INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第4章、共通の道

それぞれ『導きの塔』に歩き出した各隊の中でもミカヤ隊はネサラの件もあり心配される中

ベグニオン兵の姿がサナキ達の前に現れる。だが彼らはサナキ達に襲いかかる。すると

別方向から数刻前別れたはずの彩花が姿を現し本来の意味でミカヤと再会するのだった
_____________________________________


「そういえばあの時、私一瞬だけどエディと戦ったんだよね」

「そういえばそうだったな・・・」

「あの時、エディが止めてなかったら私はレオナルドに討たれてたのかな?」

「た・・・たぶん」


当時の事を思い出すと互いにぞっとするがそんな中彩花は告げる


「ま、でもネールの力で無傷だったと思うけどねー」

「あの魔法・・・?」


あの後、ミカヤの体を使って戻ってきたユンヌによって色んな事を知った。ベグニオン兵のことや

アスタルテのこと。どうやらベグニオン兵は自分たちが生身に戻ったことで女神に選ばれたのだと

思いこんでいるようだ。こうしてミカヤが戻った後、ネサラは言った



「・・・とりあえず、昨日あったことは全て他の隊にも教えた方がよさそうだな」

「そうですね。『正の使徒』がわたしたちの行く手を阻むだろうってことだけでも事前に知らせないと」

「俺に任せてくれ」


どうやら、リアーネを通じてリュシオンやラフィエルに心話で伝えるようにするそうだ。シグル―ン

もまた、サナキに報告するためにその場から去ったスクリミルがあくびをしたとき彩花がやってきた


「俺は少し眠るとするか。こんな早朝に叩き起されては調子が狂うぞ」


ミカヤ達を探していたところ見つけたのはミカヤ達ではない。リアーネとニアルチさんだった




「彩花殿!」

「~~~~~~!」


リアーネは笑顔になってやってくる。暗い夜とはいえど白い翼は変わらず綺麗に輝いていた



「それにしても、ご無事でなによりですぞ」

「私が・・・ですか?」

「リアーネお嬢様は、あの後もあなたのこと心配しておられたのですぞ!」

「・・・・・・・・・」


無言でリアーネの方を見ると、リアーネは古代語で何かを呟いた。何を言っているのかは分からない



「リアーネ・・・ありがとう」



そして、ミカヤの呼び掛けにより出発の時が来た。そんな中自分は別の道を行くと告げた


「私、別の道行くよ」

「え!?」

「どういうことじゃ?」


サナキの疑問に対し彩花は答える。一緒に言った方が危険は少ないかもしれない


「なんとなく思うんだ。違う道を行かなきゃいけない気がして」

「なんでだ?今は俺達と目的は同じはずだろ?」


サザの言うことはもっともで生存確率を考えても一緒に行動したほうが得策だと思う


「最終的にたどり着く場所は同じ。だけど・・・そこまでの過程が違う」

「?」

「違う場所で・・・重要な、大切な何かが起きる気がするんだ。はっきりとはわからないけれど」


何が起きるのか分からないけど、なにか、重要なことが起きる気がする。ミカヤ達をもっと話をした

いしあの時みたいに一緒にいたい。けれど、それよりも自分にとって重要な何かがある気がした


「・・・・わかったわ」


そう言ったのは、ミカヤだった。それに続いてサザも何かを思ったのか勘の良さを口に出す


「あんたの勘は、よく当たるからな。・・・アイク団長や鷹王に会っても、責めないでやってくれ」

「え?」

「俺たちは、それぞれ信じる物のために戦ったんだ」


再会することを約束すると彼女達と違う方向に歩きだした。今別れてもまた会うだろう

目指している場所は同じなのだから。そんな中半透明の姿が横に現れると言葉を発した


『・・・少し見ない間に随分と成長したようね』

「そうかな?そんなことないよ。未だに戦うのは怖いし誰かが怪我をするのは見てらんないし」

『けれどかつての貴方なら、こうして自ら危険に向かう事はなかった』


強制的に戦う事を強いられたあの日、選ばれたからという理由で国を救う重要な役目を負わされた

願っていたとはいえ、勇者になってみたいと思っていたとはいえ現実は残酷でなにもかもが上手くいかない


「おかしいよね。ミカヤもアイクも敵同士はずだったのに今はこうして共に戦ってる」

『石にされた人達は人であれば誰もが、種族関係なしに裁かれているからね』

「敵の敵は味方ってやつ?」


それぞれが石にされた人達を元に戻すためであり、向かう先は同じ。誰もが目指す場所は同じ

だった。『誰もが笑って暮らせる、平和な世界』。それは理想で、叶うことはないかもしれない

現実を見てる人は、そう言うだろう。けれど、不可能でも目指さなきゃ叶うことは永遠にない


「今、ここに退魔の剣マスターソードはない。けれど今の私には3人にもらった力と・・・この剣がある」

『悪いけど、ユンヌの言葉からすると正の使徒は女神の加護を受けている。その剣はなんの変哲も
 ないただの剣。通用するのは時間の問題のように感じるわ。防御力も通常の比ではないはずよ』






