INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第2章、クリミア王国

クリミア王国を目指し歩いていた彩花は上空から槍が降ってくることに驚くが上空で行われているのは

ベグニオン竜騎士団に襲われたリアーネ姫を助けるためにエリンシア、マーシャ、偶然通りかかった

ハールが戦っているのだった。無事退けるとエリンシアはなぜここにいるのかと尋ねるのだった
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ふとエリンシアはどうしてここにいるのか気になり聞くと、アイクに会いに来たとか。しかしアイク

は爵位を繁盛した後再び傭兵団の仕事を再開するためにクリミアから出て行ってしまった


「なんと・・・!」

「~~~~~~~~(アイク様、いないの?)」

「グレイル傭兵団の消息でしたらアイク様と親交の厚いライ様のほうがよくご存知だと思います」


戻ろうという二アルチだがリアーネは捜すとまで言いまったく聞こうとしない



「こ、困りましたなぁ・・・」

「・・・せっかくクリミアまでおいでになられたのです、この
 ままお帰りになられるより王宮までいらっしゃいませんか?」

「なんと!」

「個人的なお客様としてお招きしますから、そちらのお時間の許す限り何日でもご滞在
 ください。その間にグレイル傭兵団の現在の行方を探してみましょう。いかがですか?」


その言葉にリアーネの表情が明るくなった。二アルチの言葉によれば喜んでいるようだ


「ありがとうございます」

「こんな素敵なお客様ならいつでも大歓迎ですわ」




(これが・・・・クリミア城!?)




目の前に大きくそびえ立ついかにも城っていう形の建物。人々が行き交う中変わった風柄の

服を着た彩花は周りに対し目立っていた。ここが目的で歩いてきたのだが無事辿り着いた

安心感すらも周りの建物の何倍もの大きさの建造物によって吹き飛ばされた


(ハイラル城よりも大きいんじゃ・・・)


サザの話によると一番手掛かりを掴むことができるのはクリミア城の王女様に聞くことだった



(やっぱり見張りの兵士が・・・)


見張りの兵士がおり簡単に入れるとは思えない。アイクの知り合いとは言えそれを証明できる

ものはない。となると下手をすれば捕まってしまう可能性もこの世界なら考えすぎじゃないだろう


(本人がいればいいけど・・・サザ曰く色んなところを転々としてるっぽいからいる可能性は低いって
 言ってたし・・・いや、でもいかないことにはわからないわけだし・・・どうしよう・・・どうする・・・?)


兵士の手には槍が握られており最悪の場合その場で切り捨てられる可能性もあるのだ

物騒なものが見えているため安易に近づくことはできず変わった身なりをしていることは自分でも

百も承知のため怪しまれるのは間違いないだろう。現に街の中で人々の視線を感じた


(やはり頼らずに自力で探すか・・・けど・・・)



女王と言えばイメージはとても自分勝手で威張ってるイメージしかなかった。実物を見たわけでも

関わったこともないがそんなイメージがある。住民の意見に聞く耳持たず自分だけが裕福な生活を

する。尚更こんなどこから来たかもわからない庶民の頼みを聞いてくれるとも思えなかった



「うーん・・・・うぅ・・・」

「どうしたのです?」

「・・・・へ?」


声をかける勇気が出ずに唸っていると後方から声が聞こえた。振り向くと緑色の髪の女の人とピンクの

ショートヘアの女の人がいた。さらに後ろには・・・見覚えのある白い翼・・・の生えた女の人の姿があった


「あ・・・えーっと・・・」

「迷子・・・ですか?」


彼女らに比べ彩花の身長は低く一見子供にも見えなくもないだろう。現に彩花は大人と呼べる

存在ではない。まだ目的は達成されていないというのに、なにも解っていないのになぜか嬉しく

なった。この地に来て初めて人と言葉を交わしたのだ。途切れ途切れになりながらも彩花は答える



「違います・・・その・・・このお城に・・・・用が・・・・」

「クリミア城に?」

「う・・・ええと・・・あえていえばある人を探していて・・・・その人について聞きたい事があって・・・」


やぱり戦争中は女の人も戦うのか。前方の2人は鎧にも見える武装をしていた



「わかりました、ここで話を聞くのもなんですから中へどうぞ」

「え!?」


思わず拍子抜けした声が出た。城の関係者だったのかと驚くとさっきより大きな声で尋ねた



「・・・お城の人?」

「えぇ、まあ」



ただでさえ難所である「城に入る」ということを簡単にクリアしてしまった。というのもこういう場所

は主である王や貴族に許可をとって初めて入ることが許されるのではないかと疑問に思い


「え・・・・でも許可とかは・・・・」

「いいのです」


どうぞと案内されるといいのかと思いながらも門をくぐった。身をかがめながら辺りを見渡すと基

本石で出来ているようでそれは本や写真で見る城そのものだった。石畳で道が出来ているだけ

ではなくその周りには鮮やかな草木が彩られ職人によって整備されているように綺麗だった


(隣の国があんな状態だったし普通スパイとか疑わないのかな・・・)



