INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第18章、夢見の服

待ち伏せして現れたデイン兵相手に獣牙の誇りを見せる中スクリミルとライの元に現れたのは

アイクやティバーン達と共にいたはずの彩花。ゼルギウスとの戦いに精神的ダメージを受けた

ガリア兵だったが突如デイン軍は停戦の申し出をしライとミカヤは相対するのだった
_______________________________________


「・・・だったら、目の前のあんたたちを打ち破って前に進むさ」

「・・・それだけの兵力でわたしたちを破れると思っているんですか?」

「試してみる価値はある・・・なぁ、スクリミル?」


ライが正面を向いたままそう言うと、大きな雄叫びが空気を振動させた


「!」

「今の咆哮は・・・おそらく獅子だ。策を練らないと・・・獅子の力は、猫や虎とは桁が違う」

「おまえ・・サザだよな?すっかり大きくなったもんだ」



ミカヤの横に現れた青年を見てライは一瞬笑った。サザは表情を変えずただライを見ている


「アイクもだが・・・べオクは成長が早くて驚くよ」

「!アイク団長は・・・やはり、そちら側なのか?!」

「・・・・とりあえず、こっちの戦力は今居る分だけではないってことだ。そ
 の子を連れて、さっさとデインに戻った方がいい。一応、忠告しとくよ」


「ま・・・待って・・・!」

「・・・・無駄だ、ミカヤ。追って河に入ったら今度はこっちがやられるぞ」




それぞれの兵が引き元の天幕へと戻っていた。そんなミカヤ達の前にある人物がやってきたのだ


「タウロニオ将軍!王都守備の任につかれている将軍がわざわざいらっしゃるなんて・・・王から何か?」

「いや、補給物資を届けに来た」


そこにいたのは王都にいるはずのタウロニオだが本来ならばここにいるはずはない



「将軍自ら・・・ですか?」

「視察も兼ねてな。こちらの状況を確かめて王へ報告する」


そういう名目で王を説得したのだとサザは察したことを告げるとタウロニオは頷いた


「ラグズ連合軍との戦いは、ひとまず勝利であったそうだな」

「・・・連合軍の渡河は阻止することができました。ですが、相手もまだまだ戦力を残しているようです」

「まだ戦況は緊迫したまま・・・ということか」


「タウロニオ将軍!将軍からペレアス様にお伝えいただけませんか?わたしは・・・ラグズ連合
 軍を打ち破るよう最大限の努力はします。彼らに勝利し・・・戦意を奪いますから・・・その時に
 はどうかベグニオンとの間に立ち早期終戦をはかっていただくよう重ねてお願いしたいと・・・」

「・・・承知した」


一方ガリア兵達も思わぬデイン兵との交戦に厄介な事になったと呟いた


「だが・・・オレたちは進むしかないんだ」

「どうするのだ?」

「この状態では戻ることも厳しい・・・一度鷹王たちの元へ戻ろう」


あれから数日、ふと掛かった声に反応し顔を上げるその先には難しい顔をしたセネリオがいた


「・・・どうしたのですか」

「いや・・・ちょっとね・・・」

「・・・ある意味アイクより厄介かもしれませんね」


ぽつりとセネリオの声が聞こえた気がしたが尋ねても何もないと咳ばらいをした時ミストがやってきた



「ここにいたんだ!ティアマトさんが呼んでるよ?」

「・・・え?私?」


セネリオなら軍議だろうがミスト曰く呼んでいるのは彩花なのだと言う。呼ばれるがままミストについて

いくとティアマトさんが待っていただけど、ティアマトさんはいつものような鎧を身に着けてはいなかった


「急に呼んでごめんなさいね」

「いえ・・・別にかまいませんけど・・・」


どうして呼ばれたかは、すぐにわかることになる。言われるがまま二人についていき坂を下る


「ここは・・・市場?」

「正解」

「でもどうして・・・手伝いですか?」


二人は顔を見合わせてにっこりと笑った。表現としてはにやりの方が正しいかもしれない


「今日は、貴方の服を買おうと思って」

「私の・・・服?」


今現在来ているのはネヴァサに着いた時来ていたものと予備用にもっていた同じような服だ

基本私の国は同じような服は着ない。だけど旅の時はなぜか同じ服を数着持っていくのだ


「ほら、その服・・・ここら辺じゃ見ないでしょ?」

「あ・・・・」


歩いている人たちは派手ではないどっちかっていうと地味って感じのスカートやワン

ピースっぽい物をきている。そう思うとミストの着ている服は派手な方かもしれない

私は短いパンツにTシャツにちょっとした上着、ここら辺では見ない目立つ服装だろう


「でも・・・それなら自分で・・・」

「いいのよ。ミストの服を買うついでに・・・ね?」


笑いながらティアマトさんは言う



「ミストもいい年なんだからもう少しおしゃれしてもいいのに」

「そんな・・・お兄ちゃんたちが頑張ってるのに私だけそんなことはできないし・・・」



今までこんな状況だったから気づかなかったけどミストも自分と近い年なんだ。大体日本なら

これくらいの年の人はファッションには目がない。強いて言えば私が普通ではないのだ


(ファッションとか分からないし)


