INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第29話、残された希望

クレイジーハンドの前に現れたセガの英雄ソニック・ザ・ヘッジホッグ。クレイジーハンドに5人

とファイター達の事を託されたソニックは駆け出すのだった。一方5人を元に戻すことに成功し

たファイター達の前にプリム達に遅れて現れたのは行方が知れなかったあの人物だった
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「よし、これで全員の無事は確認されたな。行くか」

「まあ、クレイジーとマスターが心配だけど大丈夫でしょう」


それに続いて他のファイター達も立ち上がった


「3人はここで待ってて」

「でも・・・・・」



ファイター達を助けに、世界を救いに来たはずなのに大したことも出来なかった事に、むしろ足を

引っ張ってしまったことに2人は言葉を詰まらせる。そんな5人に向かってファイター達は告げる


「大丈夫だよ。僕たちなら」

「・・・うん」

「よし、いくぞ!!」



大きな扉を開きずらりと並ぶ。タブーはメンバーたちの気配を察すると振り返った


「なんで、あんなことをしたんだ!!」

「なぜ?少し実験をしただけさ、思ったより君たちの体力を
 削ってくれたみたいだし実験は成功・・・と言ったところか」

「ふざけるな!」



タブーは笑い、羽を大きく広げる。その素振りは『あれ』だった


「OFF波動がくるぞ!!」


考えるも結局対策は見つからずまたあのときのように全員がフィギュアに変えられてしまう

のか。全員がそう思ったとき一瞬青い光が目の前を通っていった。今度は別の方向から目に

留まらぬ速さでタブーの羽を破壊した。茫然としていた時、どこからか男の声が聞こえた




「HEY、俺を忘れてもらっちゃ困るぜ」




崖の上で指をチッチと振るとソニックは崖から飛び降りマリオたちの前に現れた



「お前は?見たことないな」

「自己紹介はあとだろ?とりあえずはソニックと呼んでくれ」



タブーはOFF波動とは違う波動でほとんどのファイターが吹っ飛んでしまう



「がっはっは!!ならこのワリオさまがフッ飛ばしてやる」

「おいまて!!」



ワリオは人の話もきかず突っ込んでいく。すると前にタブーの姿はなく周りを見渡すが背後に

タブーは現れワリオを掴みぶん投げる。ワリオはそのまま吹っ飛んでいき壁にぶつかってしまう




「なあ、マリオ・・・・だったか?」

「なんだ?」

「その・・・・5人組にあわなかったか?」



5人組というのは、クレイジーハンドとともにやってきたミュウツー達のことである


「会った。そして戦った。しかし今は外にいる。全員無事だ」

「そうか・・・それを聞いて安心したぜ」




「あれは・・・・OFF波動の構え!?」



直後大きな衝撃波がファイターたちを襲う、フィギュアにはならなかったものの威力は絶大

誰ひとり残ることなくその場に倒れてしまう。最後まで立っていたマリオもその場へと倒れた

タブーは別の場所へと体を引きずりながら移動していった。その頃、扉の前で待っていた6人

の元に巨大な声が聞こえ一同は振り返った。そこにはクレイジーハンドの姿があったのだ



「お前ら!!」

「クレイジー!!」



その声はクレイジーハンドだった。その姿を見つけるとクレイジーハンドが近づい

てきた。神だからなのかその傷は前より治っていてもう問題はないようだ



「僕たち・・・・とんでもないことを・・・・」

「分かっている、お前たちは気にすることはない、何も悪くないんだ」


6人にマスターハンドの無事を伝えると安堵の息を吐いた。しかし数時間後クレイジー

の表情が一変した。突然の事に全員が一斉に見ると信じられないような口調で呟いた


「まさか・・・ファイターたちが・・・・負けた?」

「・・・え?」


クレイジーの言葉に6人の表情が一変した。一瞬聞き間違え科と思ったが頭の中で

言葉がリピートされる。あのファイターたちが負けるはずがないと誰もが思った


「今・・・なんて?」

「皆が・・・負けた?」


「もう・・・止められないの?」

「まだ・・・まだ僕たちが!」


子供リンクは立ちあがると続けて4人も立ちあがる。5人が立ちあがると扉の方へと

駆け出した。・・・・が扉の前で5人は見えない壁に遮られ扉を越えることは出来なかった