中も絵にかいたような城のように壁にいろんな壁画が飾られていた。赤いじゅうたんの上を歩き扉を

くぐると前の方に一つのイスが置かれた王座らしき場所にやってきた。天井は高く思わず見上げてしまう


「うわ・・・・・広・・・・・・」

「エリンシア様!お客様が!」


兵士らしき人が大声を張り上げて入ってきた


「わかりました、マーシャ、彼女を先に客間に案内して」

「はいっ!」


マーシャに案内を頼んだ後エリンシアは歩いて行ってしまった。打って変わってピンクの髪の人

に案内されると扉を抜けまた長い廊下を歩いて行く。その途中で先程の会話に違和感を感じた



「エリンシア・・・・様?」

「こちらです!・・・ってどうしました?」


何かを呟いた事に気づくと少女が尋ねる。さっき兵士らしき人はあの緑の髪の女の人の事を名前に

『様』をつけていた。聞き間違いなどではなく様というのは皇位の高い者につけられるイメージがある



「様って・・・・あの人・・・まさか・・・偉い人?」


おそるおそる質問を問いかけると少女は茫然とした表情の後にこやかに告げた


「あの方はこの国の女王様のエリンシア様ですよ?」

「・・・・へ・・・・?」



高級そうな部屋に高級そうなイスに座って待っていると話が終わったのか女王と教えられた人物

エリンシアが二人の人を連れてやってきた。一人は中年の男の人でものすごい鎧を着ててもう一人

は鎧を着ており頭のほとんどが甲冑に隠されているが美人に見える女の人




(女王様・・・?)





数秒間、言葉を発することなく女の人の姿を見ていた。言われてみれば普通の人には見えない

オーラのようなものが見える。実際に見えるわけではなく見た目からそう見えただけである





「え・・・ええと・・・なんかすみません。女王様だなんて知らなくて」

「え・・・・?一体どこから来たのですか?」





どこから、というのは出身地を表しているのか、単に来た場所を示しているのか。だとすれば答

えはデイン。だがデインにて聞いた話は3年前この国とデインは争っていたとのこと。終戦した

とはいえデインとクリミアは温厚な関係ではないだろう。だとすると答えないほうが吉なのか




「え・・・ええと・・・」




迷ったのち、嘘をつくわけにもいかないので本当のことを話した


「その・・・デイン・・・から」

「デイン?」

「あっでもデイン人じゃないですから!スパイとかそういうことは決してないですから!」

「まだ何も・・・・・・」


焦り叫ぶ彩花に対し唖然とした表情で女王様は呟いた。その表情がさらに焦りを呼びどう返答すれ

ばいいものか、どう説明すればいいのか思考がまわらず焦っていると近くにいた男の人が尋ねる


「遠くから来たのかね?」

「遠く・・・といえば遠くです」


そうですかと告げると直後女王様は申し訳な下げな表情で謝った


「すみません、話を聞くと言ったばかりなのですが今はそれどころではなくなってしまって・・・」

「え・・・?」


話を聞くと、このチャップっていう人とネフェ二ーっていう人は元々は村に住んでいたのだけど

フェリーレ公の企みを知って伝えに来たとか。というのも各地でこの人の政治に対する不満から

起きた暴動のようでそれは各地で起こりつつあるという事だった




(つまり・・・どういうこと?)





思考がまわらずに心を落ち着かせながら深呼吸すると状況を整理する

つまりこの地ではこの城の方針に対する暴動が起きつつあるということだ




(・・・っていいのかな、素性も知れない人にこんな事話して)




「・・・私の事を知らないそうですね?初めまして。私、クリミア王国王女エリンシアと申します」

「えっ」


改めて身分と名を聞いたのだがまたしても外国人風の名前。自国からすればその他の国に

住んでいる者は皆外国人なのだがカタカナ表記で表されそうな発音が外国人風と判断した

さらにはいかにもと言える高貴な雰囲気と丁寧な言葉に言葉を失った


「・・・貴方の名は・・・なんというのですか?」

「わ・・・私は・・・彩花・・・です」


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次回

城の中へと案内してくれた女性がこの国の王女だった事を知り唖然とする彩花。イメージとは180度

変わった温厚な言葉遣いと振る舞いに不自然さが言葉と行動に表れてしまう。一方エリンシアを始め

としたクリミア国民はエリンシアの事を知らない存在、ここから離れた大陸からの来客に驚くのだった


次回 第3章 「知り得ぬ言葉」


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