INFINITE

一人の神は空間を作り、世界を脅威から守るために組織を作った。そんな組織の一員として招待されたファイター 達の日常、時にシリアスな物語。そんな彼らと出会った少女達の歴史物語。スマブラ主の二次小説ブログです

第1章、パルテナ再臨


上空高く、一人の天使が空を飛んでいた


「冥府軍・・・・・・まさか、メデューサが復活したのでは!?」


目の前を一目のエイリアン的生物が浮遊する。それを片手に持っていた弓で倒すと天使は口を

開いた。その場には天使一人しかいないというのに声が響く。声は天使の脳内に響いているのだ


『そのまさかでしょうね。メデューサは確かに『三種の神器』
 で倒しました。だけど、なにしろ冥府の女神だから・・・・・・』

「あっははは!メデューサなんざ恐るるに足りませんね」


笑い声を上げながら飛んできた時、ふと空が怪しい紫色に染まりそして

前に広がる雲の中から天使の数倍、いや数十倍の大きさの人物が現れた


「メデューサ!」

『女神パルテナ、そしてピット・・・・・・。この時を待ちわびたぞ』

『あら、お久しぶりですね。25年ぐらいですか』


狙杖を振りかざすと冥府の女神メデューサは告げる


『復活の手始めに血祭りにあげてやろうぞ。また混沌を呼べるのが楽しみだ・・・・・・』


透けるように姿が薄くなると消えると同時にピットとパルテナはあることを感じ取る


「奴ら地上界を攻めてますよ!!」

「飛ばしますよ。ピット!」


翼が輝くと雲の上から一気に滑空する。普通の人間なら息をすることすら困難だろうが彼は正真

正銘の天使なのだ。しかし彼は天使とは言えない一つの欠点があった。それは『空が飛べない』

とはいえ現に彼は空を飛んでいる。それは声の主光の女神パルテナによる『奇跡』の力


『飛行ルートは私がコントロールします』


しかしこの力も永遠というわけではなく5分しか使えない。それを超えると翼が焼け落ちてしまうのだ


「はい・・・お世話になります。飛べない天使でスイマセン
 ・・・・・・せめてヤラレちゃわないよう頑張ります!!」


緑豊かな草原を超えて行くと水が流れていたりとこの土地の豊かさを表している

所々山のようなものも見える中女神パルテナは目的地の街が近づいていると告げた


『そろそろ目的地の街が見えてきますよ』

「!!」


動きが止まると正面には人工物でできた街がある。しかしその上空にも冥府軍が浮遊していた


「街が冥府軍の攻撃を受けています!!」

「急ぎましょう。民の街を守りなさい」


急加速すると山を一気に越え街の上空へと飛行した。広さが一望でき

る中央部分に差しかかった時街中から人々の歓声が湧きあがった


「聞こえますか?地上の人々の声が!女神パルテナの再臨を祝ってますよ!」

『冥府軍に虐げられているのに民は希望の光を捨てていないのですね』


ピットとは別の場所からパルテナもまたその様子を見ていた。スクリーンに映っているのは無残に

も攻撃を受けている痛々しい光景と冥府軍の姿。それに負けずと抗い女神の降臨を祝う民達の声


『彼らを守らなければなりません。ピット、そろそろ地上戦の準備を』


そう告げると再び急降下し街の中のとある部分に降り立った。街は煉瓦と石造りになっていて

所々狭い道もある。外風と言えた構造の街の中広い道に出ると再びパルテナの声が聞こえた


『人々のためになるべく多くの魔物を浄化していきなさい』

「まかせてください!」


パルテナの神弓を構えると空中に浮遊していた魔物を倒していく。地上にも冥府軍達は蔓延り

いたるところを巡回している冥府軍達を倒していると高台に位置するコロシアムから轟音が聞こえた


『コロシアムに急ぎなさい、ピット!』


駆け出し階段を上りコロシアムの中へと入っていくと見覚えのある2つの頭を持つ魔物が姿を現した


「ツインべロス!」

「冥府の魔獣ですね」


かつてピットが戦った事のある魔獣でありピットは叫ぶ


「昔の僕とは違うところを見せてやる!」


勢いよく駆け出すと神弓を構えた。鋭い爪で襲いかかってくるも手慣れたかのように

避けるとどこから取り出したわけでもないのに矢を射っていく。これもまた神の力であり

矢はほぼ無限に現れる。炎のブレスを避けると勢いよく接近した


「これでとどめだ!」


神弓は2つに我両手剣のように分裂した。それを切りつけると魔獣ツインべロスは鳴き声を上げる

と空中に消えて行った。ピットとパルテナ。二人は冥府界の魔物を倒すことを普段『浄化』と呼んでいる


「楽勝楽勝!」


腕を上げ叫ぶと笑い声が聞こえると再びメデューサが現れた


「冥府界の女神メデューサ!このピットとパルテナ様が成敗してやるからな!」

『血気盛んですね。でも今回のところは戻りなさい』


するとピットの上空から光が差し空中に浮かびあがるとその場からピットは消えた女神メデューサ

の復活。25年前、この世界は冥府界の女神メデューサによって滅亡へと導かれていた。しかし

それを回避したのは光の女神パルテナそしてそんな女神パルテナに仕えるパルテナ親衛隊隊長の

ピットなのだ。数日後、ゲートを通って飛び立つと辺り一面に広がった風景を見てピットは驚く


