INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第九話、森の神殿

攻撃が直撃した彩花と退魔の剣の台座。絶望的状況かと思われた時身体が成長

しマスターソードを持った彩花の姿が。再び光が見え賢者を招集するがサリア

から連絡が来ずコキリの森へ向かうとサリアは森の神殿に向かったようで・・・

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「それが・・・森の神殿から変な感じがするって様子を見にいっちまった」



沈んだ表情でミドは告げた。あの後もリンクが戻ってくることはなかった



「本当にどこいっちまったんだよ・・・」



あの出来事は三日間。しかしハイラルから離れてどの時点からの三日間な

のかは明白ではない。ここからどれだけ離れているかもわからない以上



「・・・俺、やっぱりサリアの様子を見に行ってくる!」

「あ、ちょっとミド!」



コキリ族の少女が止める声をかけるが聞く耳持たずミドは飛び出してしまった



『色々心配です。彩花、森の神殿を見に行きましょう』

「・・・・・・」

『・・・彩花?』


返答がないことに違和感を感じフロルが除きこむと少女は呟く


「サリアの事も気になるし行くのは構わない・・・けど」


おそるおそる少女は告げる


「森の神殿は弓がないと進めないと思うよ」

『弓・・・ですか?』

「今までのダンジョンを見る限りだとあそこの弓もすでにリンクが持って行っちゃ
 ったと思う。ガノンドロフの力もあれだけ戻ってたってことはボスが復活して
 るかもしれないし。変な感じがするってことは何もないことはないと思うんだ」


そういい考え込んでいた中、一人の少年が告げる


「リンク、旅に出る時そんなもの持ってなかったと思うけどなあー」

「確かに。旅に出るにしては剣と盾しか持ってなかったわよね?」



コキリ族たちが告げる声に気づく。あの始まりも剣以外のものは持ってない



「もしかして・・・!」



駆け出すとはしごを上り木でできた家にやってくる。ここはリンクの家だ




「もしかしてどこかに・・・!」



ふと壁を見るとハイリアの盾と弓が立てかけられていた。弓を手に取ると



「これで・・・!・・・リンク、少し借りるよ」



コキリの森の入口ではなく森の別の場にある土管をくぐると通称『迷いの森』と

呼ばれる場に出る。いくつもの道があり迷ってしまうのがこの森の命名理由だ



「確か・・・どう行けばいいんだっけ・・・」


記憶を辿らせるが思い出せない。迷いの森は決まった方向に曲がらないと目的

地にはつけないのだ。ひとつでも間違えれば延々と同じところを回る事になる




「あれ・・・うーん・・・」



方向音痴も相まって何回土管をくぐっても進んでいる気配が見えない。場所に

よっては岩があったり小石があったりするためそこである程度の見分けがつく




「これは・・・やっぱりさっきと同じ場所だ」



岩を見ると彩花はため息をついた


「どう曲がれば森の神殿に行けたっけ・・・わかんない・・・」


ただ走り回っていても体力を消費するだけだと立ち止まるとフロルが顔を見上げた



『・・・・・・』

『フロル?』


ディンが尋ねるとフロルは探るような声を発した


『サリアの気配というか・・・力を僅かに感じるの』

『サリアの?』

『えぇ。邪悪な気配と混ざっては今ははっきり感じられないけどもし感じること
 ができたら道しるべになるかも。彼女の力を増大させる方法があれば・・・』









『サリアに通ずるきっかけ・・・何かないでしょうか?』

「サリアを関係する何か・・・?そうだ!」



ハッとしポケットからオカリナを取り出すと音を奏で始めた



「♪~」



すると音楽に共鳴するかのようにフロルは何かを感じ手を払った。すると

風に色が付くように風が吹き抜けた先に緑の光が先へ、先へと現れ始めた


「これは・・・!それに・・・遠くから音が。これは・・・サリアの歌?」

『成功です。導は長くは持ちません。消える前に後を追いましょう』

「う、うん!」



緑の光が続く先と音が聞こえる方へ走り続けると土管を抜け草むらに出た



「!ここは・・・」



明らかに今までとは違う場所。迷いの森を抜け森の聖域にやってきたのだ。抜け

た喜びにフロル達と顔を見合わせ頷くと道の先に走り進み始めたが道の途中彩花

達を遮るのはゲームでも子供時代におなじみとなる『デクナッツ』



彩花の姿を見るなり口からデクの実を吐き出し攻撃してくると曲がり壁に隠れ



「盾が欲しいな・・・これ盾なしじゃきついんじゃ」

『上から進んでは?』

「うん。けど・・・今のうちに剣の練習をしておいたほうがいいと思うんだ」



彩花は上に移動するとデクナッツの位置を確認し下に降りると声を発した



「フロルの風!」


デクナッツが顔を出した瞬間フロルの風を唱え目の前に飛ぶと剣を振るった

攻撃が当たりデクナッツは驚いたように声を発すると陣地から離れ走り出した




「逃がさない・・・!」




何度も遭遇するデクナッツを倒していくとあることに気づいていた



「手が・・・いった・・・」



空想の世界のものなどただの憧れで実際にどんなものかなど創造していなかった

こんな形をしていて、敵を刺したり斬ることができて・・・。けど想像を遥かに

超える重量感に振るう以前に持ち上げるだけで精一杯、思うように振れない



「おっも・・・剣ってこんなに重いのか・・・」

『今はまだマスターソードが馴染んでいないようです。使っていくうちに慣れるかと』

「そういうもんなの・・・?」

『マスターソードは世にある普通の剣とは違う』


『特に貴方はトライフォースの力を元々は持ってないから・・・力のトライ
 フォースの影響で剣を持つことは可能なはず。それぞれのトライフォース
 と貴方の体がまだ馴染んでいないから今はきつく感じるかもしれないわね』



