INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第20話、魔法使い上陸

ルキナがかつてマルスの姿で彩花達の前に現れた事を知り驚く中ルキナ

は、ルフレより聞いた当時の焦った彩花を伝えようとするも阻止される。

そして乱闘することになり知ったのは彩花の最後の切り札『メテオ』だった
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「このティーカップいいじゃない?」


棚に並べれられた中からピーチは一つを手に持つと隣にいたゼルダへと問いかけた


「とてもかわいらしいですね。・・・あ、ピーチ、これはどうです?」



容姿とは反して場に馴染む口調だが、二人とも姫ということもあって周り

とは違うオーラを醸し出していた。気づく人ならその高貴さに気づくだろう


「マルスも紅茶を淹れるようになったから紅茶の葉も補充しておかないと」

「ついでに砂糖も買って行きましょう」

「そうね」

「あれ・・・ピーチ?」


2人が雑貨屋から出たその時、ゼルダとは違う声が道から聞こえた


「そう、これは何かあるに違いない!」


広い部屋の中でネスは叫んだ、他にも部屋にはリュカ、トゥーンリンクが。3人

が廊下を歩いているとゲーム&ウォッチ、スネーク、パックマンと鉢合わせする


「3人してどこいくの?乱闘?」

「聞いた?彩花の最後の切り札とか色々」


ネスが告げると答えたのはスネークだった


「見知らぬうちにファイターに劣らぬ強さを身につけていたそうだな」

「そうなんだよ!他にも昔はあんなにマルスとか嫌ってたのに偶に一緒
 に紅茶飲んでるんだよ?急にこんなに変わるなんておかしくない?」

「・・・これは何かあるんじゃないかってネスが」


キラキラした表情で告げるネスの横でトゥーンリンクは苦笑いしながら

言う。単なる好奇心だろうがスネークは興味深そうに「ほう」と呟いた


「で、僕達今から彩花を観察しようかなって」

「観察シテ何カ分カルもノナんですカ?」

「僕が見た限り彩花は新メンバーの中でもルキナとルフレと仲がいい。
 うっかりこの6年とか過去の話をするんじゃないかって思ったんだよ!」


6人は階段を降り彩花がいるであろう可能性のひとつリビングへと向かおうと

すると通り道の横から彩花の声が聞こえた。ここはファイター達の部屋が集ま

っている。そして彩花の部屋もここにあるのだ。聞こえた方向を見ると


「部屋にいるようだね」


パックマンが告げると勢いよくネスとトゥーンリンクは扉をゆっくりと開け

ると中を覗き込んだ。僅かな隙間から本棚とベッドと配置される中に彩花の

背中が見え、ネス達は気づかれない様開けた僅かな間から覗き込んだ


「あー確かに変なのもいるけど一応有名人と言うか・・・」


ゲームをしているのかと思いきや誰かと話しているように声が聞こえた。しか

し部屋には彩花以外誰もおらず、耳に当てている携帯電話から誰かと電話し

ているのだとネスとトゥーンは確認すると一旦扉から離れた


「どうだった?」

「・・・誰かと電話してる」

「電話?なにそれ」


一同は驚くも大声を出しては彩花に気づかれると思い途端に口を塞ぐ。驚きを

落ち着かせると遠くにいる人と会話するものだと説明した。すると扉の向こう

から途端に彩花の声が大きくなり、焦りを含めた声が聞こえた


「だ、大丈夫だって!強い人が集まっているわけだしそれに関しては問
 題ないって!一応そういうのが得意な人ばっか集まってるから!」

『ですが……万が一のことがあれば』

「もー!なら沙織にでも聞けばいいじゃんか!……まあ、確かに学校でもな
 けりゃ会うことはそうそうないと思うけどさ。まあ、気持ちは分かるけど
 本当に大丈夫だから。毎日ゲームとかしかしてないし。え?あっそれは」


