INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第8章、互いの衝撃

ペレアスの告白によりデインにかけられた誓約のことを知ったミカヤ達。また別の場で、この

風景を夢として見た彩花は後日戦っていた相手がかつての仲間だったという夢を見る

そしてデイン兵と戦うと夢は現実となり彩花の前にデインでの仲間が現れるのだった・・・
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「エディ!援護する!」


エディの後方から、別の人の声が聞こえ何かがキラリと光るとその声を聞いたエディは叫ぶ


「待ってレオナルド!」

「・・・・レオナルド・・・・?」

「どうして?なにかあったの?」


疑問に思ったレオナルドはエディの方に近付くそして目の前に敵として立っている人物を見た


「・・・・え?」

「どうして・・・ここにいるの・・・?」

「それはこっちが・・・聞きたいよ」

「どうなってるんだ!?」


夢は、現実となった。願いは、祈りは、あっけなく壊された。今、前の前にいるのはかつて

私を助けてくれた命の恩人。ここでの生き方を教えてくれた人たち。でも、今、敵として再会した


これが夢ならば何度覚めてほしいと願っただろうか。でも、これは紛れもない現実だった

最初から、敵にデイン兵が現れたと聞いた時から、こんなことが起きる予感はしていた


「ってことは・・・まさか・・・?!」


少女は駆け出す、2人の間を通り抜けて2人はそんな彩花の後を追いかけていく



「はぁ・・・・はぁ・・・・っ」


息を切らしながら戦闘を繰り返している兵士たちの間を通り抜けていく。時々飛んでくる魔法や

矢はネールの力で全てはじき返す。ただ、走った。おそらく今、敵将はアイクとぶつかって・・・・



「・・・・けほっけほっ」



せき込みながらアイクの元へとたどり着いた予想通り、アイクは敵将らしき人と戦って・・・・・・


「戦って・・・・」


アイクと戦いを繰り広げていたのは緑色の人物。その人も、私は知っていた


「どうして・・・・どうして・・・・」


戦っている後方である人物がいることに気づきその人物の名を叫ぶ


「ミカヤ!!」


その声に気づきアイク達は動きを止める。同時に銀色の髪の少女と緑髪の青年も振り返った



「・・・・・え?彩・・・花?」

「なんでこんなところに・・・・」


アイクは剣を降ろし、驚く様子もなく後ろに下がった。話す時間をくれたかのような素振りで

彩花は前に出るとミカヤ達の前まで出て止まる。また会いたいって言った。確かに言った



「でも・・・こんなのって・・・・」

「どうして彩花がここに・・・いるの?」


ミカヤも動揺を隠せないようだった。だが別れる前の少女の言葉を思い出すと微笑んで告げた


「そう・・・再会できたのね・・・よかった」

「帰る船は、戦争が終わらないときっと動かない」

「そうね・・・」


2人の間に沈黙が流れる。再開と同時にここは戦場、そして今彩花とミカヤは敵同士である


「・・・そろそろいいか?」

「あ・・・」


横までアイクが出てきていた。ここで止めないと、おそらくアイクはサザとの戦いを再開する

だろう。だけど、この戦いを止める権利は私には・・・ない。自分の横を通り抜けたアイクを

止めることもできずアイクはサザの前に立つと再び剣を構えた


「・・・・っ・・・・・」



本当に、戦わなきゃいけないのか、ミカヤ達は、敵なのか?どっちかが、死ななきゃいけない

の?そんなの・・・そんなの耐えられなかった。受け入れられなかった。その時、ミカヤは叫んだ


「サザ!」

「ミカヤ?」

「・・・・一時、撤退しましょう」


背を向けてその場から立ち去るミカヤ達をただ見ていた。ミカヤの表情もまた辛そうに見えた


「まさか、暁の巫女が・・・?」

「・・そう・・・だよ」

「・・・一旦戻るか」



あの後城に戻るも帝国軍からは動きはなかったようで結局クリミア軍達はアイク達の帰りを

待つことになったそうだ。アイクは、起きたことをエリンシア達の前で話す


「そう・・・やっぱり」

「やっぱり?ティアマト、何か知っていたのか?」


ティアマトは数秒の時間を置いて、「えぇ」と答えた



「実は・・・知っていたの。・・・彩花はこうなることを」

「知っていた?」

