INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第17章、男の正体

エリンシア達がジョフレ達の後を追うとそこにいたのはなりそこないだった。なりそこないを造った

張本人イズカを倒すための戦いが始まる。以前よりこの光景を夢に見ていた彩花はペレアスに

伝える共にイズカ達のいる場に向かう。しかし強力ななりそこないの前に彩花の魔道書が尽き・・・
________________________________________


懐から、ある魔道書を取りだした。それは以前ミカヤからもらった『カレアウ』の魔道書。ペレアス

さんに渡すように貰ったけどすっかり忘れていた。そんな中一つ問題点が浮かび上がっていた


「・・・・・・」


この魔道書を、私は使えるのか。ただでさえ使える人が少ないといわれる闇属性・・・・



「やって・・・みるしかないっ!・・・カレアウ!!」


すると、ほんの中から黒い球がなりそこないに向かって飛んでいく。それが当たった後、別の方向

からまた別の黒い球がが当たる。味方の中で唯一闇魔道書が使える人物。それはただ一人


「ペレアスさん!」

「彩花・・・君、闇の魔道書も使えるのかい?」

「今初めて使いました。魔道書を切らしてしまって使えるかどうか・・・賭けだったんですけど」

「一人で戦うのは危ない。お互いなるべく離れないようにして戦おう」

「・・・はい・・・」


こうして、なりそこないを倒していき、私とペレアスさんはイズカの元へとたどり着いた


「イズカ・・・・!」

「これはこれは我が王子!いや、ペレアス王!まさかご無事だったとは・・・。てっきり石化して
 るとばかり思っていましたが。しかし、悲しい!私は悲しいですぞ!愚者どもに混じって王まで
 が私を!デイン辺境であなたを見出し心をこめて仕えたこの私を!あなたが攻撃するとは!!」

「・・・君は元老院の手先だったそうだね・・・・」

「ふん!なんだ、ばれていたのか。ならば取り繕う必要もない。知って
 しまった以上・・・どうせおまえは私を救ってはくれんのだろうからな」

「ほとんどの人が石となった今・・・『血の誓約』はもう脅威ではない。だけど・・・
 君が僕を陥れデイン全国民の命を脅かしたことには何ら変わりがないんだ。答
 えろ!イズカ!なぜ僕を裏切った!?デイン王に誓った忠誠は嘘だったのか!」

「・・・・・・・・・」


私だって、言いたいことは沢山ある。だけど、今は、耐えるべきだ。ペレアスさんは今

・・・怒っている。私なんかより遥かに言いたい事があるはずだと飛び込みたい衝動を抑えた


「うるさい!私の研究に理解を示さない愚か者よ!覚えている。覚
 えているぞ。お前はこの私より、たかが一匹のラグズの命を重ん
 じたのだ。おまえのおかげで私は思うような研究ができなかった!」


『気弱なお前を王子に仕立てて思う存分デインで研究ができると思ったのに・・・』

「!」

「!?・・・いま・・・なんて・・・・」


イズカは、あざ笑うかのように言う


「いいか、小僧。おまえはアシュナード王の血など引いてはい
 ない。王の子に似た特徴を持つ者をこの私が探しただけのこと」

「・・・・だが・・・・母上は・・・私を見て・・・実の息子に・・・間違いないと・・・」

「あの女は、王に我が子を取り上げられて以来、ろくに正気を保っておらん
 からな。実の子かどうかの区別など、ついてはいなかったのだろうさ!!」


「そんな・・・・ひどい・・・・」


「う・・・あ・・・ああああああああ!!言うなああああ!」

「くっ・・・くくくく!」



(まずい!)


なにが、ってわけじゃないけど、今のペレアスさんは正気じゃない!



「・・・・・・・・・」

「おや、小娘、お前もいたのか」

「イズカ、お前・・・・!」



私は、魔道書を構えようとしたがふと気付いた。この人も、闇魔法を使う・・・



(たしか・・・闇に強いのは・・・光・・・どうする・・・!?)