歩いていくと、1つの店らしき場所にたどりついた。他の市場よりも一回り大きい建物に入って

いくとそこには自国ではまず見ない服らしきものが並べられていた。中には自国にありそうな

ものもあるがどちらにせよ着ていたら目立つこと間違いなしだろう


「さて、どれがいいかしら」


ティアマトさんは楽しそうに服を眺め始める。これが本来の姿、あるべき風景なのだろう


「どれがいい?」

「魔道士みたいなのがいい・・・マントがひらひらしたやつ・・・!」


ファンタジーゲームで良く見る魔法使いを連想させる服装。子供のころゲーム好きなら誰もが

憧れあんな恰好してみたいと思ったことがあるだろう。セネリオやキルロイさんみたいな・・・


「どう?」

「わぁ!」

「えぇ。似合ってるわ」


ミストとティアマトさんが声をそろえて言う。魔道士のような剣士のような動きやすいものの

くるりと回るとマントのようなものがひらりと舞う。魔法などの発動しにたなびくような感じに



「おぉお!これぞ本物の魔道士!かっこいい!」

「喜んでもらえたようね」



替えの分も合わせて3着。まさか、生きている間にこんな服が着れるとは思わなかった

いつだったかテレビで見たことあるけどそれは一般的にいう「コスプレ」というものであり

あの国の技術では本物の服のようには着られない


「・・・なんだあれは」

「ふふ・・・相当気に入ってもらえらようね」



その時、ガチャリと言う音と共にティバーンが入ってくると同時に彩花も動きを止める


「・・・・ヤナフから聞いたが本当なのか?」

「すべては、ライ達の所へ行けば分かるよ」


その夜、リバン河畔・東。日も落ち霧が出だした頃、天幕を張り終えたアイク達はライやスクリ

ミルの元へと向かった周りよりも一回り大きな天幕には、すでに机の周りに精鋭がそろっていた



「・・・・対岸にデイン軍。予想外の伏兵出現ってとこか」


それに加えて、北方に集ったベグニオン軍全部隊が追撃を開始。厳しい状況である


「なんだってデインが動く?新王が立って国が復興したとはいえ、そんな余裕はまだないはずだ」

「そこがひっかかるんですよ。軍を出す余裕もないし・・・」


これまでの経緯から、心情的にもベグニオンに味方することは考えにくい



「ぐずぐずしている場合ではないという事だ。早急に対応策を練らんといかん」

「スクリミル将軍、もう体は大丈夫なのか?」


アイクは少し驚いたようにスクリミルを見た。前に会った時はゼルギウスと対立していた後・・・

スクリミルが負けた時だ。あの時の気の落ち込みようにも驚いたが回復が早いことにまた驚いた



「問題ない。俺はすでに元通りだ!」

「これはあっちの読み違えだな。我がガリア軍総大将の驚異の回復力をなめてもらっちゃ困る」

「よし、これで役者は揃った。早速軍議を始めるとしようぜ」


アイク達は何も知らずスクリミルがここまで復活した理由を知っているのは本人とライだけである



「最大の難敵はデイン軍だ。俺たち獣牙の渡河が可能なこの一帯を抑えられているからな」

「進軍速度は遅いとはいえ・・・ベグニオン軍が追ってきています。この
 ままいたずらに時間を費やし、前後から挟まれ攻撃を受ければ・・・・」

「ライ、デイン軍の様子は?戦ったお前たちの話を聞きたい。」


アイクはライに話を投げかけた。今、この場にあの少女の姿はない。今回の軍議に呼ばなかった

理由があった。そう、今回の戦いはデインという少女にとって大きな存在が敵であるからだ



「・・・・数はそんなに多くなかった。だが、士気が恐ろしく高い」


攻撃に迷いがなく兵たちは死ぬことを恐れていないかのように勢いよく向かってきたという


「デイン軍は終戦後、崩壊同然の状況にあったと聞いているわ。それが、
 ここまで戦えるなんて・・・よほど求心力のある将軍が率いているようね」

「『暁の巫女』・・・デイン王国を再興に導いた謎の女性です。名は確かミカヤ・・・
 この世のものならぬ奇跡の力で、次々と逆境を覆(くつがえ)してきたそうです」

「奇跡?本当なのか?」

「どうだか・・・怪しいものです。ですが、デイン軍は奇跡を信じ込んでいるのでしょう」

「奇跡・・・・か」


あることを言おうとしたが途中で止めた。何を言おうとしたのか想像がついたのかティアマトが告げる


「それが本当かどうかは・・・あの子に聞けばすぐにわかるでしょうね」

「あぁ。だがそれは・・・いや、今は戦争中だ。情報は少しでも多く・・・」



以前少女はデインの人に助けられたという。あの地を生き抜いたのならそれ相応の実力者

今回のデイン軍にいる可能性も高い。そして暁の巫女について知っている可能性が高い


「・・・弱ったな。こんなことわかってりゃもっと前に別行動をさせてたのにな」


=========================================

次回

彩花を近づけさせぬように軍議を進めるアイク達。そんな計らいに気づかずにいた彩花だった

が数時間後スクリミルが現れる。そこで彩花はあの言葉の意味を、自分の事を話すのだった

緊迫した状況の中夜、彩花はとある夢を見るのだが、それはただの夢とは思えず・・・


次回 第19章、「大将の復活」


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