「うッ。天気が悪いですね」


暗雲と言わんばかりの雲が浮かぶ中案の定冥府軍が行く手を遮る中パルテナの声が聞こえた


『今度は魔王ガイナスを討伐してもらいます』

「魔王様ですか?いまどき珍しいですね」

『冥府軍の出の中、荒れ地に城を構えて人々に攻撃を仕掛けています。
人々は何度か討伐隊を派遣しましたが・・・全て返り討ちにあっていますね』

「魔王と勇者たちかぁ」

『しかし仮にも冥府軍ですから。まして魔王です。強大なことは言うまでもないでしょう』


普通のロールプレイングゲームなら最終ボスといったところだろう。これ以上犠牲者を出さないため

にも倒さなければならない。その時目の前に青白い電が落ちた。突然の事に思わずピットは叫んだ


「うわっ!この稲妻も冥府軍の攻撃ですか!?」

『ほかにいないでしょうね。このままでは天使の丸焼きの出
 来上がりですね。味見したいところだけど、逃げますよ!』

「おいしくないですよ。多分!」


黒い雲の中に穴が空くとピットの翼が輝きその中へと飛んでいく。雲のトンネルを通って地上

へと向かうと山岳地帯へとたどり着いた。至る所がむき出しになり草木一本生えていない


「人間はこの岩山を越えて魔王の元に向かうんですよね」


地下の空洞を通り狭い岩場を通り抜けるといよいよ魔王ガイナスの居城は近くへと迫っていた

崖を昇っていくと人々の声と所々に上がった煙、そしてものすごい戦闘音が鳴り響いていた


「これは・・・・!」

『魔王ガイナスを倒しに来た人間達と冥府軍との戦いです』

「人々が押されていますよ!助けなきゃ!!」


状況は見るからに人間側が不利だった。限度がある一方冥府軍はどこからともなく次々と姿を現す


『人々に加勢している余裕はありません。ここは一気に大将を狙います』


飛び続けると戦いの場を越え岩が削られその場に建つ円形の建物が見えてきた


『城の中まで送りますから、そこから魔王ガイナスを浄化
 なさい。ガイナスを討てば冥府の軍勢も立ち去るでしょう』

「了解です!天使の力、お見せしましょう!」





「ここが魔王の城・・・・・・」

『メデューサ復活を前に急ピッチで完成させたみたいですよ』


冥府の魔物を地上に運ぶ前線基地。一刻も早く断たねばならない場所

でありピットは城の中へと降り立つと魔王の元へと向かうために進んだ


『とりあえず一階の大広間に出ましょう』

「あれは・・・!」

『人間・・・かしら?』


中庭に出ると掛け声とともに一人の男が大剣を振り回していた。苦戦することなく

次々と魔物を倒していく。ふと気配に気づき振り返ると剣を担いで男は口を開いた


「・・・なんだ、天使か?いよいよ俺も死期が近いのかね」


『あの人を援護しましょう』


パルテナの指示通りピットは中庭に戯れる冥府軍達を浄化していくとふと

横目で男の方を見た。体格からは強そうに見えるもそれ以上の実力が見えた


「冥府軍と互角以上にやりあうなんて・・・パルテナ様、この人本当に人間ですか?」

『間違いなく人間ですね。純度100%』

「一人でなにブツブツ言ってやがる」


ふと男に言われハッとなるとピットは驚き告げた


「あ、すいません。僕はピット。女神パルテナの使い。魔王ガイナスを倒しに来たんだ」

「なんだ?お前も分け前が欲しいのか?天使のくせにがめついな」

「人間がかけた賞金の事?いらないよ。ただみんなのためにガイナスを倒す!それだけだ」


男は言葉を聞くと考え込むように頭をうつ向かせると再び口を開いた


「そうか。なら問題ない。信じてやることにしよう。共同
 戦線と行こうぜ。二人で行った方がラクそうだしな」

「・・・・パルテナ様、どう思います?」


ピットが尋ねると声が返ってきた。しかしその声はピットにしか聞こえない


『いいんじゃないかしら。どう見ても罠ではなさそうですし』

「わかりました。とにかく魔王討伐ですね!」

「オレはマグナ。よろしくな」


2人はそれぞれ冥府軍に立ち向かうと難なく突破する


「しかしパルテナ様、マグナは恐ろしく強いですね・・・・・・」

『人間の中では、最強クラスでしょうね』


その時、天空界でピットの様子を見ていたパルテナは何かを感じ取ると驚いた表情を浮かべ


『ピット・・・・・・近くに・・・・』

「なんですか?」

『・・・なぜ・・・気のせい?いえ・・・この気配は・・・』


どこか切れの悪い声にピットは冥府軍を倒しながら尋ねた。が返答が返ってきたのは数秒後だった


「気配?冥府軍ですか?」

『違います。・・・聖なる力の気配を感じました。すぐ近くにいるかと思われます』

「聖なる力?なんですか?それ」





『それは・・・』





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次回

魔王ガイナスにより戦いを広げる中一刻も早くこれ以上の犠牲を出さないためにもピ

ットは城へと乗り込む。そんな中現れたのは大剣を振るい冥府軍と互角以上の戦い

をしている男マグナ。そしてもう一人良く知る人物がこの場にて居合わせるのだった


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