INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第30章、共に

現れたアスタルテの幻影。相違の意見をぶつけると思いを新たに再び階段を駆けのぼる。し

かし扉の前で開かない事に原因はユンヌの加護を受けていない事、彼女に選ばれていない所

にあると判明する。パニック状態に陥る中彼女達は外で戦う勇者達の存在を告げるのだった
______________________________________


「オーラが消えた・・・・」

「これでようやく、女神本体と戦えるわけだな」


アイク達はアスタルテに攻撃を仕掛けるがアスタルテには効いている様子はなく攻撃

も当たらずベオクの攻撃はほぼほぼ当たらない。最終決戦は、長期戦へと強いられた

戦っていた中ミカヤの頭上に緑の光が現れた存在は浮遊したまま言葉を発した



『彩花は、今外へと向かっています』

「外?」

「どういうことだ?外とは・・・ここにはこないのか?」


『この部屋は、選ばれた者しか入れないのです。選ばれた・・・というのはユンヌの加護
 を受けた者のみ・・・彩花は、加護を受けていないのでこの部屋には入れないのです』


ユンヌが加護を与えた時彼女の姿はなかった。その事に気づくミカヤに続きフロルは告げた


『彼女から伝言を預かり私はそれを伝えに来ました。外の事は私に任せて、何があっても
 誰ひとり死なせたりはしない。だから皆はアスタルテとの戦いに集中して欲しい・・・と』

「・・・・・彼女が?」



問いかけに対しフロルは短く肯定の言葉を述べた。ミカヤは視線を下げ、上げて


「わかりました。彼女に伝えて下さい。私たちも、彩花を信じます。外をお願い・・・って」

『わかりました』



走って走って、階段を駆け下り再び扉を開け外に出る



「彩花さん!?中は・・・・」

「今、皆はアスタルテ・・・正の女神と戦ってる。あと少しで全てが終わる!!」



それを聞いたタニスさんが全員に届くような大声で叫ぶ


「今、選抜者たちが正の女神と戦っている!!あと少しだ!あと少しで全てが終わる!!」


その声を聞き一同の目に再び闘志が燃えた。今、自分にできる最大の事を


「勝つんだ!」

「中でアイク達が戦っている・・・」

「弱音なんて言ってられませんね!」


限界は誰もが感じていた。しかし辛いのは誰もが同じで中ではこれ以上に強大な存在と戦っている

彼らがいる。一人ではない、共に戦っていると各々は視線を上げそれぞれの武器を握り直した


「私の持てる力・・・全てあなたに集めるわ」

「・・・まかせろ。これで・・・決める!」



目を閉じ何かを念じるとユンヌの中から青い波動が飛び出しアイクの周りを覆った



「うおおおおおおおおおっ!!」


思いっきり加速しアスタルテに剣を振り下ろす



「・・・・・・・」


攻撃を受けたアスタルテはふらりとよろついたあと紫の光となって消えた。そして、アイクから離れ

たユンヌはアスタルテの消えた場所へと降り立った。そこに映ったのは、幼き少女の影だった


「あんたも消えちまうのか?」

『そうね』


少し寂しそうな声をして、ユンヌは答える


『でも、そのほうがいいのかも。神という絶対の存在が結局は
 人を迷わせ弱い生き物にしてしまう。だから私は・・・もう・・・』

「それでもいい」

『え・・・?』


ユンヌは、顔を上げた


「あんたは生き物全ての親のようなもんで・・・なんというか・・・親ってのは子にとっちゃや
 っぱり必要なもんだろ。そりゃあんたを喜ばせることばかりじゃない。がっかりさせること
 だっていくつもあるだろう。それもこれも全部ひっくるめて見守ってくれないか?頼む」

