INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第十三話、いざガノン城へ

ミラーシールドを持って現れたナボールと共にツインローバを倒すことに成功し

た彩花。自分がハイラルへ連れ去られた理由を知りついにガノン城へ乗り込む

計画が立てられると思いきやガノン城は炎で解けない氷で覆われてしまい・・・
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『・・・彩花?』



違和感に気づいたフロルが尋ねると彩花は氷を凝視していた



「・・・もしかしたら・・・解かす方法があるかもしれません」

「なに?」



少女の言葉にインパを初め兵士たちが驚いたようにざわつく中口を開く



「『氷の神殿』・・・というところにこの氷を解かす炎があるんです」

「なに?それは本当か?」

「・・・記憶だと七年後の世界でゾーラの里を初めキングゾーラはガノンドロフ
 の影響でこれによく似た赤い氷で凍らされていたんです。けどリンクは・・・」



氷の神殿にある青い炎で赤い炎を解かしキングゾーラを助けたはずだ

赤い氷は見た目も記憶に残っているものとよく似ている。絶対ではないが


「絶対溶けるとは言えませんけどやってみる価値はあると思います」

「・・・君の提案、乗ろう」



こうしてハイラル兵達はガノン城に入る為に氷の神殿を攻略することになった



「頼まれていたものだがこれで良いだろうか?」

「はい。炎はビンに入れないと持ち運べないそうで」

「村の女性が快く渡してくれた。これで持ち運びに問題はないだろう」



作戦は彩花が先行するが魔物が多く出現した際には兵士たちに任せることに

なっている。今回の目的は炎の入手であり時間が残されてない故の方法だ



「寒っ」



ゾーラの里からジャブジャブ様のいる泉に氷の神殿はある。ルトやキングゾーラ

の許可を得て入口までは小舟で向かい中に入ると辺り一面は氷で覆われていた

まさしく氷の神殿と呼ぶにふさわしくまるで氷でできた洞窟のようだ



「!」

「む、つららが落ちてくるようだ。皆のもの、注意するように!」



凍るような冷たさの扉を開けると広場に出る。そこに待ち受けていたのはこれまた氷

でできた魔物フリザドだ。見渡す限り先に進めそうな扉はなく先に通路が続いている



『一体ずつ倒すのは効率が悪いわね。彩花、中心で私の力を』



ディンに言われた通りに移動しディンの炎を放つと氷に相性は抜群のようでフリザ

ドたちはあっという間に溶けていった。しかし足場や周りの氷が溶けることはなく



「周りの氷は解けない・・・どうして?」

『ひとつはこの洞窟の氷が特殊なこと。ちょっとの炎じゃ溶けないのよ』

『そしてディンの炎もまた特別なもの。対象とみなしたもの以外は燃えないのです』




そしてさらに奥に進むと氷の上に台座がありその上で青く燃える炎があった



「これか」

「これをビンにつめて・・・よし。これで大丈夫なはずです」

「しかしこれだけの炎であの氷が溶かせるというのか?」

「いえ、おそらく一つ分・・・人が2人通れるくらいでしょう」

「なら多く持っていくことに越したことはないな」



あとは来た道を戻るだけ。ひと段落終えたことに安堵の息を吐いた



「・・・まさかひとりでここまでやれるようになるとはな」

「え?」

「行く手を遮る敵を手助けなしに倒していく。これが勇者というものか」

「・・・・・・」

「いや。ただゼルダ様を助けたいという一心・・・か。フッ」



その時何かの遠吠えが聞こえた。聞こえたのは自分だけではないようで兵士たち

も辺りを見渡している。そしてしばらくたつと遠くの足場から狼が飛び降りてきた



「これは・・・ホワイトウルフェス!総員、戦闘体制に入れ!」



インパさんの声が響くと兵士たちは剣を抜いた。続くように彩花も剣を構えると

彩花とインパ達を分担するように赤い炎が彩花の周りを囲んでいった



「炎!?彩花、無事か!」

「他にも魔物が・・・。この狼は私が、ほかの人は周りの敵をお願いします」

「・・・了解した」



手始めにディンの炎を唱えるとアイスキースはキースに、フリザドは消えていく

ホワイトウルフェスに効果はないようでダメージを与えられた素振りは見せない



「ならやっぱり・・・」



剣を構えると駆け出す。腕を振り上げひっかき攻撃を避けると剣を振るった



「っ!」



しかし攻撃はホワイトウルフェスの両手で防がれ弾き返される。倒せないはずはな

くどこかに弱点があるはずだ。だけどそれが思い出せずしばらく交戦が続いていた



「炎じゃないなら一体なんだ?何か弱点があった気がするんだけど・・・」



再び攻撃を避けると間合いを取るようにホワイトウルフェスは感覚を開けた


『弱点は尻尾よ』

「ネール!・・・そうか!なら・・・」



動かずチャンスを待つ。そして背を向けた瞬間剣を振るった。攻撃は見事命中し

ウルフェスは消えていく。同時に炎も消えていくと他の魔物も倒されたようだった



「倒せたか」

「はい。なんとか」

「こっちも丁度終わったところだ。もうここに用はない」

「はい。早く戻りましょう」



氷の神殿から脱出した一同はカカリコ村へ戻り計画を立てていた。そして次の日

彩花とインパはすっかり様変わりした城下町を通りガノン城の前にやってきた

