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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第4章、確かな情報

ミカヤは彩花の頼みを受け入れ元の国に戻れるよう協力する事を伝える。希望が見えさらなる

解放軍を増やし一同は先王アシュナードの子息がいると噂を聞きつけ砂漠の中へと足を踏み

入れる。遺跡を見ていたミカヤ達に縄張りを侵したと判断したラグズが襲いかかるのだった
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「これは・・・?」


同じ場に積まれているのは剣、槍といった戦いに使用するようなもの。戦いに関係なさそうなものが

なぜこんなところにあるのか疑問に思いながら見ていると隣から気づいたララベルさんが告げる

「それは魔道書だよ」

「これが・・・!?」


巻物のようなものをイメージしていたが見た目は完全なる本。ここからどうやって魔法が

出るのか疑問が絶えないがふと一瞬、遺跡の中から物音が聞こえた気がした



「遺跡の中から・・・?」


柱が倒れたかのような鈍い音が響く。無言のまま遺跡の中を見つめていると止むことなく

吹いていた風から声が聞こえた気がした。気のせいなどではなく傷をいやすミカヤのように

これもまた彩花に備わる特別な能力。これはとある人物の名残。遺跡の中に入ると

外からは聞こえなかった誰かの透き通るような歌声が聞こえた気がした



「これは・・・・歌?」



自分達が話す日本語とは違う。耳をすませ声の聞こえる方に近づくが英語でもなく

この国特有の言葉なのか。かといえミカヤ達暁の団は自分と同じ言葉を話していた

進むんだ先にいたのは奥にいたのは狼二匹と白い翼をもった男の人だった



「どうしてここに・・・?」

「歌が聞こえて・・・・今の歌は・・・」


そこにはミカヤの姿もあった。この人たちはハタリという国から来たようで砂漠の向こうに

国があったことはミカヤやサザも知らなかったようでガリアに向かっている途中だと話した


「ガリア・・・って国名?」

「そうよ、ラグズの国よ」



ガリアに向かう為にはデインを通るのだがラグズにとってデインを通るのは難しい。理由は言う

までもなく差別の為だ。もう一つの道クリミアという国に向かうことによりガリアへと行けると

一同はクリミアを目指すハタリの女王ニケとオルグ、ラフィエルと共に行動することとなった


「・・・・・・」


目の前にいる人物。白い衣服だけで相当な高貴さがにじみ出ているが真っ白い翼が生えていた

見た目は人の姿をしているが装飾としてついているわけでなく生えているかのように動いている


「羽・・・・・」

「そこまでめずらしいか?確かに珍しいが・・・」


自分の反応に対し珍しそうに尋ねるニケに対しサザは事情を説明した


「それは・・・災難だったな」

「しかもこんな争いが起きているとは知らずに・・・」


遺跡から出ると再び砂漠の中を歩きだす。未だ噂通り先王の子息に遭遇していないが

ニケ達の目的を達成するために一同はクリミアへと向かう事と決める


「クリミアなら、あの人がいるからな。・・・グレイル傭兵団アイク団長なら・・・」

「・・・・・・ん?」


考え事をしていた中ふと聞こえた単語に反応した。それはどこかで聞いたことのある名だった

からだ。そう遠くない過去に、別人の可能性もあるがそんな選択肢は浮かばず尋ねた


「アイク・・・?アイクってまさか・・・」

「流石にアイク団長のことは知っているのか、有名だからな」


自分の知っている人物と同一人物なのか、はっきりとした確証はないがファイターに選

ばれたということは相当の知名度があってもおかしくない。可能性としてなくはない


「実はね、サザはその人と3年前は一緒にいたのよね」

「・・・その人の特徴は?」


無愛想な顔、青い髪、サザの口から発された特徴は彩花の知っている姿と一致した


「・・・ここに、アイクが?」


おそるおそる口を開く。願ってもない展開に思わず目を見開いた。全ての思考が吹き飛んだ

もしアイクと会う事に成功したなら、事情を話せば協力してくれるだろう。僅かに生まれた

可能性に表情は明るくならざるを得なかった


「でも、アイク団長は前の戦争の仇といってもいいんだからね?」

「分かってるさ」


ミカヤとサザの会話など、彩花の耳には入っていない。少し歩いたところで何かを感じ取った

ミカヤは再び砂漠に戻ることを提案する。ミカヤが特別な力を持つことは誰しもが知っており

何かあるに違いないと踏んだ一同は再び砂漠の中へと戻る


「とはいえ・・・」


照りつける太陽、干上がった砂。砂漠とは脅威とも呼べる場所なのだ。体力、精神的体力

共に削がれ砂によって足が取られるため思うように進めない事もあり疲労は溜まる一方

