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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第2章、二度ある事は

ユンヌの話を聞き方針が固まった時ヤナフの千里眼によって存在を知られる。ミカヤの姿をしたユンヌに

発見される中再びハイラルの女神たちが姿を現す。彼女達こそが彩花が裁きから逃れられた理由だと

告げると最後に言葉を交わした時からどうなるのかと怯えていた彩花に想定外な質問をするのだった
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「聞いてたんだろ。これからどうするんだ?」

「どうするって・・・」


前回からの事を気にしていた中かけられた質問は想定外のことだった。石になった人達を

戻すには導きの塔に行きアスタルテという女神に裁きを解いてもらうしかない。そのためには



「・・・導きの塔に行く。アスタルテを止めて、石になった人達を元に戻す」

「・・・なら、あんたもどっかの隊に入って・・・」

「けれど、一緒にはいかない」

「!」


目線を合わせぬまま告げると咄嗟に声を発したのはエリンシアだった


「ど・・・どういうことですか!?」

「・・・・・・」


今、この場にはかつての敵味方関係なく一同が集まっている。アイクやエリンシアを始め

ミカヤやサザ達デインの人達。そして状況は変わってもあの時起きた事は忘れられない


「・・・あんな事した人達とは、一緒に行動したくない」

「「!!」」

「私は、なにがあっても許さない。絶対に」


誰もが声を発せずにいるとユンヌが言葉を発した。それはここからの危険性についてだった


「ここからは危険よ?どんな罠があるかわからないもの」

「自分勝手だってわかってる。けど・・・あの時決めた。一人でも、この戦いを終わらせるって」


ネールがいれば死ぬことはない。大抵の攻撃は、今まで経験した攻撃は全て防げた。一人で

戦って死ぬ事があっても、それはそれで構わない。あんなことした人達に助けられるくらいなら


「そう・・・わかったわ。・・・みんな生きてたどり着いてね。待っているから」

「待ってるって・・・あんたも行くんだろ?」

「じゃあ、塔で会いましょう」


そう言うと、ユンヌは目を閉じた。その瞬間、飛んで行ったのはあの小鳥、ユンヌだった


(やっぱり・・・ユンヌって・・・)


