INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第12章、実験ラグズ

アイク達のやり方に疑問を感じた彩花はラグズ連合から離れることを決めこの戦争を止めて見せ

ると言い飛びだした。数々の追手を逃れ想定外のことに一同が驚く中セネリオが追いかける事を

告げる。自分に似た何かを感じたセネリオだったが意味深な言葉を残し去るのだった・・・・
________________________________________

「私はてっきり人間にやられたのかと・・・・」


と話を待ってくれるわけもなく、目の前にいたラグズ達は化身し襲いかかってきた。攻撃しようと

構えると前にさっきの男の人が出てきて驚いた。ふらつきながら化身しラグズ達と戦い始めたのだ


「ちょっ・・・・傷治っても完全には治ってないんだから!」


そんな話も聞いてくれず、戦い続ける。ふらついたりするのがあまりにも危なく、炎魔法で応戦する


「!」


自分を助けたことに驚くがベオクの習性。自分が危険だから倒したのだと、偶然だと思いこんだ

その時横にある段差に、人の気配がして少女は振り向く。そこにはある人物が本を持って現れた



「・・・・・・・・え?」


その姿を見て、唖然とした。その人は、かつてデインにいた人。ペレアスさんの傍にいつもいた人


「・・・イズカ・・・さん?どうして・・・ここにイズカさんが・・・?」


ただでさえ困惑する状況の中、ほんの数日前にアイク達のこともあり更に状況が理解できなかった


「お前は・・・そうか・・・あの時の小娘か」

「ど・・・どういうことです!?」


イズカさんの周りにいたのは自分が戦っているのと同じような様子のおかしいラグズ達


「まったく・・・どこまで逃げるのか。無駄だと言うのに」

「!?」

「く・・・お前らのいいなりにはならない!」


そこで声を発したのは、同じく戦っている男の人だった。さらに状況が分からなくなる


「こいつらは、実験体だよ、私のこのすばらしい力を示すためのねぇ」

「実験・・・?まさか・・・ムワリムさんと同じ・・・」


信じられない姿が目に映っているいる中握り拳の力が強くなると叫んだ


「デインはこんなことまでしてるのっ!?ミカヤは・・・あの時は、止めてたのに・・・」

「何を言っているのだね?」

「ペレアスさんが決めたんですか!?命令したんですか!?」


そこで私は衝撃的な事を知った。これはデインは何も関係なく、イズカさん独断で行った

ことだと言うこと。そして、イズカさんは、ペレアスさんを騙していたということ



「あの脳のない王が、何も知らずに印を押した所為で自国が滅ぶことになろうとはね」

「あの呪いのこと!?」

「ほう?知っているとは、一体どこで知った?」

「そんなのどうでもいい!あんたが・・・あんたがやったのか!」


頭の中に、怒りが込み上げてくる。あの呪いさえなければ、ベグニオンの命令に従う必要

はない。そうすれば、アイクとミカヤが戦うこともない。そんな中、再びイズカは口を開く


「そこにいる男は特殊な実験をしたのだがね、失敗作で始末
 せねばならないのだ。・・・引き渡してはもらえないかね?」

「特別な・・・実験!?」


だから、この人を追っていたのか。ふと後ろを振り向くと、無表情な顔でその人はいた


「ふっふっふ・・・・渡せば、お前の命だけは助けてやってもいい。
 必ずその男を始末するのだぞ・・・邪魔をするのならそっちもやれ」

「待て!」


再び段差を見た時イズカの姿はなく逃げられた、あの人が裏切ったなど信じられなかった

デインで誰よりもペレアスさんの事を気にかけ誰問わず近づくことを警戒していたからだ


「おい」


背後で男の人は息を切らしながら化身を解く。正確には、解けた。限界が来たのだろう


「あいつらは、俺を渡せば、命は助けると言っているんだぞ」

「・・・君はそれでいいの?あいにくだけど従うつもりはないよ」

「!」


私の言葉に男の人は驚いた。ベオクもラグズも関係ない。この地に来てからそれは変わりない


「ベオクとかラグズとか・・・どうでもいいよ!私は、誰も死ぬところなんて見た
 くない!だから・・・君も・・・死なせたりは・・・したくないっ!!・・・ディン!」


正面を見ると数体のなりそこないたちが迫っている。獣牙族には炎魔法が有効。ディンを唱

えると炎の波によってラグズ達は動きを止める。そんな中僅かでもと思い彩花は尋ねる


「聞くけど・・・・この人たちを助ける方法は・・・ないの?」

「・・・・ない」

「・・・・っ・・・そう・・・」


あの時はラフィエルさんの歌で元に戻った。それはまだ完全に我を失ってはいなかったから



(この人たちは・・・もう・・・)



