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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第5章、集いし希望

遺跡にて歌声が聞こえた彩花は導かれるように遺跡の中へと行くと女王ニケとオルグ、ラフィエルと

遭遇する。ガリアへと向かう彼女達と行動を共にすることに決まるとサザの言葉で思わぬ事を知る

この大陸はかつて出会ったアイクの故郷だというのだ。僅かな希望に少しだけ光が見えるのだった
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「次は、捕虜を助けるために収容施設を攻撃することになった」

「あんまり多人数で行くのはよくないと思うから・・何人かは待ってもらうことになるわ」


突発的に出た単語に思わず反応した。聞いたこともなくどんな意味かわからず


「ホリョって・・・なに?」

「まぁ、簡単にいえば捕まった人々と言うところか」


この世界にとって常識的な事でも聞いたことのない言葉がいくつもあった。ミカヤ達は予定通り

捕虜たちを助けるために収容所へと向かう。周辺を見回った後ミカヤのもとに戻って来たサザは


「タウロニオ将軍の部隊がうまくやってくれているようだ。見張りの数が少ない」

「そうね、敵が油断しているうちに内部から制圧しないと」


その頃、ペレアス王が待機している場に彩花もいた。そんな彩花はとある人物の元を訪れる


「ララベルさん、ムストンさん」

「どうした?」

「・・・・この世界の戦いについて、色々と教えてほしいんですけど」

「戦い?」


これ以上、迷惑をかけるわけにはいかない。微力であれ知っていることと知らない事では差は

大きい。ある程度戦闘の知識があれば、僅かとはいえ危険を回避する事が出来る。かつての

話を聞いた中でも大半の話が理解できず、そんな自分ではいられなかった


「・・・わかった」

「私たちに出来ることなら協力させてもらうわ」


ミカヤ達が着実に進軍を進めていた時、遠くからサザを呼ぶ声が聞こえてきた


「サーザー!助けに来たぞー!」

「トパック!?」


かつての戦友ともいえるべき存在だった青年とパック。会うなり身長のことで何かをいうなりサザは

呆れていたがこの状況で戦力が増えたことは実に心強く、力を合わせて進軍を進めることに



「大丈夫ですか!?」



鍵を使って牢屋の扉を開けると鎧を身にまとったやつれた男の人が顔を上げた


「奇跡の乙女!?あぁ・・・よかった」

「しっかりしてください!」



「きっと・・きっと来てくれると待っていてよかった」


次々と捕虜の人たちを助け出し扉を開けて外へ逃がす。目的を達成し戻ってくると

ミカヤは何かを見つけた。屋外と呼べる場所でムストン達と彩花が何やら話をしていたのだ


「つまり、魔法には炎、雷、風が基本であとは光、まれに闇もある
 それぞれさっきも言った通り剣、槍、斧と一緒で相性ってのがある」


「うわ・・・すでにわけがわからないよ」



話しかけようと近づこうとするミカヤをララベルが止めた


「偉いもんだね。迷惑をかけまいとこの世界の事と戦いについて教えてほしいって
 言い出してね、さっきから皆で説明中さ。どれも縁がないみたいで興味津々さ」

「え?」

「迷惑・・・・・そんなことないのに」


「えぇっ!?斧って投げるんですか!?」

「ちなみに槍も手槍ってのがある」

「槍はまだしも斧を投げるって・・・戻ってくるんですか」


突然の大声にメンバー達は視線を動かした。しかしその様子に気づかず少女は真剣な目つ

きで説明を延々と聞く。すると区切りがついたとことでミカヤ達に気づいた彩花が走ってきた


「よかった、やっぱり大丈夫だって思ってても心配になるんだよね」

「えぇ・・・・・」

「今ね、ララベルさんとムストンさんに色々教えてもらったんだ。風魔法とか光魔法って聞いたことな
 いんだよねー炎と雷はいろんな世界にあるけれど。あ、闇魔法は使える人が限られてるんだって?」