ゲームのように最初から使ったことのないものが扱えるわけがない。ここで

彩花の中には大きな課題が一つ、『剣の扱いを覚えること』が浮かぶのだった



「ここが・・・」



坂を駆け上がると森の神殿の建物が壊れた階段の上に見えた。フロルの力で

上に上がり入口に入ると古い建物だという事を感じさせるように至る所が崩れ

手入れもされていないようで柱や壁にツタが絡まっていた



『この中から巨大な力を感じます。サリアもここにいるはずですが・・・』

「どれだけ経ったかもわからないし全体を見て回るしかないか」


真っ先に現れるウルフォスを倒し次なる扉へ。大広間となる空間の中央には色の

違う4つの炎が灯った燭台と中心には周りと違う模様の床がある。各方向にある

扉をくぐり探すがサリアをはじめミドらしき姿は見当たらない



『道が・・・ねじれてる?』

「これがここ森の神殿の特徴だよ。本当なら4姉妹を倒さなきゃいけないけど・・・」



4つの燭台に火が灯っていたということは既に謎は解かれている。ここもまた

かつてリンクが来たままになっているのだろう。進むのはかなり楽なはずだ


「けれどカギがかかってる部分があるのは・・・?」

『おそらくガノンドロフの影響かと思われます』

「じゃあ、カギは探さないといけないのか」



唯一リセットされた仕掛け、錠を解くためにカギを探すと大広間に戻ってくる




「・・・ううーん?色んなところ見たけどいないね?・・・となると・・・」



向けた視線の先は4つの燭台に囲まれた部分。周りと色の違う床が違和感を

感じさせる中すべてを知った彩花は床の部分に乗る。すると床が動きだした




「あ!」



床はエレベーターのようになっており下に降りるとその先にミドの姿が見えた



「ミド!」

「なっお前来たのか!?」

「当たり前だよ」


サリアの姿が見当たらないことからまだ見つかってないのだろう。ミドは目を向け

つられるとこれまでと違う頑丈に金色の鎖につながれた扉があり指を指し告げた



「この扉がどうにも怪しいんだがびくともしねえんだ」

「これって・・・」


これまでの銀色の鎖と変わり金色の鎖。それはボス部屋を意味していた



『この先から強い気配が・・・』

「サリアがこの中に!?」

『それはわかりません。感じるのは禍々しい気配ですから・・・』

「・・・なんにせよこの先に行くにはボス部屋のカギが必要だし、探さないと」



再び捜索を始めた彩花とミドは大きな扉を開け中に入った。すると中に入った瞬

間扉が閉まる音がし2人は振り向く。閉じた扉は触れてもいないのに錠がかかった



「!?」



驚き振り返ると部屋にあった4つの灯台に火が順番に灯っていく。そして全ての

火が灯ると2人を囲むように魔物が姿を現した。2人は咄嗟に武器を構えながら



「なっ、なんだこいつら!?」

「これは・・・四姉妹!?」



想定外の出来事に驚くと姿が消え炎が回転し向かってきた



「なっ!?盾が・・・」



咄嗟にミドが持っていたコキリの盾で防ぐものの木で出来た盾は炎が燃え移り地

面に落ちると数秒も立たぬうちに使い物にならなくなり跡形もなく消えていった



「っネールの愛!」



再びミドに炎が向かっていることに気づくと彩花は駆け出し魔法をかけた


「攻撃しようとしてもすぐ消えるし・・・どうすれば」

「くそっこいつら硬い!!剣じゃ全然届かねえし・・・」



(遠距離・・・そうだ!)



剣をしまうと背中に合った弓を取り出し矢を取ると弦を引き狙いを定める。慣れない

手つきで狙いを定めると手を放し矢は弧を描きながら飛んでいき壁に突き刺さった



「くそっ・・・狙いが・・・」



なかなか上手くいかず命中率はまちまち。数発ののち当たると一人が消え

た。すると三体が姿を消し緊迫感が抜けない状態で2人は辺りを見渡した



「消えた!?」

「一体どこに・・・」



辺りを見渡しても炎の明かりすら見当たらない。すると何も映ってなかった額縁に

次女ジョオと三女べスが描かれた絵に変化していることに気づきあることに気づく



「多分、あの中だ。あの絵を撃てば本体が現れると思う」

「え?」

「3人同時に相手するのは厳しい。ここは一体ずついこう」


頷いたミドを確認すると彩花は弓を引き一つの絵画を射った。笑い声と共に額縁

の中から絵が消えると正面に片方の本体が飛び出し姿を消すと炎が回転する



「ネール!」

「よし!今のうちに・・・!」




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次回

四姉妹と戦うことになった彩花とミド。弱点を知っている彩花はリンクから借り

た弓を用いて一体ずつ倒していく。そして2人を待ち受けていたのは過去にリン

クも戦ったことのあるファントムガノン。強力な雷に苦戦を強いられるが・・・?


次回 第十話、「選ばれなくても」


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