ディンの炎が弱まることはなかった。消えていくそのラグズの姿を、目に焼きつけながら


「なぜ、助けたんだ」

「私は、この大陸の人間じゃない。私はベオクじゃない、人間だから種族は
 関係ない。私にとってはベオクもラグズも・・・ニンゲンも半獣も同じ存在」


「・・・・・誤解していた」

「え?」

「俺は・・・信じられなかった。助けられた時、なにか裏があるんじゃないかって・・・」

「さて・・・私はもういくけど・・・君はどうするの?」

「俺・・・?」


そこで青年は疑問に思った。こんな危険な時になぜ少女が一人で出歩いているのか


「・・・お前はなぜこんな場にいるんだ?どこへ行くつもりだ?」

「私は戦争を止めに行く。アイクとミカヤを・・・」

「なっ・・・・あのラグズ連合軍大将と元老院・・・デイン王国との戦いを!?不可能だ!」


その言葉は色んな人から聞いた。確かに普通に考えれば一人で止めるなど不可能だろう

それでも、行かなくてはいけない理由がある。私ならこの地にはない魔法を知っている


「それを使えば・・・もしかするかもしれない。だから私は行くよ」


再び青年は不可能だと呟く、が数秒後自分も行くという言葉に思わず聞き返した


「こうなってしまった以上道などないと諦めていた。どうせ諦めた命なら、何かの役に立てて
 死にたい。なら、俺も手伝います。こんなこと言ってくれたのは・・・あなたが始めてだから」

「・・・・一緒に来てくれるの?」

「はい」


一人で止めようとしていた。誰かがいるだけであんなにも心強い。この大陸で学んだこと

自分の名を告げると青年に向かって名を尋ねる。すると青年は数秒後口を開いた


「・・・・俺、俺は・・・・俺は、ギンです」


それからというもの。一時は無事終わったかと思ったがとある問題が発生していた


「えーと・・・ギン?」

「はい?なんでしょう、彩花様」

「その様っていうのは・・・・」


なにかがおかしい。最初会った時と口調が変わっているのはまあ私に対しての疑いが晴れた

としても・・・なんで、名前に「様」がつけられてるのか。問いかけると当然のように返された


「当然です。命の恩人ですから」

「命の恩人て・・・あれ自分も危なかったし」

「ですけど、あの時彩花様が助けてくればければ、俺は死んでました。もしくは殺されてました」

「だけど・・・様っていうのは・・・」


すっごいやりにくい。エリンシアとかは王女様だしいいにしても自分は貴族でもなんでもない


「お願いだから・・・様は・・・」

「うぅ・・・でも・・・」

「お願いだからっ様だけはやめて!」

「・・・・じゃあ、彩花さんは?」

「う・・・それもいやだけど・・・様よりは・・・いいか」


半ば呆れ気味にため息をついていると今度はすっかり誤解を解いたギンが問いかけた


「ところで彩花さん?」

「ん?」

「彩花さんはこの大陸の人ではないといってましたけど・・・」

「んー・・・分かんないと思うけど、ホウエン地方って所から来た」


帰る途中不幸が重なりデインに流れついたことから始まりこれまでのいきさつを話す。そして

連合軍から抜けたこと、ラグズ連合軍とデイン軍には両方に命の恩人がいること。だから戦わ

せたくない、どちらも死んでほしくない。そのために戦争を止めようとしていることも



「だから、戦争を止める」

「でも、前にも言いましたけど、無理ですよ!アイク将軍は相当の実力者ですよ?
 3年前だって、あのデイン王アシュナードを倒した張本人だそうですし・・・・・・」

「アシュナード?デイン王?」

「知らないんですか?今は別の王がいるそうですけど、先王アシュナードは
 最強といってもおかしくはないほどの支配者というか王だったんですよ?」

「ふーん・・・それをアイクが・・・」


流石はファイターとして呼ばれるだけの事はある


「ところで彩花さん?これからどうするんです?」


ギンに言われて気付いたがどこにどの国があるのか全く知らないしアイク達がこれからどうするのかも

全然知らない。そして止める方法も全く考えていなかった。思わずどうするのかと自分に問いかけた


「・・・・どうするんだろ」


ネールの力さえあれば、自分は死ぬことはないがそれだけで止めようとするには強敵が多すぎる

その時、物音がすると2人の表情は一変し強張ったものとなった。なりそこないかと思いきや



「はあ・・・はあ・・・」


その背後には、数人の男が追いかけてくる


「どうしたんですか!?」


女の人に聞くと、村が盗賊に襲われ、逃げてきたのだと言う。ひとまず前に出ると彩花は告げた


「下がっていてください」

=======================================

次回

盗賊を退くものの続けて彩花は村を襲う盗賊を退けるために向かう。2対数人という圧

倒的不利な状況に思えたがまたしても彩花はギンの知らない魔法を使い撃退する

一難は去ろうとしたものの村人たちにラグズであるギンの正体が知られてしまい・・・


次回、第13章、「離脱初の戦場」


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