INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第10章、真意と愛

エリンシア達の前に現れたのは正の使徒を連れたパルテロメ。戦場の中にペレアスも飛び出し

エリンシアはついにパルテロメを倒す戦況は、一時収まったが一部の者は以前感じた違和感を

再び感じ謎がますます深まる。そして戦いを得て消えかけていた空気が流れ始めたのだった
_______________________________________

「何をしているのです!皆殺しになさい!」


パルテロメが叫ぶと一斉に正の使徒たちが襲いかかる。がその中の一人が剣を振るった瞬間

その場から姿を消した。この地でワープする唯一の方法杖「リワープ」を持っていた形跡はない


「杖を持たずどうやって・・・!」

『貴様の知っている事が全てだと思うな』

「「!」」


微かに聞こえた声は間近にいたパルテロメを始め一部のラグズ達の耳にも届いた。そして

パルテロメが横を向いた瞬間、さっきとは一層違う別人のような表情で少女は立っていた


(これ・・・あいつが連合軍を抜けた時と同じ・・・なんつー殺気だ)


今まで想像できなかっただけにあの時突然の変化に誰もが驚きを隠せなかった

そして大して戦えないと言われていた彩花は右腕ともいえる2人の攻撃を避けたのだ


(これほどまでに異様さを感じさせるなんて・・・あの狂王以来だ)


「彩花!」


そんな中彩花の前に出てきたのはエリンシアだ


「お気遣い、ありがとうございます・・・ここからは私が」

「・・・・・・・・」


彩花は無言で下がり入れ替わるとエリンシアは剣を構えるとパルテロメに向かって剣を振り下ろした


「残念です。降伏しないというのなら・・・あなたを、許すわけにはいきません」


エリンシアの速さにパルテロメはついていけず、またパルテロメの放った

光り魔法もエリンシアの天馬は華麗に避ける。そして、とどめの一撃を刺した


「ゼ・・ル・・・ギ・・ウス・・・・!」



そう言い残し、パルテロメはその場に膝をついて倒れた


「よーし、こんなとこだろう。怪我はないか、クリミア女王?」

「はい」

「いい面構えだ。やっぱり、『負』も不可欠なもんだってこれで分かっただろう?」

「それでも・・・戦いは好きになれません」

「それでその戦い方か。自分の命を狙ってくる相手に止めを刺さずにおく・・・
 ま、ある意味度胸のある行動だろう。思いのままぶちのめすより、余程な」


そんなエリンシアを見てティバーンは笑った


「からかわないでください。私は・・・!」

「褒めてんだよ。あんたはそのままでいい。自分の道を貫き通せ」

「ティバーン様・・・ありがとうございます」






「・・・・以外に粘ったな」


次にティバーンが話しかけたのはペレアスだった



「ハ・・・ッハッハッ・・・」

「返事をする余裕すら残っちゃいないって様子か」

「ハッ・・・ハァ・・・・」

「近くまで隊を移動させてくる。お前はそのままへばってていいぞ」

「ハァ・・・ハァ・・・・ゴホッ」


ペレアスから離れてティバーンは呟いた


「『狂王』アシュナードの血を分けた息子にしては、ずいぶんひ弱にできたもんだ」




「ペレアスさん、大丈夫ですか・・・?」

「・・・・少しは・・・落ち着いたかな・・・」


ペレアスさんはこれがミカヤ達がしてきたことなんだと、戦いとはこんなに辛いものなのだと呟いた

暗くなった中、アムリタは目を閉じ何かを考え込んでいた。その時物音がしアムリタは振り返った


「ペレアス・・・・っ!?」

「アムリタ様・・・こんなところにお1人でいては危ないですわ」

「・・・・クリミア女王・・・・」

「夕食にお見えになりませんでしたので・・・お探ししていました」


そして、エリンシアの横にあの少女が現れた。そんな2人を見てアムリタは告げる



「よかった。正の使徒に襲われてたらどうしようかと思ったけど・・・」

「・・・わたくしのことなど、誰も気にかけておらぬと思っていまし
 た。なにしろ、実の息子にまで避けられるくらいなのですから」

「・・・・・・」

「そんな・・・急に色んな事が起きてしまい・・・ペレアス様も気が動転しておられるのでは?」

「・・・だと良いのだけれど。・・・クリミア女王・・・エリンシア殿、そなたのお母
 上はどうしておられるのです?やはり石になってしまわれたのですか・・・?」


一呼吸開けて、エリンシアは答えた


「いえ・・・母は亡くなりました。父と共に・・・・私の目の前で先のデイン王の手にかけられて・・・」

「!」

「・・・そう・・・あの方に・・・・」


初めて知ったのは彩花だけではなく言葉を聞く限りアムリタさんも初めて知ったようだ。だけど

驚きのあまり知らなかっただけに驚いた表情を瞬時に戻すことは出来ない一方話は進んでいた


「アムリタ様はアシュナード王のお妃であられたのですね?」

「正式な婚姻の儀は執り行っていないのですが、あの方の妃と呼べるのは
 わたくしただ1人。そしてあの方の子を生んだのもわたくし1人だけ・・・・・・」

「それが、今のデイン王ペレアス様・・・」

「そう・・・ペレアス・・・長く離されていてやっと取り戻したわが子・・・」

「・・・素直にお伺いします。アシュナード王は何故、突然クリミア進攻を
 始めたのでしょうか?女王として・・・正確なことを知っておきたいのです」


(!)


