INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第28話、オープニングセレモニー

マルスに頼まれ彩花は町へとやってくるとタリス王国の王女シーダに送るための服を選ぶ

それをきっかけにWii Fit トレーナーと日本に関する衣服、伝統の話で盛り上がるのだった

そして数日後、ファイターはマスターハンドより招集されついにあの日程を伝えられる・・・
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「あーそう。うん、船を降りると噴水があるからそこで集合でいいかな?」

『わかったわ』

「念の為もう一度言うけど人じゃないのもいるから」


目を細めながら告げると携帯電話・・・スマートフォンの向こうから凛とした声は聞こえた


『わかっていますわ。シズクさんのようなものでしょう?』

「・・・それより人じゃないのもいるけどね」

『・・・そうなの?』


変に混乱を招いてはいけないと再度その土地にいるであろう人種について説明する

まったく知らない人からすれば魔物とも呼べない姿をしているからだ


『・・・わかったわ。あまり想像出来ないけれど』


通話を切ると地下室へ移動し最終調整に入る。すでにほとんどの準備を終えているため

本当に最終チェックのみだった。そこへ来る前に伝えておいたロボットがやってくる


「いよいよ・・・ですか」

「とはいえ最初はオープニングセレモニーがほとんどでほとんどの人は戦わないし」

「久々に大勢の前に出るとなると・・・緊張しますね」

(ロボットなのに緊張・・・?)


