INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第十一話、炎氷の神殿

森の神殿で四姉妹を倒し続けてファントムガノンとの戦いに苦戦させられる

もののミドの大活躍により撃破した。ディンの言葉にデスマウンテンに向か

うが現時点で炎の神殿に入る手立てがない中ついに七賢者が揃うのだった

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「本格的に準備を進めよう。君に現段階の状況を話そう」


七賢者の5人と彩花の前で彼女は告げた.室内に移動すると



「既に我々の準備は整っている。・・・・・・」

「?」


ふと言葉を止めると一点にこっちを見つめていたことに疑問に思うと


「あぁ、いや。変わった・・・と思ってな」

「え?変わった?」

「最初の時と顔つきが違う。やっと入口に立ったかのようだ」



笑みを浮かべるとインパさんは告げる。その言葉で彩花の心に何かが突き刺さり

ハッとする。言われて初めて今の心境と当時の心境が全く異なるものだったからだ




(・・・そうだ。最初はただ帰りたいって思ってたけど)



自分の事に精一杯で、自分に関係ない国の事なんて考えられなかった。全く気に

ならないわけではないがそこに自分の死のリスクがあるとなると話は全くの別物だ



「これまで色んな人に出会った・・・からかもしれません」



そうだ。ゼルダやハイラルといった知る名、存在だったから。勇者リンクのような

憧れがあったからというのもあるだろう。けれどゲームでは得られない感覚、経験




「本当は戦いたくて、守りたくて。でもできずに悔しい人がいたり、町で笑う
 人々を見て、そんな人だっているんだから私がやらなきゃって思ったんです」

「・・・・・・」

「私がやらなきゃハイラルは救えない。ガノンドロフは倒せない。だからそうやっ
 て本当は戦い人の代わりに、その人のために私が倒さなきゃいけないんだって」

「それこそが真の勇気。目覚めたようだな」





「なるほど、デカくなったのは身体だけじゃねえってことだな」

「!ダルニアさん」

「そんなお前にこいつを教えてやろう。きっと役に立つはずだ」



ダルニアが奏でたのは炎の神殿へ行くための方法のひとつ、『炎のボレロ』



「・・・さて、君ならガノンドロフの対処法を知っているのではないか?」

「え?あぁ、はい」

「聞かせてはもらえないだろうか」



「・・・リンクが戦った時と同じで言うなら、今の状態じゃ足りないものが多すぎます」

「というと?」

「まず、これは多分ですがハイラル城内は一つのダンジョンになってます。ガノン
 ドロフにたどり着くまで多くの魔物、また中ボスを倒していく必要があります」





「その中でホバーブーツやロングフック、他にも足りないものが多すぎます」

「それらはどこにある?」

「おそらく・・・リンクが持っていると思います」



そして何より、ガノンドロフを倒す際になくてはならないものがある



「そしてもう一つ。ガノンドロフを倒すにはあるアイテムが絶対にいるんです
 弓は借りたのがあるので問題ないですが光の矢がなければ意味がないです」

「なるほど」

「それに大魔王ガノンになるならハンマーも必要になります」



一通り説明を終えると賢者たちを初めインパは神妙な表情でまとめていた。多

くのアイテムが必要なのは覚えていても何が必要かまでははっきり覚えていない



(そもそもハンマーって持てるの?リンクも結構重そうだった気が・・・)



