INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第15章、許されざる罪

ミカヤ隊が苦戦していると向かったヤナフウルキだったが到着したころには既に戦闘は終わっていた

一方エリンシアの元にはずっと連絡が途絶え行方知れずになっていたユリシーズが現れる。そして

彩花は初めて見る人物ユリシーズと再会したジョフレに女神の話をするのだが・・・
________________________________________

「それについては・・・追ってゆるりと語り聞かせよう。しかし今宵はまず、
 然るべき再会側がまだ控えている。全てはその後のこととしようではないか」


土を踏む音と共に、ある人物が現れる。そこに現れたのは
 


「・・・・ジョ・・・フレ?」

「!」



その名を呼ばれ男は気づく。そして、ジョフレの横には、もう一人黒い布で隠された男性がいた



「ジョフレ!あぁ・・・あなたも無事で・・・!」

「エリンシア様!」

「・・・私は生きています。私が・・・貴女を残して死ぬようなことはありません」




そんなエリンシアの目には涙が溜まっていた



「ごめんなさ・・・い。私・・・あなたがここにいると・・・思いもしなかったから・・・」

「二度と・・・護身のお傍を離れません。我が女王陛下・・・」

「ジョフレ・・・」

「・・・・おい」


さらに1人、その姿を見てジョフレは呆れ気味に言う


「・・・驚かさないでくれ、『火消し』殿」

「・・・半刻ほど前に例の小男が姿を消した。一応、報告しておこう」

「あなたは、確か・・・盗賊の・・・フォルカ・・・さん?」


エリンシアは男の姿を見て記憶を手繰り寄せる。一方のユリシーズは、僅かに表情を変えて



「・・・例の男がどうしたと?」

「逃げたようだな」

「『逃げるのを黙って見ていた』、そうではないのか?」

「生憎だが、あの男の見張りは契約に入っていなかったんでな」

「・・・・では、追加で依頼するとしよう。即刻、あの男を探しだすのだ」

「・・・2000だ」

「それで構わん。すみやかに頼むぞ」

「承知した」


フォルカは一瞬のうちにエリンシア達の前から姿を消した。数秒後ジョフレがユリシーズに問う


「・・・それで・・・これからどうするんだ、ユリシーズ?」

「・・・・・・・・」


そして、そこに、リュシオンを呼び言ったティバーンとリュシオンが戻ってきた


「すみませぬが、ご一同・・・予測せぬ事態が起きてしまいました。また後ほど、お集ま
 りいただくことになりますが、どうかお許しくださいますよう、お願い申し上げる所存で」

「ずいぶんと勿体つけるじゃねえか」

「ことは重大かつ、繊細に扱うべき問題でありますれば・・・仕方なきこととご理解を賜りたく・・・」

「わかった、わかった。もういい。」

「こちらも、夜は得意ではありませんし・・・解散したほうがよさそうですね」


こうしてティバーンとリュシオンは、その場から姿を消した。そんな様子を見てユリシーズも告げる



「さて、それでは我々も夜闇に安息を得ると致しましょうぞ。ジョ
 フレ、手を貸してくれたまえ。この方を馬車までお連れしたい」


「ルキノ、あの黒いマントの方は・・・どなたなのですか?」

「私も気になったので聞いてみたのですけれど・・・ユリシーズだけではなく、弟もはぐらかしてばかりで」

「ジョフレまで?では、余程の秘密なのかしら・・・」

「まったく・・・困った男たちですわね」



一度起きてから、眠れなくなり私は天幕の外に出た。すると、物音と共に誰かが現れる


「!」

「!!」


その人も、私が突然現れたことに驚いたのか足を止めたものの再び足を動かそうとする

その瞬間、頭に何かが過った。誰かが、広い場所に誰かがいる。視界が歪むとバランスを崩し


「・・・っ・・・」

「おい?」


その人は足を止めた。痛む中、その映像は鮮明に、だけど不確定に流れる


「南に・・・・大きな・・・が・・・そこに・・・」

「?」


数秒後痛みは治まりなにが起きたのかは分からない。その時、風が状況を教えてくれた



「あなたが、探してる人は・・・・ここから南に行った大きな岩のある所に・・・いる」

「!!」

「って・・・信じられないか・・・」


その人は、何も答えずに暗い森の中へと消えた


同じ日の夜のこと、1人ペレアスは目を閉じ何かを考え込んでいた時声と共にある人物が現れる


「・・・こちらにおられましたか、我が王よ」

「・・・タウロニオ将軍」

「どうかなさいましたか?」

「これを見てくれ」



そう言ってペレアスはタウロニオに手を見せたそこには、誓約によっての『印』がついていた・・・が


「!」


「誓約の『印』ですな。しかし・・・ずいぶん薄れて・・・」

「これは、何を意味するんだろう?」


これが何を意味しているのかは分からなかったが、これはデインの民の命がかかっている


「王は、みなが元に戻ると信じておられるのですか」

「もちろんだよ。・・・僕は少しだけいまの事態に感謝しているんだ。僕の迂闊な行動のせいで
 デインは滅びそうになっていた。それが、この騒ぎで何か別の方向へと向かった気がする」