『苦労も・・・いっしょに?私は完全でなくていいの?』

「あんたは・・・俺たちの過ちを許してくれた・・・俺達も同じだ」

『う、うん・・・・』

「何度でも向き合えばいい。お互いマズイ事から目を背けなけりゃ、どこかで交わるかもしれん」

『そうね・・・また・・・もう一度だけ・・・』


そう言いながら、ユンヌの青いオーラは次第に弱々しくなりゆっくりと消えていった。その光

を掴もうとした時、光は完全に消滅した。アイクが握った手を、アスタルテのいた場所を見て

いた時、チチチと声が聞こえた上を見ると、頭上へと、小鳥が飛んでいくのが見えた


そして次の瞬間・・・光が差し込んだ


正の使徒と戦っていた彩花もまた、頭上に鳥が飛んだのを見つけた。それがユンヌである事

に気づいた。ユンヌは空を飛びまわり羽から光を降らせた。その光は雪のように静かに降るも

地面へと近づくと、石になっていた人たちが元に戻って行った


「な・・なんだ・・・?」

「これは・・・」


ベオクも、ラグズも


一度は構えた両者だったが武器を手放しラグズも構えを解いた。戦いの場だった所に、殺気など

張り詰めた空気はなくなっていた。そして、その光は次第に広まり町の人々も元に戻っていった


「!」

「どうした?ウルキ?」

「人の声が・・・聞こえる」


「人の声?」


「もしかして、アイク達が・・・!?」

「いや、違う、これは・・・」


ライが、ある事に気づく


「もしかして、石になった人たちが・・・戻ったのか?」

「!!」


その言葉に、全員が反応する


「ってことは・・・レオナルド!」

「ミカヤ達が・・・やったんだ!」



各々が喜んでいる時に、その扉は開き、中から救世主達が戻ってきた


「アイク!」

「ミカヤ!!サザ!!」

「鷹王!!」

「サナキ様っ!!」


今この場は、今までに感じた事のないような喜びで溢れていた。終わったのだ。長い長い戦いが


「終わったんだね」

「ええ。皆・・・・・ありがとう」


幸いにも、ここに集まってから、死傷者は1人も出なかった。それは、ユンヌの加護のおかげか

それぞれの想いが強かったからか。または、奇跡が起きたのか・・・だけどこれをハッピーエンド

と言わずなんというべきか。間違いなく、これはハッピーエンドだ



「ほら、皆戻りましょ?みんなが、待ってるわ」


こうして、長い長い戦いに終止符が打たれた。数日後・・・それぞれが、再び帝都へと集まっ

ていた。まだまだ大きな戦いによる混乱は収まっていないが宴会が開かれることとなった


「彩花!」

「どうしたの?エリンシア」

「船が、後数日後には動き出すそうですよ」

「!!」


ということは・・・・


「ついに帰れますね」

「ああ・・・でも・・・私の知ってる場所に行くとは・・・」

「それについては心配ありませんわ」

「?」

「私の叔父様の知り合いに船乗りがいるのですが、その方にお願いして
 あなたを送り届けてくださるそうです。場所さえいっていただければ」

「本当に!?」


そう、色々と少しずつだけど回復していった。それはある事を指していた。今回あった出

来事は本当に偶然でありもしかしたら必然だったかもしれない。出会いは別れの始まり

と言うようにここでも別れの時が近づいていた。私は、それを微かに感じていた


「あ、でも自分の国だと入国が色々めんどくさいから・・・近くの大陸になるのかなあ」

「彩花の国は厳しいのですか?」

「そりゃあもう。入るには旅行であれパスポートって言う身分証明書が必要だし剣や槍なんて
 持ち込もうものなら国の機関・・・悪者を取り締まる人に捕まってとんでもないことになるよ」

「それはまあ・・・随分と厳しいですね」


その他にもあらゆる規定がある事を話すとエリンシアを始め次第に集まった人々は声を上げた


「なんだよそれ!外で歩けないじゃねーか!」

「まあ、子供は判断能力もないし危険とか予測できないからって規定なんだよ」

「俺、夜外に出て遊んでたら次の日こっぴどく叱られたことあったな・・・」


次々と声が上がる中苦笑いを浮かべると再び彩花が口を開く


「でも、そういうのがあるから平和ともいえるんだよ。無法地帯ほど怖い事ってないから」


=====================================

次回

人々が元に戻り宴会が行われる中彩花はエリンシアより船が動き出した事を聞く

それはこの大陸とここで出会った人々との別れの日が近づいている事を指していた

戦いの後、同じく宴会の中でアイクはセネリオに関する過去の事を思い出し・・・


次回、第31章、「蘇る記憶」


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