すると彩花は見覚えのない人物たちがいることに気づいた。その3人は少女を見ると唖然

というか苦笑いした表情でいた。そのうちの一人の青年がサザに向かってこそこそと尋ねた


「大体の話はサザから聞いたけど・・・・」

「こいつはトパック、そんでこっちが・・・・」

「ムワリムにビーゼ!」


赤い髪に赤いマントのようなものをつけた人とものすごく大きくてどこかの大工のように頭に

白い布をつけている人、そして黒い翼を生やした一言で言うなら「美人」な女の人



「もしかして、そこの赤い人は魔法使えたりする?」

「え?どうしてわかったんだ?」

「やっぱり。だって服装がいかにも魔道士!って感じだもん」


夜、月が出て綺麗と言える空が見えるのだが心の中は風景とは裏腹に不安しかなかった

そしてまたしてもよっぽど経験することのない地面、固い地面の上で寝るという行為


(固い、冷たい・・・これで寝られる訳がない)


どうにも寝られる様子がないためため息をつくと外へと出た。この大陸へ来てから数日、運よく

生きていることに驚く半分いつになったら帰れるのかと先の見えない状況に恐怖していた


「!?」


その時、近くで何かの気配がした


「ほう、案外勘は鋭いんだな」

「!」

「昨日も外に出ていたな。そして外で寝ていた」


目の前に現れたのは初めて会った日からどこか苦手意識が芽生えていた口調のきつい

人物サザだった。今もなお睨んでいるかのような目で見ていて緊迫した空気に強張る


「どうにも窮屈というか寝にくいというか・・・」

「・・・・・・」

「えっと・・・危険だっていうのは分かってるんだけど・・・自分の身は自分で守れるから、多分」

「どういうことだ?」


目を合わせないように視線を逸らしながら言うと拍子抜けした声で尋ねた


「町に流れ着く前は・・・ある場所を旅してたんだよ。色んな場所を旅して色んな魔法を教わった
 から、少しくらいなら魔法が使えるんだ。その時は魔物と戦ってたんだけど・・・人と戦うなんて」


魔物は幾度となく戦ってきた。けど自分と同じ人と戦ったことなんてない

殺し合いだなんて、かつて想像したこともなければ起こるとも思っていなかった


「いや、そんな甘い考えじゃ生き残れないってわかってるんだけど・・・」

「すまなかった。あんなことを言って・・・ミカヤの言うことも一理ある」

「ミカヤの言うこと?」


尋ねるがサザはなんでもないとそっけない返事を返した


「だが、極力気をつけるが悪あくまでミカヤ優先だからな、あんまり危険なことはしないでくれ」

「・・・・ミカヤのこと、大事なんだね」

「・・・・・・」

「姉みたいな存在なんだって?羨ましい。自分には・・・兄弟なんていないから」


次の日、昨日少し会話したからか今までより苦手意識は薄くなっていた。が突如数日前にサザと

会った一人ムワリムさんの様子がおかしくなり一同は駆け付けた。化身したり元に戻ったり


「ムワリム!なりそこないなんかになっちゃだめだ!」


その後同じく事態を聞きやってきたラフィエルさんの能力、呪歌によって一時は終息する。

原因はイズカがムワリムにとある薬を飲ませた事だそうだ。またしても聞いたことのない

言葉にミカヤも初めて聞いたようで尋ねると


「なりそこないって?」

「化身し続け死ぬまで戦う。それがなりそこないだ」



意識に関係なく強制的に戦い続けるらしい。まるで奴隷みたいだと思った。今回の一件でトパック

とイズカの間に何かの壁が出来てしまったそして、さらに翌日、ある情報がミカヤ達の耳に入る


「デインの捕虜をシフ沼で処刑すると情報が入ったの」

「それ・・・罠じゃ」

「けど、このまま放っておけないわ」


罠だろうとミカヤもサザも考えていた。危険な行為だが見過ごすわけにもいかずミカヤの意見を

尊重し助けに行くということになった。執行日は明日、落ち着かない状況が続いていた





(処刑って・・・殺すことだよね)





誰しもが口をそろえて罠だと言っていた。どんな罠が待ち受けているのか素人同然の彩花

には何の想像もつかなかった。考えても無駄だと分かっていても考えずにはいられずいると




「・・・あれ」




遠くで誰かの姿が見えた。何かを探しているように辺りを見渡していた



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次回

とある人物に遭遇した彩花に対し少女は他の人物達とは違う対応に疑問に思う。そして

この国の事態に慣れようとあらゆる手段を用いて試行錯誤するが思わぬ結果に唖然とする

そして、彩花は暁の団の一員に自国で過去に起きた戦争の話をするのだった


次回 第6章、「歴史と違い」

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