当日マスターハンドが読むであろうファイターの紹介文をまとめていると

ロボットは前回の事を思い出しながら尋ねた


「今回もファイターの皆さんの登場時はポケモンを?」

「いや・・・今回は普通にライトだけでいこうかなって思ってる」


当然彩花も裏方をするのだがライトを始め裏方の一部はワドルディ達に頼んでいるそうだ

するとふふと笑い彩花はにやりと笑みを浮かべると告げた


「通訳語の放送といい・・・前回と同じじゃないけどね?」




『ファイター達よ、第1会議室に集まってくれ』


マスターハンドの放送が敷地内に響くとファイターたちは第1会議室へと集まった

全員が集まった事を確認するとついにマスターハンドは告げた


「9月13日、大乱闘開催のオープニングセレモニーを行う」

「・・・えっ!?」


それぞれが顔を見合わせると何度も経験してきた初代、DXのメンバーは身を乗り出した


「本当!?」

「それって、ついに始まるってことだよね!」


回数は少ないものの懐かしさを感じるXメンバーも


「がっははは!ワリオ様が勝つのだ!」

「オープニングセレモニーと言う事は全員が戦うわけでもないだろう?」

「そうだな。スマブラの説明とファイターの紹介をして一試合だけ行うつもりだ」


そしてマスターハンドはオープニング時行う乱闘のメンバーを発表した


「マリオ、ソニック、スネーク、ロックマン、パックマン。5人は初日乱闘してもらうぞ」

「・・・んん?」


ふとウルフは疑問に気づいた


「5人じゃねえか」

「・・・あぁ、そういえばいい忘れていたな。今回から8人まで乱闘できるようになったのだ」

「「えっ」」


またしても大勢のメンバーが同時に声を発した


「人数が多いだけステージも広いステージ・・・一部しか使えないがな」

「ニンテンドー、セガ、コナミ、カプコン、バンナム。各空間の代表が戦うなどオープ
 ニングには相応しいだろう?新ファイターたちは空気を知るのも含めて見ていてくれ」


ファイターの多くがこの日が来るのを楽しみにしていた。まだかまだかと待ち望むこと

数日、当日はやってくる。マスターハンドとファイター達がスケジュールの最終確認を

していたころ港町に彩花はとある人物と合流するために噴水へと向かっていた


「入口はこちらでーす」

「2列にお並びくださいー」


数時間後、ワドルディ達により観客の整備は行われていた。これでもかという行列の中

ありとあらゆる星から人が集まってきているため様々な人種が集まっている


「・・・わー」


監視カメラにて観客席の姿が映されていたのだが新メンバーの一人パックマンは驚いた


「すごい人だねー」

「アノ時ノ人数ヲ越えテいそウですね」


以前より観客席は広くなったもののすでに半分以上が埋まっており足りないのではないかと

も思えた。そのことを呟くと隣にいたマスターハンドは問題ないと答えた


「ここには見えないが、創作観客席もある」

「なにそれ?」

「収容人数があまりにも越えそうになった時私の力で架空の観客席を作るのだ」


特に今回はオープニング、テレビ局などを始め多くの人が集まると予測された

だからこそ見られない人が出ないようにとマスターハンドの力で新たに観客席を作るのだ

あってないようなもので実在はしないものの存在する。場所も取らないため作り放題だ


「・・・さて、そろそろ時間だ。皆指定された控え室で待っていてくれ」


ファイター達が移動し数分後、マイクに向かってマスターハンドは話しかけた


『長らくお待たせしました。これより大乱闘スマブラ3Uのオープニングセレモニーを執り行います』


開会式によくある言葉を発すると観客中からこれでもかという歓声が湧きあがった

今回姿を現すことなくマスターハンドはスマブラについての説明をし進行を進めていた


『それではファイター達の紹介へと移ります。まずは初代スマブラ』


マリオ達が現れるとライトアップされ歓声は大きくなる。DX、Xと続き


『大変お待たせ致しました。新ファイター・・・『新たなる挑戦者達』の紹介に移ります』


「ついに来た!」

「うわあ緊張するよー」

「わくわくしますね」

「パルテナ様強い・・・」


新ファイター達が管理室で緊張の様子を口ぐちにするとクレイジーハンドが告げた


「ある意味今回の主役はお前らなんだ。胸張って行って来い!」


それぞれが扉をくぐるとステージの前へと現れた。見渡す限り人、人、人


「うわっまぶしっ」

「笑顔、ですよ」

「Wトレーナー慣れてるね?」

「えぇ。テレビに出る事や人前に出ることもよくありましたから」


ファイター達の紹介を終えステージ、ルールの説明を終えるとファイター達は

ステージから管理室へと戻りそれぞれの控室に戻ってきていた


「あとはマリオ達の乱闘だけ?」

「進行表によると休憩の後ですね」

「そういえば、今日一回も彩花の姿見てないけど」


ふと思いついたのはディディーコングだ。続けてファイター達も確かにと思った


「さすがに寝てるとかないよね?」

「裏方でしょ?なにかやってるんじゃない?」

「にしては一秒も見てないけど・・・」


疑問を残しつつ休憩時間が終わりに近づくと5人は再び管理室へと移動する


「初めての大乱闘、しかも公開でとかある意味お前らすごいな」

「あの大勢の前で戦うんだよね・・・」


上手く戦えるだろうかと心配するロックマンにマスターハンドは告げた


「安心しろ。ファイター紹介の時は見えていたが・・・乱闘時は心おきなく戦える
 ようファイターから観客は見えないようになっている。緊張する必要はないぞ」

「そうなの?」


再びマスターハンドの放送が入る。以前撮った英語バージョンもマスターハンドの後に

再生されていた。すると扉が開く音がしとある人物達が入ってきた


「お?彩花じゃねえか」


Xメンバーの部屋ですっかり話題になっていた彩花の行方、ソニックは姿を見つけると呼んだ


「すっかり見なかったな。どこにいるんだ?って皆言ってたぜ」

「どこってまあ色々と?」


するとロックマンは彩花の隣に見知らぬ少女がいることに気付いた


「その人は?」

「友達とでも言っておくべきかな?前回と全く一緒のオープニングじゃつまんないでしょ?」


にやりと笑うと彩花は口を開いた


「ほら、オリンピックとかでも有名な大会とかでもあるじゃん。テーマソング」

「?」

「今回、スマブラにもテーマソングを作ってね。初披露だよ!」


その言葉に誰よりも初代からいるマリオが驚いた


「そんなものがあるのか!?」

「ふふふ。で、紫音に歌ってもらおうってね」


隣にいた人物に視線を送ると白髪まっさらな少女は丁寧にあいさつを交わした


「白桜律紫音と申します」


ゼルダやルキナによく似た高貴さが伝わり思わずロックマン達は息を呑んだ


「紫音とは学校で会ってね。とはいってもちょっと事情が違うんだけど」

「まだデビューもしていないというのにあんな大勢の前で・・・こんな大規模な場で歌える
 なんて・・・持つべきものは友かしら?友でもこんなことは滅多にお目にかかれないけれど」

「ま、詳しいことは終わってから説明しようじゃないか」


マスターハンドの進行で項目は進められていく。そして控室でモニターを見ていた

ファイター達の中に映ったのは見知らぬ少女だった


「んん?誰だありゃ」

「今って何?」

「ええと・・・テーマソング披露・・・ですね」

「テーマソング?なんだそりゃ」


リンクが進行表を確認すると一斉に初代メンバーたちは覗きこんだ

そんな間にも進行は進み、会場全体に流れていたものとは違う音楽が掛かった

映った少女の歌声が響くと辺り一面は静かに、だが伴奏によって華やかになる


「・・・・・・」


凛とした声はファイター達の耳にも届き誰しもが言葉を失っていた。そして伴奏が

終わると、会場内にファイター達に負けず劣らずの拍手と歓声が湧きあがった


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次回

オープニングセレモニーが終わりファイター達の前に姿を現す少女。開催を知り様子を見に来て

いた沙織もやってきていた。彩花によって彼女が何者か説明されるとファイターたちは色んな意味で

愕然とするのだった。そして彼女が帰った数日後、再びあの悲劇が起ころうとしていた


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