INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第10章、予想外の連続

それぞれ作戦を開始したアイク達は勝利を収めるも実力の薄さに違和感を感じる。その時帝国

軍が現れた事により進軍は一時中断、説得の為ライとスクリミルが負傷するのだった。一時撤退

しこれ以上の戦いは無謀に思えた。がその時翼の音と共に何者かが飛んでくるのだった
________________________________________


天幕の前で待っているとライが出てきた。10人前の食事をした後眠りについたとのこと


「アイク、気付いたか?鷹王の翼・・・」

「かなり大量の血がこびりついていた。怪我をした様子がないから・・・おそらく返り血か」


よっぽどの戦いがあったと推測されたその時、アイクの名を呼ぶ声が聞こえた


「リュシオン・・・!おまえまで来たのか」

「ティバーンは!?」


食べるだけ食べて眠ったことを話すと大きなため息をつく無事であったことに安心した様子だ



「白の王子!1人で先走っちゃいけませんって!」

「ティバーンが・・・心配だったんだ」

「それはおれたちだって同じですよ」

「・・・どうも・・・お騒がせする・・・」


少年にも見える幼さが残っているが100歳を超えておりラグズとは長い寿命が特徴でもある


「えー・・・鳥翼の客人がた。お取り込み中のところを大変申し訳ないんです
 けど・・・あっちの軍議用の天幕に移動してもらえるとありがたいんですけど」

「俺たちの方にも、知りたいことが山ほどあるんでな」





「あれが・・・鳥・・・なんだっけ?」

「鳥翼族です」


初めて見たときは猫耳の人がこれでもかというほどいたのだが今日突然になり翼の生えた人

達が加わっていたのだ。人間ともいえる姿に翼が生えている状態なので違和感しか感じられない


「で、何が起きたんだ?」


アイクは尋ねそれに1人の青年が答える。誰も予想しない事実を



「キルヴァスが・・・裏切った・・・のか」

「いざ、敵を前にしたところで姿を消しやがったんだ!」

「・・・私たちが襲ったのは補給隊を装った中央軍本体でした」


最初は優勢だったそうだ。だがある1人の人物によってその陣形は崩されたそうだ

その1人の人物を2人のうちのもう一人、ウルキが告げる


「部隊の指揮をとっていたのは我らも良く知る男だった。帝国一と名高い将・・・ゼルギウス」

「あの、ゼルギウス将軍か!?」

「知ってるのか?」


ライが尋ねるとアイクは答える。3年前の戦いのときに神使が援軍として遣わせてくれた人物

本隊に加わることはなくデインの残党処理をやってもらった人物の名だという。鷹王と戦ったの

だが一歩も引かず戦いをしたことをヤナフは告げた


「けど・・・途中でいきなり攻撃をやめて言ったんだ。時間稼ぎは十分させてもら
 った・・・自国に残された民を想うならば戦場を退き急いで戻るがいい・・・と」


一瞬、時間が止まった。部屋の中にいた一同の空気が止まりアイクの予想は的中。一刻を争う中

戻るとその場所は出発から一変していたそうだ。全滅かと思われたがそれは免れたという


「おそらくあの男が無益な殺しはさせなかったんだろう」


その後ガリアに向かい助かった民たちをガリア王に預けたそうだ。リュシオンは言う



「話を聞いて目の前が真っ暗になった。ネサラがまた裏切ったのだと。滅亡した・・・んだと」



『フェ二キスは、滅びちゃいねえ』


突然、扉から声が聞こえた。扉が勢いよく開かれ一同が振り向くと入って人物を見て一同は驚く



「ティバーン!」

「俺はこうして生きている。数は減っちまったが、民もいる。俺たちの住処・・・それがフェ二キスだ」

「・・・・はい」


予定を大幅に狂ったもののこの先はフェニキスの兵達もこの軍に加わるという


「まさかとは思うが、尻尾を巻いて故郷に逃げ帰ろうなんてふざけた話にはなってねぇんだろうな?」

「・・・もちろんです、鷹王!オレ、スクリミルのやつを連れてきますよ」


ティバーンの威圧のある言葉にライは背筋をピンッとのばすと一言残し部屋から出て行った

アイク達のいる天幕からはかなり離れた場でティアマトは地面に手足をつけている姿を見つけた


「どうしたの!?」


驚きざまに駆け寄ると返ってきたのは力なく苦しそうな声


「いえ・・・なんでも・・・ないです」

「なにもないわけないでしょ!?どこか具合が悪いの?」


立ちあがろうとするも視界が揺らぐと身体が傾き、倒れかけたところをティアマトは受け止めた

スクリミルがやってきたことにより軍議が開かれ先ほどとは違いセネリオやティアマトの姿もあった


「なに?あいつが倒れた?」

「えぇ・・・具合が悪そうにしていたから声をかけたら・・・今はミストが看ているけれど」


呼ばれたティアマトは先程起きたことをアイク達に話した。怪我をした様子がなければ

これまでに異常な点は見られなかったため突然の事に誰もが驚いた


「・・・軍議を始めます。河を渡るのでは時間の無駄です」

「じゃあどうするの?」


机に広げられた地図を指で辿りながらセネリオは説明する。獣牙族は水が得意ではない

一方水の被害を受けない鳥翼族にとっても霧という難関が立ちはだかっていた


「そこで・・・です。フェ二キスの方に主力を運んでもらうのです」

「主力?」


「ここで難関になるのは将軍です。これほどの大きな戦となればそれなりの将が出てき
 ます。足止めするためにガリア兵を・・・5・6人くらいのフェ二キス兵が送り届けるのです」