「・・・・ここも同じだ。誰1人として、動く者はいない」

「石と化したのは、ただラグズとベオクのみ・・・まさしく神の御業というところか」


町の中、アイク達はそんな様子を見て回っていた。人は誰も動いていないが、他の動植物には

何の影響も及ぼしていない。そんな中、その町にはもう一人、アイク達とは別にある人物がいた



「・・・やっぱり、ここも全ての人が石になっちゃったんだね」

『そのようですね』

「・・・・・・・・・・・」


彩花もまたミカヤ達と別れ歩き出し町にたどり着いた。もしかしたら方角を間違え遠回りし

ている可能性がある。ただひたすら、遥か遠く前の方に見える塔を目指して歩いていた



「うーん、今日はここで寝たほうがいいかな。次いつ町に遭遇するかわかんないし・・・」

『その判断は、賢明だと思うわ』


その時足音が聞こえた。だんだんと近づいている気がし言葉が止まると警戒に入る


「・・・・・・・・・まさか、正の使徒?」



ミカヤ達の時の事があってからか、何かの気配を感じると構えてしまう。警戒心を保ったまま

戦える状況にする。けれど、その警戒心はすぐに解けた。そこに現れたのは、よく見知った顔だった



「・・・・・・・・あれ?」

「・・・・・・・・・・・」






「ラフィエル王子」


ティアマトが、リアーネ姫から伝えられた『正の使徒』のことをもう一度聞きたいとラフィエルに告げた


「はい。妹の話によると・・・『正の使徒』は女神アスタルテにとって利用価値があると判断された
 ベグニオンの兵士たちです。彼らの装備は、武器、鎧ともアスタルテの加護を受け強化されてい
 ます。ですが、かつての英雄が使ったと言われる伝説の武器・・・あれほどの力はないようです」

「塔に近付くほど敵は強くなるので・・・私たちの隊にも気をつけるようにとのことでした」


そんな中、別の場所を見まわっていたセネリオが戻ってきた


「いつ襲われるかわからないのであれば・・・充分に備えないといけませんね・・・」

「セネリオ、そっちはどうだっ・・・・」

「だめですね。誰ひとり残ってはいませんでした」


アイクが言葉を止めたと同時に他の者達もその異変に気付くがお構いなしにセネリオは話し続ける



「そちらはどうでした?その様子を見ると・・・」

「いや・・・セネリオ」

「なんでしょう?」



アイクの言葉にセネリオはいつも通りの表情で尋ねた



「・・・・なんでそいつがここにいるんだ」

「さっきそこで会ったんです」



隣にいたのは彩花だった。どう返せばいいのか分からずアイクはそうかと呟いた



「しかし、それにしては情報が少なすぎますね」

「何の話?」


途中から聞いていた話なのでなんのことかわからず私は尋ねた



「どうやら、女神アスタルテが私達の足止めをしようと兵を送り込んでいるのよ」

「もしかして、『正の使徒』のこと?」

「・・・知っているの?」

「はい。ミカヤ達と会った時、戦いましたから」

「・・・え?」


あれから、食料が足りなくなったようで、アイクの指示によって各自解散となった。各自が必要と

思える装備を整え、夕刻までには出発したいそうだ。私達は場所を移動し、さっきの話の続きをする



「武器は?どんなものを使っていたんです?」

「えっと・・・鉄や銀系の結構攻撃力高い武器が多かったかな」

「どんな兵士が?」

「剣士もいたし魔道士もいたし・・・重装兵もいた」



「なんていうのかな、操られてるからなのか本当に躊躇いがなくて、あのスクリミ
 ルとかが結構苦戦してたかな。数も結構な数で、次から次へとやってくるんだ」



ただ、これはあくまで予想だけど、あの場にはリーダー的な人がいて

その人を倒したら、その周りにいたまだ倒していない使徒たちは消滅した


「ということは、その将を倒せば別に全ての使徒を倒さなくてもいいと言うことですか?」

「かもしれない」

「というより彼女らと遭遇したのならなぜそのまま一緒に行動しないんですか」

「・・・なんとなく?」


これといった明確な理由はなくそう告げると何度目かというか久しぶりにセネリオのため息を聞いた


「はぁ・・・なんですかその適当な理由は。言い訳にすらなりませんよ」


===========================================

次回

セネリオと再会した彩花だったがそこはアイク率いるアイク隊。気まずさからかぎこちないこと

にニケとラフィエルは気づく。そこで告げたのは彩花と出会う事によって訪れた自分達の変化

2人の言葉を経て彩花は意思を伝える事を決めるのだった


次回 第5章、「竜と因縁」


第5章へ

目次へ

スポンサーサイト
別窓 | 暁の女神 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<第5章、竜と因縁 | INFINITE | 第3章、人と神>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿


管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| INFINITE |