INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第15話、私と貴方の知る彼女

似た容姿だがクッパクラウンに搭載された仕掛けを駆使して戦いを見せるクッ

パJr。一方マリオを始めとした数人はWii Fit トレーナーより出身地日本・京都

とニンテンドーが深い関わりを持つと自らの知識の多さの理由を話すのだった
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「朝ですよー」


Wii Fit トレーナーが部屋に入るとそこには入ってきた事に気づかず寝ている人物が

物音に気付いたのか地面で寝ていた一体のポケモンは目を覚ますと起きあがった


「おはようございます。ゲッコウガ」

「ゲコ」


返事を返すとWii Fit トレーナーはベッドの前へとやってきた

一方食堂は人が次々と集まりにぎわう中リンクは尋ね続けてネスは言う


「いいんですか?」

「なーんか違和感だよね。ロイ以外に起こせる人がいるなんて」


新スマブラになってから数日、ファイター達の立ち位置もはっきりしてきた中

意外と言わざるを得ないWii Fit トレーナーのあれこれを知ったファイターた

ちはガラリと変わったかつての光景から驚きと違和感を感じていた


「いやー楽になったなーあれを起こすのがどれだけ大変か」

「あらー?そうなの?」

「これで起こさなくていいと思うと嬉しいなあ!」

「あら?あらあらあら?」


わざとと誰しもが気づく口調でサムスは聞き返していた。午後3時、珍しく

リビングにマリオの姿は無く彩花は呼ばれるがままイスに座っていた


「実はね。ロイを見て僕も何か出来るようにしたいなって思ったんだ」

「ふーん」


目の前にはティーカップ。しかし中には何も入っていない


「料理は出来なかったんだけど・・・紅茶を入れることを覚えたんだよ」


そういうとポットを持った状態でマルスはティーカップに紅茶を注ぐ


「飲んでみてよ。あ、熱いから気をつけてね」


息を吹きかけ冷ました後彩花は中に入っていた紅茶を飲んだ


「・・・どう?」

「美味しい、けど」


視線を上げると前には安心した様子でマルスは安堵の息をはいた

そんな様子を見てどこか疑いの表情で見ていた彩花は口を開く


「・・・君は何を目指しているのさ」

「え?」

「なにか出来るようにしようっていうのはいいんだけどさ、執事かよ」

「いやーこうして見てると彩花さんも映えますねー」


ふと聞こえた声に振り返るとそこにはピットと新ファイターパルテナの

姿があった。2人の様子を見るとパルテナは頬に手を当て口を開いた


「こうして紅茶を飲む姿を見ていると見た目だけは彩花も貴族に見えますね」

「パルテナ様、冗談でも面白くないのでやめてください」

「あ、ピットにパルテナ様。2人もどう?」

「はい!パルテナ様、頂きましょう」


ピットとパルテナは席に着くと数秒前発したパルテナの言葉に返答を返した


「『何々ですわ』とかそんな事やってるよりこっちの方が合ってるし」

「ピーチ達から聞きましたけど、随分と面白いことになっているそうですね?」


再び紅茶を飲もうとしていた手が止まると彩花はパルテナを見た


「・・・・・・」

「毎朝何を楽しそうにしているのかと思えば・・・案外面白い所あ・・・」

「パルテナ様?氷漬けの刑って知ってます?」


にこやかに告げるとマルスはなんとなく以前から感じていた異変に気付いた

一方ピットは慌てた様子で立ちあがると彩花に向かって叫んだ


「だ、駄目ですよ!・・・マルスさん?」

「・・・・・・」




ふと言葉を止めるとピットはマルスが何かを考え込んでいることに気付いた


「・・・それはないだろ」

「いやいやいや、何かの冗談じゃないの?」

「そんなことありません!」


乱闘棟ではルキナを始め数人がいた。その中でもアイクはルキナの言葉に

否定する。続いてサムスも確認をするがルキナは間違いないと否定した


「以前も彩花と会ったとは聞いたけど・・・別人とかではなくて?」


サムスは信じられないとばかりに否定した。それは先程ルキナから聞いた彩花の話


「強くて優しくてって・・・私の知る彼女じゃないわよ?」

「100歩譲って笑顔が素敵はないだろう」

「2人してひどくないですか!?」


2人に向かってルキナが叫ぶとモニター室の扉が開きその人物を見てルキナは叫んだ


