INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第27話、贈り物

港町が出来たことにより大規模になった花火大会。それぞれが楽しむ中初めて見る

パルテナが暴走したり悪だくみをするも見逃すサムス達、通常通り騒動を起こすカービィ

などあるものの盛大な花火に誰しもが空を見上げ花火大会は終わりを告げるのだった
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「頼みがあるんだ」

「ほう?」


昼過ぎ、もはや日常と化したマルスが淹れた紅茶を彩花は飲んでいた

いつもはファイターの話やスマブラの話など世間話に近い話をしているのだが


「シーダに合う服を選んで欲しいんだ」

「シーダ・・・って確か天馬の?」

「そう。たまには手紙を送ろうかと思ったんだけど手紙だけじゃなんだ
 か寂しくて。なにか送ろうと思ったんだけど服が一番無難かなって」


紅茶を飲むと考え込むように彩花は告げた


「・・・確かに。けど服は好みがあるだろうしある意味一番難しいよ?」

「だから、僕達が普段目にしない彩花達で言う現代風の服を見立てて欲しいんだ」

「・・・なるほどね。で、サイズとかはわかるの?」

「えっ」


驚くと黙りこんだマルスに対し再び思考を巡らせると彩花は再び口を開いた


「確か身長はルキナと同じくらい・・・細いし大抵の服は大丈夫か。わかった」

「えっいいの?」

「そりゃあ。頼まれたんなら断る理由もないし。ただし、意見として君にも来てもらうからね?」


とはいえいざ送った服が着られないと大変なのであまり良くはないだろうが

知っていそうな人物に尋ねることに。それはマスターハンドかWii Fit トレーナーである


「あぁ、それなら標準サイズで大丈夫だと思うぞ」

「やはり知っていたか・・・それどうなのさ」

「正確な数字までは知らないぞ?服とはランク別に分かれているものだろう?」

「そうだけどさ・・・」


やはり貴族とは自ら買い物に出かけないのか、そもそも外出自体少ないのか

人通りの多く店の立ち並ぶ場へとやってくると物珍しそうにあたりを見渡していた


「すごいね・・・」

「すっかり都会と言うかなんというか・・・高層ビルがないから都会とは言えないか・・・」

「え?」

「なんでもない」


ピーチと出かけた際、そして私用で出かけた際見かけた中からイメージに合う服が

置いてあるであろうエリアを思い浮かべるとそのエリアへと向かった


「そういえば・・・ゲームじゃいっつも同じ恰好だったから何も思
 わなかったけど、やっぱ何もない時は私服だったりするの?」

「そうだね、普段から防具とかつけてるわけじゃないし」


お嬢様の着る私服とはどんなものか、安易な考えだがワンピース・・・ドレスのようなもの

だろうか。現代風となると前者になる。シーダの姿を思い浮かべながら似合う色はなんだろうか

真剣に考え込んでいる姿をマルスは横目で見ていた


「・・・そうだね。あそこから見てみようか」



回ること数軒、女の買い物は長いとはよく言われるが贈り物ならば尚更慎重に選ばなければ

ならない。人柄から送られたものに不満を言うような人物には思えないがどうせなら喜ばれる

ようなものを選びたい。数多く並ぶ衣服を見ながら候補を上げていく


「あ」


ふと、とある服が目に入った。マネキンに上下セットの服が着せられていた。この店がそんな系統

の店なのだがいかにも女の子と言う感じの服で個人的にいいなと思っただけなのだ。するとじっと

見ていた事に気づいたのか別の場を見ていたマルスがやってきた


「あ、違うよ?個人的にいいなーと思っただけで」

「似合いそうだね」


おそらく直感的なもので言ったのだろうが驚くと焦ったように


「い、いや・・・こういうのは普段着ないし似合わないというか・・・」

「確かに、スカートを着てる所は見たことないかも。そうかなあ?」

「わ、私はいいんだ、早く決めちゃおう」


それから選ぶに選んだ末目的なものを購入した。せっかくなので衣服に会う

帽子を選んでスマブラへと戻った。ほとんど選ぶだけで一日が終わってしまい


「買い物に行くなら私たちを誘ってくれてもよかったじゃない~!」

「いや・・・」

「珍しいですね、彩花が買い物に一日を費やすなど」

「はは・・・君たちは私をなんだと思ってるんだ」


次の日、手紙を書き終えたマルスはマスターハンドの力で造り出した鳥に持たせると

空高くへと飛んで行く。荷物の大きさからあの時とは違い一回り大きな鳥だった


「責任を持って届けさせるさ」

「うん」


それから数日後、返事が来たようで喜んでいた事とお礼を伝えられた

偶然その場には彩花の他にWトレーナーとロゼッタもいたのだが


「贈り物ですか、いいですね」

「彩花はいつもパンツタイプですよね?戦うわけでもないのに」

「この方が動きやすいじゃないか」


むしろドレスを来たピーチやゼルダがあの姿で戦えるのが疑問で仕方ない。Wii Fit

トレーナーもパンツタイプなのだがトレーナーの場合これがキャラクターみたいなものだ

そしてこっちも通常時は通常時の恰好をしているようであの姿とは違う恰好をしていた


「Wii Fit トレーナーもじゃないか」

「確かに、動きやすさは重要ですよね」


Wii Fit トレーナーも普段スカートを穿かない人なのだろう。サムスも見たこともないがかわいい

系の服は着ないように見える。だからかこの件についてサムスから突っ込まれたことはない


「とはいえまったく着ないわけでもないけどね・・・」

