INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第27章、それぞれの想い

アスタルテの元に向かっていたアイク達の前にアスタルテではなくセフェランが現れる

サナキとの会話の先に真に望んでいた真相が明らかになる。そしてもう一つ、これまで

の戦いでアイクは忘れていた事を思い出す。セフェランとの戦いが始まろうとしていたの
____________________________________


「皇帝だけじゃない。多くの者があんたを信じていた」


『もう一度だけ聞く。あんたはそれを全て裏切ったんだな?』


「はい」

「・・・あんたは一体なにものなんだ?女神を目覚めさせ、俺たちを裁かせ
 る・・・それがあんたの野望だというなら、なぜそうしたいのか教えてくれ」

「あなたがそれを知ってどうなるというのです」

「過去に・・・俺の親父がメダリオンを手にして暴走した時、あんたとゼルギウ
 ス将軍には世話をかけたようだ。それと何が関わりがあるのかと思ってな」

「記憶の封印が・・・解けてしまったのですね」

「答えろ、あんたが何者なのか」

「・・・お断りします」


アイクは、その剣をセフェランの首元へと向ける


「ならば、力づくで聞きだすまでだ!」

「アイク・・・!いやじゃ!わたしは信じぬ!セフェランと戦うことなどさせはせぬぞ!」

「・・・サナキ様、あなた方はこの戦いを避けることはでできないのですよ。女神アスタル
 テの元への扉は・・・私の魔道の力によって封じました。我が死を持ってのみ扉は開く」

「セフェラン・・・っ!」



するとセフェランは、魔法陣の中に消えアイク達から遠く離れた場所にワープする



「時間がありませんよ、あと数時間で女神アスタルテの気は満ちることでしょう。たとえ私
 に勝てたとしても・・・あなた方が女神アスタルテに敵うとはとても思えませんが・・・・・・」


「それでも、せっかくここまで来られたんですから。私のたくらみを
 知ったのですから・・・最後まで足掻いてみてはいかがです?」


それぞれみんなが、セフェランさんと面識があるのか、それとも言いたいことがあるのか

つぎからつぎへと言葉を投げかける。それに対してセフェランさんは驚く様子もなく、淡々と

答える。まるで、聞かれることを知っていたかのように


「僕は・・・アシュナード王の息子ではない?」

「・・・はい。彼の息子は竜燐族の血を持つ『印付き』であったそうですから」


「あなたが・・・・あの方の言われていた主なのですね・・・?」

「銀の髪の乙女・・・どうして今頃になって私の前に現れたのです。あなたが生きて
 いるとわかっていれば・・・いえ、もう遅すぎる・・・・・・・・・全てが遅すぎたのですよ」

「一体何を言って・・・」

「くだらない感傷です。・・・あなたがお気になさる必要はない」


「聞かせてもらうぞ、セフェラン。あんたは何者だ?なぜこんなことを企んだ?」

「そんなことを知って何になるというのですか?理由など知ったところで何も得られませ
 ん。誰も救われません。私は人に絶望し、その滅びを選んだ。それだけのことです」

「なら、あんたはあの時どうして俺を救った?」

「・・・アイク、あなたは・・・あの時の痛ましい記憶に、あなたは耐えていけるのですか?」

「あぁ、今ならな。だがあの時の俺には・・・耐えられなかった」

「人が生き続ける限り、悲劇は避けられません」


「過去から何も変わりはない。痛ましい悲劇が幾度も繰り返されてきましたどのような王のもと
 でも、国のもとでも。人が生き続ける限りあらゆる悲劇は何度でも繰り返されることになる・・・」

「だから、滅びればいいのか?目の前からなくなりさえすればそれでいいというつもりか?」

「・・・・・・・」

「あんたが俺を救ってくれた事には感謝してる。だがどんなに受け入れたくない悲劇でも・・・そ
 れは俺の現実だ。俺が得た痛みも、苦しみも・・・俺が背負って進むべきものだ。あの時の記
 憶を・・・俺は否定しない。受け止め、乗り越えて・・・・・・自分のものにして生きていくと決めた」

「強いのですね、あなたは。けれど全ての者が・・・あなたのように強いわけではない・・・」



その時、セフェランが私を見た気がした。アイクとセフェランの一騎打ちが始まった。そして・・・・


う、嘘でしょうっ!?あたしたちの神使様が・・・!



わしだって信じられん。だが、この耳で聞いたんだ。元老院の発表をな



・・・失礼ですが・・・神使様がどうされたのですか?


亡くなられた


夕べ突然にって・・・いったい何があったっていうの!


暗殺されたのさ!セリノスの鷺どもの手によってな!


ま、待ってください!そんなことあるはずが・・・


すでにな、帝都に住む連中はセリノスの森へ向かったぜ。各々の手に武器を持ってさ


な・・・っ?


やつらに報復するのね?


神使様を手にかけたんだ。1人たりと生かしておくわけにはいかん


とうぜんよ。忌まわしいバケモノたちめ・・・この手で引き裂いてしまいたい!


・・・そ・・んな・・・・



どうした、あんた?気分でも・・・


・・・っ!


うわあぁぁああ!


バケモノっ!鳥のバケモノよぉっ!誰か!


メダリオンを鎮めなくては・・・たいへんなことになる・・・!


この娘は・・・


いたいた。こんなところに隠れていやがったか


やれ!一匹たりと逃がすな!神使様の仇だからなぁっ!


いけない!『負』の気によって目覚めさせては・・・



・・・っ・・・!『負』・・・の・・・・・


なんだ、こいつは?さっきから呆けてやがる


すぐには殺すなよ。たっぷり苦しめないと・・・


ああ、こいつらはすぐに死んじまうからな・・・そんなんじゃ俺たちの気がおさまらない


神使様の仇だ・・・


死なないように痛めつけて、痛めつけて、痛めつけて・・・それから殺してやる・・・!


何故、私の力はなくなった。何故、私の血族は奪われた。何故・・・何故・・・何故・・・





・・・人よ・・・・・・残り350年足らず。そんなに待つ必要はない。この世界にべオクはいらない

ラグズも然り・・・彼らはあまりにも不完全だ。お目覚めください。女神たちよ。そして・・・・裁きを


「・・・っ!」

「セフェランっ!しっかりせよ!・・・目を開けるのじゃ・・・っ!」


「ユンヌ・・・?今のは・・・誰の記憶・・・なの・・・?え・・・?・・・わかったわ・・・やってみる・・・」





「サナ・・・キ様・・・」

「セフェラン!意識が戻ったか!?」


サナキの呼ぶ声に、セフェランは目を覚ましたようだ。他の人たちは静かにその場を見守っている


「そ、そうじゃ!ミカヤ殿・・・セフェランに・・・『癒しの手』を・・・!」

「・・・それはできないわ」


それに答えたのはミカヤではなく、ユンヌだ


「彼の施した封印は・・・術者の命と引き換えでないと解けないようになっている・・・」

「えぇ・・・そうです・・・女神ユンヌ・・・・お心遣いに感謝します・・・」

「・・・だって・・・あなたは最初から・・・死ぬことを望んでいた・・・あ
 なたの・・・・・・ただ1つの望みだから・・・叶えてあげたかったの」


そういうと、ユンヌの目から、滴が落ちた


「涙を流してくださるのですね・・・こんな風に・・・変わってしまった私のために・・・」

「ごめんね・・・あなたが大変な時に・・・助けてあげられなかった・・・ごめんね・・・」

「いいのです・・・全ては・・・自分で選び・・・進んだ道だったのですから」


「サナキ・・・様・・・」



そういうと、セフェランは何かを取りだした



「・・・これを・・・あなたに・・・」

「なんじゃ・・・これは?」

「ルドルの宝珠・・・です・・・身に着けていれば・・・あなたを護ります。あなたのお傍に
 最後までいられなかったこと・・・信頼を裏切った・・・こと・・・お許しください・・・・・・・」

「・・・セフェラン・・・もう・・・いい・・・そなたと共に過ごした・・・たくさんの時間が・・・嘘で
 なかったなら・・・わたしは・・・それでいい・・・・それで・・・・・・・・いいのじゃ・・・・・・」

「ありがとうございます・・・サナキ様・・・では・・・もう失礼します・・・」


「ゼルギ・・・スが・・・待って・・・オ・・・ル・・・ィナ・・・・・」


言葉が途切れ途切れになると徐々に、セフェランの体も光輝いて、その光は天へと昇ってゆく


「・・・セフェランっ!あ・・・あぁあああああああああっ!」


「今よ!お願い、ミカヤ・・・!!」


その時だった、ユンヌが自分自身に向かって叫んだのだ。その瞬間、更に強い光が視界を遮る



「・・・だめ・・・逝ってはだめよ・・・」


扉が開き光は次第に収まり、視界も慣れてきた。そこで、サナキはあることに気づく


「・・・息を・・・して・・・・?セフェランが息をしておる!」

「・・・間にあって・・・よかった」

「・・・助けてくれたのじゃな?ありがとう・・・ありがとう・・・っ!」



「ミカヤは気を失ったわ・・・このまま次の戦いまで休ませて
 あげないと・・・と言っても、ほとんど時間はないんだけどね」

「女神ユンヌ・・・そなたは・・・セフェランとどのような関係なのじゃ・・・?」

「私の命の恩人なの」

「命の・・・?セフェランが女神の命を救った?セフェランはいったい・・・・何者なのじゃ?」

「全ての戦いが終わって、本人の目が覚めたら・・・直接聞いてみるといいんじゃない?」

「そ、そうじゃな」


===================================

次回

セフェランを助ける事に成功したミカヤとユンヌだったが助かった事が生きている事が

セフェラン自身が許せなかった。そんなセフェランに対しアイクは甘えだと怒りを露わに

する。そしてアイク達はついに・・・長い戦いの末にアスタルテと対峙するのだった


次回、第28章、「ユンヌとアスタルテ」


第28章へ

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