INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第13章、天啓

ユンヌの言葉を聞いた直後サナキは同じく神と共にいた彼女に話を聞こうと彼女を呼び寄せる

遠い地ハイラルの女神達、そして彩花の言葉を聞くもサナキの心は晴れないままでいた

サナキ達の前に現れた元老院ルカンはサナキにとって重要な事実を述べるが・・・
______________________________________




「おぉ・・・おぉう・・・麗しき私の小鳥よ!」

「!?」



敵将かと思われる人物が、ラフィエルの姿を見て珍しそうに叫ぶ


「なんということだ・・・か弱きそなたが戦いの場にいるなど、あってはならぬこと」

「・・・・?」

「わかっておる。わかっておる。そなたには強き加護者が必要なのだ。すなわち・・・そう、私のような」

「???」

「この美の守護者オリヴァーが愛らしき小鳥には指一本触れさせぬ」

「おい、ちょっとまて・・・」



そこに駆け付けたアイクは驚愕した


「なんであんたが俺たちの側にいるんだ?」

「ほほ、当然であろう。美の加護者は常に美しき者の味方なのじゃ。むさ
 くるしき貧乏傭兵よ。そなたとわしはかつて1つの美を巡って対峙した
 が・・・蘇ったわしはもはやそんなことは気にせぬ。安心するがよいぞ」

「・・・頼むから・・・敵でいてくれ・・・」



そんな、アイクにとってはアクシデントとも思われる事が起きつつも

『正の使徒』を全て倒すとそれ以上は現れなかった


「とりあえずは、しのいだな。もう夜も遅い・・・さっさと眠って明日に備えたほうがいい・・・」


その時、アイク達から少し離れた所に魔法陣が現れ、人が姿を現した

それは、オリヴァーとの会話の後姿を消したヘッツェルだった



「すべて・・・やられてしまったのか・・・やはり私たちに天意などは・・・」

「あ、あなたは・・・」


そんな姿を見てラフィエルは何かを思い出し一歩近づいた


「ラフィエル!?そなた、生きておったのか!よくぞ無事で・・・」


ヘッツェルが近づこうとするが、その先をアイクと二ケが阻んだ

そして表情をあまり変えなかったラフィエルを見て


「・・・・そうか・・・そなたは・・・全てを知ってしまったのだったな。我ら
 元老院の大罪を・・・何もかも。あの件については・・・わしは何度も反対を
 して・・・・いや、もう・・・何を言っても仕方あるまい。ラフィエル・・・」

「それでも、わしは・・・そなたが生きていると知ってとても嬉しいぞ・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「どうかこのまま・・・できれば、帝都へは近づかないでほしい・・・・
 女神に逆らおうなどと・・・そのようなことは・・・やめるの・・・だ」



そう告げながら、再びヘッツェルは姿を消した


「・・・・・・」


そこにアイクが口を開いた

「あの男はには見覚えがある。有力な元老院議員の1人だったはずだ」

「・・・アニムス公爵ヘッツェル殿・・・私の・・・命の恩人です」


「じゃあ、俺たちがここにいるとわかってきたんだな?」

「いや、アイク達だってことまではわかんなかったけど・・・夢を見たからな」

「・・・・夢?」

「そう。あのすごい光が落っこちてきた後にさ、おれたち以外みんな石になっちまって
 どうしたらいいのか・・・途方にくれちまってたんだ。そしたら、あの夢をみたんだ」


不思議な夢だった。走っても走っても闇の中、自分の手も見えないぐらい真っ暗で、けど怖い

って感じじゃなくって誰かが何かを喋りかけてんだけどなんて言ってるのかはわからなくて


「でも・・・朝に目が覚めたら、おれ、ちゃんと知ってたんだ。石になってないやつ
 はみんな『導きの塔』に向かってるって。そこに行けば、みんな助かるんだって。」


「・・・おそらくユンヌの仕業だろうな」

「負の女神は、動ける者を集めているのか・・・・」

「そのユンヌってさ、邪神って呼ばれてたやつなんだろ?信用できんのかな?」

「・・・その時はそうまで思わなかったんだが、ユンヌの話を聞いたときに強く逆
 らう意識はなかったような気がする。おまえがさっき言ったことと似た感覚かも
 しれんが、俺たちにはわかったんだ。ユンヌの言うとおりにすればいいってな」

「あの者は間違いなく私たちの祖先を生み出した存在だ。我々はそれを本能で知っている」

「そっか。なんか・・・納得した」


そして夜は明け、日も昇り昼にさしかかった頃ミカヤ達は、『正の使徒』との戦いに苦戦していた

敵の数も多く、強さは最初とは桁外れだった砂漠ということもあり体力は奪われ、足も自由に動かない


「だめ・・・・全然歯が立たない・・・。私たちは、ここで敗れるしかないの・・・?」

『ミカヤ!』


そこに現れたのは緑の光に包まれた彩花の姿だった。驚き様に名を呼ぶと少女はディンの魔法を

唱える。叫ぶと、『正の使徒』達を炎のカーテンが呑みこんでいくが兵士たちの数は減っていない


「うっ・・・・・」


(やっぱり・・めっちゃ強くなってる・・・!?)