そういえば、クリミアを襲ったのもデインだって・・・・そんな話を、ずっと前に聞いた気がする



「知りません」

「王の近くにおられたなら、多少なり、ご存知ではないのですか?」

「わたくしが王に最後にお会いしたのは・・・20年以上も昔の
 こと。その後に起こったことなど、詳しく知りようもありません」

「・・・え・・・・」

「何を驚いているのです?仲たがいした夫と離れて暮らすなど・・・珍しい話でもないはず」

「いえ、その・・・先ほどアムリタ様は、王は他にお妃もお子もおられぬと
 断言なさいましたので・・・・私はずっとお傍におられたものだとばかり」


この話なんだろう・・・・さっぱりわからない。2人の話してることが何一つ理解できない

それは単に私の頭が悪いだけなのか、それとも緊迫した雰囲気に思考が回らないだけなのか


「ふふ、離れていようとも、宮廷の噂話は嫌でも耳に入ってきます。何より
 あの方がわたくし以外の女性に興味を抱くことはありはしない・・・・・・」

「愛し合っておられたのですね?」

「愛・・・?愛なんて・・・ふふ、そんな・・・ふふふ、ふふふふふふふふ」



エリンシアの一言に、アムリタさんは突然笑い出した


「アムリタさん?!」

「な、なにがおかしいのです・・・」

「王とわたくしの間に愛が在ったことはありません。ふふ、確かに互いに強く惹か
 れ子を成しはしましたが・・・あの男が真に欲したのはただわたくしの力のみ・・・」


しかしアムリタさんは、子を宿したが為に力を失ってしまった

やがて、アシュナードの執着は生まれた子に移っていき・・・


「なのにその子に特別な力がないと知るやあの男は幼い我が子を盾に兄上を・・・卑劣な罠に」

「ア、アムリタ様・・・?」

「・・・!わ、わたくしは・・・・」



突然我に返ったようにアムリタは顔を上げた



「すみません、私が余計なことを伺ったせいで・・・」

「・・・ペレアス・・・ペレアスはどこ?あの子だけは・・・失うわけにはいかない・・・ねぇ、お
 願いよ、わたくしのペレアスを連れて来て。母が呼んでいるからと・・・・ねえ、早くっ!」

「は、はい。少しお待ちください。いますぐに・・・・」


エリンシアと彩花が去った後、アムリタは月夜の中謝り続けていた


「・・・ごめんなさい・・・・・ラジャイオン兄上・・・・」


次の日の夜、再び進んだところで夜を明かすこととなりアムリタさんとペレアスさんはいまだに

上手くいかないようで今日の行軍の中でも異様な雰囲気だった。そしてまた、夕飯時にアムリタ

さんは現れず、エリンシアと一緒にアムリタさんを探していた


「彩花は天幕で休んでいてもいいですよ?明日も早いですし・・・」

「・・・エリンシアって不思議だね」

「私が・・・・ですか?」


エリンシアは不思議そうに首を傾げた時聞こえてきたのは聞きなれた声


「エリンシア様!彩花!こんなところにいたのか!」

「ライ様!」

「ライ?」


少しだけ、息を切らせて走ってきたのはライだった


「見当たりませんから・・・・心配しましたよ」

「あぁ・・・アムリタ様が見当たらないもので・・・ごめんなさい」

「いえ、無事ならいいんですよ」

「あ、アムリタさんだ」


アムリタさんの姿を見つける、が、アムリタさんの横にはペレアスさんの姿もあった

どうやら話し中のようで邪魔をしてはいけないと判断したエリンシアは離れる事を提案した


「ところで、さっきの話ですが・・・私が不思議とはどういうことですか?」

「えーとなんというか、エリンシアは誰とでも仲いいなーって思ってたんだよ」

「それはおれも思います。よくあんなに鷹王と普通に話せますね」

「まあ・・・ライ様まで」

「けどな、それをいうならお前も同じだぞ、前にも言ったが」


その時ペレアスさんがきた事に気づいたエリンシアは尋ねるがやはり上手くいかなかったようで


「ペレアス様、図々しいかもしれませんが・・・・お母様と、仲良くし
 てあげてください。失ってからでは・・・遅いのですから・・・・・」

「女王・・・・・」

「お気遣い、ありがとうございます・・・こんな・・・僕に・・・」


そこで、ペレアスは私の方を見て言った


「彩花」

「なに?」

「君の母上は、今どうしているのかな?」

「!」


その質問に、私は一瞬思考が止まった。にこやかだった表情も消えた事に誰もが違和感を感じた



======================================

次回

正の使徒を倒し負の気を取り戻したティバーン隊だったが話しの流れのままペレアスが聞いた

のは思いもよらぬ彩花の素性。そこからさらにエリンシア達は思いもよらぬ言葉を聞く。価値観

の違いから思いもよらぬ事を言ってしまったことに彩花は謝るが・・・


次回 第11章、「優しすぎる世界」 


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