INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第10章、正しい道

デイン軍の策によって身動きが取れなくなったサナキ達は油のにおいで火あぶりにすると察知する

アイク達連合軍は報告を受け向かい風によって異変を感じた彩花もまたエリンシア達と共に移動す

るのだった。地形の関係で彼女達から飛び出し向かっていた先に見えたものは・・・
_________________________________________

「ならば、せめて武器を捨てて話し合いに応じろ。神使はそれを望んでいる」



2人の間に、数秒間の沈黙が流れる。しかしアイクの問いにミカヤは答えなかった


「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「皇帝軍の敵は元老院だ。兵を退き、戦から手を引くと約束するなら・・・見逃してやってもいいぞ?」

「おい、アイク!そこまで譲歩してやる必要は・・・・」



「・・・・・どうなってるの」


少女の周りに風が吹くと何かが聞こえた。ミカヤ達デイン軍が連合軍の動きを読み落石を用意

落石使って天馬騎士団と皇女を閉じ込めた。ミカヤ達が考えたのは火刑。比較的自由に動ける

天馬騎士たちを閉じ込め油をまき火を放つ。策としては確実性の高い方法だろう


(だけどその時ラグズ連合がやってきて、今の状況になった)


状況は一気に逆転、サザを人質に取られた事によりミカヤは攻撃を中断、それが今の状況


(ミカヤ達は卑怯な事をした。だけどそれだったら今のアイク達だって・・・)



「私達は退きません。どんなことがあろうと、あなたたちの前に立ちふさがり続けます」

「もうよい!」


「・・・!?」



背後から、女の子の声が聞こえミカヤは振り返る。そこには、サナキの姿があった


「今日はもうよい、充分じゃ・・・!これ以上の血は・・・見たくない」



そう言い残すと、サナキ達はその場を去った。それに続いてアイクも口を開く


「こっちは一旦退く。おまえたちもそうしろ」

「いいえ、わたしたちは・・・・!」



「ったく、面倒だな、おい!」

「!」


ティバーンは、サザを掴んでいた手を放す。サザは、その場から地面に向かって落ちていく



「いやああぁ!サザーーーーーッ!」

「っ!?」


一瞬、秒数など数える間もなく一瞬のうちにサザの姿が消えた。あそこは崖。どれだけの高低

差があるのかはわからないがおそらくあそこから落ちたら死ぬだろう。死なない程度の場で

やるなど考えられなかった。少なくとも、多くの命がいともたやすく消えて行く戦争の中では



「なっ・・・・あ・・・あぁ・・・・」


立っていた彩花は地面に膝をつきペタリと座り込んだ。信じられないものを見るかのように

身体は震え力が入らない。もう一度崖を見るがそこにいるのはティバーンだけ、サザの姿は

無い。まさか本当に落とすなんて。わかっていてもそれが起きた時信じられなかった


「あ・・・あぁ・・・・う・・そ・・サ・・・ザッ!?」


(本当に、こうするしかなかったの?他に、方法はなかったの?本当に?本当・・・に?)


ミカヤは落とされた先を覗き込むように近づくと小さく声を洩らし膝を曲げて座りこんだ


「撤退だ!」


お構いなしにティバーンは撤退を告げるとデイン軍を残し撤退していった。ミカヤは動かぬまま


「ミカヤ殿・・・!」

「タウロニオ将軍。・・・俺たちはデインとの戦いを望まん。もう一度、ゆっくり話し合ってみてくれ」

「・・・いまは追わぬ。だが・・・戦いを避けることはできぬ。それだけは伝えておこう」

「・・・・・・」


そして、アイク達も背を向けて歩き出す。姿が見えなくなるころ、心の中で何かが浮かんでいた



(本当に・・・アイク達と一緒にいるのは正しいの?)


