INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第8章、魔道VS魔法

進軍を進めていくラグズ連合軍とアイクのもとに現れた輸送隊一行とクリミアからやってきたある

人物達。彼ら、彼女らは彩花にとっても馴染み深い人達でティアマトから話を聞いた彩花は彼女ら

の元に向かうのだった。ムストンとの再会に続きララベルに会おうと道具屋にやってくるが・・・
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「7割引きに・・・大陸一美しいララベルさん

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』


入った途端にセネリオの声が聞こえた。ララベルさんの前にいるのはセネリオ

その人物からはとても想像できないい言葉が聞こえた


「セ・・・セネリオさん・・・・?」

「なっ・・・・」


セネリオは短くだったが驚いた声を発した。奥にいる女性もまた手のひらを口に当てると


「彩花・・・?彩花じゃない!どうしてこんなところに・・・」

「ララベルさんっ・・・!お久しぶりです」


近づくとララベルは立ちあがった。そして互いに近づくと互いの身体を抱きしめた



「本当に・・・また会えるなんて・・・」

「どういうことですか?この人のことを知ってるんですか」


状況を理解できないセネリオが2人に尋ねた。すると互いに笑い合うとララベルさんが告げる


「私たちデインで一緒にいたのよねー?」

「はい。アイクに会う前は・・・クリミアにいたんだけど実はその前にデインにいたんだ。そ
 こで会ったんだけどこの世界の事、戦い方について主にこの人達が教えてくれたんだ」


少しだけララベルと話をした後2人は天幕から出た。彩花は笑みを浮かべたままでいたが


「そういえば・・・入った瞬間に聞こえた謎の言葉は一体・・・?」

「・・・あれは忘れてください」

「?」


すると数秒の間の後セネリオは口を開いた


「外の世界の人間だと甘く見ていました。戦争もしらない、傭兵という言葉も知らないと聞い
 た時は本当に足手まといだと思い込んでいました。・・・ですがあの時の策には驚きました」


彩花の提案した策は無事成功し連合軍は一歩進んだのだ。これが彩花の提案した案だと

言う事はセネリオ以外誰も知らず皆セネリオが考えたものだと思っていた


「・・・よくあんな案を思いつきましたね?」

「・・・私の国にとって戦争は過去のもの。だけど私は色んな場所を旅して何度も魔物と戦った
 。相手が人じゃなくてもあの状況と場所でどうすれば有利に進められるかって考えればね」
 

デイン、クリミアで得た知識とかつての旅で得た経験、あの場合一番手っ取り早いのは

眠らせる事だとうとふと思いついたのだ。これはポケモンのねむりごなを基準としたのだ


「それに・・・ゲームではあんな展開よくあるし」

「ゲーム・・・ですか?」

「娯楽・・・っていうのかな。架空の物語をプレイヤー・・・つまり自分が主人公になって戦って
 いったり。当然クリアすることを前提に作られてるからなんとなく方法が一致するんだよね」


ここでおきてることなんてある意味ゲームの内容と同じで敵と戦って勝つ。そのために情報を元

に敵の数、種類や地形によって戦い方を変える。全てが一致するわけではないが多種多様に

存在するゲームの傾向からこの場にあった攻略法を抜き出せばある程度推測は出来るだろう


「・・・また、協力してもらえますか」

「え?」

「これからも策を考える時はあるでしょう。・・・外の世界の知恵を貸しては貰えませんか?」


この言葉で、少しは認められたのかと疑問に思った。そして断る理由などなく彩花は頷いた



「チャップさーん!」

「久しぶりじゃのう!」


チャップさんとネフェ二ーさん、へザーさん、イレース。かつてデインとクリミアで出会った人達だ

ララベルさん達に比べ3人は会わなかった間が短かったものの嬉しい気持ちに変わりはない

すると一瞬ネフェニーさんと目があった気がするが逸らされてしまいあの時の会話を思い出した


「・・・あの、前、貴方の土地にもなまりがあると言ってましたよね?」

「あぁ、方言の事?」


自分だけ田舎特有のなまりが出る事がコンプレックスで人と会話できなかった

ネフェニーさんは慣れない言葉で話すと彩花はあの時の会話を思い出し頷いた


「有名なのだと何々やねん!とか何々やでーとか」


そんな中知り合いに一人方言と言えばと言える人物がいる事を思い出した


「そういえば知り合いにも一人いますよ。そりゃもう不思議な話し方で一時期私も移りましたもん」

「・・・どんな?」

「そうやね・・・こんな感じったいか?その子は都会だろうと気にせずの口調やった
 から気にせんでもいいとよ?私はそんなの気にしないやけんね!・・・って感じで」


数時間後、再びセネリオに呼ばれ何かと思いきや彼の言葉に彩花は驚愕した


「僕と勝負してください」

「え!?」


いつも似たような表情をしているセネリオだが嘘を言っているようには見えず尚更焦った


「貴方がどれほどの実力か・・・見てみたくなりました」

「いや無理無理無理!勝てるわけないじゃん!まだ死にたくない!」


殺しはしないと催促するセネリオだったがそれに対し彩花は痛いの全般が嫌なのだという

すでに連れてこられた場が手合わせに最適な空間という事と誰かに話したのかどこからか

聞いていたのか聞きつけた人達が集まってはギャラリーのようになっていた


「セネリオ!なに考えてるの!」

「勝ちと判断すればすぐに攻撃を中止します」

「そう言う問題じゃないでしょ!」


ティアマトさんが強く言うもののセネリオに退く気配は一向にない。さらには血気盛んな

ガリア兵までもが集まり歓声のようなものが飛び交っていた


「アイクは!?」

「確か・・・ボーレと手合わせするって言ってたよ?」


彼らのもとにはミストがいるからなのかここに案の定回復役キルロイさんがいた


「いきます」

「えっちょ・・・」


止める間もなく詠唱を始めるとセネリオの持っていた本から風魔法「エルウィンド」が飛び交

った。攻撃が開始されるとガリア兵達が歓声を上げる中ティアマトさん達は焦った様子でいた


「ここは乱闘場じゃないんだよ!?攻撃当たったら痛いんだよ!?」

「何を訳の分からない事を言っているのですか」


叫んでいると攻撃が横を通り抜けとてつもない音と共に地面に突き刺さった。何を言っても

勝敗がつくまで終わらなさそうだ。負けるということは怪我は免れない、そしてついさっき

認められたというのにまた呆れられては困る。・・・つまり勝つしかないのだ


「ネール!」


青い防御壁が彩花の全体を包むとエルウィンドの攻撃が触れた瞬間弾き飛んだ


「!」

「あれはなんだ!?」


セネリオは以前見たことがあるものの初めて見る魔法に一同は声を上げる


「そんなに使ったら魔道書がもったいないよ!」

「・・・戦う気はないというのですか」


期待外れと言わんばかりの声に聞こえ彩花は焦る。そしてこの地の魔道書についての

分析を始めた。同じ魔道書とはいえ使い手の魔力に応じて威力も変わる。セネリオは

魔道士として優秀のようで今まで見た誰よりも攻撃力が強いように見えた


(魔道書を封じるにはディン、他にも持っている可能性はあるから・・・)


「!」


青い壁の中から彩花の姿が消える。セネリオは咄嗟に辺りを見渡すとどこからか声が聞こえた


「ディン!」


立ち並んでいた木の後ろから炎の波が押し寄せるとセネリオに差しかかり風の魔道書が

燃えあがった。観客を始め炎を苦手とするラグズ達は逃げようとするが木を始め魔道書

以外燃えていないことに気づく。するとセネリオは背後に気配を感じた


「・・・いない?」


魔道書を持ちかえると振り向くが気配は嘘だったのか姿はなく。直後足に違和感を感じた


「凍ってる!?」


観客の一人が声を上げると誰もが足に注目した。セネリオの手足は見事なまでに凍っていたのだ


「これはあの時と同じ・・・!」

「いつまで勝負するの?」


セネリオの前に緑の風と共に突如現れた彩花が告げる。魔道書で攻撃しようとするが凍った

手足の関係で魔道書までもが凍っていた。すると少し離れた場から彩花の声が聞こえる


「ネールの前じゃどんな攻撃も効かないよ」

「!」


数秒後セネリオは手を下すと負けを告げた。言葉を聞くと彩花は


「・・・人に向けて撃つものじゃないよ。っていうかセネリオさん本気じゃありませんでした?」

「手合わせとはいえ本気でやらずしてどうするのです。実践は命をかけた戦いなのですから」

「うっ正論だけに頭が痛い」

「・・・それと、セネリオで構いません」


思わぬ言葉に顔を上げると続けてセネリオは告げた


「・・・思った以上に打つ手がありませんでした。・・・見直しました」


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次回

ついに進軍を始めるアイク軍とガリア連合軍。順調に進み敵将を倒し前進し両軍は合流するが

彩花は遠くからなにかの音が聞こえる事を告げる。すると連合軍に衝撃の連絡が入るのだった

思わぬ展開と勝率の薄さに退く事を指示するがスクリミルは戦う意思を露わにし・・・


次回 第9章、「状況の一変」


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