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INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログ

第十二話、ツインローバの陰謀

ハイラル平原内に突如神殿が現れる。『炎氷の神殿』と名づけられた場にはツ

インローバがいるという。かつてハイラルに連れ去ろうとした要因でありガノン

ドロフの手下であるツインローバと戦うべく彩花とナボールは先へ進むのだった
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「この光をそこの太陽に当てて・・・」

「お、開いた開いた」


ナボールがやってきたことにより戦闘は楽になり、仕掛けも彩花の記憶

を頼りにスムーズに進めていた。そしてついにこの時が来ようとしていた



「ツインローバ!!」




空中に箒で飛ぶ2人を見て彩花は叫ぶ。すると気が付いた2人は高度を落とし



「おや、来ましたねぇ、コタケさん」

「・・・っておやまあ、あの時の小娘じゃないか」

「聞きたいことがある。なんで私をハイラルに?」




「くっ・・・やはりあれは王家の使いだったのか。やはりこの小娘・・・」

「一体何の話を・・・?」

「本来ならお前を使ってガノンドロフ様を復活させようとしたというのに・・・!」

「なっ・・・!?」




「どういうことだ!?」


唐突に叫んだのはナボールだった。そして彼女はハッとしたように


「っまさか、ハイラル中の人々が行方不明になっていたのは・・・!」

「そうさ。すべてアタシらの仕業さ」




「教えてやろう。ガノンドロフ様はある日復活なされた。しかし復活した当
 時ハイラルを再び支配するだけの力は残っていなかった。そこでハイラル
 中の生命を集め力を蓄えていたのだ。お前も糧になるはずだったが・・・」

「なっでも私はハイラルにいなかった。ハイラルじゃないところに・・・」

「折角の計画がゼルダを初め王家の者に勘付かれては意味がなくなる。だから
 範囲を広げハイラル外から力のありそうなやつを攫っていたのさ。だがお前は」

「ガノンドロフ様の元へ運ぶ途中変なフクロウに邪魔されおって・・・」

「フクロウ?・・・そうか」



当時は記憶が曖昧だったがフクロウ・・・つまりケポラ・ゲボラに助けられたのだ



(・・・ん?)