誰と電話しているのか相手の声は聞こえない。焦りの声は引き続き聞こえ



「わかってるよー!うん、うん・・・あーはいはい。分かったからもう切るよ?」



ネスはゆっくり扉をしめると廊下を歩きつつ口を開いた


「誰と電話してたんだろうね?」

「カミヅキ博士かな?今までも色々事件はあったし心配してるのかも」


カミヅキ博士とは彩花の父に当たる人物で、かつて元ファイター達は会っ

たことがある。知る者は知る研究者であり博士である。傍ら趣味で機械を

いじり彩花の持つパソコンもがカミヅキ自身が作った特別品だと彩花から

聞いた事がある


「えっそんな凄い人の子供だったの!?」

「彩花サンは、ポケモントレーナーサンと同じポケモントレーナーでモ
 あっテ詳しクてとっテモ強く、トレーナーサンも尊敬シテるンですヨね」

「彩花は機械いじれないって言ったよ?普通に使う分なら出来るけど
 博士みたいに故障したのを修理したり新しく作ったりは出来ないって」

「カミヅキ博士もめちゃくちゃ有名かって言われるとそういう訳じゃなくて、
 その分野の人は知ってるかなーってくらいなんだって。でもたまにポケ
 モン関係のテレビやバラエティに呼ばれることも結構あるって言ってたよ」


その時、階段の下から数人が賑やかになる声が聞こえた


「?」

「なんだろう?」


6人が階段を降りると賑やかな声はリビングから聞こえてきた。スマブラで良く

騒ぐ人物と言えばマリオ、ファルコンを始め数人の名が挙げられるが今聞こえて

いるのは大勢の声。ただ事ではないと気になりつつ下に降り部屋へと入るとそこ

にはファイターではない人物がいた


「・・・沙織!?」

「・・・誰?」


ネスを始め驚く中新ファイターであるパックマンは尋ねた。見覚えのない少女が

イスに座っていたのだ。現代とファンタジーを備えているかのような衣服で、温か

な色合い。周りを囲むファイター達は嬉々とした表情から知り合いなのだろうか


「マジシャン・ボムと異名をつけられている魔法使いだ」

「マスター!もうその呼び名は古いってー」


ふと聞こえた声に後ろを振り向くとマスターハンドが空中を浮遊していた


「以前世界の危機を救う時に手伝ってくれた人物だ」

「でもなんで……遊びに来たの?」

「そ。新しくおっきな港街が出来たって聞いたから見に行こうと思ってー。な
 んならついでにスマブラも寄ろうかと思ったけどまさかあんなところでピー
 チ達に会うなんてねー。やけに周りより派手な服だなーとは思ってたら」

