INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第二部、序章、上空戦

デインを取り戻すことに成功し同じ大陸の中に存在するクリミア王国にかつて会ったことのあるアイク

の存在を知った彩花はアイクを探すためデイン復興に尽力するミカヤ達に別れを告げトパックらと共に

デインを去るとガリアとクリミアの分岐点で彼らラグズ解放団とニケ、ラフィエルに別れを告げるのだった
_________________________________________

3年前の戦いにおいてデインの侵略を受けたクリミア王国は新王女エリンシアのもと

同盟国ガリアの協力を得ながらすこしずつ復興を重ねていった。しかし温厚なやり方や

もともとその立場でなかったはずのこともあり貴族達からはあまり受けいられていなかった






「・・・・・・・・っ」


クリミア王都メリオル近郊。女王エリンシアは天馬を傍に置き町を悲しい目で見つめていた



「エリンシア様ぁー!」

「?」


遠くから女の人の声が聞こえると翼が羽ばたく音と共にその姿は表れた。彼女にとって

よく知っている一人の少女の姿が天馬に乗ったまま降下すると彼女の元に近づいてきた


「マーシャ・・・・・どうしたのです、こんなところまで?」


よっぽどの事がなければ彼女がここへ来ることはない。尋ねるとにこやかな笑顔で彼女は答える


「ルキノさんに言われてお迎えにあがりました。お部屋にも
 お庭にもいらっしゃらないから多分、こちらじゃないかって」

「ごめんなさい・・・手数をかけてしまいましたね」


申し訳なさそうに告げると焦ったように声を荒げながらピンクの髪の少女マーシャは答えた


「いえいえ、そんな!これが私の仕事なんですから全っ然きにしないでください」

「王宮がこんな状態になるとわかっていたら・・・別のお仕事を紹介したのにと・・・」



数刻前、さっきの王宮会議で意見に対し手厳しい反論に心身共に疲れたエリンシアは

気分転換のためここへ来ていたのだ。城内ではみられることのない緑豊かな草原と一望できる

街の景色が疲れた彼女の心を癒していた。これは今日始まったことではない


「あ!もしかして・・・お貴族様の陰湿ないじめのことですか?」

「え?」

「『女王の犬』!とかなんとか・・・言いたい放題ですよね、あの方たち」



エリンシアに仕えている者たちまで被害は出てしまっているようだ。だが今まで聞いていなかった

だけに彼女の言葉に対する衝撃は大きなものだった。なによりも申し訳ないという気持ちが表れた


「ご・・・ごめんなさい!やっぱりあなたも嫌がらせにあっているのですね?」

「わわ・・・・どうしてエリンシア様が謝るんですか!?こんなのどこでもありますって」



帰る前にエリンシアは顔なじみのカリルの店でお茶とお菓子を貰おうと城とは逆の方向へ天馬

に乗り飛んでいく。彼女の作る者はおいしいと評判なのだ。というのもクリミア城内で人気があり

彼女のお菓子を食べるために寄る者も少なくない。すると、マーシャが何かを見つける


「あれ・・・なんでしょう?」


空中を飛んでいるため比較的360度見渡せるのだが自分達が飛んでいる場よりも低い高度

前方で雲の隙間から何かの姿が見えた。空中を飛ぶ鳥にしては大きく不自然な形をしている

そう、その形はまるで人。前方に人の姿が見えたのだ


「こんな所に人・・・?」

「でも・・・天馬も竜も・・・!」


エリンシアが言いかけたところで奥にいるもうひとつの存在に気付いた。始め2人は黒い翼と白い翼

が目に入った。だが奥の方でさらなる数人の存在に気付いたのだ。それはここにいるはずのない存在


「おいおい、俺たちずいぶんついているじゃないか、あの娘・・・
 セリノスの王族が生き残っていたって噂は本当だったんだな・・」


男達の言葉に白い翼の少女は聞きとれない言葉で叫ぶ。すると隣にいた黒い翼の老人が言

葉を発した。すると一通りの言葉を聞いた後竜に乗った男たちは笑い声を上げながら告げた


「おい、、そのカァカァやかましい鴉はたたき落とせ、年老いた鴉など誰も欲しがらん」

「リアーネ様!お下がりください!」

「あれは・・・マーシャ!」


エリンシアが叫ぶと威勢のいい返事が聞こえマーシャは前方に飛んでいく


「こらーーーー!待ちなさーーーーい!」



横から聞こえた声に気づくと竜に乗った男たちは天馬に乗った2人を見て舌打ちをした


「ちっ聖天馬騎士団か。なぜこんなところを飛んでいる?」

「貴方達、ベグニオンの聖竜騎士ですよね?どうしてクリミアの領空にいるんですか!?」


正式な手続きをしたとは思えない。本来あり得ない状況にマーシャはここにいる理由を尋ねた


「こっちには正統な・・・・・・」

「マーシャ、待って」


勢いのまま隣にいる人物の事を話そうとする、が言葉は隣にいた本人によって遮られた



「ベグニオンの竜騎士たちよ・・・・・・一度だけ警告します。すぐにここから立ち去りなさ
 い。私はクリミア女王に縁ある者、クリミア領を侵す者は撃退しなければなりません」

