INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第24話、本名・烈火の剣

マスターハンドの提案によりむらびとの村「すま村」へと行ったファイター達、宿泊目的に訪れた

街の近くにある村「どうぶつ村」はかつて彩花が引っ越し短期間住んでいた村だと知る

かつての住人とどうぶつ達と交流を深め懐かしさを感じつつ一同は次の場所へと向かうのだった

無事旅行は終了しスマブラに帰ってくるのだが・・・
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「まさかの・・・」


リビングでゲームをしていたマリオは隣で沈みに沈んでいる人物を見て行った


「まあ、あいつがあんなんだしあり得ない話ではないよな。信じられんが」


また、別の場所でも血縁的関係者がいることによりその話題は出ていた


「いや・・・言われてみればおかしいと思ったけどさ」

「むしろなんで気付かなかったんだよ。日本人なんだろ?」


時刻はさかのぼりどうぶつ村を後にしたファイター達は次なる場所フェレへと向かっていた


「ようこそー」

「ってリリーナ!」

「みんなが来ると聞いて来たの」


城というだけあり新ファイターたちは驚きざるをえない光景が目の前に広がっていた

まるでセレブを迎えるかのように人がズラリと立ち並び誰しもが兵士と一目で分かる

鎧を身に着けていた。そこを通ると兵士とは違う身なりの人物たちが出迎える


「・・・あれは・・・」


ロイとリリーナと呼ばれた少女を見てパルテナは口元に手をあて感心そうに見ていた

さらに隣ではピーチが楽しそうに笑いを浮かべては後方にいた人物に向かってわざとらしく


「あらーあらららー」

「ピーチうるさいよ。大体何が言いたいのかわかったけど」

「?」


以前のように各自解散すると帰ってきたことの報告とあいさつをするため

ロイとマスターハンドは領主であるエリウッドのもとを訪れようとしていた


「申し訳ございません・・・ただいま客人が来ておられて・・・」

「客人?」


マリナスにより足止めを食らうと客人と言う単語が気になり尋ねた


「・・・旧友というべきでしょうか」

「・・・へえ、父上の?」


そこにやってきた兵士の一人は2人に入るようにと告げた。言われるがまま部屋へと

入るとイスの上にロイの父エリウッドがいた


「父上。ただいま帰還しました」

「うん。よく戻ってきてくれた。それと・・・良く来てくれた」


すると隣に誰かがいることに気付いた。付き人かと思いきやマスターハンドは見慣れた

姿に気付いた。明らかにこの土地の兵士ではないもののその人物を知っている


「丁度良いタイミングで来てくれた。紹介したい人がいるんだ」

「?」

「旧友・・・かつて共に戦ってくれた仲間、エリだ」


マスターハンドが正面とは違う方向を向いていることに気づくと同じ方向を見た



「私君の性格の悪さは本当に姫かと疑うんだ」

「あらひどくない?」


それぞれが別々の行動をとる中彩花は不機嫌のようにピーチへと告げた


「キャラ崩壊もいいところだよ。高貴さのかけらもない」

「確かに、これはゲームでは見られないね。喋ってもピーチ達はほとんど喋らないし」


2人の横で珍しそうに宝飾を見ていた沙織は告げた


「ピーチ達も面白いけど彩花も十分面白いよ」

「面白がってるの君達だけだよ?私は全然面白くないよ?」


そこに感心そうに見ていたファイター達の一人Wトレーナーは呟いた


「やはり和室はないのでしょうか?」

「ないんじゃない?あるのは日本だけでしょ」

「私、畳のあの匂い好きなんですよね」



するとそこへバタバタと慌ただしい音と共にロイが駆け寄ってきた


「あ、なんか赤い人がきた」

「誰が赤い人だ!じゃなくて・・・ちょっと来て!」

「うぇ?あっちょ・・・」


なにか焦った様子で彩花の腕を引っ張ると扉の向こうへと消えて行った。そんな様子を沙織達は

茫然とした様子で見ていたのだが走ること数分。いかにも王に近い身分の人がいるであろう大きな

扉を抜けると姿を見たときとは年を取っているもののすぐに誰がいるのかわかった


「あ・・・エリウッド」


以前、過去の世界に飛ばされた時彩花は若いころのエリウッドと会っている

あの頃から現在はかなりの年月が立っているため年を取っているのは当然のことである


(この場合・・・エリウッドさんと呼ぶべきなのか?以前会ったことがあるとはいえ過去だし・・・
 多分覚えてないだろうし・・・いや、エリウッド様・・・?これだから貴族はめんどくさいんだよ)