前に会った時小鳥から言葉では言い表せない不思議な感じがしていた。この時一緒に

行動しなかったのは怖かったからだろう。彼らと言葉を交わすのが怖かったからだろう

出発の時、それぞれの隊はイナからある物を渡される。もとはクルトナーガかららしい


「これは・・・ヤクシの石だったな」

「ほぅ・・・ずいぶん珍しい物じゃねえか」

「幸い、白鷺のご兄弟は3人とも別の隊になっておられます。
 フェ二キス王、この1つを、リュシオン王子にお渡しください」

「この石を使えば別の隊に連絡がつくって寸法か。いい思いつきだ」


それぞれハタリの王女ニケにはラフィエル王子に渡すように、そして残る一つはリアーネにと


「俺達と同じ隊だな」

「では、わたしがお預かりします」


ミカヤが石を受け取ると一同は塔の方向を向き告げた


「よし、今度こそ行くか」

「みなさん、どうかご無事で。必ずまたお会いしましょう」

「あぁ、塔で会おう」


それぞれの隊は出発し始める中ライは出発前にアイクを呼びとめ、人気のない場所へと移動した


「おまえとは隊が別になったから・・・その・・・言うべきことがあってだな」

「ゼルギウス将軍のことか?」

「あぁ・・・ベグニオン帝国に向かう途中で、もし、あの男に出会
 ったら・・・いや、会わなければそれでいいことなんだが・・・」

「鷹王と互角に戦う男だ。まちがいなく石化はしていない」


会う可能性はあるだろうとアイクは呟く。それいたいして、ライは、意味深なことを言う


「・・・会ったら・・・気を許さないほうがいい。あいつは・・・お前の敵だ」

「どういう意味だ?」



しばらくの沈黙の後、ライは告げる


「・・・・漆黒の騎士なんだ」


「・・・っ!?」

「あの男が漆黒の騎士だ。・・・まちがいない」

「まさか・・・・」



そう告げると、ライは去って行った。無言のまま漆黒の騎士・・・ゼルギウスと言う名を繰り返した

ミカヤは、彩花の去った方向を見ていた。あれから意識を取り戻したミカヤは事の始終を聞いたのだ


「彩花・・・・」

「行こう。ミカヤ」

「だけど・・・。やっと会えたのに・・・あんな形になってしまって・・・だからせめて・・・話をしたかった」


ミカヤと会話していたもののあれはミカヤではなくミカヤの姿をしたユンヌ。ミカヤ自身は何一つ

伝えたかったことを伝えられていないのだ。颯爽と姿を消した少女は何も告げぬまま行ってしまった


「また、あの塔で会うんだろ?」

「サザ?」

「あいつなら、きっと大丈夫だ。あいつの実力は、ミカヤもよく知っているだろう?」

「・・・・・・」


初めて村で出会い。また違う村で再会してから、暁の団と共に行動するようになってからの

出来事を思い返す。何も知らない事に驚いたこともあったけれど想像外の力を持っていた事

にも驚いた。彼女の力があったからこそデインは取り戻せたと言っても過言ではない



「・・・・えぇ!いきましょう」



場に誰もいなくなった頃、彩花はとある場所に来ていた。そこは戦場だった場所の崖の上

そこには、石になったギンとシズクが今も変わらぬ姿で固まっている。手をかざしても反応はない


「・・・・・・」


(短い間だったけど、2人は私を信用してくれた・・・信用、してくれたのかな?)


正直、大切な人とかよくわからない。けど多くの人の命が失われたままでいいなんて

非情なつもりもない。他人なら誰が死んでも構わないなんて冷酷な人間なつもりもない


「待ってて、必ず・・・。必ず、助けるから」


少しだけでも信用していてくれたのなら、助けるべきだ。そうでなくてもこのままでいいはずがない


「必ず・・・・」


そう告げ、私は2人に背を向け、歩き出した。歩いていると昔のような、そこまで昔じゃない

時の事を思い出す。あの時も一人で広い大地を歩いていた。そして彼女達がいた


『・・・裁きの時に来たから詳しい事はわからないのだけれど、一緒に行動しなくてよかったの?』

『あの時・・・亜空の時散々後悔してたのに。一緒に行けばよかったって』

「あの時とはまた状況が違うんだよ。下手したら殺されかねないし」

『え?』


3人が顔を見合わせるとため息をついた。あの場は状況的に切り抜けられたものの無事で

いられる確率はないに等しいだろう。それ以前にこの地の女神に倒されるかもしれない


「ガノンドロフと、どっちが恐ろしいかな」

『・・・神と魔王、色々と駆使する物は違うでしょう。あの時とは違う戦いだと覚悟しておいてください』

「・・・あぁ、あんなのもう二度と経験しないと思ってたのに・・・」


彼女達と歩くたびに当時もあれこれ言ってはため息をついていたと彼女達は笑った


「二度ある事は三度ある・・・って大小問わなかったら三回以上戦ってるって」

『自分でこの国を救うと向かうなんて・・・ハイラルに比べらた勇者っぽくなってるよ?』

「・・・私は勇者なんてたいそうなものじゃない・・・けど」


ここで終わることは自分が納得いかない。これまで幾度となく経験した恐怖と戦いがあったからこそ


「ここまで来たんだ。この際出来るところまでやってやるよ!」


聞こえるのは動物たちの声だけ世界はひどく空虚なものに変わってしまったかのようだった

ベグニオン帝都 シエネ。帝都の中でルカンは告げる


「女神のしもべたちよ・・・恐るべきことが起きてしまった。邪神が復活し・・・我ら人間を動
 かぬ石へと変えた。ここに集いし者たちも一度はそうなったのだ。しかしこうして蘇った」


