INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第三部(後編)、最終章、裁き

メダリオンの前に集まったアイク達の前でサナキは解放の呪歌を歌うが邪神は目覚めなかった

そんなときに現れたのはデイン軍のミカヤだった。いつもと違う様子で歌を歌い邪神は目覚めるが

裁きと称しこの地は一瞬のうちに壮絶な状況に変貌するのだった


『今、女神の裁きが下される』

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その姿は美しいともいえる姿で女神と呼ばれる人は尋ねた


「眠りにつかれてより間もなく780年になります。その間約束が尊守され平和な時が流れたの
 は全てを掻き集めたところで200年程度にもならぬでしょう。あなたがおっしゃった通りでした
 。ラグズもベオクも・・・体内に組み込まれている戦いの因子に抗うことはできませんでした」

「残り200年・・・お待ちになる必要はありません」

「それが、そなたの出した結論なのだな?」

「はい」

「では・・・・ 裁き を下すとしよう」





「う・・・ん・・・」

「ミスト!だいじょうぶか?」

「お兄ちゃん・・・どうしたの、そんな顔して・・・ってここどこ?わたし戦場で戦ってて・・・」

「お前、覚えてないのか?」



ミストが目覚めたのをきっかけに、リュシオンも目覚めた。が、後二人は目覚める気配がない


「心配いらないわ・・・その鷺たちは、他の2人より『負』の気に慣れていないみたい」

「ミカヤ!邪神はどうなったんだ?・・・目覚めたのか?」

「私はミカヤじゃないわ。彼女はいま眠ってる」

「・・・どうしたんだ!?こんな時に何を言って・・・」


よく見ると、ミカヤの目は赤くなっていた。それは、不調によるものではない


「しっ・・・黙って!アスタルテはどこかしら・・・審判のために、彼女に会わないと
 ・・・・・・え・・・何をする気なの・・・・・そんな・・・・待って!早まらないでっ!!」


ベオクとラグズの戦いが繰り広げられていた中、崖の上で、ライとスクリミルはそんな様子を見ていた


「気分はどうだ?」

「さっき突然、楽になった」

「うむ。俺も体が軽くなったようだ」


戦いは相変わらずの様相だというのに漂う『負』の気がほとんど感じられないとライは言う。これは

一体、どういうことなのか。状況がよくなったことに違いは無くこれでけりがつくと良いと2人は話す



「ラグズの雰囲気が・・・元に戻った?」



あの後もアイクを探すも姿は見当たらず、先にミカヤを見ようとシズクが偵察にいっていた

時間が経つにつれ聞こえていたドクンという音が大きくなるにつれて、異変を感じた



「なんでしょう?『負』の気が・・・突然、楽に・・・」


さっきまで様子のおかしかったギンの顔色は、いつの間にか戻っていた。そして、シズクが帰ってくる


「彩花さんが言っていた銀色の髪の少女・・・見当たりませんでした」

「ミカヤも・・・?」


一体、何が起きているんだろう。この変な感じはなんだろう。言葉では説明できない胸騒ぎがした


「戦いは・・・単純だ。強いものが勝ち、弱いものが負ける。しかし・・・全
 ての勝利が・・・・酔いしれるほどによいものではないのかもしれんな」


その時だった。ライは上空に何か異変を感じた


「どうした?雨でも来そうか?」

「いや・・・なんか・・・」


ライと同様に下で戦争をしていた兵士とラグズ達も動きを止めた。その時、上空で一点が

光った。一瞬光った光は、次の瞬間大きくなり、目がくらむほど視界いっぱいに広がった


「なに!?眩しっ・・・・・!?」


その光は、戦場の真ん中に落とされては次第に広がっていった。それはまるで、あの

亜空の時の亜空砲に似ている。けれど、あの時とは逆の白い光が広がっていく


(一体・・なに!?)


