INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第29章、アスタルテの裁き

セフェランを越え扉を抜けようとした時続いてくぐろうとしていた彩花はその場から強制的にど

こかへと飛ばされる。一方一同はついにアスタルテと相対しユンヌは最後の問いかけをするが

説得も虚しく人間と神との戦いが始まろうとしていた。一方彩花の前にも彼女の姿が現れ・・・
______________________________________




この人が・・・・正の女神アスタルテ・・・?


「・・・・なぜ他の者が関わる。・・・まあいい。誰がなんと言おうとも、私の裁きは変わらぬ」

「あなたこそ、なぜ裁きなんか・・・」



ここにいるのは・・・本物なのか・・・それとも・・・偽物か、そんなことを考えていた



「私が眠る間、人は相変わらず相争った。不完全であるがゆえの人の性質はこの
 先も変わることはない。どのように時を経ようとも、いずれ人は同じ帰結に至る」

「確かに、そうだけど・・・アスタルテの言ってる事は正しい。世界は、変わらない・・・」


くやしいけど正論だ。現に争いは起きている。過去も、今も。そしておそらく・・・未来も


「ならば、なぜ邪魔を・・・」

「裁きを下して完全に生まれ変われば・・・世界は変わるの?しょうが・・・ないでしょ。こんな世界・・・
 いらないって思ってたのに・・・・・・この世界に生まれたかった。テリウス人だったらよかったのに」

「何故・・・?」

「この世界は、確かに戦争・・・争いが絶えないけど、とても・・・優しいから。私の国とは・・・・・違う」


アスタルテはどこの国の者か尋ねた。答えは帰ってくるもののそれは聞いたこともない場だった



「ここからは結構遠い場所にある。倭の国、日本もやっぱり何度も戦争があったん
 だ。そして、終戦し、二度とこんな事が起きないよう協定を結んで、今に至るの」

「今は・・・争いがないのか?」

「ないよ、そりゃ殺人とか・・・強盗とか・・・そんな事件はあるけど。経験した人達が残酷さをそ
 の声で、写真で、何年も何十年も伝えてきた。皆怖さを、悲しさを知っているから戦争はない」


「だけど・・・やっぱり聞いただけと身をもって体験するのは感じ方が違う。私、今回の出来事を通して
 思ったんだ。戦争って恐ろしくて悲しいけど・・・人って、間違わなきゃいけないんだよ・・・だから・・・」

「裁きを、やめろと・・・・?」


「・・・・・・・・・・・」


「それは、できない」

「・・何故!」

「おぬしの言い分はわかった。だが、もう決めてしまったのだからやめることはできない」

「!」


「私と戦うか?」

「・・・・・・・・・」


神と戦う、それは、今まで想像したこともない出来事


「私を倒すことはできない。人がどのように進化しようとユンヌが彼らに力を与えようと、
 創造主である私を倒すことなど、そこから生まれた命である彼らに出来るわけがない」


「そして、おまえも・・・大した力を持たぬ者に、私を倒す事など出来ぬ」

「それでも・・・戦う!アスタルテ!あなたを倒して・・・この世界を・・・救ってみせる!!」

「無力なおぬしになにができる?ユンヌの加護も受けずに私を倒せるとでも・・・」

「それは、アスタルテとユンヌから創られた人・・・この大陸の者の話でしょう?私の
 創造主は・・・・貴方でもなければユンヌでもない。私は・・・テリウスの人じゃない!」


