INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第6章、外国の知恵

想像を絶する残酷な風景に慣れていない彩花は恐怖に襲われる中ガリアの王子スクリミルを見つ

ける。訓練の様子を見てあることに気づくと日は沈んでいった夕食後良い策が出ずに未だ練っていた

セネリオと遭遇した彩花だったが村が襲われていることを知り救出に向かうのだった
_________________________________________


「本当に・・・大丈夫なのですか?あなた方は見たところ魔道士のようですが・・・」


おそらく、さっき手に持っていたファイアーの魔道書を見てそう尋ねたのだろう。その質問に対し



「はい。だって私は・・・魔道士ではありませんから」


答えると少女は何も持たないで飛びだしていく。その姿に女の人とセネリオは驚いた


「ど・・・どういうつもりですか!何も持たないとは・・・ファイアーはどうしたのです!」

「だって確かに魔道書は離れたところから攻撃出来て便利だけど持ってると邪魔だもん」

「な・・・・・」


セネリオの横から離れ賊の前へと走り出すと相手が声を発すると同時に彩花は手を構えた


「フロル」


セネリオと賊の前から消え賊たちの中央に現れると再び消え賊達の後ろに現れる。変化は

少女が消えただけではなかった。少女が現れた直後、賊達の手と足が凍っていたのだ


「なんだこりゃあ!?」


賊達は驚いている。気がついたら手足の自由が利かなくなっているのだから。一瞬のうちに事態

は終わりを迎えたのだ。姿を消しセネリオの横に戻ると驚きの声で尋ねた。これは何か・・・と


「なんですか・・・さっきのは。見たこともない魔法ですが・・・」

「フロルの風とブリザードかな。この大陸じゃないところにある魔法?」


想定外の事態も無事収拾が付き砦に戻る途中彩花は昼間話していた話を出した


「作戦どうするの?」

「・・・というかなぜ貴方がそのことを知っているのですか?まさか・・・盗み聞きを・・・」

「うっ・・・そ、それは・・・気になってつい・・・」


謝るがセネリオは自分を含め誰も気づかなかった事に疑問を持っていた


「ラグズである彼らですら気づかなかったとは・・・」

「あぁ・・・それは離れた場から聞いてたから・・・それに気配を消すの結構得意なんだよね」


無言のまま歩いていると数分後、彩花が口を開く


「この世界に睡眠薬とかないの?眠り粉とか」

「睡眠薬?」


門には多くの兵がいる。だがこちらとしては極力戦闘は避けたい。セネリオの持っていた砦の見取り

図を見ながらふと思いついた策を提案する。避けるのではなく無力化してしまえばよいのではないかと


「料理とか飲み物の中に睡眠薬を入れちゃえば戦う事なく戦力は減るんじゃないかな
 。例え別の場所から増援が来るにしてもここに着くまでには時間がかかるだろうし」

「・・・」

「・・・誰かが仕込んだりする必要があるけど」

「入れた状態で持っていけば・・・それはいい案かもしれません。例え城の者全員を
 眠らせることは不可能ですが・・・砦の門だけでも戦力を減らせば有利になります」

「じゃあ・・・」

「他人の案を受け入れるなど不本意ではありますが・・・明日提案してみます」


それは、昨日彩花が話した案を明確にしたものだった。セネリオの口からアイク達に伝えられる


「・・・というわけで誰かが料理と酒を持っていきます」

「なるほどね。確かに眠らせてしまえば有利になるわ」


一同もこの案に賛成。そして今夜決行と決まりそれはほかの団員達にも伝えられた



「ん・・・?音が聞こえる」


ふと彩花が歩いていると、何かの音が聞こえる。何度も聞いたことのある金属音だ。音のする方へ

近づいていくと、アイクと誰かが戦っていた。そこから少し離れたところに見覚えのある男の人がいる



「キルロイさん。これは一体・・・・」

「アイクとワユが勝負してるんだよ。で、僕は2人が怪我したときに治す役」


一歩も引く様子はなく何度も甲高い音が響き合う。対する少女は、あのアイクに負けることなく

素早い動きで攻撃をかわしては攻撃を切りだす。女性が剣を扱うのはルキノさん以来だが

ルキノさんが戦った姿は見たことがなく少女の姿が輝いて見えた


(なんかかっこいい・・・)


