INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第八話、新時代の幕開け

1年前、ハイラル王国は魔王の手に落ちかけた。それを救ったのは事態に

気づいたハイラル王国王女ゼルダと少年リンク。7年の時を経て力を得た

青年リンクは見事魔王ガノンを封印することに成功し『時の勇者』となる


1年後、何らかの理由によってガノンドロフの封印が解けてしまう。運悪く

リンクはかつての相棒妖精ナビィを探しに旅に出ていた。ハイラルにリンク

が不在だと知り再びハイラルを手に入れる好機だとハイラル城を奇襲する


勇者リンクの代わりとして選ばれたのは数日前ツインローバによってハイラル

に連れ去られた少女彩花。以前よりゼルダは夢のお告げで今回起きる事態と

新たな勇者彩花の姿を見ていた。しかし少女は勇者と呼ぶには程遠く現世に

戻った女神達の力を借りながらゼルダとハイラルを救う使命を背負わされる


3つの精霊石を集めることに成功した彩花はインパより次なる指示を受ける

大妖精の泉で力を得た彩花とそこで出会ったのはゲポラ・ゲボラと名乗るフク

ロウ。カカリコ村まで戻ってきた時城下町が襲撃される。急いで戻った彩花

の前に現れたのは魔王ガノンドロフ。魔王を倒す手段マスターソードを引き

抜こうとしたとき、少女にガノンドロフの攻撃が直撃するのだった

=================================


「クク・・・フハハハハ!」



時間が経つと煙は晴れ特殊な力を持つ時の神殿の床は崩れていなかったが

そこに少女の姿はなかった。そして攻撃に巻き込まれ剣と台座の姿もない



「なんということだ・・・マスターソードが・・・」



ガノンドロフを封印する随一の手段がなくなった。絶望の状況に膝をつくと放心

したように全身の力が抜けインパは呟く。神殿内はただ笑い声が響いていた



「これで遮るものはなにもない!勇気のトライフォースが手に入らぬのは惜しい
 が、それは後でいくらでもなる。あの剣さえなければ全ては我が手中も同然」

「く・・・」

「気分がいい!ハイラルが俺の手の中になるのもそう遠くはない!」






ガノンドロフの高らかな声が反響し神殿内に響いていた










目覚めよ・・・











目覚めよ、勇者に代わりし者・・・







「・・・あれ」



気が付いたとき、そこはさっきまでいたはずの神殿とは違う場所にいた。空間の

広さや構造は似ているものの全体的に暗く立っている場以外は足場がないかの

ように暗く何も見えない。記憶を辿られていると正面に何かが見えた



「!」



自分と同じように足場に立っている人物がいた。かなりの年配かと思われる

白髪の老人。一体誰なのか、さらに記憶を辿らせていると記憶が蘇った



(そうだ。確かガノンドロフの攻撃が当たって・・・)



そして思い出す



(ここは、賢者の間・・・?ということはこの人は・・・光の賢者ラウル?)



『お前さんはワシの事を知っているはずだ』

「え?ええと・・・光の賢者・・・ラウル?」

「左様。そしてお主がなぜここにいるかは把握しているか?」




「確か戦ってて・・・マスターソードを取ろうとしたら攻撃されて」

『本来ガノンドロフはトライフォースの力がないと倒せぬ事は知っているな?
 だがお前にその力はない。現に勇気のトライフォースはリンクが持っておる』

「!」


言われてみれば確かに。ゼルダやインパに頼まれ精霊石を集めていたもののこ

の時点でガノンドロフを倒すのは不可能ということになる。リンクを呼び戻す

他ガノンドロフを倒す方法はない。なら何故自分に頼んだのか?




何故ゼルダは私と呼んだ少女を夢に見たのか?



『さて、ここでお前さんに問おう』

「え?」


唐突に話を切り出され困惑すると光の賢者ラウルは尋ねた



「この話を聞いてお前さんはどうする?」

「え?どうするって・・・」



さっきの戦いでガノンドロフに手も足も出なかった。自分の勇気が足りなかった

のも大きな原因の一つだろうが、勝てない相手に挑む意味などあるのだろうか?




しばらくの間少女は黙りこむ。そして数秒後少女の返答にラウルは目を開いた



「・・・ゼルダを・・・助けたい」



逃げたい、やめたい。それ以上にゼルダを助けたい気持ちが僅かに勝っていた

これはもう夢や憧れの世界じゃない。一秒も気が抜けない命運をかけた戦い




『・・・ならば、自分の姿を見てみるといい』

「え?・・・っ!?」



言われるがまま自分の姿を見ると視界が高くなっていたことに気づく。そして手

を見たとき手の甲に印象的なあの場面にもあった三角のマークが浮かび上がる



「なっこれって・・・トライフォース!?」

『本来ならお主には宿らぬもの、そしてトライフォースは二つと存在せぬもの』

「?」

『ある者が3つのトライフォースの力を授けた。お前さんならそれができる存
 在を知っているはずだ。2つとない力を作り出し、宿すことのできる存在を』



その言葉に少女の中に何かが浮かぶ



『せめてもの手助けにとな。これから何をすべきか、お前さんならわかるじゃろう』

「・・・・・・」

『時のオカリナはもっておるな?今から奏でる音を奏でるのだ』







崩れた台座から光が放たれると周りにいた魔物たちは消滅した。光にガノンドロ

フは視界を遮り膝をついていたインパは光の中にうっすら影が見えることに気づく



「っ!?」


次の瞬間、光の中から人影が現れると目の前にいた魔物を切り裂いた

インパの目に映ったのは右手にマスターソードを持った少女の姿だった




「なに・・・!?マスターソードは確かに・・・」




ガノンドロフは壊れたのを確認した台座を見る。が時を遡ったかのように

台座とその周りだけが傷一つなく攻撃を受ける前と同じ状態で残っていた



「それに貴様・・・」

「・・・・・・」




「フ・・・フハハハハ!面白い。ならば受けて立つとしよう」




黒い煙に包まれながらガノンドロフはその場から消え空間にその声が響いていた



「少女よ・・・お前、その姿・・・」

「・・・なんだか変な感じですね。リンクと同じように『時を越える』なんて・・・」


ガノンドロフが去ったことにより、兵士によって城下町も落ち着きを取り戻しか

けていた。しかし外に出たときハイラル城は既にその形を保ってはいなかった



「これは・・・7年後の・・・ガノン城」

「なんだと?我々がいない間にハイラル城は奴の手に落ちたというのか」




少女はガノンドロフに攻撃を受けた後の事を話した



「そうか。ラウルが・・・」

「今の私は姿はこんなですけど中身は何も変わってないんです。身体だけ多分7
 年後の姿になってるんじゃないかと思います。あの、私も気になってたことが」

「なんだ?」

「脳も成長したのか以前より冷静に考えられるようになって・・・」



7年後の世界ならリンクが時を超えたこともインパさん達が賢者として目覚めた事

を知ってるのもわかる。けど7年前の今・・・何故このことをインパたちは知ってる

のか。インパはともかく最初に会ったサリアもリンクの事と賢者の事を知っていた
 


「サリアはデクの樹様の命令でリンクがハイラル城に行ったことは知ってても自
 分が賢者だという事は知らないはず。それともあの時から知ってたんですか?」



問いかけると腕を組みインパさんは考え込む



「インパさんやダルニアさんは知ってたとしても子供のサリアやルト姫は・・・」

「7年後の世界でリンクがガノンドロフを倒した後、知らされたのだ」

「知らされた?」




「明白な事や原理はわからぬ。リンクが戻ってきた後我々及び人間やゴロ
 ン族やゾーラ族・・・ハイラルに住む者たちに事の全てが流れてきたのだ」

「え・・・?」

「ゼルダ様の証言も伴ってリンクの活躍はみるみるうちにハイラル中に広まった
 。どこの誰が伝えたのかはわからぬが不思議とそれが真実だと疑わなかった」




なんとなくその正体が分かった気がした



「・・・おそらくガノンドロフはあの城の中にいます」

「だろうな」

「たぶん・・・ゼルダもそこに」



念の為と城下町及びハイラル城の住民と兵士はインパの故郷でもある

カカリコ村に避難し彩花もインパと共にカカリコ村で数日過ごしていた


「君に教えておきたいメロディがある。真似してくれ」

「♪~」


インパの前でオカリナを吹いていた少女はオカリナから口を離した



「これは・・・ゼルダの子守歌ですね?」

「うむ。これがあればあらゆる場で役に立つだろう」





「実は各賢者に知らせていたのだ。水の賢者ルト、魂の賢者ナボールは既に集
 まっているがサリアから連絡が来なくてな・・・様子を見に行ってくれぬか」

「・・・わかりました」




一刻も早くゼルダを助けたい。その一心で平原へと少女は足を踏み入れた



「うわー高いなー」

『何故その姿になったのかしら?』

「・・・さあ?この姿じゃないとマスターソードが持てないから?」



変わったのは自分の姿のみ。時代は何も変わっていないため日中に

移動をしないといけないのは変わらず急ぎ足で平原を駆け回っていた



「あー・・・ちょっとでも風景覚えてないとフロルの力が使えないなんて」

『しかし気になりますね。何もなければ良いのですが・・・』



こうして姿のみが成長した彩花とフロル、ディン、ネールはコキリの森へと向か

った。平原を抜け土管をくぐるとコキリ族は誰かがやってきたことに反応する



「こんなところに人?珍しいネ」

「姉ちゃんこんなところに何の用だ?」



コキリ族が集まってくる中彩花はミドの姿を見つけた



「誰かに似てるような・・・」

「えーと、私・・・といってもわからないか。前にここに来たんだけど・・・」

「んん?」

「えーと・・・サリアは?」



サリアの名を出した瞬間ピンと来たのかミドは驚いた声を発した



「・・・まさか・・・お前・・・あの時のガキか!?」

「えっ?あ・・・確かに前に大人と来た子に似てる!!」

「ってええっ!?お前一体何があったんだ!?大人じゃねえか!」



辺りを見渡すがサリアの姿が見えない


「ソトの人間はこんな早く大人になっちまうのか!?」

「え、ええと違うの!これにはある事情があって・・・ミド、サリアは?」

「サリア?」



次の瞬間、彩花とフロル達は顔を見合わせた







「それが・・・森の神殿から変な感じがするって様子を見にいっちまった」







===================================

次回

サリアが森の神殿に向かったことを知った彩花。気になるミドも共に向かう

ことになるが森の神殿はガノンドロフによって魔物の巣窟になっていた。未だ

変わった身体に違和感を感じる彩花だが強力な武器がそこにはあり・・・



次回 第九話、「森の神殿」


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