「はっ!女王だと?我ら帝国を頼って国を得ただけの女ではないか」

「な・・っ!」


挑発と取れる言葉に反応するマーシャに対し落ち着いた表情のままエリンシアは告げた


「言葉だけでは分かっていただけないようですね。仕方ありません・・・」


そして腰に刺さっていた剣を引き抜くと鋭い目つきに変わり構えた。その様子を見て

隣にいたマーシャも手に持っていた槍を構えた。数秒後、マーシャは告げる


「エリンシア様、竜騎士団はごろつきが多いものの腕は確かです。
 だから手加減はいりません、手加減なしで行きましょう!!!」

「えぇ」


その頃、空中とは通り地上、自国の中では珍しいコンクリートによって整地されていない道を

歩いていた。道行く先に見えるのは道、遥か遠くに城のような神殿のような建物の頂上が見えた


「・・・・ん?」


不穏な空気を告げる風が吹いた気がした。はっきりとした言葉は伝わらないが異変を感じさせた


「・・・気のせい?」


あれから移動するごとに辺りを警戒しながら進んでおり運がいいのか問題に巻き込まれる

ことは無かった。故に一瞬であれ感じた不穏な空気に気持ちだけ警戒態勢に入る



「ふぁぁ・・・・眠いな。おい、相棒。疲れたんなら少し休むか?・・・・・・それで
 なくても配達が遅れてるのにさぼるなって?なるほど、もっともな言い分だ」

「あ!ハールさん!ハールさんじゃないですか!」


黒い翼の竜に乗り飛んでいる途中遠くから聞き覚えのある声が聞こえた。近づいてきたのは

記憶の中でクリミア王国に仕えていた少女。辺りを見渡すと明らかに嫌な空気が流れていた



「助けてくださいよーーーー!通りかかったのがジルならきっと助けてく
 れたもの!だからハールさんも・・・お願いっ!この通りですからっ!!」

「・・・仕方ない。まったく気は進まんが・・・手を貸してやろう」


一回は断るも長々と話を聞かされハールは片手に斧を持ちエリンシアの元へ飛んでいく



「ハール様!あなたはデインのハール様ですね?どうしてここに・・・・」

「久しぶりだな、エリンシア女王、荷運びの仕事の途中だ、偶然
 通りかかった所をあのマーシャっておせっかい娘に引きとめられた」

「まぁ・・・それはすみません、あなたには関係のないことなのに」


またしてもエリンシアは沈んだ表情で告げた。これは作っているのではなくこれが彼女なのだ

以前も会ったことのあり当時も同じことを思ったハールはそんな彼女を見て口を開いた


「・・・前から思っていたが、あんたは随分と腰の低い王族だな。
 そんなんじゃ、下の者に付け入られるばかりじゃないのか??」

「す・・・すみません」

「まぁ・・・俺は嫌いじゃないがね、女王自ら帝国相手に喧嘩売っちまう所なんか特にな」


そう告げるとエリンシアを追い越し竜は飛んでいく。立ちふさがるベグニオン騎士団に対し

もろともせず勝ち進んでいく。負けずとエリンシアとマーシャも奮闘する


「・・・ん?」


またしても異変を感じ彩花は立ち止まった。さっきは風という曖昧なものだがこんどは遠くから

何かがぶつかった音がしたのだ。すると前方に何かが落ちると地面に突き刺さった


「・・・えっ」


目の前に落ちたのはどこからどうみても間違えようのない槍。刃は見事に地面に突き刺さっている


(えっ!?空から槍!?)


普段することのない人が珍しい事をすると雨が降るとか槍が降るとはよく言うが実際に槍が降ると

思う人はそうそういないだろう。そもそもそんな事があるという事自体思わないだろう



「よう・・・ぜフレンじゃねえか。なんだって竜騎士団がクリミアの空を飛んでるんだ?」

「おまえ・・・ハール!?」

「諜報活動のついでに主へのいい土産を発見した・・・ってとこか」

「うるさい!この恥さらしが!」


男は叫ぶと勢いよく迫って行く。それに対してハールもまた斧を握り直すと


「来いよ・・・相手になってやる」


空から目の前に槍が落ちると言う事態に彩花は思考が飛び立ちつくしていた


(・・・この大陸は、空に街か何かでもあるのか?)


上を見るが雲の合間から見えるのは空でそんな建物らしきものは一向に見えない

それより上にあるとしてもあるのなら遮られることにより空なんて見えるはずがない


「頭上にも注意しなきゃいけないのか・・・」


思わぬ助勢もあって、帝国軍を追い返すことに成功した。竜騎士の姿が見当たらなく

なった事を確認するとエリンシアは鞘に剣をしまい2人の元へと飛んで行った


「リアーネ姫、怖い思いをさせてしまいましたね。大丈夫ですか?」

「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
 (エリンシア様!助けてくれてありがとうございます!またお会いできてうれしいです)


白い翼の少女に問いかけると帰ってきたのはエリンシア達が話す言葉とは違う言語この大陸に

古くから伝わる言葉、人はそれを古代語と呼び主に昔から生きているラグズの一部が使うのだが


「あの・・すみません、私は古代語が分からなくて・・・・」

「こほん、この爺(じい)めの出番ですな、リアーネお嬢様は
 助けていただいたお礼と再会の喜びを述べられておいでです」

「まぁ、そうなのですか、私もとてもうれしいですわ、ガリア王宮にご挨拶に伺おうと思い
 ながら公務に追われ果たせずにおりましたから。リュシオン王子もお元気でしょうか?」

「~~~~~~(はい、兄さまも元気です)」


==========================================

次回

彩花はついにクリミアに無事着くが、クリミアの城の迫力と見張りの兵士に圧倒され話しかける

にも話しかけられず迷っていたところにある人たちが現れる。するとその人達は許可を取るまでも

なく彩花を王宮の中へと案内しついに彩花はこの国の女王様と対面するのだった


次回 第2章、「クリミア王国」


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