INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第28話、青いハリネズミ

次々と元に戻していくマリオ達だったが最後の一人は他の4人よりも圧倒的な力でアイクは苦

戦していた。しかし戦いを通じて感じていた本来の姿を告げると洗脳は解け元に戻るのだった

一方目覚めたクレイジーハンドはフィギュアが見つからないことに焦るが動く事が出来ず・・・
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「別に構わないがどこにいるんだ?」

「それは・・・分からねぇ」




普段ならメンバーの気配くらい感じ取ることができるのだがタブーの作りだした空間の影響から

なのか、操られているからなのか邪悪な気が満ち溢れていて何一つ感じることができない


「出口で待っていた方が早くて確実だろう。お前の足ならできるはずだ。世
 界の中でも音速と言われるハリネズミ・・・ソニック・ザ・ヘッジホッグ

「わかった」


危険が大きくファイターたちにかかる負担も大きいが・・・これが一番効率がよく手っ取り早い


「俺は動けねえ、あと一人このどこかにいるはずなんだが・・・」

「あと1人?」


特徴を伝えようとした時、割と近い場所から足音と叫び声が聞こえた




「この声は・・・・」




もう少し、痛みをこらえながら体を起こすと視線の先には見覚えのある人物が走っていた

片手には自分が渡した護身用のビームソードが握られているが使っている形跡はない

しばらく見ていた後、ソニックは尋ねた



「あれがそうか?大量のプリムに追われているが」

「あぁ」

「ちょっくら行ってくるぜ」



1人、遠くでプリムに追いかけられている。その姿は紛れもなく彩花だった

ソニックは音速と呼ばれるその速さでプリム達を倒していく




「はぁ・・・・っはぁ・・・・助かった」


素早い動きを止めると目の前で膝と手をついて息切れしていた少女に手を差し述べた


「HEY、大丈夫か?」

「あ、うん・・・・・」


手を取り立ちあがると近自分を助けた人物を見た。人物とは言い難い姿をしている


「誰、確か・・・ソニックだっけ・・・」

「Wow、俺の名を知ってるとはな。驚きだぜ」

「ってクレイジーハンド!?」


 

せめて生きていれば・・と思ったがまさか無傷とは思ってもいなかった。戦えないからと

甘く見ていたからか、単に運が良かっただけか。風景がぼやけるクレイジーの元に駆け

寄って心配そうな顔で覗き込む声がだんだん聞き取りにくくなりながらも必死に聞きとる


「後は頼んだ、ソニック」

「任せてくれ。やれるだけのことはやってみる」


クレイジーハンドが呟くと再び目にもとまらぬ速さでソニックは走り去っていった



「ってどういうこと!?」

「それが・・・・・・」



ソニックに話したことをまた彩花にも話す。いかし思いのほか彩花は驚かなかった。それ

は彩花がアロアロスに捕まってからここに来るまでにタブーとその5人に会ったからだ


「・・・嫌な予感はしてたんだ」



ここに来る前、彩花はこのことを予想していた。初め聞いた時はまさかとは思った。数々の

苦難を乗り越えたこいつらに限ってそんなことはないと。しかし言った通りになってしまった


「お前の言うとおりになるなんて・・・」

「私だってあれは可能性を言っただけで本当になるなんて思ってなかったよ・・・」


あくまでもしもの話をしただけだと少女は告げる。そんな中少女の中ではすでにこの先起

きるかもしれないもしもを想定していた。それが起きればスマブラの存続すら危うくなるかも

しれない。それだけは避けなければと何かを決心すると告げた


「私も探しに行くよ」

「な・・・!?」


少女の言葉にクレイジーハンドは驚く


「私も会ったのに助けられなかった。それどころかタブーの手から逃がすため助けられた」

「大丈夫だって。こういうモンスターとの戦いは慣れてるし」

「・・・・そうなのか?」

「魔法って魔物を倒すために存在するに決まってるじゃないか。魔物を倒すため
 に魔法を教えて貰ったんだから。ここまで来たらどうこう言ってられないでしょ」



どう考えても止めるべきだ。しかし今の俺に止める権利などない。そんな迷いを見透かした

ように彩花はさらに告げる。しかしファイターのように覚悟したように力強くはなかった


「・・・大丈夫だよ。ネールの力があれば攻撃は受けないし、無理だと思ったらフロルの
 力で逃げるからさ。大量のプリム程度ならディンの炎で倒せる。さっきは逃げてたけど」

