INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第4章、大侵攻

再会に成功し事情を話すとアイク達から聞かされたのは戦争が起きるという話、町に残そうとする

彼らに対し彩花はこの地で魔道書が使える事が判明したことを告げる。説得の末共に行動することが

決まったのだが3国の連合軍によりかつて見たことのない大勢のラグズに挙動不審するのだった
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「あのティアマトさん、聞いていいですか?」

「なに?」


砦に近づいた時、本当の最終会議が終わって奇襲を仕掛けようとしていた

もうあの大きな赤い人とライと数人のガリアの人たちは別の場所へと移動したようだ


「獅子王・・・って猫じゃないですよね?」


ライは猫・・・あのレテって言う人も猫、モウディさんはたしか虎だった。獅子・・・確か干支で

そんな年があった気がすると自分なりに答えを探そうとしているとティアマトは告げた


「そうね、獅子王は・・・虎・・・とは少し違うわね。もっと大きい・・・見たらわかるんじゃないかしら?」

「じゃあ・・・遊撃隊っていうのは一体なんなんですか?聞いたことはあるんですけど」

「遊撃隊っていうのは援軍というか・・・自由に助けてくれってこと・・・が近いかしら??」

「そうなんですか・・・」


遊撃隊と言えばかつてスマブラのファイターだったフォックス達の属している名だった。あの人

達も依頼を受けて現地に行き依頼をこなすと聞いたことがあった。傭兵のようなものだろうか

その頃、砦の近くで、数名の兵士たちが見張りをしていた。中でも中心にいた男はオロオロしている


「あぁ・・・心配だ」

「ノーズ将軍。今日はただの巡回です。心配されることはないかと」

「あぁ・・・今夜こそ獣たちは攻めてくる・・・ああ、もうおしまいだ・・・」



将軍と呼ばれるには疑問を抱くほど将軍には見えず「心配だ・・・」と連呼していると



「て・・・敵襲!敵襲!ガリアの獣牙族ですっ!獣が攻撃を仕掛けてきました!」




「脆(もろ)い!ベグニオンはこんなものか!敵将はどこだ!?」


そう叫びながらガリアの兵たちは道をふさぐ兵士たちを倒しながら進んでいた。別の道から

アイク達も負けまいと作戦通り獣牙族が苦手とする炎魔道士を優先して倒していく。後方で

あるも彩花も同じ場にいたのだが通り過ぎた時砲台のようなものが目にとまった


(もしかして・・・これがシューター?)


後ろの方にいて戦うことはなかった。というよりは本人は戦場を見ないように目を背けていた

剣を振っていたアイクは敵を倒し進むと目の前にリーダーらしき姿が見えた


「あんたがここの将か」

「ちっ・・・あの臆病者め」


アイク達がたどり着いた時将軍の姿はなかった。スクリミルが叫んだ時勝てないと判断した将軍は

1人で兵士を置いて逃げて行ったのだ。今ここにいるのは将軍の横にいたシジオウという1人の男



「敵軍は半獣だけではないのか・・・?人間が・・・なぜ半獣の群れに混じっている!?」


おそらくガリアの獣牙族と聞いていたベグニオンにとってベオクがいることは想定外だったのだろう

一足遅れて彩花も到着すると目の前にはスクリミルとアイク、敵将らしき人が相対していた


「・・・・っ!」


その瞬間、彩花は目を背けたが既に地面が赤く染まっていた。それは土の色ではない

無意識のうちに一歩下がると直後スクリミルの叫び声ガ聞こえ本人は敵将の元に駆けだした


「貴様の負けだ!」

「獣ども・・・ベグニオンに牙を立てたな・・・」


勝負がつくまではほんの数秒、鋭い爪で体を切り裂くと地面に倒れ込み男は消えていった



「ご苦労さん。おかげで勝ち戦だ」

「はっ・・・もう終わりか?暴れ足りんな。敵は残っていないのか?」

「今回は上手く行ったが敵の数はとにかく圧倒的だ。オレたちは過去
 ベグニオンに言いように支配されてきた。それを忘れないほうがいい」


しかしそんなライの言葉も聞かずスクリミルはラグズ兵たちの前に立つと叫んだ


「俺たちの勝ちだ!ラグズはベオクより強い!俺たちは最強の種族だ!


ガリアの兵達を始め誰もがスクリミルの方に注目していた


「俺たちは勝つ!勝って勝って勝って・・・そして勝つ!」


「・・・なんとも頭の悪そうな演説ですね」


アイクの隣でセネリオが呆れ顔で呟く中近くにいたティアマトは別のことを考えていた


(カイネギス様は・・・メダリオンのことがあるのにどうしてこんなことを・・・)


『メダリオン』それはメダルより少し大きな歯車のようなメダルのような形の物。『邪神の封じ

られたメダリオンある限り、大陸全土を巻き込むような戦乱を起こしてはいけない』


(それをご存知のあの方が・・・なぜこんな戦を起こしたのかしら?)


