INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第12章、完全な存在

エリンシア、ライ、ペレアスは彩花より思わぬ話を聞く。それは知るはずもない彼女の思考

一方ミカヤ軍のミカヤはサナキと会話を試みようとするがとある理由により避けられていた

ユンヌの登場によりサナキはある事を尋ねるがそこでユンヌは不完全な存在だと叫ぶのだった
_______________________________________

「それは・・・それはわたしが・・・わたしがまだ成人しておらぬからじゃ」

「愉快なことを仰られる。いまのあなたの言葉、それは我々元老院が民たちに言ってきたことでは
 ないか?だから『偽物』と知りながらも・・・あなたを神使と認めなければならなかったのですから」

「!?」


その時、一瞬サナキの思考が止まった。何を言っているのかと呟いた時、再び口は開かれた


「実は、おられたのですよ。あなたの上に・・・真の神使たる姉君が」

「!!」

「その御方は、先代神使ミサハ様がセリノスの鷺どもに暗殺された際ご一緒にお亡くなりになり
 ました。ですから、我々元老院は第2子であるサナキ様を・・・偽りの神使としてその座につけた」


「嘘じゃ・・・。そなたは・・・嘘をついて・・・」

「サナキ様!」


シグル―ンがサナキの横に現れる


「くくく・・・実によい気分だ。わざわざここまで足を運んだ甲斐があるとい
 うもの。この数年間はそいつのおかげで何もかもが上手くいかなかった」

「言葉を控えなさい!あなたの言ったことが真実だという証拠は・・・」

「・・・真実か。それを見極めるには古来より良い方法がある。正々堂々戦うことだ。
 神は真実正しき方にお味方するものと決まっている。さあ、始めようではないか」


『どちらが正でどちらが悪かは・・・今からの戦いで答えがでる!』



そう言い残すとその場からルカンはまた魔法を使って姿を消した



「許せない・・・あんなふうに人を傷つけて笑っていられるなんて」

「・・・思い知らせてやればいい。ここで戦ってるのはみんな、ただの『人』だってさ」

「そうね。・・・やりましょう」


時間は遡りユンヌがミカヤの姿を借りサナキにある事を伝えた後の事


『・・・そなたは本当に女神なのか?神はこの世にわからぬことはない。完全な存在であるはずじゃ』

『神が完全?どうしてそう思うの?あなたは私達に会ったことがなかったのに』


そう、人間たちは、私達神に会ったことがない。なのに・・・・人達は私たちを都合のいいように

完全な存在だと思っているそんな私が向かったのはある人の所。少女は岩の上で歌っていた


「♪~」



その声はとても澄んでいて、この青空を表わしているようだった。その時、少女の歌声は止まった


「チチチ・・・・」

「ユンヌ・・・!?」


ユンヌはいつもミカヤの近くにいたけれど本当はこの国、大陸の神だと言う。ユンヌは何かを伝

えようと鳴くがその言葉は人の体を借りなければ通じない当然のように彩花には伝わらない

その時、翼を持った鷹王がやってきたのだった


「おい、神使様があんたと会話したいと言ってるんだが、来てくれないか」

「え?神使様?」


少ししか姿を見ておらず挨拶を交わしたくらいしかないが普通の人とは違うオーラを放っていた

神の使いと呼べるにふさわしい人物だろう。会話ってことはリアーネとリュシオンさんを通じてだろう


「フロル、ミカヤ達の居場所ってわかる?」

『えぇ』


「ティバーン、そっちにいくって伝えといて」

「え・・・あ・・・おい!?」


ティバーンが何かを言いかける前に、少女はその場から姿を消した。一方ニアルチの語訳を聞くと


「なんじゃと?しかしどうやって・・・・」

「いや・・・・なんていうか直接じゃないと失礼かなーと思ったんですけど・・・」

「!?」


次の瞬間、サナキ達の前に少女が現れた。突然のことにその場にいた人物たちが驚くが

サナキは一息ついて言った。話がある・・・・と場所を変えミカヤとサナキ、彩花は話を始めた


「えーと・・・話って?」

「おぬしがあのとき連れていた3人のあれは・・・本当に女神なのか?」

「フロル、ディン、ネールのこと?そうだよ?」

『私達がなにか?』


「お主たちに・・・聞きたいことがあるのじゃ」

『なんでしょう?』

「先程、ユンヌに言われたのじゃが・・・神というのは完全な存在ではないのか?」

「だから、違うと言っているじゃない」


ミカヤの目の色が変わっていた。それを見て今のミカヤはユンヌなのだとサナキは呟いた


「人に近いもっと不完全なもの。だから・・・過ちも犯すといっておったな」

「そうよ」


『確かに、私達は女神であってハイラルのあらゆる生命を作ったわ。だけど、私達は完全じゃない』


「おぬしはどう思う?」

「えっ・・・?えっと・・・神は・・・完全じゃないと思う。だから世界が崩壊するようなことが
 起きちゃうしこんなことも起きるんだと思う。悪者が出てきたりしてしまうんだと・・・思う」

