?」

「お久しぶりですね。エリンシア女王陛下」


あの時とは違う姿、違う口調であるものの一風変わり映えのない姿に誰なのかすぐに判断がついた


「なんちゃって。久しぶり、エリンシア」





「彩花!」

「ルキノさん!」

「久しぶりね。元気にしてた?」


懐かしい顔を見ると少女の表情が明るくなる。そして彼女がやってきた事が知れ次々と人が現れる


「お元気そうでなによりですぞ」

「・・・ちょとまって、今思い出す・・・」

「ユリシーズよ」


笑いながら告げるルキノさんだったがユリシーズさんの隣にはすっかり元気になったレニング

さんの姿も。人と下り挨拶を終えると邪魔をしまいとユリシーズさん達は部屋から出て行った


「運が良ければーと思ったけれどやっぱアイク達はいないかー」

「彼ならいるのだけれど・・・」

「彼?」

「ルキノ、呼んできて」


エリンシアに言われ頷くとルキノさんは部屋を出て行く。「?」を浮かべる彩花に対し2人は

笑っていた。尋ねてももったいぶったように教えてくれる様子はなく数分後、扉が開いた


「連れて来たわ」

「あれ・・・オスカーさん?」


かつてアイクの属するグレイル傭兵団の一員だった人物がいることに驚くがエリンシア達から

聞かされたのはあの後の皆の行方。一致団結した一同だったが全員の故郷も居場所も別々

軍を抜け新たな境地に旅立った者、教会に腰を据え孤児の面倒を見ている者など様々だ


「って両方!?そんなこと出来るんですか!?」


その中でもオスカーさんは元々はクリミア王宮騎士団に属していたのだが3年以上前、戦況の

変化や弟たちの事もあり軍を抜けグレイル傭兵団に戻った。しかしアスタルテとの戦いの後

復帰しそれからは2つの軍を行き来しながら両方の仕事をこなしているという


「あ、これおみやげ。多分・・・全員分はないけど・・・」

「まあご丁寧に・・・これは?」

「水ようかん・・・自国では割と有名なお菓子」


久しぶりに顔を合わせた事により落ちつかない様子でいた彩花だったが時間が経つにつれ

あの時のように自然な様子に変わっていった。ここへは遊びに来たのかと思い尋ねると


「本当は闇の魔道書を買いに来て、どうせ来たんなら顔を見せて行こうって。ほら、珍しいでしょ
 あれ。そこらじゃ売ってなくってどうしよっかなーってなったら・・・ここが一番来やすかったからさ」


そこから互いの話に花が咲いているとエリンシアと彩花共に驚きの声を上げる


「ガリアとフェニキス、キルヴァスが合併!?」

「えぇ。今はまだ審議途中ではありますが・・・いずれ数年後にそうなるのではないかと」


その場合王などはどうなるのか、ラグズの習性から揉めそうだと心配する彩花に対し

会議は温厚に行われていると聞いており問題はないだろうと告げた


「ところで彩花、他国の方々には会われました?」

「いや?テリウスに来てからここが一番だよ」

「あら・・・では後日会われるのですか?」


デインを始め仲良くなった者が各国にいる事はエリンシアを始めここにいる誰もが知って

いた。当然会いに行くものだと思っていた。が少女から返ってきたのは想像外の言葉だった


「そうしたいのは山々なんだけどねえ・・・」

「何かあるの?」

「実は・・・明後日帰らなきゃいけないのよ」

「「えっ?」」


同時に声を上げるエリンシアとルキノに対し苦笑いしながら彩花は告げた


「実は・・・休みが明後日までで」

「どういうことなの?」

「今・・・学校に行ってるんです。あぁ・・・勉学を学ぶところ?それで偶然三連休だったからこのうち
 にまとめ買いしておこうと思って来たんですけど・・・だから多分他のところには行けないかと・・・」


国一つを移動するのだ。どんな手段を用いても相当の時間がかかり一日では相当たどり着けない


「それは残念ですね・・・皆さん喜ばれると思ったのですが・・・」

「こっちも色々あってなかなか行けなくなったし・・・仕方ないことなんだけどね」

「明後日までしかいられないのなら、せめてここで・・・」

「エリンシアがいいって言うのならそのつもりだった」

「大歓迎ですわ!まだまだ話したいこともありますし。私だけでなく・・・ね?」

「そうですね」


次の日、運が良かったのかグレイル傭兵団がクリミア城を訪れた。が・・・


「えっアイクいないの。セネリオまで・・・」

「ごめんなさいね。アイクが帰って来た後2人で旅にでちゃって」


そう答えたのは副団長、現在は団長代理となっているティアマトさんだった。スマブラXが

解散し各地に戻ったファイター達。その中の一人アイクは戻ってくるなりさらなる強い相手を

求めて旅に出たという。そんなアイクにセネリオはついて行ったといい2人の行方は不明だ


「ええー・・・」

「折角こうして再会できたのに、残念ね」

「アイクはちょっと前までスマブラで会ってたけどさ・・・」


そしてそんな様子を、彼女を察知した女神は導きの塔から見ていた


「結局、彼女はなんだったのかしら」

「それを知ってお前はあの娘を選んだのではないのか?」

「私は選んでなんかいない。彼女が自分の力で貴方の裁きから逃れたの。あの時も感
 じたけれど彼女は不思議。ミカヤに似てるけど違うの、彼女はただの人・・・一体・・・」


