INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第24章、海より来る者

あることから始まったルフレと彩花の特訓、ルフレの内容に対し本人はと試したところ

見事的中し改めて少女の凄さに気づかされるのだった。そんな彩花とルフレは戦術書

を探しに出たところ通行止めする輩と遭遇、互いの能力を生かし見事退けるのだった
___________________________________

穏やかで幸せな日々・・・だが数ヵ月後・・・


「クロム様!フェリア連合王国から使いの者が来ております!」

「通してくれ」




しばらく経つとクロムとフレデリクのもとにいかにも重そうな鎧をまとった女性が現れる




「フェリア連合王国国王、フラヴィアの使いで参りました」


ずいぶん突然であることからフェリアでなにかあったのかとクロムは尋ねた。それに対し

返ってきたのはその通りであり緊急に会議を開きたいからフェリアに来てほしいとのこと



「会議の内容は?」

「西のヴァルム大陸から攻め寄せるヴァルム帝国についての対応を話し合いたいとのことです」

「攻め寄せる?確かな情報なのか?」

「はい・・・しかし詳細については、協議の場にて説明されるとのことですので・・・」




どうするかフレデリクが尋ねるとすぐにフェリアに向かうことをクロムは告げた

すぐに真相を確かめイーリス側としての対策を考えなければならない。フレデリク

は同行させる者を選ぶと言いその場から去ると一連を見ていたルフレが呟いた




「クロム、聖王代理らしくなったな・・・初めて会った時はとても王族に見えなかったけど・・・」

「悪かったな」

「はは、ごめんごめん。でもほんと、クロムは立派になったよ」

「姉さんの愛する国を守ると決めたんだ。前のような無知ではいられんからな・・・」




フレデリクによって選ばれた者とクロム、ルフレはフェリアへと向かった。あれから時間が

経とうとも2人の前に現れたのは当初と変わらぬ豪快な話し方が特徴の王フラヴィアだった


「遅くなった、フラヴィア」

「よく来てくれたね、クロム」

「ヴァルム大陸から敵が攻め寄せてくるそうだが・・・」

「ああ。私も詳しくはわかってないんだが。バジーリオ、クロムに来てもらったよ」


名を呼ぶと返事が返ってきて数秒後、扉が開きバジーリオがやってきた


「おぅ、来たか。すまなかったな、わざわざ。詳しい話はこいつから聞いてくれ」



バジーリオは扉へと向かう。するとやってきた2人のうちの片方は見覚えのある姿だった



「やぁ、諸君。ご機嫌いかがかな?それとも、はじめましてと言うべきかな」

「なんだお前、ヴィオールじゃないか。どうしたんだ改まって?それに、そっちの女性は・・・」

「フ・・・私の貴族的な正体をついに明らかにする時が来たようだ。
 そう!高貴なる弓兵は世を忍ぶ仮の姿・・・実は、私の正体は・・・」

「私、ヴィオール公爵にお仕えしているセルジュと申します。以後、お見知りおきを」

「セルジュくん!私の名場面を・・・」





ヴィオールが慌てふためく中クロムは正面にいる長髪の女性に向かって口を開く





「あんたは話が通じる人間か?」

「人並みには、おそらく」

「なら、あんたが話してくれ。今は時間が惜しい」

「では、主に代わりまして私からご説明いたします。まずは主の出身ですが・・・ヴァ
 ルム大陸はロザンヌという緑豊かな地を治めます、ヴィオール家の当主でございま
 す。ちなみに覚えにくい場合は、主の存在ごとすべて忘れていただいて結構です」

「おぉ、なかなかエレガントなジョークだね、セルジュくん」

「ヴァルム大陸の貴族がなぜこの大陸に?」

「大陸の・・・小国にすぎなかったヴァルム帝国が急に力をつけてきてね。周辺諸国を軍
 の力で呑み込み始めたのだ。そこで私は・・・新しい出会いを求めて旅に出たのだよ」


