INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第18章、再結集

魔道書を切らした彩花はミカヤからペレアスに渡すよう頼まれていた闇魔道書を一か八かで

使う。イズカの前にやってきたペレアスだったが告げられたのは自分がデインの血族ではない

こと。苦戦の中ペレアスはイズカを倒すのだった。だが別の場でもうひとつ異変が起き・・・
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そして、ユリシーズはすぐに行動を起こしたフォルカと共に、イズカを拉致しフェール城まで戻った


「イズカを責め口を割らせた。ベオクの場合・・・薬の効き目そのものがラグズよりは軽いよう
 だ。化身がない分、体にかかる負担も減る。その分・・・長い期間、生きたまま苦しみ続ける」


しかし、薬が切れると想像できぬほどの激痛が全身を苛む・・・


「それゆえに、レニング様は狂王に屈し、その配下とならねばならなかったのだと・・・」

「うっ・・・うぅ・・・!」

「再生の呪歌!レニング様のいまの状態が『なりそこない』と同じ薬で引き起こされているなら・・・」

「おぉ!さすがはルキノ!」

「リュシオン様っ!どうかおねがいします・・・叔父を、
 レニングをリュシオン様の呪歌でお救いくださいっ!」

「・・・・・わかった。やってみよう。少し時間が欲しい。準備が必要なのだ」


そう言って、リュシオンさんは天幕から出て行った


準備ができたと聞きみんなは外に出る。リュシオンさんが歌いだすと、レニングさんの寝ている

地面になにかが浮かび上がり紋章は光を増した。歌を聞いていると気のせいか彩花の中にも

綺麗ななにかが棲み渡る気がした。それを感じるほどに今の感情がけがれていると言うのか



「グ・・・ガ・・・・・ガァ・・ア・・・」

「叔父様っ・・・!」


リュシオンさんの声はとまり、それから数秒後


「・・・・ぅ・・・・・」

「・・・・・・成功したようだ」


リュシオンさんから成功の声が聞こえた。目を覚ませば、もとに戻っているそうだ


「あぁ・・・!ありがとうございます!!」


再び室内に寝かせエリンシア達が様子を見る中その他の者が解散すると


「・・・少しは楽になったか?」

「・・・何の話ですか?」


似たような無愛想な表情ではあるものの数秒後この人が鷺の民だということに能力を思い

出す。人の心が読める、つまり隠した所で口に出さずとも全てお見通しということだ


「なんならお前の天幕まで連れて行くが?」

「いいです。自分で歩けます」


そっけなく答えると一瞬リュシオンさんの表情が歪んだ気がした。そうは答えたものの本当は

何一つ状態は良くない。怪我とかそういう意味ではなく精神的に、今までも何度かあったものだ


「づっ!?」


突如後ろから衝撃を感じると前方へと倒れ込み膝をついた。直後背後から声が聞こえる


「へえ、ほんの僅かな力でどついただけで倒れる奴が大丈夫だって?」

「げっ」


立ちあがり振り返るとそこには威張るように仁王立ちしているライの姿があった


「何か用か」

「スクリミルじゃないんだから体調悪いんなら悪いって言えよ」

「べ、別に悪くないし」

「戦いの直後ふらついて肩を貸してもらったのはどこのどいつだったかな?」

「うぐっ」


痛いところをつかれ言葉が詰まる。裁きの後は正の使徒という人とはいえ人ではないような

気もしていた者を相手にしていたためなることはなかったのだがイズカを倒した後なりそこない

の亡骸と至る所に飛び散っていた赤い飛沫に体調が悪くならないわけがなかった



「アイクやティアマトさんがいないからって・・・ラグズがいじめる・・・」

「人聞きの悪い事を言うな。リュシオン王子、こいつはガリア兵みたいに頑固なんですよ
 。人の親切を断るのもこいつの性格からなんです。勘弁してやってはくれませんかね」