連合軍が全員去り、デイン兵だけが残った中彩花の中に出た答えは1つ



(アイク達は・・・間違ってる。ミカヤ達も・・・間違ってるよ)


私は、確かめなければいけない。あの時見たあのペレアスさんの夢を。あれは、本当なのかを


「・・・ミカヤ・・・」

「・・・彩花・・?」


震える足に精一杯の力を入れるとふらついた様子で歩きだした。今すぐにでも、サザがどう

なったのか見たい。だけど、見るのが・・・怖い。そんな時、背後から、ある人物が歩いてきた


「あ・・・・サザ・・・っ?」


そこにいたのは紛れもないサザだった。ティバーンさんは確かに落としたはず



「生きてた・・・の?」

「・・・あぁ、落とされた先に、別のフェ二キス兵に掴まれた・・・おい・・・?」

「よか・・・った・・・」

「サザ・・・っ」


そして、数分後・・・ミカヤはあることが気になっていた。なぜここに彼女だけが残っているのか



「・・・アイク将軍はもう行ってしまったわ、行かなくていいの?」

「・・・・・・・・・・」


少女は、しばらく口を閉じた後、横で握っていた拳を強めると俯いたまま告げた


「アイク達は・・・間違ってる!こんな方法しかないなんてあり得ないっ!」


戦争に、勝つために方法を選んでいられるものではない。そんなことは分かっていた。承知していた

つもりだった。けれどもっと別の方法だってあったはず。無責任でもそう思わずにはいられなかった


「ミカヤ達も・・・あぁするしかなかったの・・・?」

「・・・・・えぇ」

「嘘だよ!あんな・・・卑怯な・・・・戦争に卑怯も何もないって分かってる!でも・・・っ!」


私にとってはどっちも命の恩人で・・・・どちらかを殺すなんてできない。敵にするなんてできない



「ミカヤ達も・・・間違ってる!」

「・・・・・・」


握り拳が強くなる様子を見るとミカヤは言葉が発せなかった。こんな形で再会してしまった事

笑ってではなくこんな形で再会してしまったことを後悔し、恨んだ。数秒後少女は口を開く


「だから、私は決めた。私は・・・どっちの味方にもならない」


「!」

「私は・・・自分のやり方で・・・2人を・・・この戦争を・・・止める!止めて見せる!」

「そんな・・・こと」

「こんなの、間違ってるから」


ミカヤ達に背を向け歩き出すが数歩歩いたところで止まる。一番聞かなくてはならない事がある


「ペレアスさんの呪いって・・・本当なの?」

「!それをどこで・・・・」

「夢で、見たんだ」

「夢・・・?」


誰も信じてはくれないだろう。そう思った時何かを悟ったようにミカヤは言う


「本当よ・・・デインは・・・呪われてしまった。でも!それはペレアス王の
 所為ではないわ!ペレアス王は・・・なにも悪い事なんて、していない」

「その話を・・・アイク団長にしたのか?」


サザの質問に彩花は話していないと答えた。信憑性も確実性もない為話していないと


「だとしたら・・・今から、話すのか?」

「話さない。アイクは・・・もう、仲間じゃないから」

「・・・・・・・・まさか、抜けるというのか?連合軍から」

「どっちの軍にいてもこの戦いは終わらせられない。それこそどっちかが負けるまで・・・」


ミカヤ達に背を向けると彩花は歩き出した。彼らにこのことを伝えるために


デイン領内のとある砦に、アイク達はいた。雪が降りつもり、外はすっかり冷え切っていた


「どんな状況だ?」

「・・・ひどい有様です」


アイクとセネリオは状況を確認していた戻る途中、負傷した王宮騎士団を見つけた頃

彩花があの崖に行ったという話を聞きライを含め数人は探しに出て行った


「ベグニオン中央軍・・・クリミア王宮騎士団・・・この両部隊は
 壊滅に近く動ける騎は・・・・・・・・ほとんど残っていません」

「・・・神使親衛隊は?」

「隊長以下数名の騎が無事です。生き残りはしたものの、油によって翼をだめにした
 天馬も多く、最後に火矢を浴びせられなかっただけでもましというところですね」

「・・・・・」

「汚い手を使いおって!もはや遠慮など無用だろう!?奴らから片づけてしまえばよいのだ!」


その時、言葉を聞いてとある人物が反応した


「皇帝軍は、元老院ではなくデイン軍と戦っているのですか?」

「ラフィエル・・・!おまえ、いつ来たんだ?」


ラフィエルに続き共に行動していたニケは告げる


「たった今着いたばかりです。リュシオンと女王と共に・・・」



====================================

次回

戻ってきた彩花はすぐさまアイク達の元に姿を現す。いつもと違う雰囲気を感じたアイク

達だったが彩花の口から出たのはここから抜けるというとんでもない言葉だった。一同は

止めにかかるが・・・そして追いかけるといいだしたのはなんとあの人物だった


次回 第11章、「離脱」


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