「・・・・気をつけろよ」




止めることなんてできるわけがなく、ソニックほどの速さではなく一般人以下の速さで走って

いく。手には亜空間に入る前に渡したビームソードが握られていた。破壊神であるクレイジー

ハンドは戦いに関しては専門でありある程度の力は見るだけで見抜ける



(・・・・あいつに止められるとは思わないが)


「あの、クレイジーとは?」

「お仲間・・・ですか?」


スマブラメンバーでない人たちはクレイジーという人物を全く知るわけもない

知らないメンバーの2人ロボットとピットはカービィ達に尋ねた



「マスターハンドによく似た手だよ、あいつも一応神らしいがな」

「私たちが操られる前に現れて・・・・タブーにやられた」



ミュウツーは記憶を辿って言う。マスターハンド同様クレイジーハンドもタブーにやられた

事を知るのだがそれ以来自分たちは操られクレイジーハンドの記憶はないという


「直前クレイジーハンドの叫び声が聞こえた気がしたんだけど・・・」






「あぁぁ!!」



ロイが突然大きな声を上げた。続けてピチューも思いだしたように


「そうだ!!」

「どうしたの?」


スネークの助言によって思い出したようだが突如3人は大声を上げる。あまりの大声に

ウルフ、ガノンドロフを始め話をあまり真剣に聞いていなかった人物たちも驚くと3人に

集中した。そんな5人の表情は焦りしかなかった



「そうだよ!そういえば彩花は!?」


ファイターたちは顔を見合わせる。まさか、ここでこの名が出るなどと思うわけもなく

ピーチの問いかけに表情を変えると苦し紛れにミュウツーが答える


「まさか・・・・ここにいるの?」


ファイターたち数人は何度か話の中でその名前だけ聞いてはいたがいまいちピンとこない

しかし元スマブラメンバーのファイターたちにとっては一大事ともいえる事態だった



「ねぇ、オイラ以外が見た5人って・・・この人たちのことだよね」

「たぶんな」


「じゃあ・・・オイラが見たのは?」

「どういうことだ?ディディー」


ディディーコングが見た影は1人、そしてその1人は他の誰も見なかった一度きりの影だった

他のファイター達が見た影はおそらくこの5人だっただろう。ということは、ディディーが見た

のはこの5人ではなく別の誰かということになる。そしてそこから導き出される答えは



「オイラが見た影がきっとそのなんとかって人じゃない?」

「可能性は高いな」


その時、ルカリオは突然立ち上がるとあたりを見渡し始めた。その姿にファイター達も気づく




「どうしたの?」

「敵か!?」


問いかけに答えることはなく何か落ち着かない様子でルカリオは目を閉じて何かを感じ取って

いる。おそらく感じ取っているのは波動だろう。数秒後、目を開くとネスの問いかけに答えた



「・・・・彩花の波動だ」


「えっ!?」

「本当!?どこ!?・・・僕、近くを見てくるよ!!」


ネスが立ち上がるがそれをデデデとプリンが止める


「うかつに外に出たら危ないぞい!」

「いつまたタブーが仕掛けてくるか・・・・」



その時、ファイターの前をたくさんのプリムを通り抜ける。ファイター達はプリムの

姿に戦闘態勢に入るが戦う気はないらしく目の前をすごい速さで通り抜けて行った


「通り抜けちゃった・・・・・」

「一体なんだったんだ?」


その後に、また何かが近付いてくる、しかしそのスピードは今と比べ物にならないほどゆっくりだ



「また何か来たプリ」

「今度は?」

「いや・・・人間ぞい」

「人間?俺たちのほかに誰かいるのか?」



その人物はだんだんと近づいてくる。そしてかなり近づいた頃数人がその姿に誰かを判別する



「あれは・・・・・」

「プリムが・・・・体力が・・・・・・しぬ」


ふと後ろを振り向くとプリムの姿はなくなっていた。敵がいなくなったことに安心の息

を吐くと地面に膝をつき手をつくとがっくりとうなだれた。そして数秒後倒れ込んだ


「しぬ・・・・・・・・・」

「彩花!!」


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次回

神以外の元スマブラメンバーが全員集合した所で改めてファイター達はタブーの元へと

向かうために立ちあがる。タブーの前にやってきた一同だったがOFF波動が発動される

瞬間青い光が羽を貫通する。マリオ達の前に現れた彼もまたファイターの一人だった


次回 第29話、「残された希望」


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