だとするとあれは偶然だったのだろうか?ケポラ・ゲポラは私があの場に

現れることを知っていたのか。そして助けたのちハイリア湖に置いたのか

そしてハイリア湖はゼルダが夢のお告げで見た勇者の現れる場所



「まさか全て・・・夢の通りに?」



ゼルダが自分を勇者だと知る夢だけじゃない。兵士が自分を見つけゼルダと

出会うまでの全てが、ここに来るまでのすべてが夢の為に定められた事なのだ


「これは惜しいことをした。お前からは只者ならぬ膨大な力を感じたがそうい
 うことだったとは。惜しいが・・・お前さんはガノンドロフ様の邪魔になる」

「ここで消えてもらう!」


そう叫ぶと2人は空高く舞い上がった


「ナボールさん、さっき話した通りに!」

「あいわかった!」



彩花の声にナボールが盾を構えると片方が放った魔法を盾で防いだ。そし

て撃っていない方向に向けると直撃し2人は回転しながら一つの体になった



「3回同じ魔法を溜めて当てて!違うのが来たら避けるか私が止める!」

「ああ!」



威勢のいい声が響く。そこにいるのは力に恐怖する少女ではなかった。そ

れに答えるようにナボールもまた盾を構えると怯むことなく戦いに臨んだ




「ぎゃああああ!そんな・・・そんな・・・」

「だがしかし・・・もう生贄は必要ない。ガノンドロフ様完全復活はすぐ
 ・・・そこに・・・。ハイラルはすぐ・・・ガノン様の手の中に・・・」





最後の一撃が決まりツインローバは叫び声を上げて2人に分かれ消えていった

息を切らせながら彩花とナボールは視線を合わせるとニッと笑みを浮かべた



「や・・・った・・・!」

「やったじゃないか!これでひとまずは・・・」



その時地面が揺れたような気がして会話は中断された。上を見上げると天井が

崩れ壁も次々とヒビが入り崩れていくことに気づき2人は驚いた様子で告げる



「なっこれは・・・?」

「奴らが消えてここも崩れるのかもしれない。今すぐ脱出を・・・っ!」



そう言い出口を探すが見つけた次の瞬間そこは崩れた柱で塞がれた



「これじゃ・・・」

『これも魔の力の影響かしら。光の力が遮断される。けど一つだけ・・・』




ディンの言う言葉にオカリナを吹き始めるとその場から2人の姿は消えた








ふわりと舞い降りるように降り立つと背後には平原とは縁遠い砂漠が広がっていた



「・・・ここは?」

「魂の神殿?ということはここはゲルド砂漠かい?」



ナボールが告げると現れたディンが頷いた



『そうよ。炎氷の神殿と魂の神殿は似た部分が多いから他の音の力が遮断
 される中ここだけ共鳴して遮断される効果がなかったのかもしれないわね』

『ここからなら私の力も使えると思います』



「いや、ちょっと待ちな」

『?』



ナボールの言葉に三人の女神は顔を見合わせ「?」を浮かべた


「再び戦ってわかったよ。ガノンドロフは強い。今のアンタじゃ勝率は低い。そ
 こでだ。アタシも認めてないわけじゃないがここはひとつ賭けでもどうだ?」

「賭け?」




場所は変わり網目の鉄で出来た地面の上、流れる汗をぬぐって前を見た



『この近くにあるアタシの故郷にゲルドの修練場って場がある。かつて
 ボウヤも挑んだって話だ。ここで実力試し・・・ってのはどうだい?』

「修練場?」

『ここすら乗り越えられないようじゃ・・・到底奴には勝てないだろうね』



空から迫るキースを弓で撃ち落とすと少女は呟いた




「言ってくれるよ。やってやろうじゃないの・・・!」



段差や遠い処にある足場はフロルの風で行くおかげかロングフックがなくとも

先へは進める。けれど修練場というだけあり中には魔物が多く潜んでいた



「扉!」



入った先にすぐ扉を見つけ開こうと近づくとトラップだった扉が倒れこみ



「い・・・っだ!!」

『随分と手の込んだトラップね』

『他にもあるかもしれないわ、慎重に行きましょう』

「いだだ・・・そういえばそんなようなのあったような・・・」



矢で的を射抜いたり銀色のルピーを集めたり、様々な仕掛けをクリアし扉を

抜けると出口にたどり着いたようで外に出てきた。外に出ると少女は告げる



「これくらい、簡単ですよ・・・!」

「そうこなくっちゃ、まあ薄々気づいてたけどね」

「え?・・・そういえばナボールさん。ミラーシールドって2つあるものなんですか?」

「んん?そういえば・・・あれ、おかしいな。さっきまで持ってたんだが・・・」



身体を叩いて探すがナボールはミラーシールドを持っていなかった


「・・・まあいっか」

「いいんですか!?」

「まあ、おかしな話なんだよね。ミラーシールドもボウヤが持ってって2つと存
 在しないはずなんだけどね。ボウヤが律儀に返しに来たのかとも思ったけど」



