INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第2話、新たな仲間

すま村に住んでいた少年、むらびとはある日聴き慣れない組織『スマブラ』

から招待状を受け取る。ぺりお、元村長のコトブキより組織について説明され

るとファイターとして行くことを決める。出発の日が訪れ村と商店街の人に見

送られながら、故郷である村を後にするのだった
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長い船旅のあと地面に足をつけると街ともいえる賑やかな雰囲気ただよう場所に

降り立った。人々が行き交う中むらびとは手紙を広げると集合場所を確認しながら


「この先にある噴水・・・あ、あれかな?」


目の前には村にあるのと似たようなシンボルマークともいえる噴水が建っており

待ち合わせ場所としては最適な場所と言えるだろう。歩きはじめ近づこうとした

時、同じく待ち合わせをしているであろう人物が立っているのが見えた

ふとむらびとはその人が自分と同じ手紙を持っている事に気づくと駆け寄った


「あ、あの!」

「・・・・その手紙。そう、貴方も新ファイターなんですね?」


自分よりも遥かに大きく涼しげな恰好をした女の人はにっこりと笑うと告げた

その隣にいたこれまた薄着の男はむらびとの姿を見て呟く


「子供じゃないか」

「・・・言ったでしょう?ここに来るのは全員が大人とは限らないと」

「・・・・・・・・」


何がなんだから分からないなか様子に気づくと女の人は再び口を開いた


「はじめまして。私貴方と同じ新ファイターのWii Fit トレーナーといいます」

「は、はじめまして・・・僕むらびと」

「むらびと?変な名前だな。俺はマック、リトルマックだ」


冬も終わり春へと入りかけてはいるもののまだ肌寒く2人の恰好は明らかに

おかしい。そんなことを思っていると背後から声が聞こえてきた


「ねえねえ、これってここで合ってる?」


むらびとが振り返るとそこには人間とは思えない姿の人物がいた。全体が黄色

で丸いフォルム、首や腰といったパーツも見当たらず、にも関わらず人の言葉

を話し人間と同じように手に手紙を持っている


「合ってますよ」


女性はもう一度名を名乗ると「トレーナー」で構わないと告げた


「良かった。ここ初めて来たからよくわかんなくって」

「多分、皆初めてだと思いますよ」

「・・・・・お前はこの状況を見て驚かないのか?」


今まで名乗った以外あまり口を開かなかったマックが尋ねると


「新メンバーの事は知ってますから」

「・・・ってことは他に誰が来るのかとか知ってるのか?」

「えぇ。実際に会ったことはありませんけど」


迷いなく答える中黄色い姿の人物は「パックマン」と名乗った。それぞれが

名乗ると真っ先にパックマンが今回呼ばれた事について疑問を投げかける


「この中にスマブラについて知ってる人っているの?」

「話には聞いてきたけど・・・詳しくは知らないんだ」

「俺も聞いた事あるだけで詳しくは知らん」

「知っていますよ」



さっきから全てを知っているかのように答えるトレーナーは続けて口を開く



「見ませんでした?手紙と一緒に封筒も送られたはずですが・・・」

「見たんだけどいまいちよくわからなくって」

「・・・無理もありませんね。ニンテンドー外ではまだまだ知名度は低いですから」


いまいちよくわかっていない4人に対してトレーナーは付け足した


「彼、パックマンはこの違う空間から来たんですよ」

「違う空間??」

「国、出身地などは皆違うのですが国の上に空間に分けられているんですよ。
 貴方達2人が住む空間はニンテンドー、そしてパックマンが住む空間は・・・
 略してバンナムと呼ばれているのです。私もニンテンドーの人間ですが・・・」
 
「?」

「私自身はニンテンドーの者なんですけど国自体は無所属なんですよ」


そしてパックマンと同じく外の空間から来るものはもう一人いると告げた


「もう一人はロックマンと言いカプコンという空間から来るのですが・・・」

「そもそもそんな空間があるとか初めて知ったぞ。ここがすべてだと・・・」

「・・・あら、どうやら違う人が来たみたいですね」



トレーナーが正面を向くとつられて3人も港の方を向く。すると行き交う人の中

明らかに目立つ姿の2人が歩いてくるのが見えた。腰には剣が差さっている


「皆も怪しいって言ってたけど、どうなんだろう?」

「どうでしょう?国外から文など、これまでなかったですからね」

「文面はすごく怪しいと僕も思うけど、書いてある内容自体は僕たちが
 しようとしていることと同じだし、正当なんだけど……なら直接イーリス
 に来るべきだと思うんだ。聖王の許可なしに僕たちは動けない訳だし」

