INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第33STAGE、ソニックロストワールド

六鬼衆を倒し機械のもとへやってきたソニック、テイルス、翔太だったが前に現れたのは

マグマに落ちたはずのエッグマンだった。新たに企みを露わにするエッグマンに対しソニック達の

最後の戦いが始まった。しかしスピードに劣る翔太は無力さを感じ・・・
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「縮まらねえ・・・!」


ほぼフルスピードで進んでいるにも関わらずエッグマンやソニックとの距離は縮まらない

当然と言えば当然だが音速のハリネズミとロボット、そして人間である自分とは同じ

スピードは出せる訳がない。理屈ではわかっていてもこのままなのは納得いかない


「どうすれば・・・」


その時、翔太の横に何かの気配を感じた。ふと横を見るとそこには自分をこの星に

連れて来てくれた生物・・・エイリアンのヤッカーがいた


「ヤッカー?それに・・・ウィスプ!?」


翔太の周りにはヤッカーのほかにありとあらゆる種類のウィスプ達が集まっていた

その代表のようにヤッカーは身ぶり手ぶりで翔太に何かを告げる


「・・・・・・」


何を言っているのかは分からない。そんな時翔太の頭に何かが浮かんだ


「・・・そうだ!みんな、あの時みたいにソニックに力を貸してくれないか」


遊園地にて、ウィスプ達はソニックに強大な力を与えた。もう一度それをすれば

あのエッグマンの巨大なロボットも倒せるのではないか。ウィスプ達が頷くとヤッカーは

翔太のライドの中へと飛び込んだ。するとライドは勢いよくブーストする


(少しの間でいい。ソニックではなく俺の力でアレを怯ませる必要がある)