「ルフレさーーーん!」

「ルキナ?どうしたんだい?」

「サムスさんとアイクさんが彩花さんはそんな人じゃないって・・・!」


一部始終を聞き話を理解するとルフレはルキナと同じ反応を見せる


「え?」

「ネールとやらの力で強いのは認めよう。まあ優しいのも認める。だが・・・」


2人が顔を見合わせるとサムスはアイクに続けて告げた


「いつも不機嫌そうで何を考えているのかわからないもの」

「え・・・え?」

「今までだって私たちを困らせるし勝手に行動するしで・・・」

「そんな事ありません!」


一刀両断するとルキナは説得するように叫んだ


「彩花さんとルフレさんのおかげで絶望の未来の運命を変えられたん
 ですから!彩花さんは色々なことを知っていて強くて、凄い人です!」

「・・・それは過大評価しすぎじゃないかしら?」


一歩間違えれば言い争いになりかねない中ルフレは焦った様子で告げた


「えーと、何度も自らの経験談から僕たちを助けてくれたし、考え付かないよ
 うな作戦で戦局をを逆転出来たし・・・僕を始めイーリスの聖王も褒めてたよ」

「そうです!お父様もあいつは凄いって言ってました!」

「ちょっと不思議な人だけど、彼女には僕も感謝してるよ」


新ファイターの中でも、ルフレはアイク同様冷静な人物としてファイター達か

らは認識されていた。元が軍師ということもあり物事の分析には長け、感情

論で一方的な意見は押し付けないだろうと彼の言葉を半信半疑しながら


「・・・おかしいわね」

「むしろそこまで疑う理由が知りたいです」


ルキナが不機嫌そうに尋ねるとサムスはため息交じりに2人にかつての出来

事を話し始めた。ルキナの話がサムス達にとって信じられないものであったか

のように、サムスの話は2人にとって信じられないもののように聞こえた


「彩花はね、もともと戦えないはずだったの。彼女が住んでいる国も平和な
 国で・・・。ここに来たのはもともとマスターハンドと知り合いで、ここを
 創る手伝いをしていたから呼ばれた……そこまでは納得できるの。だけどね」


ここを中心として次々と起こる事件に当然ファイター達は向かう。そんな中

彩花もまた何かしようとついていこうとする姿にファイター達は猛反対してい

た。けれど忠告を彼女は聞かず、むしろ無力だというのに自ら危険な場に飛び

込もうとしていた。そして彼女は、ファイター達の言葉に耳を傾けなかった


「皆彼女を想っての言葉なのに、それを聞かずにね」

「あんたたちがどれだけ知ってるかは知らんが、あいつはそこまで評
 価できるほどの戦いはできないはずだ。協力や仲間意識も違うしな」

「そうね。仲間という言葉が嫌いで、協力するってことを知らないもの。一人
 で戦おうとして、一匹狼のように、私達を差し置いて飛び込もうとして……」

「そんな素振りは見えませんでしたが・・・ルフレさん、どうでした?」

「確かに、最初に村で会った時は一匹狼のようだった。けれど僕の素性
 を知った時、知らないのに、味方になると言ってくれたのは彼女だった」

「……」

「あの時だって・・・ルキナも知ってるだろう?」

「それは・・・そうですが」


2人はなにかの話をしているも2人には何の話をしているのかさっぱりだっ

た。すると振り向いたルキナは意を決したように二人にあることを話し始める


「・・・実は、元々私のいた未来、『絶望の未来』で私のお父様は、未来の
 時代にいたルフレさんに殺されたんです。最も信頼できる、仲間に……」

「・・・え?」  「なに?」

「事前に知っていたのは『お父様は最も信頼できる仲間に殺された』という情
 報だけでしたのが、この時代に来てお父様達と共にして、それに気づいてし
 まった私は、お父様の死止めるためにルフレさんを殺そうとしたのですが・・・」

「それを知ってもなお、現聖王・・・クロムは僕を信じてくれた」

「お父様に止められて、それは叶いませんでした」

「そんなことが……」

「ですが、私は彩花さんに言われたんです。『もしかしたら、私のいた世界
 とは違う結末になる可能性もある』それを信じるかどうかは、任せると」


当時の彩花の言葉にルキナの決心は揺らぎ、踏みとどまったという


「彩花さんの言葉がなければ、私は……」

「僕も、ずっと謎だった自分の正体を知って、信じがたい事実にどうしたら
 いいのか分からなくなった。ルキナに話を聞いた後も、そうなるような気が
 する事が何度かあって、でも、それでもクロムや彩花は味方でいてくれた」