「私は能筋じゃない!!」


叫んだ直後頭を打たれたかのように痛みを感じるとふらつき地面へと崩れた


「おもむろに叫ぶから倒れんだよ」

「ぐうう・・・さっき押して転んだから怪我したんだけど、足擦り剥いた。痛い」

「大人しく運ばれろって。さもなくば・・・この事を女王と鷹王に言うぞ?」

「・・・!」


エリンシアはともかく、もう一人の名が出た時点で起きあがろうとしていた動きが止まった


「今日は出歩くの禁止な。見張りに・・・レテでもつけるか」

「!!」


日も登り始めたころ、初めてその話を聞いたエリンシア一同、クリミアの一同は驚いた


「そのようなことが・・・!?」

「なんだ、あいつまたぶっ倒れたのか?」

「寸前ってとこですかね」


血が苦手な事、人が死ぬのが見られない事を知ったエリンシアは驚くほかなかった

あの時、クリミア城での時も自分達の為にと慣れない戦いに参加してくれたのだ


「なぜ・・・」


アイク達はついに王都シエネに到着した。導きの塔・・・世界が危機を迎えた時女神アスタ

ルテはここに降臨し人々を正しく導くというベグニオンの民ならば誰もが知る女神の領域

であり人々が立ち入ってはならぬ聖地。そして、現実に世界が滅びを迎えようとするこの時

かの塔は天をも貫く光の柱のごとく漠然と輝いていた



塔は、実際に見るとなるととても眩しくて見ていられないほど金色の塔のように光り輝いていた


「あれはなんだ・・・?」


アイクの一言に、セネリオは答える


「導きの塔のあたりですね」

「まるで光の洪水のよう・・・いったい何が起きているのかしら?」

「あれも女神アスタルテがやってるんだよね?」


もう大抵のことでは驚かなくなったけど・・・とミストは呟く


「あの様子を見ると・・・時間はあまり残されていないのかもしれません」


帝都シエネの外門前まできたものの扉は固く閉ざされていてとても中にははいれそうもない


「帝都の門か。閉ざされているな」

「どうする?この中に入らねば塔へはたどり着けぬようだが」

「そうだな・・・・」



その時だった。別の方向から静けさに似合わない軽快な声が聞こえたのだ



「おぉ!そっちも無事か!」

「スクリミル・・・!あんたたちの隊はすでに到着していたのか」

「あぁ、数刻ほど前にな。せっかくだから、中に踏み込んで敵を片してやろうと思ったんだがなぁ・・・」

「私たちが止めた。元より帝都は、強力な魔道の結界によって守られ内部を探
 ることは出来ぬ仕組み・・・『正の使徒』の数や規模の予測がまったくつかぬ」


スクリミルの前にやってきたのは、サナキ、ネサラの2人だった


「とりあえず、用心するに越したことはないだろうと意見がまとまったってわけだ」

「ここで他の部隊の到着を待とうということで・・・門外に天幕を張っていたんです」


さらにそこにはミカヤがやってきてアイクはミカヤの周りを見るがユンヌの姿は見当たらない


「デインの巫女か・・・ユンヌはどうしている?なにか連絡はないか?」

「旅の間は何度かわたしの元に戻ってきましたが・・・ここ数日は何も」

「そうか・・・エリンシアと鷹王の隊は?」

「まだ姿を見せん。なぁ、アイクよ。ものは相談なんだが・・・鷹王らを待ってじっと
 しているというのも手持ち無沙汰だと思わんか?俺とお前でちょっと偵察に・・・・」


その時だった、『ズズズズ・・・』と音と共にさっきまで開かなかった扉が突然ゆっくりと開いた


「うおっ!?」

「!」

「な、なんじゃ!?」

「敵襲か・・・?」


数秒後、ミカヤは何かを言いかける


「いいえ、敵では・・・」


誰かが、アイク達に向かって歩いてくる。そして、それは1人ではない。そこに現れたのは・・・・


「獅子王・・・!」


そして、アイクはその背後にいる人物たちを見ていう


「やっぱり、一番乗りはあんたたちの隊だったんだな」

「あぁ、着くなり獅子王達と合流出来たんでな。帝都にいる『正の使徒』どもはあらかた片づけといたぜ」

「中に残っているのは、裁きによって石化した人々だけです」

『・・・無茶なことをするわ』


突然の声に、全員が一斉に振り向く。その声は、ユンヌだった


「せっかくここまで来て、やられてしまったら元も子もないじゃない」

「・・・ユンヌだな?戻ってきたのか」

「ええ。いまね。」



『・・・みんなを集めてちょうだい。これからのことを伝えておきたいから』


ユンヌは全員の前に立ち告げる。正の使徒の妨害があったにも関わらず3隊全てが残った事の凄さ

「皆がここに向かっている間に、私は大陸中の石にならなかった全ての者に啓示を与えたの。それに
 したがって、ガリア王を始め・・・強力な者たちが合流を果たしてくれた。全て・・・私の予想以上よ」


ユンヌは希望が見えてきたといいたいところだけど、と話を続けていた。その時、数人はあることに気

づく。これだけ人数が多ければ見つかりにくくても納得がいくが、見渡してもその人物は見当たらない



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次回

3つの隊が合流し夜を明かす中いよいよとエリンシアは意気込む。そんな中現れたのは

再生の呪歌によって落ちついていたレニングの姿だった。復活を告げたレニングは武器を

握るとジョフレと共に外に出る。慌てて止めようとするエリンシアだったが・・・


次回 第19章、「導きの塔へ」


第19章へ

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