あくまで華麗に、あくまで貴族的にと言い張るものの


「・・・逃げてきたってことか」

「ごく正直に、客観的に判断した場合そうなりますでしょうか」




主であるヴィオールが早々に荷物をまとめて民と共にこちらの大陸に逃亡した後、セルジュは

一人ヴァルム大陸に残りヴァルム帝国の動向をうかがっていた。が圧倒的な力を持っており





「私もフェリアに保護して頂きたく海を渡ってきたわけです」

「無事でよかったよ。死んでしまっては結婚もできない。ただでさえ君は婚期を逃しているわけだし」

「・・・私の婚期が・・・何か?」

「ジョ・・・ジョークだよセルジュくん、はは、ははは・・・謝罪するから命だけは助けてくれたまえ」

「・・・ともかく、ヴァルム帝国はこの大陸にも侵略を進めるつもりです」




クロム達の元に再びバジーリオが姿を現すと




「数日内にヴァルム帝国の軍艦がうちの港に着くって話だ。情報が本当かはそれでわかるだろう」

「主と私は嘘を申し上げることはありません。万が一偽りがあった時は私の飛竜がこの主を・・・」

「おおう、セルジュくん。この悪寒は気のせいかね。貴族的に足がガクガクではないか!」



「・・・わかった、信じよう。バジーリオ、すぐに俺たちも港に向かおう」

「そうそう、ヴァルム帝国は大陸最大最強の騎馬軍を持
 っている。馬に蹴り飛ばされないよう気を付けたまえ」

「・・・お前もな」



こうしてフェリア港にてクロム達は迎え撃つ事に




「この地の民どもすべてに告ぐ!我らヴァルム帝国にひれ伏し、恭順せよ!」
 船!資材!釘の一本に至るまですべてヴァルム帝国に差し出すのだ!そし
 て、この地に伝わる宝・・・炎の台座を我が主君ヴァルハルト様に献上せよ!」
 
「従わぬ者は我らヴァルム軍が蹂躙する!」




穏やかな雰囲気はどこにもなく、殺伐とした空気に一帯は包まれていた


「話し合いの余地はない、か。やむを得ん、止めるぞ!」

「クロム様!・・・・・・よろしいのですね?」

「これはずっと考え続けてきた俺の結論だ。弱き者を守り、悪を止める!」




戦闘に勝利したクロム達だったが被害は大きくフェリアの兵もかなりやられていた




「厳しい訓練を積んだ兵達だとは思いましたがこれほどとは・・・」

「しかも、これで終わりじゃないね。こいつらは先発隊にすぎない」

「情報が本当なら、こいつらより強い騎馬本隊がこれからわんさか押し寄せて
 くるわけだ。たまんねえな。ここで民を守りながら戦うのにも限界があるぜ」


今のイーリスにも外洋からの侵略を迎え撃つ備えはなく



「ルフレ、どうする?」

「・・・・・・敵主力が騎馬軍・・・陸上で迎え撃つには不利・・・それなら、海で戦えば・・・」


しかしイーリスには戦いに使える船がなくフェリアも同じだとクロムとバジーリオは告げる

他の国にも支援を頼む事を提案するがそんな国が自分達以外あるのかと疑問が浮かぶ


「あるじゃねえか。俺たちがよく知ってる国がよ」

「・・・ペレジア、ですか?」

「あのペレジアと!?」




クロムが声を発するのと彩花が反応するのはほぼ同時だった




「ペレジアは金のある国だぜ、商売用の船を山ほど持ってる。ヴァル
 ム帝国と真っ向からやり合うにはペレジアの支援が必要になる」

「背に腹は代えられない。それが最善なら、私は賛成さ」


それは負けたペレジアを利用するということなのか。どことなく賛成しきれないでいると


「クロムは?」

「・・・ペレジアと話し合おう。ギャンレルが死んで新しい王が即位したと聞いてる」

「わかった」


その時、さっきまでと少し変わった雰囲気でフラヴィアは口を開いた


「にしてもルフレ、初めてやるヴァルム軍相手に、大した勝利だったじゃないか」


それからしばらくが経つと、クロムとルフレの元にフレデリクがやってきた


「クロム様、ペレジアより使者が戻りました。会談の場所はペレジア領の孤島・・・屍島と
 呼ばれる島です。こんな人里離れた地を指定してくるとは・・・何か裏がありそうですね」