「この世に悪意をもたらす者の仕業なら見過ごすわけにはいきません!」


距離が遠くての話の内容は分からないがトレーナーは明らかに2人

を見ていた。2人はトレーナーの視線に気づくとぴたりと動きを止めた


「「・・・・・」」


しかし2人が止まった理由はトレーナーではない。その横にいる黄色

い生物だ。2人は疑いの目で見ると一同の間に不穏な空気が流れた


「ル、ルフレさん、あれはなんでしょうか」

「人じゃない……?」

「私もそう見えます。竜族とも違いますし……」

「指定の場所はあそこだ。ということは……」

「まさかあの者がこの手紙を?やはり罠でしたか……!」



「ち・・違いますよ!怪しい人じゃないですよ!」





勘違いをしているのだと気づくとトレーナーは焦った声で手を振ると叫

んだ。その言葉を聞いた2人は顔を見合わせると少しだけ構えを緩めた


「貴方達と同じスマブラの新メンバーです!」

「・・・・ルフレさん。あの生物知ってますか」

「知らない。見たこともないな」

「・・・・えーと・・・・」


トレーナー一人が焦りの様子を浮かべると張本人パックマンが駆け出すと告げた


「へー君たちも新メンバーなの?じゃあ仲間だね!」

「!?」


疑われているというのに警戒することなくパックマンは告げる。危ないのでは

ないかとむらびとは止めようとするが、それよりも2人の先にまた目立つ姿の

人物を見つけた。全身が青く、硬い鎧のようなもので覆われている


「なんだアレは・・・・」

「あ、彼がロックマンです」


ロボットのような部品全体が青の服を身に着けていた。地図を見ながら

やってくるとこれだけ指定された場所に集まっていれば察しはつくだろう

そしてこちらを見て立ち止まった時、やはり関係者と誰もが予想づいた


「・・・・もしかして」

「僕むらびと!新メンバーなんだって?」

「・・・その手紙・・・僕はロックマン」


パックマンを見ていた2人が握っている手紙を見るとロックマンは名を名乗

った。今までやってきたほとんどが自分より大きな大人だったため自分と近い

背丈の少年がやってきた事により心のどこかで安心していた


「スマブラの・・・人?」

「うん。僕も詳しいことは全然知らないんだけど」


ロックマンと名乗った人は辺りを見渡す。むらびとがやってきてから次第に

人数は増え、いつの間にか大所帯となっていた。噴水の前に7人の人間と

生物が集まっていた。そんな一方呼び出した張本人が現れる気配はなく


「思ったより招待された人多いんだね・・・」

「とはいえ、まだ全員ではありませんが」


この中で誰よりも口数が多い人物を見て白い髪の青年は尋ねた


「・・・貴方はこの集まりが何かを理解しているのですか?」

「はい。まぁ・・・まったくの新規となると怪しむのも無理はありませんね」

「なら教えてほしい。これは一体何なのか。僕たちはなぜ呼ばれたのか」


誰しもが詳しいことは知らない。別にこの人だけが疑っている訳ではないの

だ。見知らぬ人からの手紙。聞いたことのない組織と見たこともない生物と人

達、これで疑わないほうが能天気や異常ともいえるだろう


「『スマブラ』・・・スマッシュブラザーズという、世界を危機や脅威から
 守り戦う組織。私たちはその新たなファイターの一員として、選抜され招待
 されたのです。この世界の神、マスターハンドに」

「マスター・・・ハンド?神・・・?」

「とはいえこれは本人を見ないと信用も何もできないでしょう。そう
 ですね・・・貴方達の場合・・・『英雄王』を知っていますよね?」


そんな中最初の一言以降口を開かなかった少女は呟いた


「英雄王って・・・英雄王マルスのことですか?」

「えぇ。彼もまた、この組織に属しているのです」

「「!!」」


2人は驚きの表情を現すと顔を見合わせた。3人の中では話が通じて

いるようだが、周りはまったくついていけずに終始「?」が浮かんでいた


「平和を望むもの・・・一部を除いてですがそんな人が集まっている組織なのです」

「ちょっと待ってください。私達の英雄王は、もう何千年も前の伝説で・・・」

「えぇ。この組織は、マスターハンドによって世界も時空も越えて集ま
 っているのです。だから、全く違う時代の人が集まることもあります」

「そんなこと、信じられるわけが・・・」

「私もただの人間です。情報としてそう知っているだけで仕組みや原理
 は知りません。ですが、貴方たちが想像する存在でないことは確かです」

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次回

次々と集まった者達は中でもこの組織について良く知っているWii Fitトレ

ーナーより説明を受ける。そしてついに全員の新ファイターが集まり、む

らびと達の前に関係者と思われる人物が現れそれぞれが驚きの声を上げ・・・


NEXT 第3話、「選ばれし新ファイター」


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