更に重いものを持つために必要なアイテムグローブも所持していない。回らな

ければならなかったダンジョンがいくつか省略されたことがここで仇となった


「方法は・・・ないわけではない」

「え?」

「光の矢はゼルダ様であれば打つことができるはずだ」

「え、でもゼルダは・・・」

「うむ。だから対ガノンドロフの前にゼルダ様を解放する必要がある」




「イ、インパ様!!」



その時、慌ただしく鎧を着た兵士が飛び込んできた



「何事だ」

「ハ・・・ハイラル平原中心に謎の建造物が出現しました!」

「なに?」

「え?」



その言葉に驚きを隠せなかったのはインパだけではなかった。インパとともに外

に出ると兵士は遠くに向かって指を指す。すると牧場のすぐ近くにそれはあった



「報告によると突如姿を現したそうです!」

「ガノンドロフの仕業か?」

「え?え?あんな建物知らない。ガノンドロフはハイラル城にいるんじゃ・・・?」




視線を変えると高い位置でハイラル城はガノン城のまま煙を発していた




「しかしなんだあのデザインは・・・」



インパが呟くと建物は円形の形をしており赤と青、半分に色が分かれていた



「なんだか、炎と氷みたい」

『・・・ラウル?』



その時ディンが声を発し2人は姿の現れたディンに向いた



『・・・通訳するわね。そこにはガノンドロフの生みの親であり手下の双生魔
 導士ツインローバがおる。奴らもまたハイラルを支配する者、用心してくれ』

「っツインローバ!?」

「知っているのか」

「あぁ、はい。それぞれ炎と氷の魔法を操る魔女・・・だった気が」




「このままにしておくわけにもいくまい。いけるか?」




インパの言葉に対し、少女は頷くと建物へと向かっていった。中に入るとそこ

はこことは違うダンジョンであり砂漠の奥にある『魂の神殿』によく似ていた




「バクダンやブーメランがない以上慎重に行かないと」



表情が険しくなる。そして通路上には様々な仕掛けが待ち受けていた


『行き止まり?』

「このブロック・・・」



ディン達が塞がれた通路を見ている中目の前にあったブロックはただ

の岩ではなく青く人工の手によって加工されたかのようなものだった




「・・・・・・ダメか」




オカリナを構えて『時の歌』を吹くが変化はない。方法が分かり曲を知っていても

誰かや何かで知らなければ意味をなさない。故にブロックはピクリとも動かない



『このブロックを何とかしないと先には進めないわね』

『しかしなんでしょう?この石からは不思議な力を感じます』

『待って、ここに何か書いてあるわ。これは・・・楽譜?』



隣にあった石板を見るとネールが呟く。続くように三人も石板に目を向けると



「これは・・・時の歌?」

「時の歌?」

「もしかして・・・」


オカリナを取り出すと楽譜に合わせて音を奏でる。すると共鳴するように青

色のブロックは光を放ちその場から消えた。この調子で進めるかと思いきや

扉を開けると広間の中に四本の柱が立っており、前を見て表情が引きつった



「うわあ・・・まさかとは思ったけどやっぱりそうなるかー・・・」



入った扉は鉄格子で閉じられ出られなくなった。そして前方には動かぬ様子の巨

大な鎧姿の人型が座って止まっている。辺りを見渡すが出られそうな場所はなく



『入ってきた扉以外出られそうな場所はありませんね』

『けどその扉も閉じられてしまったし・・・力づくじゃ開けないわよ?』



「うわあ・・・戦いたくないなー・・・あれ絶対死ぬって」

『どうかした?』


少女は前方の鎧・・・アイアンナックを指さしていう


「あれを倒さないとたぶん扉は開かない」

『・・・・・・』

「・・・ここまで来て逃げるわけにも・・・いかないよね」


深く深呼吸すると剣を構えゆっくり近づいた。目の前まで来ても動く様子が

ないことに3人は「?」を浮かべるが起動するきっかけを知っている彩花は

再び深呼吸し剣を鎧に向けて振りかざした


『!』

「ディンの炎!」



動いてすぐディンの炎を発動するが炎の波に飲まれてもひるんだ様子はない



『私の魔法が効かない!?』

「まあ・・・予想してたけど。となると剣で鎧を外してくしかないのか」

『動きはそう速くないようですね』

「でも攻撃に当たったら一発で終わりだよ!」



距離をとり振り下ろされた斧は地面を抉り柱を粉砕した。剣を構えていると



「これでも食らいな!!」

「っ!?」


どこからか声が聞こえ何かがアイアンナックの方向に飛び次の瞬間


『足元が・・・凍った!?』

「今なら・・・!」


身動きが取れなくなった瞬間を狙い彩花は駆け出すと剣を振るった。手に金属

を打った衝撃が走り痺れる感覚が襲うが乾いた金属音を立て鎧が剥がれ落ちた



『今ならディンの攻撃も効くのでは?』

『わかったわ。ディンの炎!』



ディンが炎を唱えるとアイアンナックの動きは暑さによってか鈍くなる。その瞬間

を狙って彩花は剣をアイアンナックの胴体に突き刺した。力が抜けがっくりとうな

だれたアイアンナックはそのまま姿が消え落ちた斧や鎧もその場kら姿を消した



「か・・・勝った・・・。でも、あの氷はどこから・・・?」

「大したもんじゃないか」




「!・・・確か・・・ナボール・・・!」




彩花の目の前に現れたのはカカリコ村にいたはずの魂の賢者ナボールだった


「どうして貴方がここに・・・」

「様子が気になって見に来たのさ。報告で魂の神殿に似てるって言うもんだから
 変な使命感感じたってのもあるし。それに・・・ここに来なきゃいけない気がした」

「・・・え?」

「何かはわからないが、以前果たせなかった何かがある・・・いや、いる」




「!・・・それって・・・」

「というわけでここからはアタシも一緒に行かせてもらうよ。それなりには戦えるし」



ナボールの強さは知っている。かつてリンクの前に立ちはだかったともあるのだから



「さっきの氷魔法のようなものは?」

「ああ、これの事かい?」



取り出したのは矢、そして先端には青い光が淡く光っていた



「これは氷の矢」

「氷の矢?・・・リンクが持ってるんじゃ?」

「まあそうなんだけどね?退魔の剣ほど特殊なもんでもないしいつ何があっても
 いいようにこの矢は常に定められた者が新たに作り管理することになってんだ」

「え、そうなんですか?」



その時扉が開く音がし振り返ると鉄格子が消えていた


「扉が・・・」

「ああそうだ。来る途中こいつを見つけたんだ」

「!これって・・・」


差し出されたのは盾。銀色に輝く部分は映るものを映しまるで鏡のようだ



「ミラーシールド!ツインローバと戦うにはこれがないと戦えない・・・!」

「!この先にいるのはツインローバなのか?!」



目つきを変え迫ったナボールに対し驚いたように頷くと



「・・・なるほど。通りでいかなきゃいけない気がしたわけだ」

「あ、あの・・・」

「1年前、それ以上にあいつらにはたっぷり礼をしてやらないとね」 



湾刀をしまうと背を向け扉を開けるとナボールは叫んだ





「ほら、早くいくよ!遅れるんじゃないよ!!」

「え、あ・・・」




先に進んでいくナボールの後から彩花は戸惑うように追いかけた




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次回

ついにツインローバと対峙した彩花。そこで彩花は知る。なぜ自分がハイラル

に連れ去られたのか、ガノンドロフやツインローバが復活した理由。そして彩花

はナボール発案の実力試しの為にゲルドの修練場に挑むことになり・・・



次回 第十二話、「ツインローバの陰謀」



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