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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第9章、待ち伏せ

夢が現実となり彩花はアイクと対峙するサザの姿を、ミカヤの姿を目撃する。一時は休戦となった

ものの一人の感情で動かせるものではないと彩花、ミカヤ共に感じておりこのまま戦いは続行

そして後日アイク率いる連合軍は再び進軍を開始しようとしていた
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「じゃあ、行ってくる」

「はい・・・気をつけて」


アイクはエリンシア達に挨拶をして背を向けた。そして彩花もまたここに残る事になったのだ

サナキとアイク達は陣地から離れて進軍を始めた。もちろん納得はしていない


「・・・・斥候の報告どおりだ。皇帝軍はデイン軍との遭遇を避け、あえてこの山道を進んでくる」

「皇帝軍は、可能な限り兵力を温存したまま帝国入りを果たしたいはず・・・
 ならば、デイン=ベグニオン国境イベルト長城を目指してくる・・・・・だが・・・」


そうぽつりというとタウロニオはミカヤの方を見る


「・・・・投石の準備は万全ですね?」

「完了している。しかし、このような足場の悪い場所では精度は期待できぬ」

「当たらなくても構いません。目的は足止めですから」


そこに、1人の兵士が走ってきた


「巫女殿!マイエル将軍の大隊が皇帝軍に突撃を開始!交戦状態に突入しました!」

「では、全軍戦闘配備を!」



兵士が去った後、サザはミカヤに問いかける


「ミカヤ・・・ここまでする必要はないんじゃないか?王は今『血の誓約』
 にはなにか抜け道がないか調べている。とにかく時間稼ぎをして・・・」

「無理よ・・・間に合わないわ。ここを抜かれたら、もうほとんど後はない。
 皇帝軍がベグニオンに入ってしまう・・・そうなれば、デインは終わりよ」

「ミカヤ殿、どうか冷静に・・・」

「デインを救いたいんですっ!」


「卑怯な手段であるのはわかっています!」


だけど、今のデインが皇帝軍の進路を阻むためにはこうするしかなかった



「どちらかしか生き残れないのなら、デインの民が勝利するほうを選ぶ・・・
 ミカヤはとっくに覚悟を決めていたっていうのに・・・だめだな、俺は・・」

「・・・ミカヤ殿・・・あなたの強さには敬服する。わしも、もう迷うまい」

「やろう。仲間のために・・・生き残るために・・・!」



そこに、兵士から報告が入る


「神使親衛隊が見えました!こちらへ逃れてきます!」

「・・・・全軍武器構え!投石部隊、前へ!!」






「くそっ、待ち伏せか!まんまと敵の策に乗せられるとは・・・不覚」

「なにごとじゃ!?」

「敵襲です!これより交戦に入りますから神使様は、そのまま馬車の中に」

「う、うむ・・・・」


「誰か、アイク将軍に報告を!」



その頃、残っていた彩花の元にエリンシア達は向かった



「彩花・・・・・」

「・・・・また、こうやって待つ日が来るなんてね」

「・・・・あの」


何か言いたいけれど、何を言えばいいのか分からずエリンシアの言葉は途切れる


「私は・・・どっちの敵にもなれない・・・」

「・・・・・・」




「味方は全て崖の上に退避させた。敵の護衛騎士たち
 は、ほぼ壊滅状態。予定通り神使親衛隊を閉じ込めた」

「そ、う・・・・・これで、もう・・・後戻りはできない」

「・・・・・・・・」

「マイエル将軍が討ち取られました!ラグズ連合が間もなくこちらに駆けつけます!!」

「・・・・次の作戦へ移ります。弓兵部隊、準備を!」



彩花とエリンシア、ルキノとジョフレの元に、ある風が吹いた。3人にとっては少し強い

風だろう。しかし、彩花はその風が普通の風ではなく何を意味しているのかを悟った


(今・・・・)