「そうなのですか?」


ロゼッタが尋ねると学校時制服で着ていた事を告げるとトレーナが頷いた


「あぁ、なるほど」

「どうして女子の制服はスカートなんですかね。寒いじゃないですか」

「不思議ですよね。女性がパンツを穿くのは違和感ないのに逆はないんですから」


そこから話はWii Fit トレーナーと彩花にしか分からない話題となっていた


「本当だよ。ランドセルだって男は黒、女は赤って決まっててさ」

「今は色んな色が出ているらしいですね」

「みたいだね、羨ましい・・・」


2人の会話をロゼッタとマルスは理解出来ないように首を傾げながら聞いていた


「ってこの人達には通じないか」

「ですね」


それからさらに日が経つと、部屋の中で彩花は誰かと通話をしていた


「あぁ大丈夫だって、夜は出歩いてないから!都会ってわけでもな・・・」

「彩花さん?」


何かを叫ぶように話していた途中、扉が開くと顔を出したのはルキナだった


「あ、ルキナ。え?あ・・・そうだよ。もう、なんで今さらになって・・・たしかに外国だしギン達
 もいないけどさ・・・わかったわかった。わかったから、じゃあ切るよ?・・・どうしたのルキナ」

「あ・・・部屋の中から会話が聞こえたので誰かとお話しているのかと思ったのですが・・・」


部屋には誰もおらず疑問に思う。がふと気になったのは少女の手に持っていた四角い物だった


「・・・それは?」

「携帯。今はスマートフォンなんて言われてるけど普段はスマホって言うかな?あぁ、ルキナ
 達の所は手紙か伝達だもんね。これを持っている同士遠いところでも会話が出来るんだよ」

「それも彩花さんのところの技術ですか?」

「そうと言えばそうだし・・・電話は割と色んなところにあると思うよ?とはいえ会話できるのは電
 波っていう見えないええと・・・範囲が限られてるんだよ。まあ、ルキナからすれば珍しいよね」


当たり前に存在している者がある人達のところでは未知なるものだったり、当たり前のように

使っている単語もいざ説明するとなると困ったりすることも多々あり常識とは怖いものだと良く

思う。関心そうに相槌を打っていたルキナだったが、彩花にある提案をした


「・・・・・・」

「さあ、始めましょう!」


言われるがままやってきたのは商店街。中でもピーチが一番気合いが入っているのではないか


「いや僕は・・・」

「ルフレさん!これなんかどうですか!?」


続いてルキナがシャツの一枚を押しつけた。ルキナの提案とは以前スマブラに来た沙織と共に

ピーチ達を現代風に仕立て上げたのだが、それを見たピーチがルフレもしようと思いついたらしい


「なんでルフレ?マリオとかでよかったんじゃ」

「マリオったらゲームばっかで動いてくれないのよ!それに新ファイターとの親睦も必要じゃない?」


体格的にも多くの服が着られそうという意味ではこの人選は正しいだろう


「だからってピーチの遊びに他人を巻き込むんじゃない」

「あらあら・・・ところで、あの二人も相当仲いいわね?」


ピーチははしゃぐルキナと慌てたようにしているルフレを見ては告げた


「そりゃ同じ場出身だから普通でしょ?」

「・・・あの2人を見て何も思わないの?」

「?」


少女の反応を見る限り本当に分かっていない様子でピーチの笑みが僅かに消えた

これが自然、普通の事のように不機嫌な様子もなく辺りに飾られている服を見渡していた


「ていうかさ、ピーチしょっちゅう買い物行ってるんだからそのドレスで来る必要はないんじゃないの」

「そう簡単には行かないのよ。有名人だからこそトレードマークは常に身につけておかなくちゃ」

「じゃあ服いらないじゃん」

「そこは折角なんだから好きにしたいでしょ?キノコ王国じゃほとんどキノピオ達がやっちゃうし」


(・・・前まではゼルダとしか普通に話さなかったのに)


会話が途切れるとピーチはごく自然に言葉を返す少女を見て思った。以前よりなんとかしようと

サムスとピーチは話しかけることはあり言葉は返ってくるもどこか壁を感じていた。唯一スマブラ

より前に出会っていたゼルダとはそれなりの会話をしていたがそれでも違和感はあった


「ほら、折角なんだし・・・ね?」

「何が折角なのさ。ルフレはそんなに沢山服いらないと思うよ」


その時、ルキナの2人を呼ぶ声が聞こえた。2人が向かった先には


「・・・・・・」

「何その帽子、サボテン?」


彩花とピーチでずっと会話をしていたせいかルフレのコーディネートはほぼルキナが進めていた

そしてもはや誰もが知ったルキナの選択によりルフレは全くの別人のような姿になっていた


「マラカス持って踊ったら面白そう」

「ぷっくくく・・・」

「ねえ、ルキナ今笑ったよね?」


その後もルキナとピーチによってルフレは着せ替え人形同然になってしまうのだが当時の感

想にマリオを始め誰もが同情せざるを得なかった。ほとんど2人が仕切っていたようなもので


「お前助けなかったのかよ」

「暴走したピーチを止めるのは気力使いそうでめんどくさかった」

「お前な・・・」


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次回

ついに『大乱闘』の開催がファイター達に告げられる。そして当日、大勢が集まる中

ワドルディを始めスタッフたちが忙しそうにする中沙織がやってくる。そしてもう一人彩花の

知り合いが海を越え港へとやってくるのだった・・・


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