その時、犬のように彩花の耳が反応した。辺りを見渡すが生物の気配はない


「・・・・・・?」


神経を集中させ耳をすませると、僅かに聞こえたのは金属のようなものがぶつかる音

彩花の異変に気付いたミカヤが尋ねると音が聞こえる事を告げる


「・・・私は何も聞こえないわ」


サザを始め一同も風の音以外何も聞こえないと告げる


「気のせい・・・?いや、違う。確かに・・・金属音が聞こえる」


半信半疑状態で一同が向かうと砂漠の中建物の前で誰かが兵士らしき人物と戦っていた

それを見つけるとサザが僅かに反応を見せる。なぜあんなところで戦っているのか

ミカヤの質問に対しサザは戦っている3人は知り合いだと告げる。小走りで向かうと尋ねた


「この中に・・・デインの光があるのか?」

「そうだ」

「・・・・加勢する」


兵士らしき人物たちの中には鎧を身に着けていないもののまた祖国ではみない見た目魔法

使いの姿も見えた。案の定魔道士のようで本を持ちながら詠唱するとあらゆる魔法が飛んでくる

手慣れた様子で一同が倒していき全員が倒れると建物内から誰かが飛び出た


(というかこんなところに住んでるの?)


食糧などはどうしているのか、そんな事を考えているとイズカと名乗った人物はミカヤを見るなり

後ろを向くと独り言をつぶやいた後再び振り返り口を開く。直後建物内から別の人物が現れ

彼こそが探していた遺児だと知り話を聞いたミカヤ達はデイン解放軍へ加入する


「竜・・・・・・」


またしても見慣れない姿。どことなく自分の知っている地域に生息する生物にも似てるが

根本的な生態は違うだろう。ベグニオン帝国兵と戦う事を決めたミカヤ達は出発しようとしていた


「彩花はペレアス王子と共にここで待っていて。今回は本当に危険な戦いになると思うから」

「分かった。・・・気をつけて」


彩花と別れたミカヤ達は移動すること数十分後目的地へとたどり着く。が事態は一変する



「今すぐに武器を捨てるんだ!」


マラドの住民を人質に敵将のラベルトンはミカヤ達に降伏を命じた。卑怯極まりないが

優先すべきは怯えきった住民の命。ミカヤは一同に武器を地面に置くことを命じた

武器を捨てるということはまったくの無防備になる。その時思わぬ事態が起きたのだ



「!?」



兵士たちに捕まった人は馬に乗った水色の鎧の女の人によって助け出された。その後

数人の騎馬兵たちが人質達を1人ずつ馬に乗せていく。あの人たちは敵ではないのか



「マラドの勇者たちよ!デイン人の誇りに賭け同胞たちの命を救いましょう!」


「敵じゃ・・・・ないのか?」




人質さえ無事ならば自由に動ける。あの人たちが人質の人たちを連れて逃げてくれれ

ば・・・・。辺りを見渡すとミカヤは全員に聞こえるように叫んだ。逃げ道を確保するようにと


「みんな!あの人たちを優先して守って!」



無事勝利を収めミカヤ達が戻ると無事を確認した彩花とペレアスは安心した表情を見せた


「・・・・・・」


話を聞き気づいたことがある。未だ戦争という戦争は起きていないようだけど爆弾とか手榴弾

とかを一度も見ていない。戦争と言えば戦車のような兵器が真っ先に思い浮かぶが教科書

で見た、教えられたもの・・・イメージとどこかかけ離れていた


「・・・・・・」


夕食時、行商人と共に捕まっていたという人物の一人イレース。性格はおとなしく滅多に

言葉を発する事もないのだが見た目とは裏腹に大皿に乗っていたあらゆる料理が消えて

行く。一体どうなっているのか、不思議に思うところしかないが初めてではない


(・・・カービィ?)


「・・・何か?」

「いや・・・よく食べるなあって」

「そんな事言うけどね、彩花も相当食べてると思うよ」

「えっ」


隣にいたエディに言われると声を上げた。年齢が近いことと暁の団の中でも陽気な性格

人懐っこいともいえる性格から彩花の中では気軽に話せる分類に入っていた人物だ


「イレースほどじゃないけどさ・・・」

「はは・・・やっぱりこの国は主食はパンなのかな?」

「ん?そうだよ?」


テーブルに並べられているのはパンとスープのような何か。見た目的は透明な黄色でコンソメか

近いものだろうと思っていた。ここ数日パンが立て続けに出ており市場でもよく見るものはパンだった


(やっぱり・・・多くの国の主食はパンか・・・)


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次回

デイン解放軍は捕まった捕虜を助けるために収容所へと奇襲をかける。そこで出会ったのは

3年前の戦いでサザと出会ったトパックとその仲間だった。一方留守番として待っていた彩花は

少しでもこの世界の常識を知ろうと武器屋であるムストンに頼み教えられるのだった



次回 第5章 「集いし希望」


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