『彼女は他の人に比べて感受性が強いだけ・・・そして少し特殊なだけ』


どこからか聞こえた声に、2人は顔を見上げた


「誰かが呼ぶ声が聞こえたかと思えば・・・」

「久しいな。3年、いやそれ以上ぶりか?」

「ラフィエルさん!ニケさんにリアーネ!後・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・思い出せない・・・なんだっけ・・・確か・・・えーっと・・・鴉の人!」

「彩花よ、鴉のラグズは皆鴉だ」


女神の導きか偶然なのか、彩花がクリミアにやってきて次の日リアーネを始め

ラフィエルとキルヴァス王ネサラ、ニアルチ、ハタリ女王ニケがやってきたのだった


「・・・鴉の王様」

「俺はあんたに聞きたい事があって来たんだ。血の誓約の事、知ってたんだってな」

「・・・あ・・・あぁ・・・」

「リアーネに聞いたがリアーネは話してないんだってな。どうやって知った?」


本来ポケモンだけに通じると思っていた能力、生物の心を読む力がある事を思い出し話した

最初は驚いた様子だったがこれまでに少女から驚かされたことは数知れずほとんどの者は

慣れた様子でその会話を聞いていた


「彩花、あの女神たちは元気ですか?」

「女神?」

「ハイラルという所の・・・彼女達にもお礼をと思ったのですが・・・」


あれから数年、彼女達は再び役目を終え消滅した。本来テリウスに来る前に消滅していた


「3人は・・・消滅しました。神様にも・・・寿命があるようで次の神に託したそうです」

「まぁ・・・」

「そうそう!皆に見せたいものがあるんだよ!」



外壁同様中の構造も大きくは変わっておらず懐かしむ半面いた期間が短かったこともあり所々

うろ覚えな所もあった。ただ何度来ても城独特の雰囲気は自然と辺りを見渡さずにはいられない


「見せたいものとは?」

「ふっふっふ・・・言ったよね?次来るときは私の国のポケモンを連れてくるって」

「え?」

「エーフィ、フライゴン!」


赤と白の球体を取り出したかと思えば、少女はそれを空中に向けて投げた。中央から開いた

中から何かのシルエットが地面へと飛び出す。ボールが少女の手元に戻ったと同時、象った

光ははっきりと姿を見せ異なる2体の生物が現れた


「これが、ポケモンだよ!!竜みたいなのがフライゴン、こっちがエーフィ!」

「これが・・・?」


彩花がエリンシアを紹介すると2体のポケモンはあいさつをするように鳴き声を上げた


「ラグズのように化身は出来ないし人の言葉も話せないけど・・・家族のような存在なんだよ」

「初めまして」

「そうだ!皆見ててよ・・・エーフィ!」


名を呼ぶと言葉を発していないのに何かを理解したようにエーフィは頷いた。それはまるで2人の

意思が疎通しているかのよう。鳴き声と共にエーフィの周りから飛んだ。直後別の何かが舞うと

2つの風はぶつかり遥か上空で弾け飛ぶ、そして重力に吸い込まれるように雪のように降った


「綺麗・・・!」

「私の地方にね、こうやって技を組み合わせて美しさを競う大会があるんだ」


かつて彩花自身も参加した事がありエーフィや他のポケモンたちと優勝したこともある


「その大会はすごくてね、是非ともエリンシアたちに見せたいんだけど・・・」

「国の規定的に・・・厳しいと?」

「禁止されてるわけじゃないけど事例がない以上大丈夫なのかどうかすらわからないし」


この地に来る事によって思わぬ発見の連続に会った為エリンシアたちにも自国の事を教え

たい、見てもらいたい。その思いは当時以上に強くなっていたが厳しいだろう事は変わらない


「私は女王であるが故他国に足を運ぶことは会議以外ありません。大陸外など夢のまた夢・・・」

「ということは、スマブラが初国外って事?」

「!そんなこともありましたね・・・懐かしいです。沢山の人がいて」

「私も誰がどこの人なんて全てを知ってるわけじゃない。まだ知らない事は沢山あるんだよ」


けれど今は・・・本来行くべき所にいきするべきことをするべきだ。それが終わったら

また旅に出たいと、旅に出るつもりである。まだ見ぬ地を探し世界を知るために


「・・・仕方ない事は仕方ないですね。彩花」

「ん?何?」

「また・・・来てください。貴方の話を聞くと・・・少しだけ、私も旅に出た気分になれるのです。私
 に、城の皆に・・・世界の事を話しに来てはくれませんか?皆もなかなか出られないので・・・」


知らない事を知るのは楽しい、見たこともないものを見るのは楽しい。それは自分も経験してきた


「関わった事が衝撃過ぎたからかな?ここに来ると・・・家じゃないけどそんな感じがするんだ」


ここに来られる事が嬉しいような、エリンシアや皆と話せることが嬉しいような


「そんな事を言ってもらえるなんて・・・光栄ですわ」

「この国だけじゃない。この大陸の国が・・・あの時だけじゃなくてこれからも・・・遊びに行き
 たいって思うんだよ。今まで色んな場所を旅してきたけどこんなこと思うのはここが初めて」


互いの手を出すと小指を結び、太陽の光が輝く中彩花は告げた


「来るよ、何回でも。私・・・この大陸の人達が大好きだから!」


=======================================

END


INFINITE 暁の女神目次

INFINITE目次へ

TOPへバナー

スポンサーサイト
別窓 | 暁の女神 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<ついに第4部突入! | INFINITE | Special Episode2、女神の声>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |