INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第19章、導きの塔へ

再生の呪歌でなりそこないの薬を飲まされていたレニングは落ち着きを取り戻す。が同時に

リュシオンはもう一人状態が良くない人物に気づいていた。帝都シエネの前まできたアイク達

はミカヤ隊、ティバーン隊と合流する。ユンヌの声を元に、全員は天幕の前に集まっていた
______________________________________

「ゴルドアの竜燐族・・・彼らが問題なの」

「ど、どういうことでしょうか?」

「この期に及んで・・・まだ動かないつもりか?あの化石親父は」

「それならまだよかったわね。竜燐族は、一部の老臣を除いてほとんどが石になっていなかった。
 竜は数が少ないんだけど・・・その力は強大よ。それが・・・すべてアスタルテの側についたわ」

「なんだとっ!?」

「そんな・・・まさか・・・」


そして、ユンヌはさらに告げる。今姿が見えないということは・・・すでに塔の中にいると思う・・・と


「間もなく日が暮れる。今夜は、とりあえずここで夜を明かしましょう」



帝都はすでにアスタルテの勢力圏内。十分な備えなく竜燐族と戦うようなことになったら

全滅するかもしれない・・・夜、それぞれが解散し、エリンシア達は天幕の中にいた


「・・・いよいよですね。いよいよ明日・・・塔へ向かう」

「クリミアで待つ民だけではなく、世界中の人たちのために」

「・・・ええ。必ず成し遂げましょう「

『・・・ずいぶん、勇ましいものだ』


突然、横から声が聞こえた。そこに現れたのは、つい数日前まで精神を崩壊させていたレニングだった


「レニング叔父様っ!お加減はもうよろしいのですか!?」

「あぁ、おまえたちのおかげでこうして無事でいる。・・・時に、ユリシーズ」

「はっ」


レニングの問いにユリシーズはぬかりなく揃えていた。ジョフレとレニングはお互いに武器を持ち


「君が私に、ただの一度たりと勝利したことがないことを思い出させて進ぜようぞ」

「こちらも異存ございません」


そう言葉を交わすと天幕の外へと出ていった。焦ったようにエリンシアが止めにかかるが


「お、叔父様・・・!?ジョフレも・・・!ユリシーズ、2人を止めて」

「ふむ、立会人不在の決闘ほど締まらないものはありませぬな」


では、私も失礼して、と一礼をしユリシーズまでもが外へ出ていく



「ユリシーズ!」

「ふふ、よろしいではありませんか」

「・・・意外だわ、ルキノが彼らの味方をするなんて」

「在りし日のメリオル離宮を思い起こさせる光景ではありませんか。明日は・・・もう無いか
 もしれない。それなのに、こうして輝いていた日々の一幕を見ることができたのですから」

「私は・・・とても幸せな気分です」



「そうね・・・張り詰めていた気持ちが嘘のように解かれている・・・私
 たちも行きましょうか。最後の夜だからこそ、楽しんで過ごしましょう」

「はい、エリンシア様」



また一方別の場所では、ソーンバルケの元にある人物が尋ねていた



「・・・私に何か用か?女神ユンヌとやら」

「・・・あなたは不思議。あなたは一体何?」

「おかしなことを聞く。自分で創り出したものに誰何するとは」


「私は造ってない。ベオクもラグズも・・・でも、変わっていくのを見ていたから。だけど・・・貴方は知らない」

「その娘と同じはずだが?」


ミカヤだけが特別なのだと思っていた。ユンヌの声を聞くことが出来『解放』の呪歌を謡えるから

だが他にもいたのだ。アイクのそばにいる黒い髪の子やクリミア女王のところにいる小さな女の子


「私の暮らす里にも何人かいる。みな、仲間だ。私と同じ宿命のもの。呪われし血を持つもの」

「それは・・・いったいどんな者たちのことを指すの?」

「ベオクとラグズの混血によって生まれ出る子のことだ。ベオ
 クの間では『印つき』ラグズの間では『親無し』と呼ばれる」

「両親が・・・ベオクとラグズだということ?」

「必ずしもそうではない。まず、ベオクとラグズが結ばれることが珍しい。その間に子が生まれる
 ことは更に稀なことなのだ。そして・・・生まれた子のほとんどはラグズの特徴を一切有さない」


なのに、血にラグズの因子は確実に受け継がれる。受け継がれたラグズの血は突如現れる

印 となって。体に流れるラグズの血は・・・常人ならざる力を与えベオクに迫害される対象となる


「ラグズはもっとひどい。『親無し』は、最初から存在しないものとして扱うからな」

「・・・・・・・」


「ベオクを騙すことは難しくない。印を見せず、数年ごとに住居を変えて人
 目に付かぬよう生きればいい。ラグズは違う。奴らは本能で我らを見分け
 る。・・・全てにというわけではないが、鋭い奴には一発で見破られる」


普通の奴なら・・・何か『違和感』を感じるようだ。全く気付かないラグズも大勢いるようだが


「・・・どうして?どうしてそんな風になったの?」

「それは、こちらが問いたい。ラグズとベオクが交わることは
 女神の怒りに触れるのだと言い伝えられてきたのだから・・・」


ユンヌは自分達はそんなこと知らないと驚いたように怒ったように告げると突如笑い声が聞こえた


「な・・・何?」

「何もかも、でたらめだったのだ!何百年もの間・・・そのでたらめによって
 私達は迫害され続けてきたのだ。これが笑わずにいられるものか。くっくくく」


わらったまま、ソーンバルケはその場から姿を消した。ユンヌは何かがおかしいと疑問と

違和感を感じ始めていた。そして、同時に別の天幕で別の違和感は現実へと表れた


「お兄ちゃん」

「ミストにティアマト、どうしたんだ?」

「彩花を知らない?朝のユンヌの話のときにね、探したんだけど見つからなくって」


色々話とかしたかったんだけど・・・とミストは呟いた


「今も色々探したんだけどみつからないのよ」

「あいつに最後に会った奴って・・・誰だ?」

「さあ・・・あ、でも確かあの時ラフィエルさんがいってた
 よね、私達と別れた後に鷹王様のところにいるって・・・」

「ということは、鷹王達が、最後に会った人物・・・?・・・・聞いてみるか」





「なんだって!?」

「俺は止めたんだがな・・・・」


夜、ミストとティアマトの言葉により違和感を感じたアイクは少女が最後に会ったとされるティバ

ーン隊に話を聞きに行っていた。そこで帝都シエネに入るまで隊を去ったという事を聞かされる



「俺は、ミストやティアマトにいわれるまで気づかなかったのか・・・?」

「・・・俺も先に言っとくべきだったな」

「・・・・・・」


アイクは、無言のまま、ティバーン達のいる天幕から出て行きその後をミストとティアマト

も追いかけるように出ていくそして、ここまで来るまでに、アイクは様々な人に聞きに行った

ためこの場に少女がいないということはあっという間に広まった


「・・・・妙ですね」

「妙?」

「気になることがいくつかあります。まず一つ目は、なぜゴールが近づいているのに
 わざわざ鷹王達から離れたのか。もう一つは、今朝のユンヌの言葉、『全員無事』」

「彼女も気づいていなかったのでしょうか?」


別の天幕で

「まったく、ゴルドアの件といい問題だらけだってのにこれ以上問題が増えるのかよ」

「彩花さん・・・生きてますよね?亡くなってなんか・・・いませんよね?」

「それは・・・なんともいえんな。俺たちだって、あれだけの人数でも帝都に近付くた
 びに苦戦してったんだ。それを1人で行動なんて・・・何を考えてるんだあいつは!」


サザの怒りの声が響いた時、間髪いれず女神ユンヌの声が聞こえた


『生きてるわ、彼女は生きてる』

「ユンヌ!」

『彼女の気は感じられる。それに、彼女にはあの女神がついてるもの。大丈夫よ』


(それにしても・・・・)


一部の人達はさっきの話で少しは理解できた。だけど彼女は何一つ分からなかった


(あの子もまた・・・・よくわからない。あの人たちとは違う・・・もっと別の・・・)


「それは、彼女がテリウスの人ではないから・・・?」


それは早いともいえる朝、ユンヌは何かを感じ取った。それは、ほぼ全員が準備を終え

入り口付近にいたときだった。眩い光と共に表れたのは無数の『正の使徒』だった



「ユンヌ、何事だ?一体何が起きている?」

「・・・アスタルテの奇跡・・・帝都で倒された『正の使徒』・・・彼ら
 の肉体を蘇らせ、心を持たない人の形として創造したもの・・・」

「死人を生き返らせた・・・?」

「そんなことまで・・・できるのですか?」


これが女神の力であり神に背くと言う事だとそれぞれが呟くと『正の使徒』の動きを察知し叫んだ


「襲ってくるぞ!みんなバラバラになるな!!」


アイクの声と共に、一同は武器を構え戦いを開始する。休む間もなく『正の使徒は』攻撃をしてくる



「このままでは・・・もう・・・・時間がないのに・・・・間もなくアスタルテは力を満たしてしまうわ・・・!」

 『もう間に合わない・・・!今度こそみんな・・・完全に石にされて
 しまう!だれも助からない!!私はだれも救えなかった・・・・』

「おい!ちょっとは落ち着け!」


そう叫ぶとアイクはユンヌと目線を合わせて頬をつねった。その瞬間、ユンヌは何が

起きたか分からなかった。ただ事が起こってから数秒後に、小さな痛みが襲った


『痛っ・・・!!』


「な、何をするのよっ!?いきなり・・・私を誰だと・・・」

「負の女神ユンヌ、だろ。俺たちに力を貸してくれる随分お人よしの神様だ」

「・・・・アイク・・・・」



こうしている間にも、他の人は戦っている。とても塔の中に全員で入れる状況ではない。ここで

次々と現れる『正の使徒』を抑える部隊と中に入ってアスタルテを倒す部隊に分けることを提案した


「こうなったら、全員で塔に入るのは無理だな。ここで敵を押さえる者を置いていくしかないな」

「いいわ、それでいきましょう」


アイクは、中に入ってアスタルテを倒すメンバーを選びユンヌの元へと集める


「・・・では、行きましょう。『導きの塔』へ・・・!」


「・・・静かだな。ここに、女神がいるのか・・・」

「えぇ、最上階にいるわ」



アイク達は中に入る、が、そこには誰もいず、広い空間の中でただただアイク達の声が響いた


「・・・気をつけて、塔の内部はアスタルテの領域。彼女の力が極限まで作用している場所だから」


==========================================

次回

正の使徒を抑えるものとアスタルテを倒す者に分かれアイク達は導きの党の中へと入る

と共にいたユンヌの元にある声が響いた。進んだ先にいたのは元老院のルカンだった

サナキの姿を見たルカンはこの地にまつわるある話を始める。そして陰謀が明らかになる


次回 第20章、「ベグニオン第37代皇帝」


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