数を減らすどころか、傷一つついていない。そこに、ミカヤが問いかける


「どうしてここに!?・・・夢で・・・見たの?それとも・・・風が?」

「違うよ。リアーネが、リュシオンさんに教えてくれたんだ。苦戦してるって。だからフロルの力で・・・」

「!」


それは彩花が再びエリンシア達の元へ戻ってから数十分後のこと



「え!?」

「それは本当かリュシオン?」

「はい。確かにリアーネから」


鷺の民たちは、なんとかの石でお互いテレパシーのように会話ができるとか。今まではそれで

『正の使徒』たちの情報を共有していたわけだけど・・・今もまた、リアーネからなにか会話をして

いたみたいで会話の内容が今苦戦してるとのことだった


「しかしその砂漠ってのはちょっとやそっとじゃつかねえぞ?」

「距離も結構ありますしね・・・2時間はかかる」

「ど、どうしましょう・・・」

「どうにも苦しいってんなら俺とヤナフとウルキで行くが・・・とはいえこっちが襲われてもやっかいだしな」



ティバーン隊も戦闘を重ねるごとに厳しくなっているのは気づいていた。強いティバーン達がいるから

まだ有利に進めてはいたけれど・・・ここでティバーン達が抜けると大きな戦力が失われることになる


「・・・私が行こうか」

「!」

「フロルの力で場所が分かれば、フロルの風ですぐにでも向かえる。同じ方法で帰りも・・・」

「あんた一人で状況がよくなるってのか?」



戦いを重ねるごとに感じ始めていた。鉄製の武器や初級魔法が全然効かなくなっているからである



「向かってる間にやられちゃったら元も子もないよ?少なくともこれ以上悪くはならないはず」

「・・・・・・・・・」

「大丈夫だって」

「・・・・わかった。なら、ヤナフ!ウルキ!お前らも向かえ。いいな?なるべく早くだ!」

「「はっ!」」


返事すると2人は空高くへと飛び上がって行った。続いて彩花もまた告げるとその場から姿を消した


「・・・死ぬんじゃねーぞ」




「・・・・てな感じで来たわけ。だから、どれくらいかわかんないけど・・・少ししたら2人が来るはず・・・」


その時だった。遠くから誰かの声が聞こえルカンと同じような魔法陣の中現れた


「・・・銀の髪の乙女よ・・・今、参る・・・」

「む・・・・・新手が現れたか。この戦力では少々不安じゃの。仕方ない、ここは一度戻るとするか。こ
 のわしこそ、女神に選ばれし者。不老不死を約束された身とはいっても危険を冒すわけにはいかん」


そうつぶやくと、ルカンは消えていった



「シャイン!」

「ギガサンダー!」


それぞれが、正の使徒を倒しミカヤは先へと進んでいく。その時別の方向から声が聞こえた


「・・・助太刀しよう」

「え?あなたは・・・」


「おまえは私と同じ宿命を持って生まれし者・・・」

「同じ宿命?では、あなたにも印が・・・」

「そうだ。おまえと戦うこの者たちが何者かは知らぬ。しかし、我が
 同胞を襲いしは私に剣を向けたも同じ。生きてこの砂漠より帰さぬ」

「・・・・わたしの同胞・・・名前を・・・お聞きしていいですか?」

「・・・人に名を問う場合、自ら名乗るべきではないか?」


そう言われてミカヤはたどたどしく答えた


「す、すみません。私はミカヤです・・・」

「・・・ソーンバルケ。では、参ろうか」


「やっぱりな・・・世界が滅亡しても、あんただけは生き延びてると思ってた」

「・・・・・・・・・」

「けど団長も無事だ。団長は必ずあんたを倒す」


その姿を見たもののデインで見たときとは状況が違う。あの黒い鎧の人物がアイクの父を殺した

人物。アイクのお父さんの仇と知った今、ただの味方とは思えなかった。かといって敵でもない


「いつまでも逃げ回ってるわけにはいかない」

「そうだな・・・・遠からず決着の時は来る」


(この人が・・・仇・・・・)


「その口調・・・まるで団長との戦いを期待してるみたいだな。勝てる気でいるのか?それとも・・・」

「さて・・・な」


そこに、ミカヤがやってきた

「騎士様!?ご無事だったんですね。あなたならば、石になることはないと思っていましたが・・・」

「乙女よ、久しいな」

「また・・・わたしたちを助けてくださるのですね」

「『たち』ではない。私はそなたを守るため、ここにいる」



そのまま、何も答えずにミカヤから離れて行ってしまった。去り際の一瞬、彩花は違和感に気づいた


(一瞬、私を見たような・・・?)


==========================================

次回

ヤナフとウルキが到着したころにはすでに戦闘は終わっていた。そんな中突如として現

れた漆黒の騎士はミカヤにある事を告げる。そしてエリンシアの元に、長い間行方の知れ

なかった人物が現れる。その人物はとあることについて調べていたと告げ・・・



次回 第14章、「さまざまな歪み」


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