INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第27話、正義

試練をクリアし休憩の後開いた扉に向かおうとした時何者かがファイター達を襲う。ファ

イター達の前に立ちふさがったのはかつてスマブラメンバーだったここにはいなかった

人物達5人だった。ピットが見たという影と一致し影の正体だと判明するが・・・?
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「絶対に・・・連れ戻して見せる!」


クローショットを発射させると子供リンクの衣服を掴み引き寄せる。勢いよく近づいてきた

子供リンクのお腹に向かって一発殴ると微かに声を発しぐったりとその場に倒れ込んだ


「・・・なぜこんな事に・・・」

「後は・・・一人か」



残りの1人が誰なのか特定するのはすぐだった。元スマブラの一員で未だに見ない1人


「ピチューにミュウツー、Drマリオ、コリン、ってことは・・・・最後は・・・ロイ?」




マルスは前に出ようとする。その時誰もが声を発さなかった中1人だけ言葉を発した


「違う」

「!?」


たった一言だが声を発したことにマルスは驚いた。すると前に出るように青髪の青年が出た


「・・・・・・俺か」

「アイク!?」

「なんとなくだ。そんな気がする、俺が戦わなくてはならない気が」



あの時のロイとは違う、何か憎しみを持っているように感じられる。もしくは無。威圧はかつて

ないほどに強くにおされあんな睨んだ姿は誰も見たことがない。当然元スマブラのファイター

なのだから強い事は誰しもが知っており力の強いアイクでさえ押されている



「アイク!!」

「・・・・・くるな」

「でも!僕のほうがロイの戦い方はよく知ってる!!」




再び起き上がると体制を整える。体格はアイクのほうが上に見えるが力の

差はそれほどない。その強さはスマブラファイターなら誰しもが知っていた



「エクスプロージョン!!」


ロイの必殺がアイクに命中。バランスが崩れがっくりと後ろに倒れてしまった。互いの青年の

名を呼ぶマルスの名が聞こえたがアイクと呼ばれた青年は苦戦しつつも興味深そうに尋ねた


「あんた強いな。まさかあんたも王子とか言わないだろうな?」

「僕は・・・忘れ去られた存在さ」

「?」


アイクにしか聞こえないほどの声の為後方にいるファイター達には聞こえていない。聞こ

えていたとしてもこの意味を理解できるものはここにはいないだろう。そう・・・ここには


「ぐっ・・・」


今までの4人の中よりも圧倒的な力を感じた。同時に憎しみを感じさせるような何かを感じた


「あんたは・・・何を言っているんだ?」

「君にはわからないだろうね。僕たちに置かれている状況が、この苦しみが!」


一撃一撃に迷いはなく、何度も攻撃を受け止めるがその度にアイクは何かを感じていた。操

られていることは確かなのだが、100%乗っ取られているようには見えない事。そして今まで

の4人は操られている間一言も言葉を発さなかったのにこの青年は言葉を発している事


「ロイ!君は操られているの!?どうしてこんな事・・・!」

「・・・どうして?」


微かに笑う。それは純粋で綺麗なものではなく悪魔のような笑み


「この世界を守る為に・・・僕たちはあそこに呼ばれたんじゃなかったの!?あの
 時話したじゃないか!皆が幸せに暮らせるように・・・世界を平和にしたいって!」

「うるさい!」

「!」


叫び声にマルスはピクリと反応した。その声に気絶していた4人が僅かに動くが目覚める気

配はない。今まで誰も見たこと無いような怒りの雰囲気を感じると誰もが口を挟めなかった


「マルスにはわからないよ。選ばれなかった事の悲しさなんて!」

「何を言っているの・・・!?」


ただただ青年の言っている事の意味がわからなかった。それでも倒すことなんてでき

ずなんとか我を取り戻させたいと言葉を発しようとした時アイクの声にかき消された



「あんたはそれでいいのか?この世界が壊れても」

「・・・・・っ!」


剣を振り上げた腕が止まる。アイクは動かぬままそんな青年を見つめていた


「あんたと戦っている間、あんたが見えた。強い正義感を」

「なっ・・・」

「行動一つ一つは荒っぽいが芯の通った何かを感じた。あんたも以前選ばれたんだろ?」


動きは止まったまま僅かにピクリと動いた。緊迫した表情でファイターが見つめる中言葉は続く


「・・・あんただって、守りたいものがあるからここに来たんじゃないのか?選ば
 れた選ばれないじゃなくて・・・守るべき物のため戦いに来たんじゃないのか?」

「・・・・そうだ・・・」