目の前には金色の鎧をまとった立ち並ぶ兵達がいた。兜によって表情は見えない

 
「なぜか?それは我らが、女神に選ばれた民であるからにほかならぬ。
 我らだけが女神に愛され、新たなる理想郷で永遠に生きることができる」


この世界に車などなく、飛行機もない。だからか命の断たれた世界は一層静けさが漂っていた


「っていうか裁きってこんなのなの。・・・はっまさか・・・」

『流石に私達はこんな事しないわよ。というより私達は守り神であって裁きを下す権限はないわ』

「そ・・・そうなのか」


本来。空間事には破壊神とよばれる対処しきれない物を排除する役目を持つ存在がいる。だが

神とは言えど360度24時間監視できるわけでもなく。起こりうる全てに対処できるわけもなく


『国ごとにもいるところには破壊神やその役目を持つ者はいます。ほとんどが破壊神と
 いう部類ではなく神ですが。・・・これも神個人による見解の違いでしょうね。少なくと
 も私達はどのようなことがあろうともハイラルを自らの手で滅ぼすような事はしません』

『代わりに、私達が自らの手でガノンドロフのような脅威を滅することもできない。
 時の勇者のように誰かの手を伝っての場合のみ滅する権限が与えられるの』


今もなお、金色の軍隊の前で金髪の男ルカンは告げる


「そのためには、あの邪神とそのしもべどもがこの大地を徘徊し女神に仇なさんと
 しておる。我ら忠実なる女神のしもべは、奴ら邪神の手先に罰を下さねばならぬ」

『行け、正なる者たちよ。そして邪神の手先に神罰を下すのだ!』


その頃ミカヤ隊では一同に向かってシグルーンが口を開いた。今日はこの町で世を明かすと


「みなさま、お疲れさまでした。これまでの通り、食料などの補充は各自、町の中で行ってくださ
 い。お代は後ほど神使様のほうからこの町に支払われますので、お気になさらずとも構いません」


『それでは、翌朝まで解散とします。明日に備え、十分に休養をとってください』


「・・・ったく、嫌な空気だ。やたらに澄んでて、濁りがまったくないときている
 こんな中にいると、まるで自分が・・・醜い塊にでもなったような気がするぜ」

「ぼっちゃまとリアーネお嬢様のお食事は爺が用意いたしますぞいましばらく、お待ちくだされ」



ニアルチが告げると続けてリアーネも手伝うと申し出た。がネサラはそれを断った


「リアーネ、お前は手伝わなくていいから」

(どうして?)

「俺はおまえと違って木の実じゃ腹はふくれないんだよ」


そこに、スクリミルがやってきた。不機嫌そうな顔のスクリミルに対し尋ねると


「俺に気やすく話しかけるな!・・・こうして同じ隊となった
が・・・俺はあんたを信用せんぞ!ラグズの裏切り者めが!」

「まぁ、当然の反応だろうな。別にこっちも申し開きして許しを請うつもりはない」


その時、古代語で「やめて!」とリアーネがネサラの前に出た


「ええい、鷺の姫よ!そこをどけ!!」


そんなスクリミルの言葉に対しリアーネは古代語で何かを叫ぶ


「なんと言っているのだ!?古代語ではさっぱりわからん!」


その後も、スクリミルとリアーネ、リアーネとネサラのやりとりは続きついにスクリミルが化身をした


「待て!スクリミル!・・・2人とも離れろ!」

「チッ」


リアーネを抱えネサラは飛んだ。それと同時にスクリミルが突っ込んできた



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次回

それぞれ3つの隊に別れ進みだした各隊。その中でもミカヤ達の元に謎の兵士が現れる

同時に何かの気配を感じた彩花が向かった先にてミカヤ達と遭遇する。そして撃破した時

本当の意味で、本来望んでいた形でミカヤ達は彼女と再会するのだった


次回 第3章、「人と神」


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