音が止みふと見るとワユっていう人の剣が地面に突き刺さっている



「おしかったなぁー・・・・」

「動きは悪くなかった。だがまだまだだな」



時は流れ夜、作戦通りに3人が兵に向かって食べ物を渡すとアイク達の元へと戻ってきた


「成功したようだな」

「私達は何もしていない。すべて、ミストの手柄だ」

「えへへ・・・」


するとアイクはセネリオに向かって毎度とはいえ想定外の方法に驚いていた


「しかし・・・よくもこんな策が思いついたな」

「いえ・・・これを考えたのは・・・」


セネリオは自分の策ではないことを言おうとしたが言いとどまった。本人にこのことは黙っていて

ほしいと言われたことを思い出したからだ。時間がないと告げると続いてティアマトも


「時間がありません」

「そうね、次の見回りが来るまでに守備部隊を始末し門を開けないと」

「外でライたちが待っている。行くぞ!」


その頃、外ではライを始めラグズの兵達が待っていた。そこには唯一一人だけ人の姿があった


「上手くいったみたい」

「だな」


アイク達に比べこちらの方が比較的危険が少ないと思われるという事で彩花はラグズ軍にいた

最初はラグズ兵たちは良く思っていなかったようだがライの一言によって問題にはなっていなかった


「聞こえたの?・・・あれ、猫って耳良かったっけ」

「ベオクよりはな」


この作戦が成功しますように、彩花は心の中で祈った。アイク達は次々と敵を倒し敵将らしき人物

の元へとたどり着いていた。防御が徹されていたとはいえベオクがいることは伝えられていないのか


「半獣が剣を振るうだと・・・?信じられん・・・一体いつの間に・・・」

「・・・好きなように思ってろ」


そうつぶやくとアイクは剣を抜く。夜ということもあり月の光によって剣の刃はキラリと輝いた

次々と他の団員達も追いつきそれぞれが武器を構える数人の兵士達と敵将は団員達と

相対すると最後の金属音が響き渡る。そしてその音は彩花の耳にも届いていた


「・・・眠い」

「おい!?」


あくびをすると目をこすりながら空を見上げた。戦闘中であろうとも今は夜、時計などないため

今が何時なのかすらわからない。昔の人は月や太陽の位置で時刻を見ていたとは聞くが


「昔の人は・・・月の位置で時刻を見たっていうけど・・・この私にそんな能力は・・・ない」

「オイオイしっかりしろ!もうすぐ門が開くんだぞ!」

「うぅ・・・・眠い」


今にも寝そうな彩花にスクリミルが叫ぶと遠くで巨大な門の扉が開くような重い音が聞こえた

すると一人のガリア兵が走ってきて門が開いたことを報告すると一同の雰囲気が変わった



「門が開きました!」

「待ちかねたぞ!ガリアの兵たちよ!全力で俺についてこい!」


スクリミルの言葉により少し退屈じみていたガリア兵の空気がガラリと変わる。サバンナに生息する

野生動物のような狩りのような目、待ってましたといわんばかりに誰もが怖い雰囲気へと染まっていった


「俺が戦う限り、俺たちは絶対に負けん!一気に雪崩れ込め!」


大声を張り上げると、開いた門からラグズ兵達は化身し波のように勢いよく走りだしていく

さっきまでたくさんいた場所はあっという間に寂しげな場所になってしまった



「さて、俺達も行きますか」

「他の人達は一瞬で戦いの雰囲気になったのにライは変わってないね?」


誰もが豹変させる中戦闘好きなラグズとしてはあまり実感が湧かないいつもと変わらぬ様子だった


「全員が全員猛進的とは限らないぞ?俺も戦いは好きだが・・・ただ突っ込めばいいとは思わない」


ラグズにも性格があるのだろう。ただラグズは猛進的という傾向にあるだけで


「・・・ライってラグズっぽくないね」

「そうか?・・・ははっ、そうかもな。兵達にも言ってはあるが・・・あまり期待は出来
 ないだろうな。周りが見えなくなってるだろうしよ。なるべく目の届く場にいてくれ」

「・・・いいよ。自分の身は自分で守るって条件で来たんだから」


一人でも多くの戦力が必要とされているだろう。無駄な事で足を引っ張ってはいけない

それにスクリミルの側近のような存在ライなら前線で戦わなければならないだろう


「けど・・・」

「ほら、早くいかないと」


============================================

次回

作戦を成功させたアイク達の元へムストンを始め行商人達がやってくるのだった。そして軍議が

始まろうとしたのだがセネリオはなんと彩花を連れやってくる。新たに彩花が加わり軍議が始まる

のだが聞いたこともない難易度の高い会話と単語に何一つ理解できずにいるのだった


次回 第7章、「行商人合流」


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