「どういうことじゃ?」


アイクに続いてサナキは問いかける。ティアマトは彩花がこの戦いを夢に見ていたことを

あの戦いでかつての恩人達に敵として会う事を、ミカヤ達と会う事を知っていた



「そんなことが・・あるのか?」

「これが、彩花から聞いた話の全てです」

「どうするのですか・・・?」


そんな中エリンシアは遠慮がちに話す


「このままでは、戦争は続きどちらかが死ぬまで・・・続くでしょう」

「しかし、この状況を変えるわけにはいきません。デイン兵を降伏させるしか方法はないでしょう」


そこにミストがやってきた。本来話し合いの場に来ることはないのだが何かあるのだろう


「えっと・・・・ね?みんなに伝えてほしいって。大丈夫だよって、これは覚悟してたからって・・・」

「・・・・・・」

「大丈夫なわけありません!」

「エリンシア様・・・」



『大丈夫だよ、エリンシア』



扉が開くと、少女はそう告げた。その表情は落ち着いたのか、いつも通りに戻っていた

そして再度こうなることは予測していたと一同に向かって告げた


「・・・・この軍の一番偉い人って・・・」

「そこにいるサナキだ」

「何を言っておる。全体の指揮官はおぬしじゃろう」


彩花はサナキとアイクの前まで歩く


「えぇと・・・サナキ・・・様?これは、様をつけるべきなの?」

「構わぬ、好きな名で呼べ。そなたの話はアイクやエリンシア女王から聞いておる」

「・・・・わ、見た目とは全然違う話し方するんだ」

「?」


そして彩花は2人に向かって告げた。このまま進軍を続けてほしいと


「いいのか?」



これは覚悟出来たこと。1人の理由や意思で変えられるものじゃない。それは、おそらくデイン

軍も同じ。ミカヤだって、本当はこんな戦いしたいわけじゃないはずなんだきっと何か理由が・・・・


「うん。大丈夫。それだけを、伝えたかっただけだから・・・」


扉を抜けてアイク達の前から姿を消すとふとペレアスと知らない人の夢を思いだした

あれも予知夢なのか、それともただの夢なのか。予知夢の可能性が高いだろう


あの話が本当なら、こうやって戦いから身を引かない訳もわかる。だけど本当という確証は

ないし話したからといってその呪いが解かれる方法が分からなければどうしようもできない


(多くの人の命が亡くなってる以上・・・今さらやめることなんてできないよね)


廊下で彩花は立ったまましばらく動かなかった。復興したらデインへ遊びに行くと約束した。あの

日、みんな笑顔でまた会おうって手を振ったのに、あの時こうなるとは微塵も思っていなかった



「どうして・・・」


エリンシア達のしてることは正しい。だけど、ミカヤ達のしてることは間違ってるの?この先、絶対

またデインと戦う事になるだろう。その時、私は相手を・・・デイン兵を倒すことは出来るのか

ミカヤ達を・・・かつて色々な話をした彼らに向かって攻撃することができるのか


(私はデインが好きだった。デインの民の人たちが好きだった。そしてミカヤ達が・・・好きだった)


「なんだって!?」

「それは・・・本当なのですか?」


そしてまた、デイン国でも彼らから話を聞いた一同はショックを隠せずにいた所ミカヤは頷いた


「そんな・・・・」

「どうする・・・っていってもこの状況は変わらないだろうな」

「えぇ・・・。おそらく、どちらかが倒れるまで・・・決着がつくまで続く・・・」

「ペレアス王には言うか?」

「・・・いいえ。このまま、続けるわ。彩花がいたからといって、この戦いを終わらせられるわ
 けじゃない。ペレアス王の呪いが解けるわけでもない・・・・。このまま、状況は変えない」

「・・・・・・・・・いいのか?」


どうしてこんなことになってしまったの?だけど、私は止まらない。止まることは・・・許されない




「約束したもの。ペレアス王と」




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次回

ミカヤ達デイン軍の元に皇帝軍が現れたとの報告が入りベグニオン領内に入れないために

攻撃を開始する。それはかつての彼女なら選ばなかったであろう卑劣な手段。だが後がない

こともあり決死の覚悟で部隊に指示を出すのだった・・・


次回 第9章、「待ち伏せ」


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