刀を強く握ると次第に前方巨大な機体が見えてきた


「雷破!」


高低差を調節し攻撃を放つとすぐさま次の攻撃を撃つ


「炎破!」


雷と炎。攻撃力が高い2つの攻撃によって僅かではあるがエッグマンの機体は大きく

傾き体勢を崩すようにバランスを崩していた。そして走り続けているソニックに向かって

数匹のウィスプ達が飛んでいく


「!」


2度目だからか、突然のウィスプにソニックは驚くが体内に吸い込まれるウィスプ

達の力を感じるとソニックの体がスーパーソニックとは違う色で輝いた


「これで終わりだ!エッグマン!」


勢いよく飛び出すとソニックは最後の一撃を放った。大きく機体が吹き飛ぶと

煙を上げ崩れるように地面へと落ちて行った


「やっぱり僕の言った通りだったでしょ?もっと信頼して欲しいよ」


呆れたように機械を操作しているとテイルスは告げた。手の動きが速すぎて

何が起きているのかさっぱりわからない様子を見ていると翔太は尋ねる


「なんとかなりそうか?」

「うばったエネルギーを星に返すようコードを書き換えちゃうね。エッ
 グマンよりもボクのほうが優れているってこと・・・みせてあげるよ!」


段差のしたで倒れているエッグマンに向かって叫ぶとエッグマンは起きあがる


「ええぃソニックめ・・・またあのホラ貝を見つけゼティ達を操ってやる!」


オーボットとキューボットが覗きこむ中立ちあがるとソニック達に背を向け叫びながら走りだした


「エッグマン六鬼衆の復活じゃー!」


ソニックが部品の一部を抜き取っていたことによりエッグマンはジェットパック及び

ジェット機で飛び立とうとするも崖下へと落下していく中テイルスは機械に向きなおった


「よし!これで元通りだ!エネルギー発射!」


テイルスがレバーを引くと集められたエネルギーたちは放出され灰色に染まっていた

世界は見る見るうちに生命を取り戻していく。完全に元に戻る頃、ソニック達は

幻の大陸に別れを告げエミー達の元へと戻ってきた


「よぉエミー!無事でよかったな」

「まぁ、オレがやってればもっと早く解決できたと思うけどな!」

「はは、そうかもしれないな」


すっかり元に戻った草原は自然あふれており天気も快晴。ソニックは芝生へと

寝ころんだ。エッグマンの六鬼衆復活宣言が気になるもののそれから数日、これと

いった事件は無く翔太がセガから去る日が近づいてきていた


「遊園地に行くつもりがこんな事になるとは思わなかったぞ・・・」

「そりゃそうだ。あまり楽しめなかったな」


準備を進める中翔太の呟きにソニックが反応する


「・・・いや。案外そうでもなかったぞ」

「そうか?」

「お前がよく遊ぶって言ってた意味・・・少しだけ分かった気がする」


荷物を詰めているとソニックは翔太の言葉を聞き笑いだした


「そうか!そりゃよかったぜ!」

「少しだけな!やっぱお前は異常だ!」


最後の最後まで突っ込むかのように叫ぶと一時ため息をつき尋ねた


「あのエッグマンの口調だとホラ貝探してるんじゃないのか?」

「ま、またなにかあったら俺がなんとかするさ」

「お前案外お調子者だからな・・・大丈夫かよ」


伝えられてきた姿、想像していた姿とは違う音速のハリネズミソニック

目にもとまらぬスピードで走り英雄として称えられている。その言い伝えは間違ってなかった

まさしくその通りで誰からも好かれる人気者だ。しかし実はお調子者で時々何かをやらかす

独断と言うべきかせっかちと言うべきかホラ貝の時が一番裏付けているだろう


「Don't worry、任せとけ!」

「ちゃんとテイルスの忠告は聞けよ」

「わかってるって」



カバンを肩にかけ外に出るとテイルス、エミー、ナックルズがいた

駅まで送られるとそこにはさらにソニックの仲間達が見送りに来ていた


「寂しくなるわね・・・」

「また来るといい。今度は俺が案内しよう」

「そうだな。その時は頼む・・・またエッグマンの事件に巻き込まれるのは御免だけどな」


翔太を囲むようにワイワイと賑やかになる中ソニックは木の陰で何かが動いたのが

見えた。すると宙を浮き飛んできたのは青い小型のエイリアン


「おっ、ヤッカー?お前も翔太を見送りにきたのか?」



あれから数日、テイルスの調査によりウィスプ達の生息する星を特定

その星とこの場では周期的に道筋が出来るらしく磁場が重なった時だけ行き来できる

ソニック達から聞いていたのか翔太の前にヤッカーが姿を現した


「ヤッカー、お前にも世話になったな」


翔太が告げると身ぶり手ぶりで何かを伝える


「元気でね!・・・だって」

「お前も・・・元気でな」


列車の呼びベルが鳴ると翔太は列車の止まっている方向を向き告げる


「さて・・・そろそろ行くか」

「たまには僕たちもニンテンドーに行くのもいいかもねー」

「・・・どうせ近くに行くだろ」


「?」を浮かべている翔太に向かってエミーは説明した


「実はもうすぐニンテンドーでオリンピック?というものをモチーフにした大会を
 やるのだけれどそれに私達が出るのよ!マリオ達と一緒に各競技で争うの!」

「オリンピック?つーとスキーとかか?」

「そう!」

「いやー早く行きたいぜ!そんでもって久しぶりにあいつらと話がしたいもんだ」


列車に乗り込むと数秒後、扉が閉まると一同は手を振った。それに答えるように

翔太も手を振り返すと発射のベルが鳴り列車はゆっくりと動き出した


「じゃーねー!」

「またねー!」


しばらく手を振る一同を見ていると翔太は座席へと移動する。大気圏を抜けるため席に

着きシートベルトを締めると飛行機の離陸時に似た揺れのあと再び幻想的な宇宙の

光景が窓全体に広がった。全体的に暗い者のところどころで星が輝いている


「映像として映されたプラネタリウムより、そりゃこっちのが壮大感あるよな」


数回目となるこの景色だが未だ現実味がなく言葉では言い表せない不思議な気分になる

これがもし地球で報道されたなら観光客が増えることは間違いないだろう


(とはいっても・・・あそこからここまで来るには相当なリスクがあるよな)


値段はそこまで痛くないものの通貨の違い、そして直通で来られないため

いくつも乗り継がなければならない。その中には比較的危険な地域もあり

翔太のように対抗手段を持たない者は不用意に近づこうともしないだろう


「随分と、デンジャラスな旅行だったな」


数日後、長旅の疲れも取れ翔太は再びカバンに荷物を詰めていた。とはいえ

旅行用の大きなバッグではなく最低限必要なものが入るくらいの小型バッグだ


「どうすっかなー・・・」


腕を組み考える事数分後、モンスターボールをホルダーにセットする


「・・・よし」


意気込むようにひとりごとを発するとカバンを見に着け扉を開けた。日の光が差し込む中

歩いた先は港。船の出発時間を確認すると広大な海を見て再び決意する



「今度こそ・・・優勝する」


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次回

オリンピックの関係でニンテンドーへとやってきたのはソニック一同だけでなくもう一人

いた。この地で有名とされる大魔王クッパの話を聞きつけ先にこの地を支配しようと企む

しかしもうひとつ、とある魔術師がこの地を訪れていると噂を聞くのだった


次回 LAST STAGE、『ダブルDrアンド.』


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