まちがいなく聞こえた風の声。それは、あのサナキと言う人達の危険を知らせていた


「エリンシア!」

「ど・・・どうしました?」

「サナキが危ない!」


その言葉に、3人は唖然とした表情でいる。が説明している時間はないことは分かっていた


「私・・・サナキの元へ行く!もうすぐ・・アイク達もその場に到着するから・・・
 行かなきゃ。行かなきゃ・・・・・・・絶対に後悔するって・・・・いって・・・・る」

「それは、本当なのですか!?・・・・私も行きます!今すぐ、出撃準備を!」


ミカヤの掛け声で兵士たちは何かを持って閉じ込めた天馬騎士達の近くになにかを撒いていった


「あれは・・・なんじゃ?あやつらは何をまいておる?」


サナキの言葉にシグル―ンは撒かれた地面に近付くとある特有の匂いがした


「な、あれは・・・油っ!?」

「我らを火攻めにする気か!」

「神使様!空へ逃れます!タニス!弓兵が狙ってくるでしょうからなんとしても防ぎなさい!」

「はっ!我らが盾となり、神使様をお守りします!」


シグル―ンの元へ近づく途中、サナキはあることに気づく。この中には、飛べぬ者もいるということだ


「飛べぬ者は・・・残りの者たちはどうするのじゃ!?シグル―ン、皆を見捨てて逃げるなど許さぬぞ!」

「隊長!お早くっ!」



上にいるデイン兵たちは、次々と準備を進めて、今にも撃ち始めそうだ

それでも、サナキは他の兵を見捨てて逃げることは出来なかった



「神使様、どうかお静かに。振り落とされぬよう、しっかり天馬につかまってください!」

「シグル―ン・・・っ!」


円となった天馬達は、歩兵を残して空中へと飛び上がる。それを見たミカヤは叫んだ


「皇帝を逃がしてはだめ!弓隊、魔道士隊、あの天馬を狙って!」

「!?ミカヤっ!」


サザが叫んだ瞬間、ミカヤの背後に、何かの気配を感じた。振り返る前に事は起きる

いたはずのサザが横から姿を消していた。前方にサザを掴んで鷹王ティバーンが空を飛んでいた


「サザ!?」

「おっと、動くなよ?こいつの命が惜しいんならな」

「・・・鷹王・・・・くっ!」


「全軍・・・っ攻撃やめっ!」

「よーし、よし。大将の言いつけ守ってぴくりとも動くんじゃねえ
 ぞ?おれの『千里眼』がどんな小さな動きも見逃さないぜ」



ピクリとも動かないミカヤ達の前に、アイクとライは向かっていくとミカヤとタウロニオも近づいていく


「・・・・アイク将軍・・・・万事休すか・・・」

「降伏しろ。おまえたちにもう勝ち目はない」


そんな中、彩花はエリンシア達と共にサナキ達がいるであろう場所に向かっていた


「早く!」


彩花の声にエリンシア達も急ぐが彩花の声に続きエリンシアは全体に停止命令を出した


「エリンシア、ストップ!」

「!止まって!」

「ここからは・・・天馬や騎士で行くのは厳しそうね・・・」


周りには隠れられるところなどなく空を飛んで行ったら見つかりに行くようなものという地形


「ここからは徒歩で行きましょう」

「!!!」


再び、強い風が吹く、そんな様子を見てエリンシアは問う


「何かあったのですか・・・?」

「もう間に合わない!!しょーぐん降ろして!」

「え?あ、あぁ・・・っておい!?」


少女は降りるなり崖の方向へと走って行く。エリンシア達が止める間もなく、少女の姿は消える



「エリンシア様!こうやって行けば天馬や馬でもいけます!」

「・・・私達も急ぎましょう!」



走って向かう中、嫌な予感が心の中をざわめかせた。自分が降りた場所からそう遠くはなかった

ようで前方に人影が見え始める。しかし、飛びだす前にある光景を見て少女は思わず陰に隠れた


「それは・・・・できません」


アイクはミカヤとタウロニオさんと何かを話している。それよりも向こうの光景が信じられなかった



「サザ・・・?ティバーンさん・・・・?」



サザを掴んで崖の向こうで浮いていたのだ。あそこは地面が見えないことからおそらく崖。サザ

があそこから落ちたら100パーセント死ぬだろう。一体何のつもりなのか。嫌でも予測がついた


「ならば、せめて武器を捨てて話し合いに応じろ。神使はそれを望んでいる」

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次回

緊迫を越えた空気の中アイクとミカヤ達の会話は続けられる。そんな様子を見ていた

彩花だったが嫌な予感は的中。これまでのいきさつを風が告げるととある疑問が浮かぶ

そして行動が実行に移された時、彩花の中で第3の道が浮かびつつあった・・・・・・


次回 第10章、「正しい道」 


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