今度こそ失敗できない。なんとしても、みんなを救うのだとペレアスの目に迷いはなかった


「左様ですな。私も微力ながら最善を尽くしましょうぞ」

「うん」


その頃、エリンシアはユリシーズ、ジョフレとの再会のことで会わせたい人物がいるとある場所

へと連れて来ていた。おそらく寝ているだろうけれど、その姿を見せたいユリシーズには是非とも

紹介したい。そう思って、ここに連れてきた



「女王陛下、会わせたい人物とは?」

「この天幕の中にいるはず・・・あら?」


天幕に近付いた時、その人物は中ではなく外にいた。ユリシーズに対し、ジョフレは大きく目を見開いた

まさか、この人物が助かっていたとは思わないだろう。そんな様子を見てエリンシアとルキノは笑った


「!」


そんな様子をみてエリンシアとルキノはお互い笑いながら近づきその人物を呼ぶ



「まだ起きていたのですか?」

「あなたにしては珍しい」

「エリンシア、ルキノさん・・・・って・・・んん・・・?」


2人の向こうにいる人物たちを見た。1人は見たことのない結構年上のいかにも頭のよさそうな人

そして、もう一人はずっと会っていなかった人物。久しぶりに見たがその姿は鮮明に覚えている



「しょーぐん・・・!?」

「君は・・・彩花か!?」


お互いがお互いに驚くように声を上げる


「無事だったのか!?」

「そっ・・・そういえば・・・ずっと・・・見てなかった!?」


そういえばエリンシアやルキノさんとかアイクには会ったけど思い返すと建物内でアイク達と

再会してから見た記憶がない。そして隊を転々としていた時にもその姿を見る事はなかった




「会わせたい・・・というのは、この方ですかな?お見受けしないお姿ですが・・・」

「えぇ、彼女は、あなたがいなかった間、私を支えてくれた人の1人です」

「ほぅ・・・?」


近づくとありとあらゆる方向から私を見た。大体何を思っているのかは想像がつく



「彼はユリシーズ。クリミアの文官よ」

「ぶ・・・ぶん・・・かん?」

「政治を取りまとめる人・・・といえばわかるかしら?」

「あぁ、なるほど」


「この小さい『子供』が・・・?」

(・・・・・・やっぱり)


「この方は彩花といって、外の国から来たのです。正式には・・・」

「ふむ。それは実に興味深いですな?」

「は、はぁ・・・・」



ジョフレ将軍やとかルキノさんとか、なんとなくかっちりした感じに対してこの人は自由というか

特徴的というか・・・クリミアに仕える人達の雰囲気に似ても似つかず異様な雰囲気を漂わせていた


「しかし、石になっていないということは・・・」

「あーあぁ・・・。あの魔法!魔法の力で無事だったんです。魔法の主も復活して・・・ええと・・・」

「どういうことだ?」

「えーと・・・フロルの風、ディンの炎、ネールの愛、それぞれの魔法は私が習得したというより
 は源の主、女神フロル、ディン、ネールから受け継いだものなんです。私が使っている魔法は
 ほんの一部と言うか・・・断片で。裁きが下された時、3人が私を裁きから守ってくれたんです」


説明してもどう説明すればいいのかわからず皆の反応を見ても理解できているかどうか


「え・・・ええと・・・ディン・・・って神様は人前に姿現せられなかったっけ?」

『あまり好ましくないわね。けど、見た方が理解も早いでしょう』

「「!?」」


赤い光が浮遊したかと思えば半透明の姿で彼女は現れた。赤い髪の女性はまさしく舞い降りた

と表現するのが似合っている。風のように、重力を感じさせないかのようにふわりと地に足をついた


========================================

次回

話すよりも実物を見せた方が速いと判断した彩花の前に現れたディン。初めて見る神の姿に

驚くのもつかの間、早朝ジョフレはエリンシア達に隠れティバーンとライにとあることを頼む

しかしエリンシアとルキノは運悪くその場に居合わせ・・・


次回 第16章、「誓い揺るがず」


第16章へ

目次へ

スポンサーサイト
別窓 | 暁の女神 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<第16章、誓い揺るがず | INFINITE | 第14章、さまざまな歪み>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |