INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

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第5章、目を見て信じて

見たこともない能力で戦い賊のリーダーを倒した少女と身元の知れないルフレの実力を見越し

クロムは2人を王都へと連れて行くことに。途中思わぬ事態に巻き込まれるも無事収拾し一同は

王都へとやってくる。そこで見たのはこの国の王聖王エメリナ、そして驚愕の事実を知るのだった
_______________________________________


「あ、フレデリクの口調が丁寧だったのはクロム達が王族だったから?」

「確かに見た目的にはおかしいなとは思ったけどさ・・・」

「いえ、私は誰にでもこのような感じです」


ぶつぶつと彩花が何かを呟いている中クロムは遠くを見て告げた


「姉さんが王都へ戻るようだ。俺たちも行こう」


歩き出すとクロム達のあとをついて行った。いかにも城と呼べる中へと入ると高貴そうなカー

ペットの引かれた間へとやってくると目の前にさっき見た女王様が立っており振り返ると告げた





「ご苦労様でした。クロム、リズ、それに・・・フレデリクも」





賊の退けに成功したことを告げると女王様の隣にいた白い髪をまとめた女の人が口を開いた


「申し訳ありません、王子。我々天馬騎士団が動けていれば・・・」

「いや、フィレイン。今の騎士団の人数では王都の警備で手一杯だ」

「大丈夫だよ、フィレインさん。これからはルフレさんがいるもんね!」

「ルフレさんとは、そちらの?」


すると女王様はルフレの方向を見て告げた



「山賊退治に手を貸してくれた。自警団の新しい仲間だ」

「まあ・・・弟たちがお世話になったのですね。ありがとう、ルフレさん」

「い、いえ!」


そしてクロムはルフレの隣にいたもう一人賊を倒す手伝いをしてくれた少女を紹介した


「俺たちがたどり着くより先にこの人が町の人を避難させてくれた事も
 あり大事に至らずに済んだ。賊のリーダーを倒してくれたのも彼女だ」


見た目からするとリズと変わらぬ少女でありとても戦えるとは思えない身なりをしていた




「まぁ・・・貴方が・・・?」

「初めまして。彩花と申します」




ルフレはガチガチだったのだが少女は慣れたかのように緊張することもなく自らの名を告げた


「彼女は旅人のようで偶然あの町にいたそうだ」

「・・・・・・彩花さんも、ありがとうございます」

「いえ、クロムの言うとおり偶然居合わせただけなので」


そんな中疑いの目でフレデリクがエメリナに告げる



「恐れながらエメリナ様、ルフレさんは記憶喪失とのことで・・・賊の一味
 や他国の密偵であるという疑いが完全に解けたわけではありません」


(そりゃそうだ)




彩花は心の中で呟くとエメリナはクロムの顔を見て再び口を開いた。一緒に戦ったからこそ

信用できると、その言葉に疑う余地もなくエメリナはクロムが信用するなら私も信じると告げた




「フレデリク、あなたもありがとう。心からクロム達を心配してくれているのね」

「いえ・・・クロム様とリズ様をお守りする者として当然の事
 です。ところでフィレインさん。あの化け物のことは・・・?」


やはり各地に出没しているようで目撃談が寄せられているそうだ。そしてその対策を

話合う会議をするためにクロムも出席し欲しいと告げた。クロム達と別れるとリズの案内で

城の中を一通り回る。しかしどこか穏やかではない心情にあった




「・・・・・・」

「彩花さん?」




あの時同様神妙な顔をしている彩花を見てリズは尋ねた


「今まで色々驚いたことはあったけど・・・もう驚くこともそうないだろうと思っていたけど・・・」

「?」

「王子が自ら自警団?とやらをやってるのはびっくりした」


頭を押さえると彩花はため息をつく一方リズは「そうかなー」と「?」を浮かべていた。城の中だと

言うのに緊張した様子はないもののそんなリズに対して彩花は本日何度目かのため息をつくと告げた


「少なくとも今まで出会った王子の中にはいない」

「えぇ?彩花さん他の王子様に会ったことあるの?」

「まあ・・・ね」


意外と言わんばかりにリズは驚くと彩花は口を開いた


「彩花でいいよ。こっちが私語でいいなら・・・私も敬語とかそういうのは苦手だから」

「そう?じゃあそうする!よろしくね!彩花」


ぱあっと明るくなるとリズは彩花の手を握ってぶんぶん振った。そんな様子を見てルフレは尋ねる


「君はどうするの?僕みたいに自警団に入るわけじゃないし・・・・・・」

「うーん・・・・・・話を聞くと何かが起きそうじゃない?」


この地について知らないことは多いものの人ならざる魔物が現れた事、王国の主であるクロム達も知

らない。山賊事件は運悪く起きた事でも無いことを考えると今までの経験から何かの予兆に見えた


「どうやら君の疑いも完全には晴れてないみたいだしね」

「あ・・・うん・・・」




やはり不安はなくならないのか苦笑いすると青年は答えた




「もし僕の記憶が戻って敵の密偵とかだったらどうなるのかな・・・」

「そうだねえ・・・・自分の名前と戦いの知識はあって知らないはずのクロムを知ってたんだっけ?」

「うん。どうして知ってたのか・・・ふと頭に名前が浮かんだんだ」


疑問なのはクロムがルフレを知らないという事。記憶喪失と言うのは人間関係などの記憶は

忘れても物の使い方や記述を読むことによって得た『知識』まで忘れる事はそうそうない


「・・・・・・ちょっと手を貸して」

「え?・・・・?」


ふと手を握られ強制的に方向を変えられると彩花と目があった。無言のまま見つめられ思わず

たじろいだが一方の少女は動く気配はなく数秒後、やっと距離が離れると考え込んだ後口を開いた




「ふむ・・・まあ、大丈夫なんじゃない?」

「え?」

「君の目は嘘をついていない。悪い人にも見えない。目を見ればわかる」




返答に困る中少女はさらに告げる




「確かに国に関わるし疑うのも当然よ。でも記憶が無くてわかんないんだから訳
 分からない状態でパニクってるのに疑われたらそりゃ平常心じゃいられないよ」

「それは・・・」

「よーしこうしよう。もし君がここから追い出されることになったら私と一緒に来なよ!」

「「え!?」」


リズが彩花にしたように彩花はおもむろにルフレの手を両手で握ると笑顔で告げた




「大丈夫!他の人が疑っても私は味方だから」




「!」

「それにあのクロムっていう王子様も君の事信じてるみたいだしひとまずは大丈夫だと思うよ」


困った様子でルフレが横を見ると助け舟を出すかのように空気を変えようとリズが口を開いた


「そういえば、彩花はなんであそこを旅してたの?」

「・・・偶然見かけたから?ねえリズ、しばらく私もその自警団とやらにいちゃだめかな?ルフレ
 の記憶を取り戻すまで。何もしない訳にはいかないから自警団でこの国を守る手伝いをするよ」

「え?どうだろう・・・お兄ちゃんに聞いてみないと」


考えたのちリズは顔を上げると2人に告げた




「後でお兄ちゃんに聞くとして、2人に案内したいところがあるんだ!」




ぱあっと太陽のような笑顔を浮かべるとリズは駆け出した。それについて行く彩花を

無言で見ているとふと我に帰りルフレも後を追うようについていく





「はーい!ここがわたしたち、クロム自警団のアジトでーす!ほら、入って入って!」





手招きされると2人は顔を見合せながら足を踏み入れた。基本的には石でできているものの

そのせいか全体的に落ちついた空間だった。すると遠くから声が聞こえた誰かが走ってきた


「リズ、無事でしたの?」


金髪のカールで外国の貴族のような見た目をしておりお嬢様みたいという感想が真っ先に浮かぶ


「あ、マリアベル!」

「心配しましたわ!リズったら、もう!お怪我はございませんこと?」


(話し方までお嬢様っぽかった!)


「ところでよ、この人達誰だい?」

「えへへ・・・じゃーん!新しく自警団に入るルフレさんですっ!えっとね、ルフレさんはす
 ごいんだよ!軍師の才能があるの!こう・・・きらーんって来てばーんみたいな感じ?」


(なるほどわからん!)


と彩花は心の中で突っ込むが


「おお、なんかすげーな!」

「えぇ!?」


反射的に声を出すと着ているそれは服なのかと疑問に思わざるを得ない服装の男は再び尋ねる


「で?こっちは?」

「えーっとね・・・町の人達を避難させて賊たちを倒してくれた人!」


それぞれ挨拶を交わすと再びお嬢様っぽい人が口を開いた


「・・・わたくし、庶民の方とおつきあいする気はありませんの。リズ
 に慣れ慣れしすぎじゃありませんこと?失礼させていただきます!」


そういうと金髪カールの少女はフンと息を鳴らすと奥の方へと消えて行った。唖然としていた2人に

焦った様子でもう一人いた女の人が言う。彼女は見知らぬ人と会話するのが得意ではないとか


「あ、あの・・・あまりお気になさらないで下さいね」

「ごめんね。マリアベルはちょっと人見知りなの」


(あれー・・・もしかして本物のお嬢様だったりする・・・?)


クロムがやってきて少女は駆け出すが地面に足が引っ掛かって転んだ。起きあがるが



「だ、大丈夫かスミア?」

「うぅ・・・すみません・・・私ったらいつもこうで・・・」


(ドジっ子!?)


するとクロムは表情を変え一同に告げた


「みんな聞いてくれ。俺はフェリア連合王国に向かうことになった」

「フェリア連合王国?」

「イーリス聖王国の北にある少し変わった・・・軍事大国です」


彩花の中でドジっ子認定したスミアが説明するとクロムは再び告げた


「イーリスだけでは、あの化け物に対処できない。だから、フェリアに助力を求
 めに行く。本来なら姉さんが行くところだが今、国を離れるわけにはいかない」


そしてこの自警団の中からも名乗りを上げた人を連れて行くそうだリズが挙手するとつづいて


「当然、俺様も行くぜ!クロムだけじゃ荷が重いだろうからな!」

「僕も頑張ろう・・・」

「・・・・・・」


====================================

次回

彩花とルフレはリズの案内で自警団のアジトへと案内され彩花の一時的加入を許可する

とクロムは一部のメンバーを引きつれて北にあるフェリア連合王国へと向かうことを告げる

その日はやってきて一同は王都から出発するが国境近くで違和感に気づくのだった


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