あまりの眩しさに、目を閉じた。目を開くことはとてもできないほど眩しかった


アイク達は、外から何も聞こえないことに違和感を感じた。ティバーンはウルキに尋ねるが、何も

聞こえないと言う。状況が気になったアイク達は外に出た。そこは信じられない状況になっていた



「・・・・・・・・これは・・・」


そこは、全ての生物が石化していた。触れると、石化していることがすぐにわかった




「おいっ!」


アイクが叫ぶが、反響して返ってくるのは自分の声だけ。それと同時に、雪が降ってきた


「誰か!」


もう一度叫ぶが、同じく自分の声だけが跳ね返ってくる


「誰かいないのかっ!?誰でもいい!答えてくれ!誰かいないのかっ!」


見渡すが、そこには誰もおらず、石化した兵士とラグズだけが存在した。アイクは、状況を

整理するため、全員を集めるためその場から去った。アイクが去った後、彩花は光から慣れ

た目を開けた。そこには、アイクが見たような同じ光景が目に入った


「なに・・・・これ・・・!?」


さっきまで武器の金属音、燃える炎、翼の音、色んな音が聞こえていたのに何も聞こえない

叫び声も、嘆き声も・・・・・崖の下を見たまま2人の名を呼ぶ、が、2人の声は返ってこない


「ギン、シズク、これ・・・・ギン?シズク?」



返事が返ってこないことに違和感を感じ横を見る。そこにあったのは、石化した2人の姿

状況が理解できず、パニック状態になる。その時、よく知った声が聞こえた


「え・・・っ?何これ・・・どうなってる・・・の?」

『女神の裁きが下されたのです』


彩花が顔を上げると、そこには3人の女神の姿があった。その人物を彩花は知っていた


「フロル、ディン、ネール・・・・?」

『・・・・・・』


フロル、ディン、ネール。ハイラル大陸の女神がどうしてこんなところにいるのか。とある事情に

よって彼女達とは出会ったのだがこれもまた亜空の事件の後に彼女達は消滅したはずだった

よって今ここに彼女達の姿があるのが信じられない。頭はパニック状態になっていた


「えっ・・・なんで・・・3人がここに・・・?確か・・・」

『えぇ、私達はあの時消滅した。けれど今だけ・・・あるお方の力で今ここにいる』

『これはこの地・・・テリウス大陸の女神アスタルテの力です』


アスタルテ。それはギンとシズクから聞いた導きの塔に眠っているとされる女神の名


『再び戦争が起き人々に裁きを下す必要起きた時目覚める・・・彼女が眠る前に言った言葉です』

「じゃあ・・・・」

『そう。これが裁き』


2人を、石になった人達を戻すにはどうすればいいのか尋ねると3人は顔を見合わせて

答えた。女神アスタルテを鎮めることによって2人は元に戻る・・・と。『鎮める』その意味は


「神を鎮めるって・・・お供え物とかじゃないよね・・・これそんなレベルのものじゃないし」

『そうね。導きの塔へ行って・・・この裁きを解いてもらうしかないわ』




「本当に・・・みんな石になってる」


もう一度状況を確認するため、4人は下に降りた。その場所はまるで芸術作品のように、ある

一面を石像にしたようになっていた。1人の獣牙族に触れようとしたその時、足音が聞こえた


「!」


その音は一つだけじゃない。どこかに隠れようと辺りを見渡しひと際目立つ建物の中に

隠れた。隠れていると、知っている人がぞろぞろと姿を現す。その顔ぶれに疑問に思う


(サザとアイクが一緒に・・・?どういう事?敵対していたんじゃ・・・)



「俺の目、相棒の耳でわかる範囲では・・・ここに集まった者が全てです」

「ざっと見渡した限り、ある程度以上力を持った奴が残ってるってとこか?」

「・・・そのようだな」


この建物にいた者はみんな無事な一方他の建物にいた者は石になっていたと話している



(どういうこと?ならなんで私は動ける?)


「・・・ねえ、なんで私は動けるの?」

『・・・元々ハイラルの件以来貴方はネールの力を持ち合わせている。そして裁きが下
 される直前私達が貴方が石化しないようにした・・・だから彩花は今も動けているの』


再びアイク達の会話に耳を傾けると次に言葉を発していたのはミカヤだった



「・・・思ったより動ける者が多いみたいね。これなら、まだ彼女に対抗できるかもしれない・・・」

「・・・待てよ、ミカヤ!」


そこにやってきたのはサザだった。しかし彩花はミカヤの様子がおかしいとある異変に気づく

いつものミカヤじゃないような。言動や声はミカヤだが雰囲気というか何かがが違う気がした


「私、ミカヤじゃないわ。何度もそう言ってるじゃない。私はユンヌ」

「ユンヌだと・・・・!?ミカヤをどうした!?」

「心配いらないわ。ミカヤは私のすぐそばにいる。私に頼るしかないとわかってるから・・・」


だから、こうして体を貸してくれていると言った。それに対してティバーンが問いかける


「じゃあ、聞くがユンヌ・・・おまえは何者だ?」

「私はメダリオンの中で、ずっとずっと眠りについていたの。でも、私を呼ぶ
 呪歌で目が覚めたわ。いまはとても悲しくて、とても寂しい気持ち・・・・」

「メダリオンだと・・・!?じゃあ、おまえが封じられていた邪神なのか?」



会話を聞いていて、彩花は疑問に思う。さっきから、わからないことが多すぎる。メダリオンって

なんだろう、ユンヌって確か・・・負の女神だったっけ、そんな話を、どこかで聞いた気がする



「邪神・・・?私は邪神なんかじゃないわ。私は聖でも、邪でも
 ない。私は自由。私は混沌。私は変化。私は未来。私はユンヌ」


会話が聞かれないように少し離れると彩花は姿を現した彼女達に尋ねた。彼女達は

以前に会っていたように人の姿をしているものの半透明な状態で空中に浮いていた


「あるお方って・・・ここはハイラルじゃないのに」

『誰も、見ず知らずの国・・・自分の担当地区出ない場所の聞きなんて見向きもしない。
 私達が・・・偶然彩花と関わりを持っていたから私たちなら受け入れるだろうと命じた』

「消滅したのに・・・また存在ってそれ・・・」

『力は次なる者に受け継がれました。が私達の上に当たる人物・・・その方の判断
 次第では死した者を生き返らせることも、新たな生命を作ることも可能なのです』

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次回

一か所に集まった裁きから逃れた者達。今起きている状況とミカヤの姿をした人物について

説明を受けていると女神ユンヌは石になった人達を元に戻す方法を告げる。3つの部隊に分け

ベグニオン帝国内にある『導きの塔』へと向かう事になったが・・・


次回 第四部(前編)、序章、「女神ユンヌ」


第四部(前編)序章へ

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