力を込めて炎魔法をアスタルテへとぶつけるがそこからアスタルテの姿は消える

私の前にいたのは、アスタルテではなく金色の鎧に包まれた正の使徒


「正の使徒!?」


正の使徒たちは武器を構え私の方へと向かってくる


「・・・上等!!」


「女神アスタルテよ・・・!どうかお許しください」

「エルラン・・・そなた・・・・」


戦っていたアイク達の元に現れたのは、セフェランだった


「私の弱さがこの事態を招きました。変化を見ることは辛い。変化を知ることは怖い」



変化を享受する痛みを覚えるたび私の心は臆病になり・・・いつしかそれを避けることばかり

考えるようになっていた。その痛みがあればこそ新しく生まれ出たものがあるなどと気づきもせずに



「ですから・・・人にお慈悲を。石になったものを元の姿へ戻していただけませんか?」

「・・・・ならぬ。たとえ、そなたの言葉であろうと今度ばかりは受け入れられぬ」

「・・・女神よ・・・・私は・・・私は・・・」

「そこで黙って見ているがいい。そなたの心を縛り、惑わせるものをこの世から消滅させてやろう」

「・・・・・・・・・・・」


「みんな、よく聞いて」


ユンヌは、戦っている者達に語りかける


「アスタルテの本体と戦うには、まず彼女を守るまわりのオーラを消さないとだめ」

「オーラ?」


よく見ると、アスタルテの周りに白い光が浮いている


「あれか・・・」

「いい?オーラを攻撃して」


「セフェラン・・・いや、エルランか」



そこに、セフェランがやってきた。言葉を発したのはアイクだった



「・・・・すみません・・・結局、役には立てなかったようです。私の過ちは・・・」

「いいんだよ」

「え・・・」

「何とかしようと思ってあんたはここにきた。行動したことに・・・気持ちに・・・意味がある」

「・・・・アイク・・・・きみは・・・きみは本当に・・・・・・・」

「さあ、下を向いている暇はないぞ。目の前の面倒はまだ片付いちゃいない」


エルランは、アスタルテを見て言う


「・・・・そうですね」


そして、自分に言い聞かせるように呟く


「顔を上げ・・・目をそらさず・・・全てを見届ける。最後までやり遂げ
 なくては。それが、いまの私に出来る精一杯のことなのだから・・・・」


・・・オルティナ・・・どうか私に・・・勇気を・・・・


「よく戻ったな、セフェラン」

「・・・サナキ様、私は・・・・」

「もう、勝手なことは許さんぞ」

「・・・え?」

「そなたは、私の臣下じゃ。主を残して死ぬことなど・・・決して許さんからな」

「・・・・・はい・・・・・」

「ん。それでいい」


ミカヤは、ある事に気づく。誰かが、いないことに



(てっきりいなかったからエルランさんについていたと思っていたのに・・・?)




「・・・・・はあっ!」


次々と正の使徒を倒していくフロルの力で飛び飛びに移動しているからあっという間に扉の前に

着くけれどその扉はしまっている。扉が厚いからか、中の音は聞こえない。扉を開けて・・・・



「・・・・・・・・・・」


『どうしたの?』

「扉が・・・開かない。選ばれた者しか・・・入れない?」


ユンヌに選ばれたわけでもなくフロル達によって裁きを避けた。自分の都合でここまで来た

この先に入ることは出来ない。選ばれていないから、アスタルテと戦う事は許されない


「そんな・・・ここまで来たのに・・・」

『塞がないで。まだ、あなたにはするべき事があるはずよ』


崩れ落ちかけたところにネールの声が聞こえた。姿を現すことなく彼女達は告げる


「アスタルテを倒さなければこれは終わらない。なのに私には戦う資格すらないんだよ?」

『忘れたとでも言うの?戦ってるのは他にもいることを』

「何を・・・」

『感情に流され我を失ってはダメ。分からないというのなら、落ちついて耳を澄ませなさい』


何とか中に入ろうと扉を押すが開く様子は一切なく、言われた事をするしかないと

扉から手を話すと心を落ちつかせた。建物内のため風はなく、何があるのかと思った


「・・・・・・何も聞こえないよ」

『本当に?』

「・・・こんな建物内じゃ風なんて吹いてない。ただの人間には神の声なんて聞こえない。中
 の様子も分からないよ。勝ってるのか負けてるのか・・・君たちは一体何が言いたいの?」

『想像しえない事態に陥った時人は我を忘れ周りが見えなくなる。人間の弱さよ』

「な・・・そんな事分かって・・・」

『普段はそうだってわかっていても、いざ自分の事になると人ってそうなってしまうの』


気づかせようとしているのか答えを彼女達は言ってくれない。焦りもあり一層苛立たせる


「時間がないんだよ!何が言いたいのさ!」

『外で正の使徒と戦っている彼ら、彼女らを忘れたの?』

「!」


頭にこの中に入る前の映像が過ると、足元で何かを感じた。建物自体は揺れていなく

とも建物は地を土台に立っている。そして振動を伝って聞こえてきた。怒涛の声が


「!!」


『・・・張本人と戦う者だけが勇者じゃないの。勇ましい者と書いて勇者。あの時は
 貴方一人だけだったし時の勇者も一人だったけど・・・彼ら彼女らも立派な勇者よ』

『脅威に屈することなく戦う事の勇気・・・今この場にいる皆が勇者と呼べるのです』


中ではアイク達が裁きの張本人女神アスタルテと戦っている。けれど外ではアイク達が

思う存分戦えるようにと正の使徒の侵入を食い止めている各国の勇者たちが戦っている


「今・・・私に出来る事は・・・!」


=====================================

次回

女神たちに言われ気づいた彩花は全てを彼らに託し扉から遠ざかる。今自分に出来る事

を果たすために。一方アスタルテと戦っていたアイク達の元にハイラルの女神の一人フロ

ルが現れる。少女から預かった伝言を伝えるために、そして彼女達からの伝言を受け・・・


次回 第30章、「共に」


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