「ええ。どんな力を使っても私がそんなことさせない・・・と」

「これを聞いてもまだ、僕たちの言葉を疑うかい?」


そこには短時間では話せない体験談がある。考え込むとサムスは呟いた



「あんたたちの話が嘘とは思わん。だが……信じ難い話だ」

「元々の彼女を知ってる私達にとってはね」

「!」

「でも・・・・・・。この6年間の間に彩花の身に何かがあった・・・?」

「え?」

「少なくとも、今話に聞いたように私達の知る彼女は誰かを信用する子では
 なかった。あれだけ私たちの言葉を拒否してたんだもの。私達と別れた後
 ・・・X解散後に彼女自身を変える何か大きな出来事があった・・・?」

「だが見た限りではそう大した変化は見られないぞ?気のせいじゃないか?」


真意を確かめるためにサムスは高確率でいるであろうリビングへと移動した

案の上そこに彩花の姿があるもその横ではマスターハンドが凍った状態でいた


「・・・・・・」


氷が割れるとマスターハンドは動きだした


「まーためんどくさいの連れてきて・・・」

「・・・私とてまともにパルテナと会話したことはなかったのだ。まさかあ
 んなクレイジーに似た性格だったとは……これは予想していなかった」


突然過ぎる光景に唖然としていたもののハッとするとサムスは尋ねた


「彩花・・・貴方この6年間でなにかあった?」

「え、なにいきなり」

「さっきルキナ達から聞いたのだけど・・・色んな意味で疑われていたルフ
 レを助けたんですって?ルキナもルフレも貴方を凄く評価しているし・・・」

「評価?」

「彼女達の国を救った救世主だと・・・」


疑いつつもサムスが尋ねる中彩花は考えるそぶりを見せた。数秒後心当たりが

あるかのように声を発すると、大したことはしていないと告げる。本当の救世

主はルフレやクロムで、自分はほんの少し協力をしただけだと


「私はただ今までの経験談を話したり知ってることを話しただけだよ?」


考えたのちサムスは再び口を開いた


「私が知っている貴方とは遠く離れているのだけれど?誰かを信じるなんて・・・」


すると目を細めて聞いていた彩花は唐突に言葉を発する


「・・・初対面で記憶喪失なのに、根拠もなく疑われているのはどうかと
 思うんだけど?サムス達がどこの話を言ってるのかはわかんないけど」

「記憶喪失?」

「出会った時、ルフレは記憶喪失だったんだよ。で、そこはちょっと賊が暴れて
 て自分の名は知っているのに記憶喪失だなんて、実は記憶喪失っていうの
 はクロム達を欺くための作り話で賊のスパイじゃないかと疑われていた訳」

「そんなことが?」


イスに座っていたマルスが尋ねると彩花は引き続き言葉を発した


「ただでさえそこがどこかも分からないというのに国の自警団に疑われちゃ命の
 保証もないと思うのが普通だし。明らかにそんな人には見えなかったからさ」

「それで・・・彼は黒ではないと信じたと?」

「そういうこと」


鋭い洞察力、それはサムスも気づいていた。その上で彼を信じたのだろうと


「なんかね、はっきり言えるわけじゃないけど似たなにかを感じたんだよ」

「似た・・・?そういえば、ミュウツーがそんなような事を言っていたわね」


意外な人物の名が出たことに驚くとサムスは続けて口を開いた


「風格というか・・・雰囲気が似ているって」

「んん?そうかなー。私はルフレみたいなクール系じゃないと思うけどな?」

「まあ、そうね」

「ルフレほど頭良くないしそんな裏の裏まで考えられないし」


新ファイターについて詳しい事は一切知らないサムス達だったが、彩花が話す

内容は驚くものだった。相手の能力を知ることが出来る上、どんな状況でも有

利になる戦法を導き出す人物だと。そして人望も厚く、聖王に最も信頼された人


「時々助言というか、思ったこと言うけど策のほとんどはルフレが立てたも
 のだし。クロムの半身、とまで呼ばれて二人のコンビーネーションの良さ
 は流石って感じだったよ。私も策の立て方を教えてもらったりしたしね」


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次回

マスターハンドは最初の企画「部屋替え」を行うとファイター達に発表する。今ま

で初代とDX、Xと3Uと分かれていただけに今回によって完全に混ぜられるため

ファイターたちは隣が誰になるか楽しみにしながら部屋替えへと挑むのだった


NEXT 第16話、「運だめしの部屋替え」


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