「いい案だ。俺は構わないぜ」


ライとスクリミルにも異論はないようだそしてアイク達も特に問題はないと言う



「俺たちはどうすればいいんだ?」

「僕たちもフェ二キス兵に運んでもらいます。僕たちの役目は・・・・」



霧がかかり周囲の風景が見えない。ただ聞こえる音は人が歩くような音と静かに流れる

河の音。そんな中、1人の人物の元へ1人の青年がやってくると前にいた人物に告げた


「ゼルギウス総司令!総員配置についております」

「ご苦労だった」


ゼルギウスはただ霧の中にうっすらと浮かぶ河の様子を見ていた


「この霧が・・・我らにとって吉と出るか凶と出るか。眠れる女神さえもご存じあるまい」

「将軍!」


ゼルギウスとルベールの元へ1人の兵士がやってくると連合軍が動き始めたことを告げた


「先頭部隊が河半ばに到達したようだ。敵の視野に入るまで・・・およそ4分の1刻と言ったところか」

「作戦開始だ」



今からここは戦場になる。そんな中空は霧に加え雲がかかり嫌な天気となっている

そんな雰囲気がこの戦場の雰囲気を一層際立たせているのだろう


「しくじるなよ?」

「この霧じゃ・・・どう転ぶかな。とりあえず、上に合図よろしく」


走っていくラグズ兵に混じってライもスクリミルから離れると帝国兵のいる方向へと走っていった


「さて・・・お手並み拝見といこう」



崖の上にいた鷹王ティバーンはスクリミルの視線を感じ立ち上がった。ティバーンの周りには

同じ翼を生やしたフェ二キス兵が準備を整えていた。ここも高度は高いこともあり霧は濃い


「よーし!やられっぱなしってのは俺らの流儀に反するからな」

「行くぞ!」



ティバーンは崖から勢いよく飛び降りると後に続き他のフェ二キス兵達も化身し空に舞い

上がる。風を受けるように落下し地面に衝突する前に体が緑色に光り姿は鷹の姿へと

変化していく。そして、ある姿を見つけるとフェ二キス兵たちは急降下した


「来たぞ!!」



ベグニオン帝国兵は上空から迫ってくる風を感じ武器を構えた。そして、それぞれが攻撃を仕掛けて

くるフェ二キス兵と相対するその合図とともに地表をゆっくり進んでいたガリア兵が駆けだした



「・・・・いかがされましたか」


兵の1人はゼルギウスが空を凝視していたことに気がついた。ゼルギウスはここをしばらく

離れることと前線を維持することを告げると戦闘の起きている場所から離れていった。しばらく

歩いたゼルギウスは動きを止め再び空を見るとそこにはフェ二キス兵が数体飛んでいた


ふと、フェ二キス兵から誰かが落ちると獣牙族達が姿を現した。その中にはライの姿もある



「突然で悪いが、オレの相手をしてもらおうか」


ライはゆっくりとゼルギウスに歩み寄る。ゼルギウスは再び上を見るが鳥翼族は飛んでいった


「なるほど・・・面白い策を使う」

「剣を抜かないのか?」

「・・・私は帝国中央軍総司令官ゼルギウス。貴殿が一兵士であれば退いて道をあけるがいい」

「・・・オレはライ。次代のガリア王の片腕だ・・・一応な」


2人はそれぞれ構えるとライはゼルギウスの懐へ突撃した。一方、天幕の立ち並ぶ中から少し

離れた場所にまた別のフェ二キス兵が降下を始め地面に着いたところである人物たちを降ろす


「助かった」

「いや・・・あんた達も頑張ってくれ」

「あぁ」


短い会話を交わすとそのままフェ二キス兵は空に上昇しもと来た道を戻っていった。数人の

傭兵団が立ち並ぶ中青い髪の人物はその場から離れていくフェ二キス兵を見送っていた

作戦が決行されてから数時間が経ちまだ薄暗いが時刻は朝に近付いていた


「よし、ここまでは上手くいったようだな」

「ここにあるのは物資の一部ですが・・・貴族たちの野営地が近く彼らの個人的な収集物
 なども保管されています。ここに打撃を与えれば間違いなく大きな混乱が起きるでしょう」



金属音が鳴り響く。途中にいた馬を放すことによって混乱を大きくさせる。その中でも貴族には

手を出さないと言う条件が付け加えられていた。貴族たちは逃げるが追いかけることはない

目的は敵を倒すことではなく荷を燃やすことなのだから


「間もなく霧が晴れるな。・・・よし、撤収だ!」


===========================================

次回

ラグズ軍とは別にフェニキス兵によって敵営もとい貴族達の糧食を始め物資を燃やすために

アイク達は日の出とも呼べる時間帯行動を開始する。無事作戦が完了した一方ライはゼル

ギウスに勝負を挑むも一方的にやられていた。最後と告げる一撃が迫った時・・・


次回 第11章、「渡河作戦」


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