アイクの言葉が届いたのか、ロイの手から剣がするりと落ちて乾いた音が鳴り響いた


「ロイ!」

「ごめん・・・僕・・・」



マルスが駆け出すと倒れると同時にロイを支えた。5人を元に戻す事に成功するがほとんど

が気を失っていた。タブーの洗脳の副作用なのか、戦いによるものなのかは分からないが



「本当にごめん・・・」

「ううん。無事で・・・僕は嬉しいよ。よかった・・・」


大勢がいる中倒れたままのロイは呟いた。がマルスにとって無事だった事が

こうして再び再会できた事が何よりの幸運だろう。そしてそれは彼だけでなく

ファイターの誰しもが同じことを思っていた



「しかしタブーは本当にひどい人ですね」

「本当だぜ!!ちっくしょーーーー!」


初めて見る人に続いてファルコンが大声で叫ぶ。その2人の声量は天と地の差だった

久しぶりに再会したこともあり意識があるロイは少し笑った


「・・・・相変わらずだね」

「そうでしょう?相変わらずファルコンなのよ」

「それはどういう意味だ!?」


その会話にさっきまで殺伐としていた空気はなくなりファイター達が笑っていた


「ロイ、ミュウツー・・・痛いところは?」

「至る所が痛いよ。仕方ないけど」

「相変わらず波動とは強いものだな。ルカリオよ」


ファイターの前に現れた5人。想定外の事態にファイター達のショックは大きかったものの

これもまた数々の試練を乗り越えた強さなのだろう。5人を正気に戻すためにファイターは

戦う事を選んだ。そして死闘の末5人を元に戻すことに成功したのだ


「あんたが強すぎるんだ。手加減するほどの余裕などなかった」


「チッ・・・戻ってしまったか」



タブーはファイターたちの様子を見ていた



「しかし私には無敵のOFF波動がある、これさえあればファイターなど敵ではない」



誰もいない空間で、タブーは呟いた



「すべてを手にするのは・・・・私だ」


「いってえ・・・・・・」


己の意識が戻り体を起こす、しかし周りには何も見当たらない

5人の姿も見当たらない、フィギュアさえもその場からなくなっている


「くそっ守ることができなかった・・・こんな傷・・・!!」



クレイジーハンドの中に先程起きた情景がリプレイされる。ファイター達と共に戦う為クレイジー

ハンドと6人は亜空間の中へとやってきた。クレイジーハンドはマスターハンドの事が気になり

その場から離れたのだがその時を狙ったかのようにタブーが現れた


「タブーめ・・・・フィギュアをどこにやりやがったんだ」



5人は倒され挙句の果てに仲間へと勧誘されている所ギリギリ駆けつけたが実力の差は激

しく5人は『OFF波動』によってフィギュアになりクレイジーハンドもまたやられてしまったのだ

少しずつ動かしても、それはミリ単位でしか動かない。祈るように頭の中でつぶやいた


(誰か・・・・この事を知ってくれれば・・・)



頼む・・・誰か・・・・誰か。願っても誰も来ないだろう。そんな事分かっている

そうため息をつきかけた時、どこからか自分によく似た軽快な口調が聞こえた


「HEY、そんなにボロボロで一体どうしたんだい?そこの手さんよ?」


「!!」


誰かの声が聞こえ少し起き上がると目の前には青いハリネズミソニック・ザ・ヘッジホッグがいた

彼はこの星の者ではない。がその姿を見てマスターハンドが選んだファイターだという事に気づく



「お前は・・・そうか、マスハンが選んだファイターか」


聞いたことがある、確かソニックだ。音速と言われ世界的にも有名であることからスマブラ

初のニンテンドー以外からの参戦者予定の1人である。わずかな希望が見え再び体を起こ

そうと試みるが痛むだけで身体は上がらない。様子を見ていたソニックは段差から飛びおり



「ぐっ・・・・・」

「おいおい、無理すんなよ」

「そう・・・も言ってられんのだ!」


「どういうことだ?」


クレイジーは今までのことを話した。そしてこれはタブーにやられた傷だという



「そこでお前に頼みがある、その5人を見つけてほしい。おそらくタブーと同じ
 ところにいるだろう。情けないが・・・・俺はここからしばらく動けそうにない」



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次回

目覚めたクレイジーハンドだったが傷は深く動けぬ状態にいた。最悪の事態に焦り祈るよう

に願った時どこからか声が聞こえる。クレイジーハンドの前にやってきたのはマスターハンド

が選んだニンテンドー外初のファイターだった。音速と呼ばれるその人物の名は・・・


次回 第28話、「青いハリネズミ」


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