すると隣でここでは見慣れないものの見覚えのある姿を見つけた


「あれ・・・」

「元気そうね?」


ふふと笑うと軽武装をした女性は彩花の姿を見て告げた。するとエリウッドは呟く


「・・・驚いた」

「え?」


ふと辺りを見渡すと母はにこにことしているが周りの3人、ロイ、マリナスさん、エリウッドは

衝撃の事実を知ったみたいな表情を浮かべていた。状況はまったく理解できず


「え・・・なに?」

「・・・彩花。君なら知ってるんじゃないのか?」


表情は見えないものの慎重に言葉を発するマスターハンドに耳を傾けた


「『烈火の剣』の話を」

「・・・えーと、たしか軍師がサカで倒れててリンに助けられたところから始まるアレだよね?」


ファイアーエムブレム、その中でもロイの父エリウッドが主人公ともいえる『烈火の剣』。シリーズでは

珍しくプレイヤーは軍師として登場するといった構造のものでゲームボーイアドバンスで発売されている


「その話を知っているなんて意外ね」

「?」


母の言葉にますます状況が掴めなくなる。息を吐くとマスターハンド、母エイリアが告げた


「この話も、現実に起きていたようだ」

「まあ、そりゃそうだろうね。これだけゲームと似た内容の出来事を経験すればおかしな話じゃない」

「さっきの話だが、その軍師というのは彼女のようだ」

「へぇ。・・・・ん?」


軽く相槌を打ったつもりだったが言葉が脳内で繰り返されあることが引っ掛かった。そして次第

に他の人達のように彩花の表情もまた唖然としたような愕然としたような表情に変わっていく


「軍師・・・?・・・・・え?」

「驚いたよ。エリの子供と僕の息子が知り合っていたなんて」

「ええ。まさかすでに貴方の子と私の娘が知り合っていたなんて」

「!?」


愕然とした表情のままでいる彩花に対しマスターハンドは呟く


「・・・こんな偶然もあるんだな」

「いや、え、え?」


なんとなくは状況がわかっていても頭がついていかないまま同じ言葉を繰り返していた


「・・・つまり、『烈火の剣』の軍師はお母さんだと・・・?」

「そういうことだな」

「私がまだ世界を旅し始めて間もないころ、台風だったと思うけど知らない場所に流れ
 ついちゃったのよ。そこで助けられたの。そこからとんでもないことになったのだけれど」


とんでもないことと言うのはゲーム内容の事だろう。サカという自然溢れる場にて助けられたかと

思えば実はその少女は皇女でありそこから大陸中の国が関わり壮大な出来事に発展していく

ゲームをしたものなら分かるだろうがこのゲームに関しては彩花はやっておらず全貌を知っている

のは当事者と、ニンテンドーの神マスターハンドとクレイジーハンド及び神達だけである


「あのあと別れてから全く会わないからどうしたのかと思ったよ」

「偶然流れ着いた場だもの、この大陸がどこにあって周りにどんな国があってどうやっていく
 のかまで把握していなかったから見つけるのに時間がかかったのと・・・私も色々あってね」

「なるほど」

「何年・・・いえ、何十年ぶりかしら?」


外にてつい最近の出来事を思い出すと彩花は頭を押さえた


「すごいよねー実はロイのお父さんと彩花のお母さんは昔からの知り合いだったなんて」

「・・・ということは、案外2人はまったくの赤の他人ということでもなかったということか?」


意外そう、というより感慨深そうに唸るカービィとメタナイトだったがふと

ピカチュウはとある疑問に気づき質問を問いかけた


「あれ?でも彩花のお母さんってエイリアって名前だったよね?」

「あの後本名じゃ危険かつ目立つからってその名前にしたみたいいわゆるエイリアってい
 うのは別名だね・・・偽名っていうとなんか違うけど・・・もう一つの名?ハンドルネーム?」


彩花の場合ホウエン地方に住んでいた場合日本へと通う場合本名と別に日本名を

持つことが許可されていた。彩花の場合アクアマリンと彩花、どちらも本名だ


彩花は本名というより元の名は神月アクアマリン。本土へと移住する際違和感を消すため

2つの名を持つ者は多くはないが少なくもない。よって彩花と言う名前に変わったのだ


「本名は恵理。だけど・・・基本エイリアで名乗ってるみたい」



彩花はハーフなどではなくれっきとした日本人。その時点で違和感に気づくべきだった

しかし仕事柄関わりがそこまで多くなかったため違和感を感じるときなどなかった


「本名は神月恵理だってさ」

「・・・通りでぱっと聞いただけじゃ気付かないわけだ」

「どうやら旅を始めて最初の出来事・・・エリウッドの時はそんな知恵も働かず本名で
 名乗ってたみたいだね。その後よくよく考えたら色々危険だってことでこうしたんだと」

「なんというか・・・やはり似た者同士なのか」


メタナイトは考え込むように呟いた。偶然とはいえ彩花もテリウスに流れ着いたのは

自然災害によって、そしてエイリアもまた自然災害によって出来事へと関わった


「なんか意外だったのはその時お母さんは軍師のみで戦いには参加してなかったんだって」

「ほう?」

「その後自分の身は自分で守れるようにと剣技を身につけた後延長線上で傭兵団を作ったとか」


ため息まじりに説明しているとクレイジーハンドがやってきては告げた


「にしてはいい腕してんじゃねーか。司令塔としても優秀らしいし実は母親譲りなんじゃねーの?」

「司令塔として優秀はない。戦いは・・・知らないよ、その時その時で必死にやってるだけだし」

「というかクレイジーハンド、この事知っていたのか?その口調ぶりだと」


メタナイトが尋ねると知らなかったと答えた。というより少し名が知れた存在など山ほどおり

ちらっと名を聞いたことがあるくらいでクレイジーハンド自身も詳しい事は知らなかったそうだ


「有名っちゃ有名らしいぜ。大陸を救って国まで作っちまうとかな」

「なんだそれ」

「さあな、神のうわさで聞いただけだからな」


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次回

ピーチ、サムスを襲う新たなる刺客、その名はルキナ。そんな姫達の買い物に

彩花と沙織が参戦する。折角と言う事で現代風にピーチ達をコーディネートすることに

しかし現代物に慣れ親しんでいる2人が加わることによりあらゆる寄り道が増え・・・


NEXT 第25話、「コーディネート」


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