緊迫した空気の中赤い氷の前に立つとビンの蓋を開け青い炎を氷に落とした



「・・・!」



青い炎はみるみる広がり赤い氷は蒸発し溶けていく



「溶けた・・・!」

「これで進めるな」

「はい・・・!」


そしてインパが振り返るとそこにいたのは5人の賢者たちの姿



「皆の者、準備はいいか」


インパの問いかけに静かに頷くと5人の体が輝き始めた。そして手を伸ばすと先端

からそれぞれの色の光が放たれる。そして天から黄色い光が飛んでくるとそれぞれ

の光は合わさり虹のようになり溶岩の上に虹色の通路を造った



「ここから先は君に託すしかない」

「・・・わかってます。絶対に・・・ゼルダを助けてみせます」

「いい答えだ。だが、くれぐれも気を付けてくれ」



こくりと頷くと剣に手をかけマスターソードを確かめると少女は虹の通路を渡り

ガノン城の中へと入っていった。5人はその場から姿を消し賢者の間に現れると

それぞれ顔を見合わせ、またラウルもことの行く先を見守るように眺めていた



『フン、我が城内に入ったか。小娘如きが』



そんな城にはもうひとつ、小さな光が向かったことはガノンドロフも気づかない



『これは・・・賢者達の印?』

「確かそれぞれの部屋に入って何かしないと中央の結界が解けないんだよ」

『何かとは?』

「さあ。そこまでは覚えてない。まあ行けばわかるでしょ」



最初に開いてる扉は一つだけ。森の結界に入るとすぐさま魔物が迎え撃つ。そし

て奥に進むと緑のコアを見つけた。しかし何をどうすればいいのか思い出せない




「封印を解く・・・オカリナ?」




カギになりそうなメロディを吹くが何も起きない。どうやら違うようだ



「フロル達の力でなんとかならない?」

『私達にはどうにも・・・。この中は邪悪な力で充満しています。そしてこのコアか
 ら一段と大きな力を感じます。ここが封印のカギとなるのは間違いないでしょう』

「けれどどうすれば結界が解けるのかがわからない」

『あの高さでは剣は届かないでしょう。しかもあれほど絞られた的となると・・・』

『・・・弓?』


ネールが呟くとフロルは俯いた。試しに撃ってみるが矢はさされど変化はない



「・・・何も起きないね」

『神聖な力でないとこれほど巨大な力は打ち消せないかと』

「神聖な力?・・・まさか・・・光の矢?」



彩花の言葉にディンとネールはハッとする。しかし今光の矢はなく策が尽きたかと

思った時、突如手の甲にトライフォースの紋章が輝きだした。手の甲を見つめると



「な、なに?」

『これは・・・共鳴している?』

「共鳴?」

『ゼルダの持つトライフォースとガノンドロフの持つトライフォース・・・』




その時持っていた矢に黄色い光が灯り始めた。一度は驚くものの矢を射ると

コアは輝き光を放つとどこかへと飛んで行った。のちにコアは光を失った



『今のは・・・』

「光の矢?でも力を持ってないのにどうして・・・」



矢立てを見てみると全体のうちの何本かに同じような光が灯っていた



「一体何が・・・」

『貴方一体・・・』

「え?」


何か心当たりがあるかのようにディンは言葉を発するが途中で途切れた



『・・・いえ。今は先に進みましょう』

「ディン?」

『見た目はこうでも幼い貴方にこれを聞くのは無理があるわ。気にしないで』



こうして次の『水の結界』を解くと明かりのないくらい場に出た。紫のマークか

らして『闇の結界』であろうことは予想がつくが暗さも相まって足場が見えない



「闇の神殿も行ってないし・・・どうなってたっけ」



見た感じ底なしとなっており落ちたらただではすまないだろう。かなり遠い場に

足場らしき姿が見えるがフロルの力はこのフロアの影響か使えないようだ



「困ったな・・・」

『思い出して。あなたの記憶が頼りなのよ』

「そうは言われても・・・確か見えない足場があったような。闇の神殿は『まことの
 メガネ』が必要な場所。その名のとおり目には見えない真実を映すんだけど・・・」

『ないものを言っても仕方ない。他の方法を探すしかないわ』



そうは言われても思いつく様子もなく考え込んでいた。その時フロルが一言



『例えば・・・足場を作ってしまう・・・とか?』

「作る?どうやって?」

『足場はあるのですよね?見えないだけで。なら視覚化できればよいのでは?』

「そんな方法・・・」

『そうだ!彩花、ナボールから受け取った氷の矢で足場を凍らせるのは?』


ネールの一言で彩花は振り向いた



『水だって視覚に映りにくいしつかめないけど凍らせれば視覚化することもできる』

「その手があったか!」



氷の矢で足場を確認しつつ進めると闇の結界を解くことにも成功する




(残りは・・・3つ)



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次回

全ての結界を解くことに成功しガノンの塔の中へ入る彩花と女神たち。そしてつ

いにガノンドロフと対峙する。圧倒的成長を果たした彩花に疑問を抱いたガノン

ドロフ。ハイラルの存亡を賭けて勇者と魔王の戦いが始まろうとしていた・・・!



次回 第十四話、「対決ガノンドロフ」



第十四話へ


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