「・・・この空間自体は俺の力で入れた。だが・・・これは・・・タブーの力だな」

「タブーの!?まだこんな力が!?」

「それはつまり・・・私たちは相手にするほどでもないということか・・・?」


ミュウツーの言葉に沈黙が流れると数人が壁を叩くが壊れる様子はない


「戦う事すら出来ないの・・・!?」


絶望する中、クレイジーハンドはハッとなり呟いた


「いや・・・・・・まだ希望は断たれていない」

「!」


クレイジーはたった1つ希望を思い出すと何かを念じた。白く大きな手の上に光り輝く

玉が現れ浮かび上がる。白く輝いているこの玉からは、何か不思議な力が感じられた


「これは・・・・?」

「今から俺の力を使って6人だけ復活させる。いいか?一人につき一人
 だけ思い浮かべろ、一番信頼できるやつをな。気持ちが通じれば
 よみがえることができるはずだ、中途半端だと何も起こらないからな」




5人はそれぞれ人物を思い浮かべる。その後、彩花も静かに何かを考え始

めた・すると、光っていた球はさらに光を増しメンバーの手から弾けて消えた


「球が、消えた・・・・・・」

「成功したの?」

「大丈夫だ、届いただろう」


はっきりしない意識の中マリオはふと蛍のような光を見る。その光は自分に近づき消えて

いった。その光が消えた瞬間、体中の重りがなくなったかのように、体は軽くなっていた。自

分の近くにいたリンク、カービィ、アイク、ピカチュウ、ルカリオにも同じような現象が起こった



「これは一体・・・どういうことでしょうか?」

「わからん」

「不思議な感じ・・・・」


そこから力が湧いてくるようで傷もいつの間にか癒えている



「あれ・・・?確か僕たちはタブーにやられたはずじゃ・・・・」

「これは一体・・・どういうことでしょうか?」

「わからん」

「不思議な感じ・・・・」


力が湧いてくるようで傷もいつの間にか癒えている。その時聞きなれた声が6人を呼んだ



「お前たち!!」



「マスターハンド!!」



神だからなのか、目立った傷はなくなっていた声からして、辛そうな体勢でもない



「どういうことだ?俺達は倒されたはず・・・」

「クレイジーとあの6人の力だろう」

「あの6人って・・・」

「もう時間がない。今から私の力をお前たちに託す。あいつを・・・倒してくれ」



マスターハンドの手が光り6人の元へと飛んでいくと体の中へと消えていった


「おう!」   「はい!」

「もう負けないもんね!」   「何としても止めるぞ!」

「うん!」   「あぁ!」




「後は・・・頼んだぞ」

「おう!!」


マスターハンドは走っていく6人を見ていた。6人はさっきはなかった道を通るとそこにタブーはいた



「おまえら、まだ邪魔をするというのか?」


「タブー、お前は絶対に許さない」

「俺は、守るべきもののために戦う」

「待っている人のためにも・・・」

「負けるわけにはいかない!」

「お前の野望もこれまでだ!」

「もう好きにはさせない!!」


通路を走り抜け広い場所に出ると6人は横一列に並んだ。そして声を飛ばした先には

半透明な水色の人型、タブーの姿が宙に浮いて浮いた。どこからか声は発される



「・・・ほう、倒したと思っていたのだが・・・なるほど、神の力か」



あの時完全に倒したはず、だが今ここにいる理由を思いつくと呟いた


「あの者達にまだそんな力が残っていたとはな。自らの生命力を投げ打ったか?」

「残念だね!マスターもクレイジーもタブーが思ってるより強いよ!」


普段はそんな表情を見せないカービィがキッと睨むと叫んだ


「絶対、許さないから!」



マリオは拳を向け、ピカチュウは電気を放電させアイクはラグネルを構え、リンクやカービィ

ルカリオも睨み付ける。迷いのない声に、表情にタブーは笑うが動じる様子は全くなく


「威勢だけは認めよう・・・しかし」


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次回

3度目のタブーとの対峙、マスターハンドと6人から得た力でパワーアップした6人は

全ての想いを胸にタブーへと立ち向かう。しかし事件の終結は、この事件の中で出会っ

た者たちとの別れの時を近づける事を意味していた。そしてその時はやってくる・・・


次回 最終話、「英雄達ここに」


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