「しかし、こやつらは神ではないか!」

「うーん・・・・神様だって限界があるし、全てが思いどおりってわけにはいかないんじゃないかな」

「むぅ・・・・・」



一息ついて、サナキは言った



「・・・・もうよい。お主たちの意見が聞きたかっただけじゃ。すまなかった」

「・・・・・・・・・・・・・・・」


ここにいる女神たちが何を考えているのか分からない。本人以外誰も分からないだろう


「でも、・・・・サナキの気持ちも分かる。私、神は好きじゃない。私も、ある神
 を恨んだりしたときもあったからね。いまでも・・・時々思っちゃうけど・・・」


そう。神が、私という存在を作らなければこんな思いはしなくて済んだ。こんな運命を辿

る必要なんてなかった。その後、私はもとのエリンシア達の居る場所へと戻ってきた


「何を話していたのですか?」

「神様についてちょっとね」

「神様・・・ですか?」


サナキと話した大体のことを話す


「まあ・・・・」

「確かに、神様が私達の存在を作ったんだから、なんでもできそうな気はするけど」


「しっかし急な豪雨だったな」


帝都に近いタナス領に到着したアイク達は突然の遭遇し公爵の別邸へと避難していた

そんな中、アイク達とは別の場所で二ケはラフィエルの様子がおかしいことに気づく



「どうした?」

「・・・・・強い視線を感じます。・・・近くではありません。ですが、この建物に
 は何者かの気配が強く漂っています。悪いものではないようですが・・・」

「・・・・解せんな」


その時だった、二ケはある気配を感じ取りアイクに伝えに走る。別邸に敵の気配を感じたと


「おい、敵が現れたぞ!」

「まさに、神出鬼没というところかしら。みんなに知らせてくるわ」

「なるべく急いでください。すでに戦っている味方のために・・・」

「味方?」


アイク達はティアマトが呼んだ仲間と共に別邸に向かう。そこには、赤いマントと赤い

髪がよく目立つ青年と、その横で共に戦っている2体のラグズの姿を見つけた


「あれは・・・」

「お兄ちゃん!あれ、トパックたちじゃない!?」



ミストが指さした先には、すでに『正の使徒』と戦っているトパック、ビーゼ、ムワリムの姿があった


『殺せ・・・殺せ・・・』

「そう簡単に殺られてたまるかっての!」


叫びながらトパックは炎魔法を唱える


『女神アスタルテに逆らうものたちに死を・・・邪神の徒に女神の裁きを・・・』

「くそっ、効きが悪いな。なんなんだよ、こいつら!?」

「おい、トパック!すぐ加勢する、待ってろ!」

「おーありがたい!頼むぜ!・・・・・って、あれアイクか?ごつっ!!」


その声を聞いてトパックは一瞬笑うが、成長し大きく姿の変わったアイクを見てその笑顔は歪んだ



「正真正銘、アイク殿ですよ。まったくベオクの成長は早いですね。見違えるようです」

「サザもアイクもずりぃ・・・・」

「坊っちゃんだって、大きくなりましたよ」

「いいよ、慰めてくれなくっても。おれだって、まだまだ伸びるんだからな!このままじゃ死なねぇ!」

「その意気です」


「トパック達を助けるぞ、戦闘開始だ!」



アイク達がトパック達と合流しようとしていた時、上では、ヘッツェルがある人物と会話をしていた



「タナス公オリヴァー殿。いまこそそなたの真価が問われるとき。理解しておられような?」

「も、もちろんでございます」

「失脚し、罪に問われ・・・追われ・・・死の淵を彷徨っていたそなたを救った
 のは元老院じゃ。神使様の目を盗んでこの館で安穏と暮らさせていたのは・・・」

「そなたの力、捨てるには惜しいと判断すればこそ。その期待・・・裏切らぬようにな」

「我が秀麗なる館を踏み荒らす邪神の徒どもを根絶やしにする・・・それが女神の御心に
 叶うこと元老院の恩情に報いることであれば・・・必ずや、成し遂げてみせましょうぞ!」


そう告げると、ヘッツェルはその場から姿を消した


「トパック、久しぶりだな」

「わっ・・・とっ!近いとますますデカ・・・っ!心臓に悪~」

「なにがだ?」

「いや、別になんにも!それより敵敵!さっさと倒しちまおうぜ」


「おい、トパック!お前・・・前より縮んだか?」

「ばっ・・・反対だ!アイクが巨大になっただけだ!」

「ひどい言われようだな。・・・・ま、どうでもいいか」


「ムワリム、俺たちも加勢する。協力して敵を片づけるぞ」

「分かりました。アイク殿。こうして再会し共に戦えること・・・嬉しく思います」

「あぁ、俺もだ。またよろしく頼む」

「はい」



そんな会話を聞きながらトパックは味方達を見渡す、が探していた姿は見当たらなかった


(あいつは・・・いない・・・か)


========================================

次回

3年の時を経てトパック達と再会したアイクだったがもう一人、ラフィエルの姿を見るととある男が

姿を現す。思わぬ人物が味方になっている事にアイクも驚くがラフィエルはとある人物を見つけ

声を発する。そしてトパック達はとある夢を見てこの場へと来たと告げるのだった


次回 第13章、「天啓」 


第13章へ

目次へ

スポンサーサイト
別窓 | 暁の女神 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<第13章、天啓 | INFINITE | 第11章、優しすぎる世界>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |