INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第30話、人間化再び

歌い上げたのは日本の名門白桜律家の御令嬢であり音楽学校に通いアイドルを目指す少女

だと知ったファイター達。彼女の夢を応援しつつ見送るのだった。しかし後日かつて何度かファイター

達を悪夢が襲いかかる。パルテナ、ルキナと新精鋭陣を引き入れて悲劇は起こるのだった
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「買ってきたよー」

「来た来た来たあっ!」


彩花がリビングへとやってくるとマリオは身を乗り出した。手には四角い袋


「そうだよねーマリオ達のところはゲーム売ってないもんね」

「売り切れとはつくづく恐ろしいぜ!」


袋から中身を取り出すとマリオは早速持っていた3DSに挿入し電源を入れると次第に流れた

のは聞き覚えのある音楽とファイター達の姿。彩花は日本にて予約をしていたのだがマリオ達

の事まで頭が回らなかった。頼まれたものの発売日から数日は売り切れが続出


「おっ、ちゃんと新メンバーもいるじゃねえか!」


それから数日後、やっと入荷しこうしてマリオ達の分を購入することに成功したのだ。マリオ

の周りで覗いていた数人も声を上げる。新しいゲームの起動時ほどわくわくするものはない


「あれ・・・?数人いませんね・・・」

「隠し要素として色んな条件をクリアすると使えるようになるよ」


すでにプレイ済みの彩花が告げると早速マリオは大乱闘を始めた・・・その時


「うわああああああ!」

「えっなに!?」


廊下から聞こえた誰かの叫び声。ルイージを始め数人は驚くと辺りを見渡した

すると勢いよく飛び込んできたのはピカチュウとプリンだった


「たたた大変だよ彩花~!」

「どうしたの?そんなに慌てて」


ディディーコングが尋ねるとピカチュウとプリンは慌てた様子で告げた


「ゲッコウガが・・・ゲッコウガが!」

「ゲッコウガがどうかしたの?」

「ゲッコウガが・・・人間に!」


するとルカリオとミュウツーと共に誰かが入ってきた。見慣れない姿に一同は驚く


「えっ・・・だれ?」

「ゲッコウガだ」

「・・・・えぇっ!?」


本来ポケモンであるはずのゲッコウガだが今目の前にいるのは青と白の衣服を身につけた

どこからどう見ても人間と呼べた存在だった。しかしゲッコウガにそんな能力はない


「一体どうしちゃったの!?」


ロイが尋ねると聞き慣れない声が聞こえた


「Drマリオ殿の力だ」

「喋った!?」


Drマリオに渡された液体を飲んだ後こうなったのだと告げた。ここまで聞けば以前からいた

ファイターたちなら何が起こったのか安易に予想がつく。ゲッコウガがこの姿になった正体が


「またDrマリオか!」

「前にもあったよね?」

「あいつ・・・!」


ロイ、ルイージ、マリオが口々に言う中ロゼッタは隣から異様な雰囲気を感じた


「ルカリオ、Drマリオどこにいるか知ってる?」

「・・・いや」

「そう」


無言で立ちあがるとリビングから出て行く。一同はなにも思わなかったがロゼッタは確かにみた

普段怒ることのない彼女が怒っている姿を。表情自体は笑顔だったもののあれは笑顔ではないと



「Drマリオ、遺言は」

「なっ!?」


震えた声が聞こえDrマリオは振り返った。するとかつてない脅威に満ちた少女の姿が

共にいたヨッシーとカービィが驚いたように退いた。今の彩花はまるでピーチとサムスのようだ

とその時廊下の端から再びあの声が聞こえた


「あるじいいいいいいー!」


勢いよく誰かが走ってきたかと思えばヨッシーとカービィの前に見慣れない姿が現れた


「主違うのだ!拙者が頼んだのだ!」

「・・・あぁ」


自分がこの状況に立たされている理由に思い当たりが出来るとDrマリオは声を発した

少女は人を殺せそうな視線で尋ねると誤解を解こうとゲッコウガは告げる


「どういうこと?」

「せ・・・拙者も主と会話したいと思い・・・その事をリュカ殿と話していたら偶然Drマリオ殿が聞いていて・・・」


すぐにこのことは広まりゲッコウガの姿を見ようとファイター達がリビングに集まって来た

その場にはマスターハンドやクレイジーハンドの姿もあり事の発端を知ると


「やっぱゲッコウガも僕達みたいに話せるようにしたほうがいいんじゃないのー?」

「不便ですしねえ」

「嫌だ!こんなのゲッコウガじゃない!」


彩花の叫びにファイターたちは集中した


「ゲッコウガはもっとこう・・・!」

「主人思いの良いポケモンではないか」


今まではDrマリオによって事件は引き起こされていた。が今回に限ってはDrマリオは

主と会話したいというゲッコウガの願いを叶えたに過ぎないのだ


「確かに、主と会話出来ないなんて寂しいよねー」

「懐かれてんなあ」


そんな傍ら子供を中心とし数人は人となったゲッコウガを囲むと目を輝かせていた


「かっこいいー!」

「それほどでも・・・」

「まるで忍者みたい!」


前回DXとXにてプリンが人の姿になったことがある。当時Drマリオの実験で起こったのだが

実験の末改良を重ね完成した完成品だとDrマリオは胸を張るように告げた


「へー?」

「彩花、怖いぞ」


普段怒らない人ほど怒ると怖いとはよく言ったものでピーチ、サムス同様に感じられるもの

があった。彩花はかつて怒った事はあまりないのだがポケモンの事となると別である


「ポケモンの事となると凄いな・・・」

「手持ちのポケモンなら尚更ね・・・」


再びファイター達が散ると彩花は横目でゲッコウガを睨んでいた


「主・・・?」

「それ以上近づくなよ?」


ポケモンの頃とものすごい変わりようである。がパルテナはその理由に気づいていた

あまりの変わりようにゲッコウガは落ち込むようにショックを受けていた


「ねえねえ、人間になるってどんな感じー?」



普段聞くことのないゲッコウガの言葉。それに対する興味もあり人間と言う未知の姿に

なるという意味もありカービィは興味津々に尋ねた


「そうだな・・・180度変わったように見えるものが違う。こうして皆と会話が出来
 普段見上げていたものだから大きな存在に感じていたが・・・・・・主は小さいな」

「っ!」


たった一言、思ったことを告げただけなのに瞬時ゲッコウガは凍りついた

それはかつてファイター達も経験したことのある彩花必殺『氷漬けの刑』である


「ゲッコウガが!」

「一生凍ってろ!そんなのゲッコウガじゃない!」


騒動によって一日バタバタしていたものの夕方マリオ達の前にWトレーナーがあるものを

持ってきて現れた。テーブルの上に並べたのはパンケーキだった


「これ・・・Wトレーナーが作ったの?」

「ええ。あ、安心してください。私、料理は得意なんです」

「・・・おいしい!」

「あぁ・・・ちゃんと料理出来る人もいるんだね・・・!」


数時間後、ゲッコウガは元の姿に戻っていた


「ゲッコウガー!」


リビングにて彩花はゲッコウガに抱きついていた。あの時とはすごい変わりようである


「なんで・・・人の時はあんなんだったのに・・・」

「ふふふ、人の時の彼は美形でしたもんね」

「?」


パルテナを始めとした一部を除きほとんどのファイター達が頭に「?」を浮かべていた。そんな

中ポケモントレーナーは疑問が浮かび彩花に問いかけた。彩花はカロス地方に行ったものの

短期間しかいなかったと話しほんの一部の地域しか見ていないと話していた


「あまり見ていないということはリーグも挑戦していないってことですよね?」

「そうだね」

「リーグ挑戦が目的なら何しに・・・?カロス地方はコンテストもありませんし・・・」


似たようなものならあるもののコンテストとは違い競うものではない。故にそのためだ

けに行ったとは思えずわざわざ離れた地カロス地方に言った経緯がきになったのだ


「ほら、最初の三匹って新たにトレーナーになる人が貰うでしょ?最初はカロス地方の
 博士がその関係で残されたケロマツを引き取って欲しいって呼ばれて行ったんだよ」

「フォッコ、ハリマロンはトレーナーに選ばれたがケロマツだけが残った・・・ということだな?」

「そう。その後トレーナーになる予定の人が間近にいなかったから一体だけ残しておくのは
 かわいそうだってことでお父さんを通じて誘いが来たんだよ。そこからそこの博士にカロス
 地方特有のメガシンカについて聞いてね、つい気になって縁のある場を回ってたんだよ」

「そこでコルニさんに出会いメガリングを貰ったんですね?」

「そうそう。それで折角だから一回くらいと思ったんだけど・・・」


メガリングは反応せずポケモンがメガシンカする事はなかった・・・とルカリオが告げると頷いた


「そのリングが故障しているのではないか?」

「えーそうかなー」


実験ということで彩花の持っていたリングをポケモントレーナーに持たせ試してみるとリザードン

は青い炎に巻かれ何度か見たようなメガ進化を果たした。よって故障ではない事が判明する


「なんでだろうねー」

「ゲコ」



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次回

スマブラではピーチを始め多くのファイター達が飲んでいるもの、それは紅茶

だが同じものばかりは飽きるというもの。ふと彩花はあるものが飲みたくなる・・・

するとファイター内にも紅茶よりもそれを好むものがいる事が発覚するのだった


NEXT 第31話 「Tea or Coffee?」


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