「あんたは・・・絶対に許さない」

「小娘1人に何ができる?この国のことなど、何も知らないよそ者の小娘が!」

「・・・言ってろ!!」



イズカは闇魔法やなりそこないで襲わせたりするけれど全てネールの力で打ち消される


「彩花、これ使いな!」

「カリルさん!?」


そういって投げたのは光の魔道書エルライト。直後カリルさんは魔道書を構え炎魔法を撃つ


「あんまり効いてないか・・・イレース!」

「・・・はい!ギガサンダー!」


さらに聞こえた声と同時に発動された雷魔法エルサンダーが近くにいたなりそこないに直撃する


「・・・そうだ!相手は人間・・・っ!」


人々が石になってから正の使徒相手にはまったく歯が立たずもはやお飾り同然になって

いた疾風の剣。引き抜き構えるがキラリと光った刃を見て駆け出す足がピタリと止まった


「・・・・・・っ」


足が動かなかった。それはこの剣を突き刺した場合何が起こるかを想像してしまったからだ。変

わった変わったと言われど戦闘で変貌する風景は苦手なままで、あの赤い風景は駄目なままで


「どうした?今さら怖気づいたか?」

「そんなことは・・・!」


ペレアスさんが闇魔法をイズカに何度も撃つものの相性は悪く回数を消費するのみ

挙句の果てに相手も馬鹿ではなく持っていた薬などで回復する。これでは薬が尽きるか

魔道書が尽きるかの長期戦となる。その間にもなりそこないは尽きることはない


「動け・・・動け・・・っ!」


何度も念じるが棒のように足は固まっていた。イズカはおろかなりそこないにまで影響が現れる


「彩花・・・!君は十分にやってくれた。もう下がって・・・」

「なんでだよ・・・!なんで動かないんだよ・・・っ!」


ペレアスが言葉をかけるも完全に自分の思考に入ってしまい声は届いていない

何度も声をかけるが反応はなく、ふとペレアスは少女が握っていた剣が目に入った


「・・・・・・」

「ペレアスさん・・・っ!?」


握っていた剣を奪い取ると駆け出しハッとなった彩花は叫んだ。剣を扱うのがこれが初めて

なのか、自分以上に慣れない手つきでイズカへと剣を振るった。攻撃は命中するも傍にいた

なりそこないの攻撃による反動で剣を手放し地面へと突き刺さった


「ペレアスさん!!」

「これで・・・最後だ!」


落ちた剣には目もくれず、咄嗟に魔道書に持ち帰るとペレアスは魔法を唱えた。剣による

攻撃で揺らめいたイズカに一寸のズレもなく闇魔法が直撃する。紫のオーラに包まれながら



「ぎゃひぃいっ・・・!」



イズカはその場に消えていった。あれだけの戦闘音が響いていたのに、静けさが漂う中


「・・・屑が・・・!こんな奴の命1つ奪ったところで・・・何の慰めにもならん」

「それでも・・・これでもう・・ラグズの方々を悲しい呪縛に巻き込む者はいなくなりました」

「・・・」


数歩進んだところで、リュシオンは歌を歌い始めた。その声はまた、リアーネやラフィエルさんとは

違った透き通る声。その時、私は地面に染みついていた何かが浄化されているような気がした



「狂わされ、利用され・・・死んでいった仲間たち・・・この歌で・・・魂だけでも救われましたかね・・・?」

「・・・ラグズの鎮魂歌ですね?」

「失くした友のために流された涙を歌にして捧げる・・・そんなようなことを謡っている」

「・・・・ベオクの言い伝えでは・・・死者は・・・その者のために
 流された涙の分だけ・・・女神から安らぎを与えられると・・・・」

「ラグズも同じだ。生者の涙は、死者の魂を清め慰め・・・女神の元へと還ら
 せる。・・・安らぎをくれるのは・・・・・どっちの女神なんだろうな?」

「『正』の女神アスタルテ、『負』の神ユンヌ・・・この世に神が・・・2人もおられたなんて・・・」



そこにやってきたのは、行商のジョージだった



「おーい!フェール伯!あんたから預かった黒マントの御仁がたいへんだぜ!」

「なんと・・・!?」


突然苦しそうにもがき始め今はダニエルが見ているがなんの発作かわからないそうだ


「あれは病気などではない。・・・女王陛下、すぐに戻りましょう」


全てを話すと言いユリシーズは駆けだす。それに続いて、エリンシア達も走り出した



「ぐわっ・・・ぐわっあ・・・あぁ・・・」

「どうか、しっかりなさって!お気を確かに・・・レニング様っ!」

「・・・っ!?」


「叔父様っ!レニング叔父様っ!」


エリンシアは、その姿を見て駆けよった


「生きて・・・生きておられたのですね!?」

「ぐ・・・ぐわぁぁっぁ!ぐぐ・・・ぐ・・・」

「どうしたのですか、叔父様っ!?しっかりしてください!」


エリンシアは、必死に自分の名を伝えるとユリシーズがエリンシアに告げる


「無駄です、女王陛下・・・レニング様は精神を破壊されておられる。『なりそこない』の薬によって」

「!?」

「叔父様ーーーーーーー!!」


その後、ひとまず天幕の中へと運び、横へと寝かせた。無言の中ルキノが口を開く


「・・・・・・・・・」

「いったい・・・どういうことなのか・・・納得のいくように説明して」

「我輩は、あの戦いの折・・・対峙してすぐに気付いたのだ。狂王の『四駿』
 ペウフォレスこそ・・・我が主君に間違いないと。それゆえ、一旦は死し
 たと見せかけ我がフェールの城に連れ帰って、ひそかに治療を施していた」


体の傷はほどなく癒えた。しかし、精神は錯乱したまま一向に回復する気配もなかった。そこで

ユリシーズは、『火消し』であるフォルカを使ってレニングを元に戻す方法を探らせていた


「手掛かりを得たのは、我輩がデインへ足を踏み入れてすぐのことだった。レニ
 ング様はイズカなる男の人体実験により、このような姿にされた。そしてその
 男は・・・新しきデインの王の側近となり、我輩の目の前にいると・・・・!」

「・・・・・・」


=========================================

次回

黒いマントの男の正体を知ったエリンシア達。だが混乱的状況にある中ルキノは助けられる

かもしれないある方法を思い出す。頼みに対しその人物は引受け時が来た時実行されようと

していた。そしてついに導きの塔近くの門までやってき3つの部隊は合流に成功するのだった


次回 第18章、「再結集」


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