「まさか買い物の途中でこんな偶然あるなんてね!」



パックマンの視線の先には明るい茶髪の少女が笑いながら話していた


「いくつか見慣れない顔があるけど・・・もしかして」

「そうよ。新メンバーよ」

「あーそうなんだー!初めまして、私、鈴木沙織」


数分後、電話を終えた彩花が下に降りると沙織の存在に気づき驚く


「あ、彩花元気してたー?」

「・・・」

「え、ひどいなあ。久しぶりの再会なのにその反応はひどいんじゃないかなー」


手を振るも彩花は喜びの表情はなく嫌なものでも見たかのような目で沙織

を見ていたが、彼女は大して気にしていないようだ。近くへと移動すると


「何しに来たのさ、ここへは以前来たでしょ」

「港街が出来たって聞いたから面白そうだなーと思ってね」

「・・・あぁ・・・」


辺りを見渡すと沙織は机に置かれたクッキーをかじると


「北条くんはいないの?」

「なんでここに連れてくるの。邪魔なだけだよ」

「ふーん。まあ、ここにはいなくても変わりがいるしねー。でも、置いて
 くるなんてかわいそー。今頃心配で心配で夜も眠れてないんじゃない?」

「今は昼。それに一応ここの話はしてあるから」



一部のメンバーが彩花の表情に怒りが現れたのを確認した時リンクは尋ねた


「沙織さんはあの後何してたんですか?旅ですか?」

「まあ?学校行って魔法学校行ってあとは・・・そういえばネス達に会ったねー」

「学校?」


ルイージが呟くとため息をついて彩花は告げた


「あの後、行った場所が沙織と同じ学校だったんだよ」

「何?」


ふとマスターハンドが反応を見せると続けて


「こんな偶然あるかって感じだけど、緋香琉やクロスも一緒だった。・・・
 あぁ、後翔太や伊藤くんも。沙織や翔太、伊藤くんは同じクラスだったし」

「「ええっ!?」」


今度は一同が声を上げると続いて沙織がクッキーを頬張りながら口を開いた


「そ。日本もすっかり面白い事になってたよねー色んな意味で」

「・・・本当に」

「いやーびっくりびっくり」

「ねえ、折角来たんならしばらく泊っていきなさいよ、色んな話聞きたいし!」



数日間沙織はスマブラへと滞在することとなった。そこでとある経験をして

いたソニックはあることを思い出し沙織に尋ねる。新ファイターがいるにも関わ

らず沙織は初めて見る顔ぶれ達と一瞬のうちに打ち解けていた


「なあ沙織、お前彩花と翔太と同じ学校だったって言ったよな?」

「うん。それがどうかした?」

「・・・何もなかったのか?」


ソニックの言葉に数人が深刻な表情をした。一方の沙織は考え込むと


「何もなかったというかうーん・・・どういえばいいかな」

「?」

「全体的には色々あったけど多分ソニックが気にしてるのは2人の事だよね?」

「あ、あぁ」

「沙織、彩花と翔太の事知ってるの!?」


ソニック以上にサムスが反応を見せ沙織は突然の大声に驚いた反応を見せる


「ど、どうしたのさサムス」

「彩花が話したの?」

「ううん?確かに仲悪げだったねえ。最初は何事?って思ったし」

「そう・・・なの?」

「2人のやりとり見てればなんとなく気づくよ。それなら問題ないんじゃない?」


ヨッシーに似通った温和な口調で告げると紅茶を飲んだ


「まあ、全てを知ってるわけじゃないけどねー」

「問題ないって・・・」

「でもその話するってことはそっちはちょっとばかり二人の事知ってるんだ?」


関心するように沙織が尋ねるとサムスはほとんど知らず、過去のある時、

翔太が偶然にもスマブラにやって来てその時彩花と険悪だったと話す


「へぇ、そんなことがあったんだ」

「あの時はどうしたらいいのかわからなくってずっとピリピリしてたわ」

「あーうんうん、私達の時も最初そうだった。でもなんだかんだでなん
 とかなったみたい。それよりこの紅茶、なんか高級な感じがするね」

「当然よ。この私が淹れたんだから!」

「・・・あれ、もしかしてこれ本当に高級な・・・・・・」


その頃、ある程度話したら部屋から離れた彩花はマスターハンドを連れ

乱闘時にファイターを呼ぶ部屋の一室にいた。そんな中彼女は口を開き


「この6年で嫌と言うほど色々あったよ」

「……」

「色んな問題を解消すると同時に色々めんどくさい展開になっていったけどね」

「・・・私が言えることはただ一つ、何事もなくてよかった」


マスターハンドが告げると彩花はただ彼の方を向いていた


「何事も……ねぇ」

「少なくとも、あの時のようなことにはならなかったということだろう?」

「ふっ……まあね。でもその代わりすっごいめんどいことがたっくさん起きた
 けどね。沙織や翔太がいるだけでそうだっていうのに、他にも色んなことが」





「だから、私は話そうと思う」

「話す・・・?」


何のことを言っているのか疑問に思うもバトルと同様、それ以上に真剣な彩花

の表情を見ているとただ事ではないと察した。そしてそれが何か、マスターハンド

はある可能性を見出す。まさか、と思っていた中、それは的中した


「・・・まさか・・・」


「私は・・・自分の過去をあの人達に話そうと思う」


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次回

彩花はマスターハンドに告げた。長年告げることのなかった自らの過去を話す

とファイター達の中で誰よりも強い関わりを持っていると思っている人物を部屋

へと呼びだす。そしてファイター達も長年の謎が解けようとしていた・・・


NEXT 第21話、「歪みの過去」


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