セネリオは深く考え込んでいた


(幸い・・・3年前の戦いでは邪神は目覚めなかった。だけど今度は・・・)



戦いが終わった後、気になったティアマトはアイクとセネリオにこのことを話しセネリオも同じ考え

を持っていたようでそのことを伝えていた。するとライがやってきた。獅子王を始め何か聞いていない

かとアイクが尋ねるとメダリオンは今セリノスの王族の手によって守られていると告げた


「メダリオンは今、セリノスの王族の手によって守られている。今回の戦いでどれだけの
 『負』の気が捲き散らされようとも呪歌の力で、彼らがそれを鎮めてくれるってわけだ」

「リュシオン、リアーネ・・・それにラフィエル王子だったか」

「邪神をメダリオンに封じたのは鷺の民エルラン・・・。その末裔である彼らは
 『微睡』の呪歌によって封印を解くと言われる『負』の気を抑えることができる」


ティアマトは戦いに専念すればいいのだと確認を取るとライは頷いた


「今回の戦いは、グレイル傭兵団の働きにかかってる。だから・・・ホントに頼むよ」

「まかせておいて、出来る限りのことはするから。ね、アイク」

「あぁ・・・そのつもりだ」



いつもの通り机の周りには主要メンバーが並び地図を広げてあれこれと話し合いが始まった


「ムギルはすでに門を閉ざし防御の姿勢を固めている。フラゲル戦のようにはいかないみたいだな」

「ふあぁぁ・・・ベオクの軍など、どれも同じだ。どんなに警戒しようが所詮、俺たちの敵ではない」

「スクリミル・・・頼むから真剣に聞いてくれ」


前の圧倒的な戦いの勢いでスクリミルは次も楽に勝てると思っていた。そうでなくてもラグズ

とベオクには力に圧倒的な差がある。どうあがいても人が獣に勝てることはまずないだろう

フラゲル、ムギルはベグニオンの要でもあったため敵が準備を終える前に落としておきたかった

そうだがムギルの対応が以外にも早いことに苦戦していた


「セネリオ、どう思う?」

「・・・フラゲルからの逃亡兵の仕業だと思われます。砦の兵たちの戦闘
 は・・・こう言ってはなんですが一国の軍と言うにはお粗末なものでした」

「しかし、引き際だけはすばらしくよかった」


逃げた兵がこちらの情報を伝えたということになる。守りが固められているのにも納得がいく


「当然、これに対応する策は考えてあるのでしょう?」

「正直なところ、フラゲル、ムギルに関しては、電撃戦で敵
 に気づかれぬうちに攻略するって以外に策の用意はない」



何の策もないということにセネリオは呆れた。しかし策を練り隠れたりして戦うのはベオク特有

の戦い方でありラグズは基本そんなことをしない種族なのだ。基本力で勝てるのだから


「それは卑怯者の行い。ガリアの戦いでは最低なことだ」

「相手は獣牙族ではなく、ラグズですらもないことを理解していないんですか?どこ
 の馬鹿者が有利な状況を捨て、敵の前にのこのこと姿を現すと思っているんです」

「ハッ、なるほど。べオクは卑怯者揃いというわけか。この大陸の長であるかのように
 振舞いながら我らとまともに戦うこともできんとは!おい、ライ!ムギルはやめだ!!」

「・・・そうはいかないんだ。ムギルの戦力を残したまま先に進めば・・・背後をつかれる危険がある」

「当然、そうなるでしょうね」


ライの言葉にセネリオも同じことを考えた。そこにスクリミルはさらに声を荒げた


「うぬぅ・・・ではどうしろというんだ?俺は卑怯者共との戦い方などこれっぽっちも知らぬぞ!!」

「だから・・・それを今決めようとしているんだ」


「どこか一箇所でいい。砦の門を開ければこっちのもんなんだが」


ただ一箇所通れる場所を作れば、壁を壊すことができれば人数的にもこっちの流れに持っていける


「よし、それで行こう」

「スクリミル。門を開けるための策はこれから考える所だ」

「考えることはライ、お前の役目だ。俺の副将なら俺が存分に戦えるように配慮
 しろ。これ以上は時間の無駄だ。俺は戦士達と共に鍛錬をやっているからな」


スクリミルは呼びとめるライの声も聞かずに部屋から出て行ってしまった


「・・・話になりませんね。これでよく戦を始める気になったものです」

「正論だけに耳が痛いよ」


スクリミルが外に出るとすぐにとある人物が目に入った。天幕の近くにとある人物がいたのだ


「む」

「あっ」


しまったと言わんばかりにあたふたするが彩花は身体の方向そのまま明後日の方向を見た


「・・・別に話が気になったわけじゃないですよ?」

「あんな小難しい話、聞く気にもなれん」


するとライはラグズに対する習性というより傾向の話を始めた


「ガリアは・・・建国以来自分たちの方から他国に攻め入った経験がない。領地を明け渡し隷属
 (れいぞく)に戻れとちょっかいを出すベグニオン兵を退ける。そんな戦いしかやったことがない」

「・・・経験はなくとも学ぶことはできるでしょう?」


ガリア軍の大将スクリミルは細かいことを推察し戦略を立てたり計画に乗っ取って行動する

事を嫌っている。それはスクリミルだけではなく他の獣牙族もだとライは説明した


「己の力を過信し、目の前の敵をそれこそ多く倒しさえすれば敵に勝てると思って
 いる。べオクを相手にして・・・それがいつまで通用するのか考えようともしない・・・」

「獅子王が軍を率いるわけにはいかなかったのか?」

「無理だな。鳥翼族と違い、俺たち獣牙は地を駆けての大遠征になる」


一度国を出たらそう簡単に短期間で戻れるというわけにはいかない事を意味している


「力によって王を決めるラグズ・・・次期国王があの野獣だというなら
 ここで戦術を学ばせておきたい・・・そんなところじゃないんですか」

「ご名答」

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次回

ガリア軍とグレイル傭兵団は行きつく間もなくムギルへと進んでいく。ベグニオンの中でも要

となっているムギルもフラゲルと同様に落とさなければならない場所なのだが突破口が見つ

からずに苦戦していた。もうひとつラグズに関する傾向的にも難しいものがあり・・・


次回 第5章、「ラグズとべオク」


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