「そうだな・・・だがペレジアの船抜きで戦争はできない。屍島へ向かうぞ」



こうしてクロムを始めとした数人は屍島へと向かう事になった。名前からして物騒だ

が建物の中に入り薄暗い廊下を歩いていると向こうのほうから誰かが歩いてくる


「あら、ご到着のようね。待ちくたびれたわ、王子様」

「お前は・・・!」



そこにいたのは以前ギャンレルと共にいたインバースだった



「・・・あんたが、ペレジアの新国王なのか?」

「まさか」

「新国王にはギムレーを信仰する司祭が即位したと聞いていますが」

「ええ、その通りよ。おかげでギャンレル様亡き後の混乱は最小
 限で抑えられたわ。王はもう間もなく・・・ほら、いらっしゃったわ」


廊下の向こうから歩いてきたのは褐色とも呼べる黒い肌の男だった


「お初にお目にかかる。イーリスのクロム王子。我が名はファウダー」

「・・・・・・?どこかで・・・」


その時、クロムの表情が一変した


「! お、お前は・・・!」

「はて、どこかでお会いしたことがあったかな」

「ルフレ・・・」

「ああ・・・エメリナ様を暗殺しようとした男と、あまりにも・・・」


するとファウダーと名乗った男はルフレの方へと向くと


「そなたがルフレ殿か」

「え?」

「イーリスの軍師の噂は聞いておる。・・・うむ、とても良い目をしている」


どうみても別人とは思えず、クロムに答えるとクロムも同じことを思っていたようだ。だ

が、あの男はあの時死んだはずなのだ。ここにいるはずがなくあまりにも信じられない


「・・・いいだろう、今は話を進めよう」

「クロム?」

「今は、だ。気を許すつもりはない」

「では、本題に入るとしよう」

「我がペレジア王国から兵は出せないけれど軍船八百と輸送船を二
 百。その他、行軍に必要な資金は全てペレジア国から出すつもりよ」

「・・・・・・も、ものすごい大盤振る舞いですね?思わず耳を疑うような・・・」


今の言葉はまるで国財を全て提供するような内容だとフレデリクが告げた


「以前の戦争でペレジアは傷を負い、今はなかなか人は割
 けない。だが、やれることはやる。とうことでいかがかな?」

「・・・いいだろう。協力に感謝する」

「光栄だ。これからも、貴国とは是非仲良くしたいものだ・・・」


交渉は成立。想像以上の助力となり一刻も早くクロム達はフェリアの港へと戻ろうとする


「話は終わりだ。すぐにフェリアの港へ戻る」

「あら、せっかちだこと。もうお一人、ご紹介したい方がいらっしゃるのに」

「もう一人?」

「最高司祭殿、こちらへ」


2人が振り返ると廊下の向こうから誰かがあるいてきた。しかしその人物は

フードによって顔を隠しており男なのか女なのかぱっと見では判断がつかない


「あなたがペレジアの最高司祭なのですか・・・?」

「・・・・・・」

「え?あの・・・・・・」

「なるほど・・・奥底に眠る血は残っているようだ」

「!?何を・・・」



「司祭殿、失礼ながらなぜそのように顔を隠すのです?我
 が国の王子に顔を見せないとは無礼ではありませんか?」

「・・・・・・それは失礼。それほど見たいというのなら・・・」


手を上げ、男はフードを外す。その瞬間クロムとフレデリク、ルフレは驚かずにはいられなかった


「これで満足かな?」

「!!!」

「なっ・・・!?」

「こ、これは・・・!!」


そこにいたのは、見えた顔は


「同じ・・・顔・・・」

「僕はルフレ。偶然だね、そこの軍師殿と同じ名だ」

「さて、これで司祭殿のご挨拶もすんだ。我々も帰らせてもらうとしよう」

「ま、待て!」

「何か?」

「その司祭・・・なぜ・・・ルフレと・・・」

「そちらも帰り道はお気をつけなさいな。帝国と戦う前にケガしないように・・・ふふ」


==============================================

次回

衝撃な出来事があった夜、ルフレは眠れない事から外に出ると脳内に謎の声が響く

そんなルフレの前に現れたのはファウダーの姿だった。現れたファウダーはルフレに

更なる衝撃をもたらす。更に一同の周りに屍兵が現れ、クロムの危機を救ったのは・・・


NEXT 第25章、「古き血脈」


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