ナボールからも正式に認められたようで2人はフロルの力を使いカカリコ村に

戻ってきた。少し戻るのが遅かったことにインパ達は問いかけるがナボールの

事情説明に納得しながらもため息をついた。そしてあの事を話すと



「なんと・・・お前がハイラルへ連れ去ったのはツインローバだったのか」

「はい。当時はパニックで覚えてなかったのですが・・・」

「どうやら力のある人間を生贄にガノンドロフの力を蓄えさせてたようだよ」



ナボールの言葉にインパは腕を組み


「ハイラル城にも行方不明の知らせは何件か届いていた。魔物の仕業だと思っ
 ていたがまさかツインローバだったとは。その頃からガノンドロフは・・・」

「してガノンドロフはなぜ復活を果たしたのじゃ?」

「うむ。あの封印を解くのは並大抵の者にはできぬ。力を蓄えなければならぬほ
 ど力が残っていなかったとすれば尚更ガノンドロフ自身がしたとは考えられぬ」

「まさか・・・ガノンドロフの封印を解いた奴が他にいると?」



ダルニアが尋ねるとインパは頷いた


「そんな・・・一体誰がそんなことを?」

「ツインローバか?」

「いや、ツインローバは過去にもガノンドロフの手で復活している。おそらく
 今回もそうだろう。それにツインローバにあの封印を解く力はないはずだ」

「女神様達はどう考える?」



ナボールが尋ねると光とともに半透明に姿を現し彼女たちは言う



『大体はインパと同じ意見ね。こんなことができるのは一定以上の魔術
 師か・・・魔王、または私たちと同じ神レベルの力を持つ者でしょうね』

「ま、魔術師?神?」

「・・・例え他にいたとしても姿すら見たことがない。確証も得られぬ今時
 間だけを浪費するのは得策ではないだろう。ゼルダ様の安否も気がかりだ」

『私もそう思います。力を蓄えている以上手が打てなくなる前に討つべきかと』

「その件だが、君たちが炎氷の神殿に行っている間我々で調査していた」



場所は変わり室内。インパは一枚の紙を広げ賢者たちと彩花はそれを囲んでいた



「簡易的だが見取り図だ。基本はハイラル城と変わらないがいくつか改変されて
 いる。我々では手の打ちようがない故詳しく調べられなかったが少々厄介でな」

「というと?」

「最上階まで辿り着くのに6つの仕掛けを解かなければならないようだ」




この言葉だけで言えば記憶と同じだ。そしてインパは話を続けた




「出来れば万全な状態で挑みたい。彩花、ガノン城について何か情報はないか?」

「・・・とは言われても私も全てを覚えているわけではないので・・・」





「ただガノンドロフを倒す為には以前も言ったようにマスターソードと光の矢が
 必要です。しかし事前にゼルダを助ける必要があるのでその方法も探さないと」

「ふむ」

「私の記憶ではリンクはガノンドロフを倒しゼルダを助けたので・・・」



ガノン城へ突入する時期が迫ってきているからかこの場の空気は緊迫していた



「あ、それにガノンになるならハンマーも必要です」

「ハンマーか」

「け、けどリンクも結構重そうに持ってたので例えあっても私に持てる
 かどうか・・・。それに全てが私の記憶通りになるとは限りません」

「それは重々承知だ。しかしガノンドロフは光が弱点なのだろう?」

「そのはずです」


インパを中心に賢者たちが突破口を探すと告げ一日が経とうとしていた頃彼

女たちのもとに駆け込んできたのはガノン城に異変が起きたとの知らせだった



「これは・・・」



報告を受けたインパは兵士と彩花を連れガノン城の前まで来ていた。記憶に残

っている七年後と同じように入口は溶岩のようなもので閉ざされ道は架かって

いなかった。それだけではなく溶岩の外の地面が赤い氷で覆われていた



「冷たい・・・氷でしょうか?」

「しかし奇妙だ。炎を当てても溶ける様子がない」

「インパ様、これでは入るにも入りようがありません」



兵士たちが口々に告げるとインパは考え込むように顎に手を当てた



「溶けない氷・・・。赤い氷など見たこともない。何か方法はないものか」

『偵察の際かツインローバが倒されたことに気づいたガノンドロフが侵入を防
 ごうとこの防御壁を張ったのかもしれないわね。方法が何かあったはず・・・』





『・・・彩花?』





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次回

ツインローバを倒した彩花だったがガノン城は炎で解けぬ赤い氷に覆われ

入ることすらできなくなった。そんな中彩花が提案したのは氷の神殿にある

『青い炎』を使う事。それならあの赤い氷を解かせるはずだと言うが・・・



次回 第十三話、「いざガノン城へ」



第十三話へ

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